村上春樹のレビュー一覧

  • 神の子どもたちはみな踊る(新潮文庫)

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    村上春樹の不気味な短編が好き。性にこだわり過ぎてるところは鬱陶しいが。
    どれもよかったが、UFOが釧路に降りる、アイロンのある風景がとりわけ印象深い。箱の中身、気になる。

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    2025年04月13日
  • ねじまき鳥クロニクル―第2部 予言する鳥編―(新潮文庫)

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    第一部の感想として、主人公が「自分の好むと好まざるとに関わらず何かに巻き込まれようとしている」と書いたが、この第二部で、主人公は笠原メイから「あなたがひどい目に遭うのはあなた自身に問題があって、それが引き寄せている」と言われてしまっている。
    う〜ん、16歳のスルドすぎる指摘。
    そして、妻の兄である綿谷ノボルからも、「結婚して6年、君はなにをしたか?なにもしなかった。クミコの人生を余計に面倒なものにしただけ」などと言われてしまう。
    そうかもしれないけれど・・・亨のように流されながら人生を送っている人は大勢いる。二人ともズブズブ遠慮なく刺しすぎだ。
    ここから出ましょうと手を差し伸べてくれるのは加納

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    2025年04月12日
  • 職業としての小説家(新潮文庫)

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    とても印象に残る本だった。
    印象に残ったパートはたくさんある。例えば、下記のような部分だ。
    【引用】
    今の時点で言えるのは、僕はそれらの作品を書くにあたって惜しみなく時間をかけたし、カーヴァーの言葉を借りれば、「力の及ぶ限りにおいて最良のもの」を書くべく努力したということくらいです。どの作品をとっても「もう少し時間があればもっとうまく書けたんだけれどもね」というようなことはありません。もしうまく書けていなかったとしたら、その作品を書いた時点では僕はまだ作家としての力量が不足していた-それだけのことです。残念なことではありますが、恥ずべきことではありません。不足している力量はあとから努力して埋め

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    2025年04月09日
  • 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)(新潮文庫)

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    この本を読み、人生の無常さや諦念といったテーマを感じました。

    どんなにあがいても結果は変わらない、最初から決まっているのではないかという思いに至り、自分の意思決定さえも本当に自分のものなのかと考えさせられました。

    そのような中で、限られた生活の中で感じる喜びを噛み締めることの切なさや意味深さを感じると同時に、閉塞感や息苦しさも覚えました。

    コントロールできない要因が人生の大部分を占めているからこそ、その中でも生きる希望を持っていきたいなと。

    ほんとに大好きな小説です。

    何回も読みたいものです。


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    2025年04月05日
  • 1Q84―BOOK3〈10月-12月〉後編―(新潮文庫)

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    全6冊、読み終わりました。村上春樹作品の雰囲気は残しつつ、哀愁は少なめで、とても素敵な物語でした。物語の解釈はいろいろあるのだろうなと思いつつ、比較的分かりやすい作品のように思います。久しぶりの村上春樹さんの作品、楽しませていただきました。

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    2025年04月04日
  • ねじまき鳥クロニクル―第1部 泥棒かささぎ編―(新潮文庫)

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    半年ぶりとかの春樹
    めちゃくちゃ楽しかった、一気読み

    ノルウェイ、海辺のカフカ、世界のハードボイルド、1q84からの不確かな壁でこれが多分6作目なんだけど
    一番好きかも知れない

    主人公の思考パターンがすんなり馴染むし(ちょっと待ってが大好き)、やっぱり春樹の文章のテンポが大好き
    読む時間が楽しい

    内容はいつもほど難解じゃない気がするけどまあ謎
    いいじゃないの、楽しいんだからってかんじ

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    2025年04月03日
  • 1Q84―BOOK3〈10月-12月〉前編―(新潮文庫)

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    残すところ後1作となった1Q84。まだまだ多数の謎に満ちており、続きが実に気になります。残り400ページ足らずでどのような結論に行き着くのか楽しみです。

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    2025年04月03日
  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉後編―(新潮文庫)

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    さあ、青豆はどうなるのか。
    この世界はいったい何なのか。
    ようやく、空気さなぎやリトルピープルの姿が見えてきたけれど、それがいったい何を意味するのかは不明です。残り2冊を楽しんでいきます。

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    2025年04月02日
  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉前編―(新潮文庫)

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    第3巻を読み終わりました。これでようやく半分を読んだことになります。まだまだ先はありますが、物語が動いてきた感じはします。このままどのように着地していくかどんどん楽しみになっていきます。

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    2025年04月01日
  • 東京奇譚集(新潮文庫)

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    掛け値なしにおもしろかったです。

    短編なのですらっと読めるのにその代わりなにか心になにか思わせるメッセージ性というようなものもあり、読後感が良いです。

    伏線の回収や明快なテーマ性を求めている人にとってはよくわからないものですが

    わからないものはわからないままに、という余韻を楽しみたい方にとっては読むごとに楽しめるのではないかと思います。

    とくに、品川猿、はとても好きです。

    名前をテーマにした作品でした。
    羊をめぐる冒険にも通ずる所在、責任、承認について考えました。

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    2025年03月30日
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉後編―(新潮文庫)

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    少しずつ物語の輪郭が形を作り出す2冊目。物語の着地点はまだ見えていないものの、村上さんが当時の時事問題を軽やかに扱いながらいろいろな事を提示しようとしているのは分かる一冊。今後の展開がとても気になります。

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    2025年03月30日
  • アンダーグラウンド

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    地下鉄サリン事件に関するドキュメンタリードラマを観て、自分が30年前にニュースで見聞きした印象とずいぶん違っているような気がして、この本を手に取った。

    実際にサリンを吸ってしまい被害に遭われた方たちのインタビューである。いろんな方がいて、いろんな人生があり、この日もいつもの日常の延長が始まるはずだったのに、たまたまあの時間に、日比谷線・丸の内線・千代田線のいずれかに乗ってしまったために、サリンの被害に遭ってしまった。亡くなられた方や重い後遺症を負ってしまった人たちもいる。

    私はあの事件をニュースで見た時に「怖いな」「なぜあんな見るからに怪しい宗教にはまる人がいるんだろう」とは思ったが、被害

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    2025年03月30日
  • 螢・納屋を焼く・その他の短編(新潮文庫)

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    村上春樹さんの再読2冊目。この本は案外内容を覚えていた。もう20年以上前に読んだはずなのに、深く印象に残ったのだと思う。特に「納屋を焼く」が独特で好きだ。これを原作とした韓国映画「バーニング」も読後に観てみたが、自分の想像とはずいぶん異なる雰囲気と結末だった。想像の余地が大きいのが春樹さんの作品のまた面白いところだなと思った。

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    2025年03月27日
  • ティファニーで朝食を(新潮文庫)

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    ネタバレ

    普通とはかけ離れた自由奔放さはホリーの魅力。でも全くの考えなしなわけではなくて、その普通とかけ離れた経験が今のホリーの確固たる意志の源となっている。とはいっても完全なる強い女性というわけでもなくて危うさもある。激しく生きてプツンと壊れてしまいそうな。そんなホリーと過ごしたときが主人公にはあったのに、もうどんなふうに生きているのか今は全く分からない。しみじみと感じさせられる儚さと美しさが魅力的な作品。

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    2025年03月27日
  • 職業としての小説家(新潮文庫)

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    久しぶりに、村上春樹さんの本がとても読みたくなった。
    若い頃に流行りに乗って?よく読んだけれど…正直なところどれもよく分からないなぁという印象だった。
    今ならわかるところもあるかもしれない。

    分からなかったくせに…村上春樹さんの文体はすごく読みやすくて好きだなぁと思っていて、文体の謎(自分が英語で書いたものを日本語に翻訳して体得した文体…!)が解けて、めちゃくちゃ小説を読んで確認したくなる。それだけじゃなくて、音楽を好むみたいだからそのリズム感的なものもあるのかなとも思ったけど。

    自伝的エッセイなので、ハルキストの方はきっと読んでいて感動するんだろうなと思います。全体的にストイックでやっぱ

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    2025年03月25日
  • 1973年のピンボール

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    高校を三年に進級して、進路について差し迫った色々があった頃、僕は二ヶ月くらい学校をふけた。夏の蒸した部屋でカーテンが閉まっていた枕元にたくさんの本を積んで一日誰もいない家で五冊六冊読むといった生活をしていた。
    生活というほどでもなかったかもしれない。
    ノルウェイの森を読んだのがその始まりで、村上春樹に魅せられ、それから一年の間に村上春樹の長編のその過半数を読破した。その度いろいろ感ぜられる事はあったなれど、この作品が最も印象的に思えた。
    「ねえ、誰かが言ったよ。ゆっくり歩け、そしてたっぷり水を飲めってね」ジェイのこの台詞に痺れ、僕は文庫本を常にポケットに忍ばせる様になった。

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    2025年03月22日
  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(下)―(新潮文庫)

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    主人公とまりえの不思議な3,4日間は、おもしろすぎてすごいスピードで読み進めてしまった。

    1~3部で書いていた思考や癖などが再度現れていて、長編だからこその締めくくり感があった。

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    2025年03月18日
  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(上)―(新潮文庫)

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    まりえの魅力が詰まったパートだった。“おじさんに、性的な意味を介さず純粋に守りたいと思わせる少女性”についての話を何かの映画で見た気がするが、その少女性を持ち合わせているのがまりえだと思った。

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    2025年03月14日
  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉前編―(新潮文庫)

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    青豆は、さきがけのリーダーを殺しにストレッチに向かう。そこで、リトルピープルのことなどを聞いて、リーダーが悪いんじゃないということがわかり、殺すのをためらう。
    天吾は、NHKを退社して施設にいる父から、本当の父親じゃないことを遠回しに聞く。天吾は、お母さんに捨てられたことがわかる。長年抱いていたもやもやがなくなる。

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    2025年03月12日
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉後編―(新潮文庫)

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    青豆→「さきがけ」の事件について捜索中。老婦人が幼女にしようとしている、つばさちゃんのレイプの話など。

    天吾→「空気さなぎ」が新人賞を獲得。フカエリの捜索願いを保護者である先生が出した。それをマスコミが少しずつ追い始めている。

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    2025年03月06日