女のいない男たち

女のいない男たち

小説・文芸
712円 (税込)

3pt

舞台俳優・家福をさいなみ続ける亡き妻の記憶。彼女はなぜあの男と関係したのかを追う「ドライブ・マイ・カー」。妻に去られた男は会社を辞めバーを始めたが、ある時を境に店を怪しい気配が包み謎に追いかけられる「木野」。封印されていた記憶の数々を解くには今しかない。見慣れたはずのこの世界に潜む秘密を探る6つの物語。村上春樹の最新短篇集。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春文庫
  • タイトル
    :
    女のいない男たち
  • タイトルID
    :
    399914
  • ページ数
    :
    304ページ
  • 電子版発売日
    :
    2016年10月07日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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女のいない男たち のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    イエスタデイが好きだった。
    木樽のような人間になりたい
    ドライブマイカーの

    どれだけ理解し合っているはずの相手であれ、どれだけ愛し合っている相手であれ、他人の心をそっくり覗き込むなんて、それはできない相談です。
    そんなことを求めても自分が切なくなるだけです。
    しかしそれが自分自身の心であれば、努力さえすれば、努力しただけしっかり覗き込むことができるはずです。
    ですから結局のところ僕らがやらなくちゃならないのは、自分の心と上手に正直に折り合いをつけていくことじゃないでしょうか。
    本当に他人を見たいと望むなら、自分自身をまっすぐ見つめるしかないんです。

    自分は理解するのは不可能でありだけど、相手を理解しようとする姿勢が大事だと考えていたけど、ベクトルを自分に向けるというのはなかった。
    すごく今の自分に刺さる

    0
    2026年09月12日

    Posted by ブクログ

    村上春樹は短編が苦手と、前書きで言っていたが、本書に含まれていた全ての作品に村上春樹らしさを見つけることができた気がする。妻が何らかの理由で自分の元を離れた男の話の中には必ず、現実世界と別世界を繋ぐための夢が出てきたし、普通に生活をしてるのにどこか自分の存在に違和感を感じて生活を破壊しようとする男の姿を儚げに描き出すのはとてもお見事だった。個人的には、やはり長編小説で腰を据えてゆっくり読みたいのが村上春樹先生の作品かもしれない。

    0
    2026年07月20日

    Posted by ブクログ

    村上春樹やっぱり好きだなぁと思った作品でした。しばらく読めなくなってて、「夏帆」を読むにあたり準備体操のようなつもりで読みましたが、ノルウェイの森が大好きなわたしにはとってもよかったです。
    全員が不倫とか浮気とかセックスとかしてるのはもう作風だと思ってるので(だから苦手だ、とオットは言います)それはそれで置いておいて、出てくる人の不思議な話、もっと続きが読みたいのに、と終わるその感じとかとても面白いと思いました。シェエラザードとか、えっ!?その看護学校2年の時の話はァ!?続きお願いしまぁす!!って思ってしまったし。木野の話も、木野がまたあのバーに戻れることを祈ってしまう。
    出てくるどの人も、村上春樹風なのもとても好きです。みんな、コリコリとネジを巻くように、清潔に生きている人たち。

    0
    2026年07月05日

    Posted by ブクログ

    前書きからアクセル全快の短編集。村上春樹自身が「四〇〇字詰め原稿用紙八十枚」の長めに書いたと語るように、文量、ストーリー展開ともに分厚めの作品集です。どの作品も読み応えがありますが、一番気に入ったのは「木野」。村上作品お決まりのジャズバーで各々が読書や音楽、物思いに耽る場面はさすがの描写力だと思いますし、一人で何かに没頭することは本当に贅沢な時間の使い方だなと結婚した今思います。また、蛇の登場から始まる時間•空間の転位は『ねじ巻き鳥クロニクル』を思わせる展開。他の作品を含めて何度夜中に電話のベルがなったり、ドアがノックされたのか分かりませんが、遂にその相手の正体と真意が明らかに。なるほどと思わずにはいられない結末でした。

    0
    2026年06月17日

    Posted by ブクログ

    映画がとても良かったので買って読んだ。映画の要素が、この本の短編のあちこちから寄せ集められたものと分かった。村上春樹は初めて読んだが、「解決されない問い建て」が新鮮に見えた。

    0
    2026年05月19日

    Posted by ブクログ

    シェエラザードの語る物語とヤツメウナギ、猫のいるバーとヘビ、外国語のように勉強する関西弁、嘘をつく・恋煩う「独立器官」。奇妙なのに妙に具体的で、記憶に残るものが多かった。

    女性を失った男たちの孤独が、それぞれの話の可笑しさや不穏さ、場所の空気に染み込んでいる。相手を理解できないだけでなく、自分の心さえ思いどおりにはならない。すべての意味を説明できなくても、場面や言葉の感触が残り、あとから思い返したくなる短編集だった。

    0
    2026年10月07日

    Posted by ブクログ

    6作品収録の短編集
    いずれの作品も楽しめましたとはいえず
    タイトル作品は短い話でしたがいまいちかなと
    感じました
    それ以外は楽しめたと思います
    シェエラザードの中の話は続きが知りたかったなと
    思いました

    0
    2026年10月01日

    Posted by ブクログ

    人間の難しさを感じる本だった。
    自分の気持ちでさえよくわからないのに、相手の気持ちも本当には理解しきれない、なのに理解したいから苦しい。
    自分の元から相手が離れていってしまう時に何かが自分に足りなかったんだと傷ついたり、本当に人を好きになれたのにだからこそ相手が離れていってしまうことが怖かったり、人間の心が複雑すぎて幸せな恋が何かわからず頭を抱えたくなった。

    0
    2026年09月28日

    Posted by ブクログ

    特に『ドライブ・マイ・カー』が面白かった。

    中年男性は寂しいいきものである。基本は仕事と家庭で完結する日々を送る(ずっと友人とだけつるんでいる中年というのも存在はするが、あまり褒められた存在ではない)。
    主人公の家福は亡くなった妻に、“家族“と“友人(戦友?)“の2役を求めていたのではなかろうか。そんな大きな存在を急に失い根無草となってしまう家福、そこにまた同じ女性を拠り所としていた高槻が近づいてくる。
    女(と敢えて大きな主語を遣う)を失った2人が近づきグルーミングをしあう。2人の最終の目的は違っているとしても。家福の目線からすると、高槻は物事を深く考えていない浅い人間のように描かれているが、そうした人を見下す攻撃的な視点には、本人の傷ついた本心とそれを守る動物的威嚇が表われているように感じる。
    男性同士でケアをしあうような関係があっても良い。そこに仕事・家庭以外の第三の自分の“役”が与えられて、辛い現実から一種逃避できるようになる。

    0
    2026年09月21日

    Posted by ブクログ

    隣にいたはずの女が、いなくなった男たちのアナザートークを聞かせてもらってる感覚だった。
    いろいろな事情で女のいない男になってしまった男たちは、何を考えて何を思い出してどこに向かっていくのだろう。
    独立した器官を使って嘘をつく女と、独立した器官を用いて恋をした男。言い得て妙だと思う。

    0
    2026年08月19日

女のいない男たち の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春文庫
  • タイトル
    :
    女のいない男たち
  • タイトルID
    :
    399914
  • ページ数
    :
    304ページ
  • 電子版発売日
    :
    2016年10月07日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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