村上春樹のレビュー一覧
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水曜の朝、午前三時とかが好きならす刺さる一冊。大恋愛好きなら最後は尻すぼみかもしれない。
今の生活には満足していても満ち足りない気もするという感覚は正直すごい分かる。でもその感覚を埋めるものを他人に求めてはいけないというのが1つハジメくんが出した結論なのかなと解釈した。
でもハジメくんの気持ちもやっぱりすごく分かる。家庭を持つとどうしてもパートナーとの会話に正直刺激的なものはなくなる。概念的な答えがないようなことをしゃべるなんてことはない。それよりも明日どこ行く、何食べる、家のあれ修理しなあかんなとか現実的なことで埋め尽くされていく。そういう中で刺激的な会話ができる異性の存在ってすごく大きくて -
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読むのを止められなくて、
昼休みはキーボードの下に本の読んでいるところを開いて置いて、お弁当食べながら読んでいる私。
変人。
匂わせしかしなくって、はっきりと説明してくれない人たちばかりがでてきて、まどろっこしくて…
でもそのテンポが私は大好きです笑
ずっと、
「だからどういうこと〜?!!」
と焦らされる気持ちとか、
出てくるご飯の描写が洒落てて美味しそうなのとか、
その他もろもろ、
もうこの唯一無二な春樹ワールドが
堪らないっ♡♡笑笑
登場する音楽のことは、
私は全く分からないのですが、
出てくる文学、
ドストエフスキーの『カラ兄』や
オーウェルの『1984』は
読んでいるので、
「分 -
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読むの止まらないです。
さすがです。
色々な話しが出てくるのですが、
今回私が注目したいのは以下の3つのテーマです。
①男性から女性への暴力(事実婚なども含む家庭内暴力)と子供への性犯罪について
②新興宗教2世について
③一つの小説を複数人が携わり書き上げるということについて
この『1Q84』は2009年に出版されたものだけれど、2025年の今でもまだ、①と②の話はニュースになったり、対策などが不完全な状況のままきてしまっていることだと思います。
①は各市がこの問題に対して、まだまだ政策を改善しようとしているところだと思います。相談窓口を設けたり、シェルターを提供したり、生活再建のサポ -
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春樹ー!!きたー!!!
と叫びたい!!
久しぶりー!!!!
ちょっと続きを早く読みたいので、
感想控えますが、
もう春樹ワールド全開で最高です!!笑
室内プールに通う30歳前後の、
規則正しい生活を送る料理の上手い男性の主人公に、
年上の人妻ガールフレンドがいるところが、
もう本当に春樹すぎて、
登場人物に向かって、
よっ!久しぶりだな、お前!
と心の中でつぶやいていましたね笑
そして女性の胸の描写も、
もう待ってました!!
と思いました。
あぁ、故郷に戻ってきたなぁ、
という感情になり、
私は春樹さんを求めていたことが分かりました笑笑
ちょっと村上春樹を一度封印して、
色 -
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自分はもともと春樹の文体や日常パート(ファンタジーとかジブリじみてない部分)が好きなんだけど、本書がまさにその良さが出ていた
内容は彼が37歳から3年間、ヨーロッパで長く暮らした時に起きたアレコレ、酷い目に会ったり、新しい世界を見たり、人の優しさに触れたり、やれやれと言った感じで読んでてついニコニコしちゃうような一冊
転職の有給消化で、親を連れて石垣に遊びに行ってる間に読んだ
4泊5日
時々親がホテルで休んでて、昼のビーチチェアで日に当たりながら、夜のビーチバーで1人ビール飲みながら本書を読んだ
大切な時間に合う本だった。旅行中に何読むとなったら是非勧めたい一冊。あと本当に春樹らぶ
※ダ -
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シングルモルトには、それぞれきりっとしたパーソナリティーがあり、アロマによって生産地が特定できるという。海藻香のアイラ島のシングルモルト。生牡蠣と合うらしい。ラフロイグのマネージャーイアン・ヘンダーソンの「おいしいウィスキーを時代にあわせてうまく造ることを目指しているんだ。」いつも新しいやり方を模索している。進取の気性。ベッシー・ウイリアムという女性が陣頭指揮をとり、大胆に新しいやり方を持ち込んで、ラフロイグの業績を伸ばしたそうだ。イアンは、「頭であれこれと考えてはいけない。能書きもいらない。値段も関係ない。多くの人は年数の多いほどジングルモルトはうまいと思いがちだ。でもそんなことはない。年月
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チャンドラーの知識ゼロで読み進めた私は
レイモンド・チャンドラーの知識ゼロで本書を読み進めた私は、主人公マーロウを追ううちに、その人物像がかつて見た映画の探偵と重なった。当時大学生の娘がレポートを課されていた授業の題材で、私も横からちらちら観ていた映画だった。その探偵は、たばこを常にスパスパと吸っていて呼吸の8割は喫煙している感じで、紫煙を文字通り纏っていた。本書読後、その映画を早速探そうと、「映画」「探偵」「たばこ」の言葉でネットで検索した。記憶と重なるのがすぐに出てきた。映画のタイトルは『ロンググッバイ』。この映画の探偵もマーロウと呼ばれていたから、私が本を読んで想像した人物と同じだった -
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本物の生きる屍に会う
主人公の私立探偵マーロウは周囲の人間をスケルトンのように見ていて、彼らの醜い骸骨姿に唾を吐きかけながら接している。しかし、あるときテリーとアイリーンという本物の生きる屍に出会い、強く惹かれていった。魂が抜けた空っぽな人間であるテリーとアイリーン。そこに見たものは何だったのか。あとがきで訳者の村上春樹は、マロウがテリーに見出したのはマロウ自身だと指摘しているが、それはマロウ自身が空であることを述べているに等しい。マロウはたまらなく孤独な人間だった。ラストの場面は、再開した友人との触れ合いをも拒んだ。その徹底した孤独ぶりは、胸に深い読後感を残した。 -
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饒舌全部で7冊あるマウロウものの長編の5冊目の作品。マウロウは4冊目の「湖中の女」や6冊目の「ロング・グッドバイ」に比べても饒舌で、もしかしたらシリーズで最高に漫談が面白い作品かもしれない。いくつかは声に出して笑ってしまうし、いくつかは気が利いた表現で感心させられる。アメリカン・ジョークは日本人の私には笑うどころか意味が通じないものも多いが、マウロウの呟きはわりに理解できる。日本のお笑いにない表現で、新鮮にも感じる。村上春樹氏の翻訳がうまいせいかもしれない。読みながら、筋はどう展開してもよいから、時間のある限り読み続けたいと思う不思議な作品であった。
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イグアナの挿話にびっくり
こんなにもTシャツを豊富に持っていて、村上春樹は何て豊かな人生を送っているのだろう、と思う。 それに比べて自分なんて、なるべく持ち物を増やさないようにTシャツなんてまず買うこともなく、昔からある物をずっと着続けていて、擦り切れてきたのが多くなってきた。この本を読んだのを機に、箪笥の中のシャツは入れ替えても良さそうな気がしてきた。 実は、箪笥の隅に、袋から出していないTシャツが一つ眠っている。高校の同窓会で、記念Tシャツが大量に売れ残り、担当者が困っていたから見兼ねて買った物だ。売れ残るだけあって、本当にデザインが悪い。記念Tシャツでメルカリにも出せない。今となって