村上春樹のレビュー一覧

  • 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上)(新潮文庫)

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    村上春樹さんの超名作。これまでも繰り返し何度も読んできましたが、Audible でも聴いてみました。読むのとはまた違う没入感があっていいですね。ランニングのお供にすると、続きが聴きたくて毎日でも走りたくなります!

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    2025年11月04日
  • 海辺のカフカ(上)(新潮文庫)

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    前情報なしに、有名な作品だからどんなものかと思い手に取った本。村上春樹の本はほとんど読んだことがない。この一冊で村上ワールドのテイストを判断するわけにはいかないけれど、これは哲学や超常現象が入り混じっていて、少し頭が追いついていかない。家出少年田村カフカと不思議な事件をきっかけにそれまでの記憶を一切失くし読み書きができなくなった老人男性ナカタさんがどこでどう交わるのか、事件の真相は何なのか。
    結果的にこの小説はリアルなのかリアルじゃないのか早く結論が知りたい!

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    2025年11月04日
  • ねじまき鳥クロニクル―第1部 泥棒かささぎ編―(新潮文庫)

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    あーめちゃくちゃ面白かった。
    リアルともファンタジーとも言い切れない不思議な世界を、私は駆け抜けた。
    私は村上春樹の本を刊行順に読むという個人的なプロジェクトをしていて「ねじまき鳥クロニクル」の番がやってきたわけですが、こうして辿ってくると、村上春樹という人が書く物語りがどんどん立体的に拡張していくのが感じられる。
    この話では歴史までもが現れてきた。
    絶対なんかのメタファーの詰め合わせで、考察しがいがあるんだろうけど、ただこの物語だけで私は駆け抜けた。
    意味が不在でも、この物語はとても、とても面白い!

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    2025年11月03日
  • パン屋再襲撃

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    この本は、まさに春樹ワールドといった感じの本で、とても気に入りました。
    少し現実離れして、哲学的で、詩的な感じがとてもよかったです。

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    2025年11月03日
  • ラオスにいったい何があるというんですか?

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    よかった。
    旅行がもともと好きだが、最近は旅行に意味を求めるものが多かった(有名な観光地を巡るためや何かを食べるためなど)。
    この本を読んで凝り固まった自分の旅行観たるものが解された気がした。

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    2025年11月03日
  • 遠い太鼓

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    20年前、アメリカ留学のお供に連れて行った本。本が出版されたのはそれより更に10年前なので、読んでいると20年前の自分と30年前の空気が一緒に降ってくる。
    あー どこか行きたいな

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    2025年11月02日
  • 村上T 僕の愛したTシャツたち

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    「ノルウェイの森」や「1Q84」でお馴染みの村上春樹さんがご自身の持っているTシャツ(アメリカで1ドルくらいで購入したものや貰ったものなど)をひたすら紹介していくだけエッセイ。
    実は私はこれまで村上春樹さんの本を1冊も読んだことがなくて(最初だけ読んで「あ、苦手かも」と本を閉じた記憶だけある)、更に言うと何歳なのかどんな見た目をしているのかも全く知らなかった。洋楽が好きで、レコードも集めたりしていてどことなく自分の父親に近い趣味を持っていて、マラソンをやったりラジオDJをやったりとアクティブな方で、自分が想像していたより高齢の方だったことがこの本を読んでわかりました。
    そして何よりTシャツを語

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    2025年11月01日
  • ロング・グッドバイ

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    読んでいてアメリカっぽさ、無骨な感じを受けていました。でもヘミングウェイほど感傷的ではなく独特で、徹底的な一人称視点なのに真相に辿り着けない…
    ドライだけどカラフルな感じ。

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    2025年10月31日
  • 街とその不確かな壁(上)(新潮文庫)

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    若いときの物語と同じモチーフだけど、しっとりとやさしい雰囲気で、作者の落ち着きを感じる。
    無意識の下に釣り糸を垂れる作業が小説を書くことだと対談などで話していたのがうなづけた。ただ、この作品では、個人の無意識下と周囲のそれがつながっていることを表している気がする。その壁が不確かなのではないか?

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    2025年10月30日
  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉前編―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    少しずつ物語の全容が明らかになってきている。青豆は感情を排して仕事に徹する思っていた。青豆の心情の変化が気になる。全体の感想は最後に。

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    2025年10月30日
  • パン屋再襲撃

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    なんと約40年前の著作。今よりも閉塞感が少なく希望に満ちていた時代の空気感が感じられます。村上春樹さんの文章も力強く若々しい気が。面白かったです。ここから名作、ねじまきどりクロニクルに繋がるんですね。

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    2025年10月19日
  • 世界で最後の花 絵のついた寓話

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    冒頭に作者が娘に対して書く。
    「君の住む世界が、私の住む世界よりもっと善き場所に、なっていることを祈って」
    しかし出版した年に、ナチスがポーランドに侵攻。
    本作では愛すら失った人類が、一輪の花を大切にすることで、ハチドリがやってきて、森が生まれ、人類は再び愛を知る。
    エミリ・ディキンスンの詩に 草原に必要なのはクローバーひとつとミツバチ とあるが、そんな美しさがある。
    だが結局人類は争いを起こすのだが…

    シンプルな話だけど、感動した。

    ほぼ全盲の作家が描いた本作。作家は自分の絵がうっすらとしか見えていなかったらしい。

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    2025年10月18日
  • 国境の南、太陽の西

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    主人公は側から見れば順風満帆な生活を送っている。しかしその生活は自分の努力によるものではないと考えており、生活に満足していない。
    そんな時に小学生時代に心を通わせた女性と再会して、恋に落ちる。何の不満もない妻と娘2人がいて4LDKに住んでいる生活を捨ててもいいと思うほど、恋に落ちる。
    妻と島本さん(恋に落ちた女性)の性格、外見が入れ替わっても、主人公は恋に落ちていたと思う。主人公は状況に惹かれているのだ。順風満帆で不満はないのに、なぜか物足りないと感じる。そんなときに自分の思い通りにならない(急に長期間会えなくなる)女性が現れる。その人のことしか考えられなくなる。
    私にはまだ経験はないが、今後

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    2026年08月07日
  • 神の子どもたちはみな踊る(新潮文庫)

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    全編好きだったな。
    テーマの1つは、阪神・淡路大震災であるが、直接的な被害などは書かれていない。地震大国の日本で生きていくということは地震と付き合っていくことだが、直接的な被災をしなくても地震からは何らかの影響は受けるし、忘れてはいけない。

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    2025年10月17日
  • 螢・納屋を焼く・その他の短編(新潮文庫)

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    ネタバレ

    『蛍』
    ノルウェイの森の原型。
    主人公と、親友と、親友の彼女。親友は自殺し、二人は取り残される。
    この、大切な人の『死』が決定的に二人を損なって、その傷に気付かまいとする、なんともいえない空気感が好き。

    『納屋を焼く』
    薬でトリップしているときに唐突に「時々、納屋を焼くんです」と彼女の新しい恋人に告げられる。
    近くの納屋を焼く予定だともいい、主人公は探すも、結局焼かれた納屋は見つからず。後々会った時には、焼いたと言われるが……。そして、彼女は『消え』、音信不通となる。

    普通だったら、主人公が代わりに捕まっちゃいそうなもんだけど、そんな簡単な話になるわけなく。
    分からなすぎて、色々解釈を読み

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    2025年10月15日
  • 神の子どもたちはみな踊る(新潮文庫)

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    村上春樹の本は、ちょっと詩的で哲学的で、ファンタジーで、とても面白いです❗️
    めちゃめちゃ良かったです。

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    2025年10月13日
  • アンダーグラウンド

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    地下鉄サリン事件の被害者へインタビューをしてまとめられた作品。

    村上春樹さんの文体で読みやすい内容ですが、
    今までの報道では被害者を数字でしか知り得ませんでしたが、1人1人の人生苦悩があることを改めて実感し、改めて事件の悲惨さを感じることができました。
    また、多くの人の人生を覗き見ることができたようで、たくさんの気付きや発見もありました。

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    2025年10月09日
  • 1Q84―BOOK3〈10月-12月〉前編―(新潮文庫)

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    ある種、秩序やルールが存在する世界
    それは、体系的に描かれた文学の世界そのものであり尚且つ我々が向かい合う社会構造そのものである。
    それが能動的に襲ってくるということが起きないだけで
    つまりはデタッチメント的側面で生きていても社会との接点や、その牙から掻い潜ると言うことは上手く実行することはできないのだ。
    秩序は個人を強制的に社会に同居させそれはある種困惑を産むかもしれないが、それは適合も産む
    変化は進化であり、退化も進化なのだ。
    村上春樹がエルサレム賞でしたスピーチ
    卵と壁
    まるで、ルールは壁で個人は卵である。
    それを体現しているかのように理不尽に、天吾と青豆の元に秩序は襲いかかる

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    2025年10月13日
  • ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―(新潮文庫)

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    読んできた村上春樹作品の中で最もグロい描写が多かった。過去に壮絶な経験をしてきた人物たちが絡み合い、その過去回想に深く引き込まれた。

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    2025年10月08日
  • パン屋再襲撃

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    何年かに一度、どうしても読みたくなる短編というものが、いくつかある。
    そのひとつが、この本に収められた「ファミリー・アフェア」だ。

    若い頃、それこそ二十歳そこそこの頃に大好きだった作品で、春樹のあらゆる作品の中で最も春樹ジョークが鮮やかに炸裂していて最高だ。
    『帰納法、と僕は思った。』が個人的にはツボだが、ここだけ抜き出しても何のことやら。

    「ピンボール」にルーツを持つ作品あり。
    「クロニクル」のルーツとなった作品あり。
    どの短編も春樹ファンにはたまらない。

    そして、いったい何人のワタナベ・ノボルが登場するのか。

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    2025年10月01日