村上春樹のレビュー一覧

  • 走ることについて語るときに僕の語ること

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    村上春樹さんによる、ランニングにまつわるエッセイを集めた一冊。フルや100km、トライアスロンなど、いろんな競技に挑戦されていて、ランニング中の耳読書のお供に最適です。これまでにも幾度も読んで聴いてきましたがまた再読しました。ひょっとしたら人生で一番回数を読んでいる本かも。長距離走の最中に聴くと何となく励まされる感があって心が折れません。おすすめ。

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    2025年09月23日
  • ラオスにいったい何があるというんですか?

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    フィンランド、熊本、ラオス。私が過去に行った場所、行こうとしてる場所を村上春樹がどう見るのかを知りたく。それぞれの場所を再訪したくなる。
    私とは違う感性で語られるその場所のことを知り、興味が深まる。フィンランド、シベリウスを聴いてみる。

    さらに、行ったところのない場所の章も、彼の案内で読み進めると、すごく魅力的に思われる。アイスランド、ボストン、ポートランド、ミコノス島、ローマ。

    ローマの郊外をイタリア車で走ることについて、人生のハイライトになりえる、という表現。人生のハイライト、っていう言葉に自分の人生を振り返ってみる。

    旅は、心と体を自由にする。旅の本もまた然り。

    この人は、自由に

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    2025年09月22日
  • 東京奇譚集(新潮文庫)

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    日常にありそうな、ちょっと不思議な物語を書いた短編集です。
    村上春樹の作品は、表現がとても知的で、格好よく、心地よいリズムで物語が進むので、すっかりハマってしまいます❗️
    この作品もめちゃめちゃ良かったです

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    2025年09月20日
  • 回転木馬のデッド・ヒート

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    著者が人から聞いた話を元に小説風に仕上げている。どの話も不思議な余韻がある。レーダーホーゼンはドイツの仕立屋で旦那と同じ体型の男にズボンを仕立ててもらう。その間に自分の中で家族への怒りに気付きそのまま一度も会うことなく離婚する。絵画の目利きとして、修行中に無名の画家から買い取ったタクシーにのった男、何十年後にアテネのタクシーで同じ格好の男と話をする。電話がかかってきたら、嘔吐するのを1ヶ月続けた男の話。

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    2025年09月20日
  • 街とその不確かな壁(下)(新潮文庫)

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    真実というものは存在しない。同時に、この世に確かなものなどない。自分の意識や肉体ですらそうである。その一方で、誰かを一途に想う気持ちは確かに存在する。自分自身の同一性、初恋の女性の姿、街、壁といったものは物語の中で変化を続けていくが、一途な気持ちだけは変わらない。そうした感情だけが確かなものとして、そして生きるための礎として、残り続ける。

    また再読したい。

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    2025年09月20日
  • 草の竪琴

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    ネタバレ

    夏、そして今ひとたびの秋、そして再び冬。それは螺旋ではない。傘の落とす影と同様、閉じ込められた円環。もし跳躍しなくてならないとしたらそれは今だ-ぼくは思い切って切り出した。「ヴェリーナ、ぼくはここを出て行きたい」

    ドリーとキャサリン。コリン。ツリーハウス。3人の会話が聞こえてきそうな、風景が目に見えるような、素敵ななおとぎ話の世界。コリンの成長。良かった、とっても、良かった。

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    2025年09月20日
  • 職業としての小説家(新潮文庫)

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    まだ読み終えていないのだが、とても面白い。そして、私は、彼の小説をちゃんと読んだことがない。ハマる人は、ハマるのですよね。なぜだか、数ページ読んで、やめてしまったり。文体なのか、なんなのか、わからないけれど、昔読んだときは、あまり、スーッと物語に入っていけなかった。そう、思い出したが、ノルウェーの森は読んだ。とても話題になったので、ざーっと読んで、映画を見てしまった。ざーっと流し読み、飛ばし読み的に読んだので、読んだと言えないのかも。

    この本を読んでから、彼の小説に対する思いがわかって、なるほどと、良い印象を受けた。彼の小説を読んでみようかなと思えた。

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    2025年09月19日
  • 街とその不確かな壁(下)(新潮文庫)

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    なんでだろう?小説って読んだら大体すぐ内容忘れちゃうのに村上春樹の小説ってずっと忘れないというか、脳じゃなくて魂が記憶してるというか。世界の終わりとハードボイルドワンダーランド以来に壁の中の世界に入り込んだけど、世界の終わりとハードボイルドワンダーランドの時とはまた違った物を感じ取った。
    「私の分身を信じる」ってなんかいいな。誰かを信じるよりももっと安心できる。影なのか本体なのかはわからないけど、私の分身を信じようと思う。あーもっと深く読めるようになりたい、、

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    2025年09月16日
  • 1Q84―BOOK3〈10月-12月〉後編―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    2025/9/15
    ヤナーチェックのシンフォニエッタを聴きながら読みました。村上春樹の本は2年ぶりに読んだけれど、歳を重ねるにつれて面白くなっていくなと感じます。文庫版は6巻までの構成になっていましたが、少しずつ内容がつながっていくところ、同じチャプターのなかで後になって話し相手の名前がわかるところがたまらなく面白かった。村上の作品に出てくる人物は博識な人が多く、つまり彼の知識がふんだんに使われているところも私にとっては素敵だなと感じます。内容に触れるのなら、私は中野あゆみとタマルがすごく好きです。

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    2025年09月15日
  • ティファニーで朝食を(新潮文庫)

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    ホリーが物語の中の彼女と寸分変わらず、生きて幸福を掴んで欲しいと願わずにいられない。
    同時に変わらずにいられないだろうとも思ってしまう。

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    2025年09月14日
  • 街とその不確かな壁(上)(新潮文庫)

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    村上春樹さんの小説で最も好きな『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』の壁に囲まれた街が出てくる物語。全体的に美しく、切なく、幻想的で、しんしんと雪の降り積もるような文章が染みます。
    村上春樹さん独特の文体も控えめですが、その分、文章の可憐さが目立ちます。
    下巻も楽しみな一冊。

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    2025年09月09日
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉後編―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    面白いです。青豆パートと天吾パートが少しずつ繋がってきた。前編から変わらず青豆が好きだが何か嫌な予感がする。青豆に酷いことが起きませんように、、、

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    2025年09月08日
  • レキシントンの幽霊

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    様々な角度から「恐怖」を描いた作品。

    レキシントンの幽霊は、これに似た話を入試問題で読んだことがある…夫が死んだショックでこんこんと眠り続ける母親と、眠り続ける母親を前に何もできず、孤独に鮭缶だけを食べ続ける子供の話…ケイシーをモデルにしたのかな?

    氷男は、旦那の地元に帰った奥さんみたい。

    7番目の男が1番怖い。眠れなくなった。恐怖に飲まれずそれを見つめなければならないというメッセージが心に残る。

    めくらやなぎと眠る女 は、懐かしい場所に行った時に思い出がフラッシュバックして、色々考えてしまう時の思考が再現されていた。ストーリーの意味は分からないけど、物事を思い出す時の感覚とかはめっち

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    2025年09月07日
  • 1Q84―BOOK3〈10月-12月〉後編―(新潮文庫)

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    世界はバランスである。そのバランスをある方向に導こうと働く者があれば(リトルピープル)、その寄り戻しが存在する。(ふかえり)一見偶然のように見えても、それは裏で突き進んでいる何らかの意志の現れである。
    理解できないような形而上学的な設定を押し付けられる感じがとても良かった。現実世界に照らし合わせて理解できるような世界観では無いが、だからこそ味わえる不思議な恐怖や納得感がよい。

    天吾の暮らしに憧れた。仕事は自分にとって最低限の幸せを手に入れられる収入をもらうためのもので、決まった時間しかなくて、仕事以外の時間で物語を書いたり読んだりする。塾講師いいなと思った。

    天吾の元にきたふかえりはマザと

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    2025年09月07日
  • 走ることについて語るときに僕の語ること

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    『走ることについて語るとき僕の語ること』は、村上春樹がランニングと小説を書くことを重ねて語ったエッセイです。淡々と走り続けることと、毎日小説を書き続けることを結びつける姿勢に強い説得力がありました。

    特に印象的だったのは、40度を超える国で、日本人一人、しかも周りにランナーすらいない環境でも走り続けるエピソード。誰もやっていない場所で継続できるのは本当にすごいことで、「結局は地道に積み重ねるしかない」という著者の信念を強く感じました。

    「過酷な環境でも走り続ける姿勢」まさに「努力と継続の象徴」

    この本は、華やかな成功談ではなく「継続のしんどさ」を正直に語っているのが魅力です。走る人だけで

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    2025年09月05日
  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉前編―(新潮文庫)

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    うわー!!!!繋がってきたァ!!!!!ワクワク止まらない、はやく次読みたい。青豆と天吾、出会ってー!!!!

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    2025年09月03日
  • ティファニーで朝食を(新潮文庫)

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    ネタバレ

    何回読むねん、というくらい何回も読んでる本。
    下記文章を読みたいがために何度も何度も読み返す。

    「要するに『あなたが善きことをしているときにだけ、あなたに善きことが起こる』ってことなのよ。

    いや善きことというより、むしろ正直なことって言うべきかな。規律をしっかり守りましょう、みたいな正直さのことじゃないのよ。

    もしそれでとりあえず楽しい気持ちになれると思えば、私は墓だって暴くし、死者の目から二十五セント玉をむしったりもするわよ。

    そうじゃなくて、私の言ってるのは、自らの則に従うみたいな正直さなわけ。卑怯者や、猫っかぶりや、精神的なペテン師や、商売女じゃなきゃ、それこそなんだってかまわな

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    2025年08月30日
  • 1973年のピンボール

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    こちらを読み終わり、すぐに「羊をめぐる冒険」に行こうと思う。

    そう思っちゃうくらい、この世界観がたまらなく好き。

    舞台が日本なんだけど、日本じゃないような雰囲気で、その曖昧さが何とも言えないハルキ特有の感じで良い。

    アメリカとかヨーロッパの雰囲気が漂いながらも急に「熱い日本茶」が出てきたりするから、「日本だ」って安心感が戻ってきて、でもやっぱり日本文学の雰囲気とは違う、海外文学とも違う、独特のこの雰囲気がやっぱり私は好きなんだな〜。

    ずっと静かに進むストーリーの中で、最後の方にはっきりとしたクライマックスが来る。

    ピンボール・マシンが並ぶところ。
    ぞくっとした。

    ハルキの季節や情景

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    2025年08月29日
  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(下)―(新潮文庫)

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    定期的に読みたくなる村上春樹ワールド。表現の仕方が美しいと感じてしまう。「騎士団長はいるよ」と語るところ、自分もそうありたい。

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    2025年08月27日
  • 職業としての小説家(新潮文庫)

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    村上春樹が自身の脳内現象を語っている本。日常的なことに至るまで語られていて、小説家云々よりも人間ってそういう生き方もできるんだと可能性を感じさせてくれた。

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    2025年08月24日