村上春樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2026.46
7月後半のほとんどはこの本を読んでいた
長い夏休みのような気持ちだった
40歳、世はバブル。
売れた小説家はとにかく疲れていた
疲れているということを書くことで消化していく
本当に天性の才能なんだろうなと思った
この本は翻訳されて海外で読まれているんだろうか
書かれた国の人たちが怒りそうな内容だったので
かなり気になる
それから事あるごとに歴史の話が出てくる
歴史とは戦争のこと
彼が抱く戦争への疑問たちのことが心に残っている
私が初めて読んだのはノルウェイの森で
その時の読書体験が私にとって大切な記憶なのだけど
書いている時期の彼の言葉を読んで納得した
私があの時感じた -
Posted by ブクログ
村上春樹の作品を初めて読んだ。メジャーどころを食わず嫌いする悪癖をまた一つ克服。
ハルキストの友人が言っていた、村上春樹の文章はとにかく感覚的に心地いいというのがよくわかった。
世間的には村上春樹の特徴とも言われる修飾過剰ぎみな語り口と、物語を前に進めるために必要な展開とのバランスがとにかく絶妙。
あともう少しでこっちが辛抱たまらなくなる、というギリギリのところで物語を前に進めてくれる緩急の付け方は音楽的でもあり、とにかく無条件に心地よかった。
中身については、過去作と比べてどうかみたいなことは分からないものの、神話的な面白さに溢れていた。
ここでいう神話的とは、物語の構造の重視。主人公に -
Posted by ブクログ
人によっては、この作品が村上春樹の最高傑作と評している。私は同意しないわけではないが、前回に読んだねじまき鳥クロニクルの方が猛烈に記憶に残ったのは何故だろうか。どちらも村上春樹らしい、現実世界と別世界の境界が薄くなる描写、複数の主人公が徐々に巡り合うに至るまでのエピソード展開はとても見事で心地よい。その中でもねじまき鳥の良さは、井戸の中での精神対話と、笠原メイという魅惑的な存在が大きかったのかもしれない。海辺のカフカではギリシャ神話のエディプスを想起させる、父を殺し、母と交わるという明確なテーマが設定され、主人公の心理描写も惹きつけられるものがあった。だがもしかすると、カフカは15歳にしてはし
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Posted by ブクログ
村上春樹さんの、小説は大昔に何度か読んだけど難解であまりよくわからない……すごくスルスル読めるし、印象に残るフレーズは今も覚えているので、すごい作家さんなんだなぁと思っていたし、威張ったところのない作品ばかりで親しみやすいけど「物語」としては、あまりよく理解できない、と思っていた。ごめんなさい。
ただ、なんとなく「いつかこの人の小説でないエッセイが読みたいな」と思っていた。理由ははっきりと言語化できなかったのだけど、この本を読んで、この本を私は読みたかったんだな〜とストンと胸に落ちた。
私自身、村上さんとは全然スケールが違うけど、趣味で小説を書いている。その中で、やはり自分が書きたい「物語」が