村上春樹のレビュー一覧

  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(上)―(新潮文庫)

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    まりえの魅力が詰まったパートだった。“おじさんに、性的な意味を介さず純粋に守りたいと思わせる少女性”についての話を何かの映画で見た気がするが、その少女性を持ち合わせているのがまりえだと思った。

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    2025年03月14日
  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉前編―(新潮文庫)

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    青豆は、さきがけのリーダーを殺しにストレッチに向かう。そこで、リトルピープルのことなどを聞いて、リーダーが悪いんじゃないということがわかり、殺すのをためらう。
    天吾は、NHKを退社して施設にいる父から、本当の父親じゃないことを遠回しに聞く。天吾は、お母さんに捨てられたことがわかる。長年抱いていたもやもやがなくなる。

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    2025年03月12日
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉後編―(新潮文庫)

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    青豆→「さきがけ」の事件について捜索中。老婦人が幼女にしようとしている、つばさちゃんのレイプの話など。

    天吾→「空気さなぎ」が新人賞を獲得。フカエリの捜索願いを保護者である先生が出した。それをマスコミが少しずつ追い始めている。

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    2025年03月06日
  • 村上さんのところ コンプリート版 試し読み

    購入済み

    ユーモアあふれる作品

    この本は作者の独創的なユーモアあふれる作品でとても面白かったです
    特に気に入ったのが色々なことに目をつける作者の着眼点ですね

    #共感する

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    2025年03月03日
  • 心は孤独な狩人(新潮文庫)

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    ネタバレ

    大学で英文学の授業の教材として読んだ思い出の本が、同様に思い出深い村上春樹に訳されるという幸せ。
    以前読んだ村上春樹と柴田元幸の対談本「本当の翻訳の話をしよう」で話題に出てたのがきっかけで手に入れてみた。

    授業で学んだから内容は多少覚えていたとは言え、20年以上前に読んでから読み直してもいなかったので、ふんわりとした記憶しかなかった。

    耳の聞こえない主人公のシンガーさんが、町の人々から色々なことを相談されるけど、相手は一方的に話すだけで別に探偵的なことをするわけでもない。
    そしてある日悩みを聞かされまくった主人公は自殺してしまう。
    そして町の人々は後悔する。
    といった感じ。

    読み直した結

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    2025年03月03日
  • 村上ラヂオ(新潮文庫)

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    ⬛︎思慮深くておちゃめなおじさま
    村上春樹さんの小説は学生時代に読もうとして挫折し、それ以降遠ざかっていました。しかし、各所から「小説は苦手でもエッセイは好き」「氏のエッセイはいいぞ〜」というお声をたくさん聞いて今回拝読。結果、とっても面白くて、暑い日に飲むビールみたいにゴクゴクっと読んじゃいました!!

    一つの物事を多角的な視点で見て考えを広げる様はもう流石というか。(柿ピーの話とか、きんぴら作りに合う音楽の話とか)それでいて文体はユーモラスで、クスリと笑ってしまう表現も多くて、なんだかそれが可愛らしい。おちゃめなおじさまという感じ。(怒られそう。すみません。とっても褒めています。)

    印象

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    2025年03月01日
  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(上)―(新潮文庫)

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    ()書きの一件必要なさそうな補足情報により、話中の情景や人物像をより詳しく想像できたように思う。そしてその補足情報がなんかすごく好きだった。

    「白いキャミソールの柔らかいストラップが、浮き上がった鎖骨の隣にのぞいていた。それは特別な料理に用いる、特別な種類のパスタみたいに見えた。」というフレーズがとても好きだった。

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    2025年02月27日
  • 東京奇譚集(新潮文庫)

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    『一人称単数』を読む前にまずこれを読まなくちゃと思って手に取ったけれど、とてもわかりやすく、共感を呼び、スゥッと入って来た。村上氏にしては珍しいタイプかも?
    なんというか、旅先に持っていって、ふと空いた時間にページを開けるようなポケットブック。

    こんな類の本が欲しかったから、なんか得した気分。

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    2025年02月27日
  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(下)―(新潮文庫)

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    騎士団長(イデア)を刺殺することによって、顔なが(メタファー、穴から顔を突き出す)を引きずり出したのだ。

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    2025年02月25日
  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(上)―(新潮文庫)

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    試練は人生の仕切り直しの好機なんです。
    最初に依頼を受けて免色の肖像画を描き、それから白いスバル・フォレスターの男を描き(中断)、秋川まりえの肖像と雑木林の中の穴を並行して描いている。その4枚の絵はパズルのピースとして組み合わされ、全体としてある物語を語り始めているようにも思えた。

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    2025年02月23日
  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(下)―(新潮文庫)

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    免色というモデルを触媒にして、自分の中にもともと埋もれていた物を探り当て、掘り起こしただけなのかもしれない。石の塚を重機でどかせ、格子の重い蓋を持ち上げ、あの奇妙な石室の口を開いたのと同じように。そのような二つの相似した作業が並行して進行していた。
    主人公は真夜中の鈴の音や免色の登場をきっかけにして肖像画(=?)を描けるようになるのか。
    目に見えるものが現実だ。しっかりと目を開けてそれをみておればいいのだ。
    ねじまき鳥クロニクルよりストーリーが現実にぎゅっと結びついていて私の好み。

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    2025年02月20日
  • 螢・納屋を焼く・その他の短編(新潮文庫)

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    さびしさ
    喪失
    やるせなさ

    学生の時にはなんとも思えなかった、この静かな、たしかにある感傷がしみた。これが歳を重ねたということだろうか

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    2025年02月14日
  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(上)―(新潮文庫)

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    あるところでは真相が明かされてきて、またあるところでは謎が深まっていく話であった。

    それにしても主人公の「私」はどこまで渋い人物なのだろう。こういう包容力や余裕があり知的な人物が大人と呼ばれるのだと思う。
    随所に出てくるお酒や料理や音楽を調べながら読み進むと、より内容に引き込まれる。

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    2025年02月11日
  • アンダーグラウンド

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    あれから30年。被災に遭っていたので地下鉄サリン事件のことは、ほとんど知らなかった。当日、被害にあわれた方々の生の証言は、30年たった今もまざまざと色々な感情が感じ取れる。真面目だけど生きづらい人を取り込む宗教の上層部や自分の保身にあたる組織の上層部には怒りしかわかない。30年たって、果たしてこの事件の教訓が生かされているだろうか?この本を作った著者、製作者、証言者には頭が下がります。

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    2025年02月03日
  • もし僕らのことばがウィスキーであったなら(新潮文庫)

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    僕は村上春樹のいい読者ではない。何年ぶりだろうか村上春樹の力みのない軽やかで、それでいて含蓄も感じられる文章にふれたのは。

    おそらくウイスキーを飲むようになってなければこの本は手にとってなかったでしょう。休日の午後をラフロイグ10年をお供に、この素敵な小品を奥様撮影のこれまた綺麗な写真も含めて楽しみ、至福の時間を心ゆくまで堪能しました。

    ラフロイグが現代的なコンピュータ管理の工場で醸造されているのを本書で知り少し残念でしたが、ちょうど手元にあるアイラのシングルモルトがこれしかなかったのでお供にしました。でも本当に十分美味しかったです。

    「うまい酒は旅をしない」この言葉は知りませんでした。

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    2025年02月02日
  • アンダーグラウンド

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    テレビに出ていたサリン事件。まだ私が生まれてない時だったので、そこまで詳しく知りませんでした。

    この本を読んでたくさんの被害者の証言で感じた事は、サリンの副作用の恐ろしさに大変恐怖を感じました。2度とこのような悲惨な事件を起きない事を願うばかりです。

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    2025年02月02日
  • 村上ラヂオ(新潮文庫)

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    村上春樹さんの感性が好きです。
    日常をこんな風に考察しながら楽しく過ごしてみたい。小話の展開がどれもクスっと笑えて面白い。細やかな表現もやはり美しい。

    「僕はしばらく立ち止まって、そのつやつやとした精悍な羽と、クールでワイドな瞳にじっと見とれていた」/ (セントラル・パークのはやぶさ)

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    2025年01月31日
  • 遠い太鼓

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    村上春樹の中で一番好き。海外の乾いた空気が伝わってくるような、遠い記憶が呼び覚まされるような、そんな感覚がとても好き。

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    2025年01月22日
  • 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上)(新潮文庫)

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    ねじまき鳥クロニクルより文章の響きを楽しむ時間とストーリーを追う時間のバランスが好き。
    ハラハラする時間と間が抜けたようなズレがある時間との緩急が楽しい。
    二つの全く違う道筋の話が一角獣の頭骨、古い夢、壁があること、世界の終わりなどのフレーズで繋がっていくことにハッとさせられる。
    心地のいいフレーズや世界観に入り混み過ぎてしまって、二つの話がどうリンクしていくのかなんて忘れて読み続ける。

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    2025年01月13日
  • もし僕らのことばがウィスキーであったなら(新潮文庫)

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    今まで旅行もウイスキーも、自分は何も考えずに楽しんでたけど、こうやってゆっくり考えながら向き合っていくのはとても素敵だと思う。味わうってこういうことなのかと、大人になった気分。こんな旅ができたらいいなと思う。読みやすいし写真も良かった。読んでいる時は一緒にアイラ島に行っていた気がする。

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    2025年01月13日