村上春樹のレビュー一覧

  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(上)―(新潮文庫)

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    物語が動き始める。
    イデア的なものの存在、夢での交流、意思の強さ、穴、壁、宗教、オーストリア、クリスタルナハト、南京虐殺、霊的なものの存在、護符、絵画。
    記憶が度々思い出されながら、人々が影響を受ける。名づけえぬものに左右される人々。
    夢での交流や色を巡るあたり、『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』、を思い出す。
    そして物語はいよいよ佳境へ。

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    2023年03月11日
  • みみずくは黄昏に飛びたつ―川上未映子 訊く/村上春樹 語る―(新潮文庫)

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    こんなに話し手の意図を話し手と同じ次元で汲み取れて、聴ききれなかったと思ったらそこで怯まずに踏みとどまってさらに聴きなおすことができて、こんなすごいインタビュアーさんがいるなんて……。川上未映子さんだから聴けたお話ばかりで、ほんとうに面白かった。

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    2023年03月10日
  • やがて哀しき外国語

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    村上春樹がアメリカで生活していた1991年から2年間の生活を綴ったもの。NYの有名大学の永年教授の方から教えてもらった、これを読んだらいいよという本がこちら。過去も読んだことがあったのだが、改めて購入。
    プリンストンは、非常にのんびりした、お金のことをほとんど話さない、自分のやりたいこと、興味あることをやるという雰囲気がすごく気に入ったようで楽しんでいる様子が伝わってくる。一方で、教授たちは、どのビールを飲むべきか、というようななんともべきろんを持っていて面倒くさい。スノッブなプリンストンの人たちは、日本のような流行だけを徹底的に追いかける風潮から一線を画していて、とても自分nペースで生きてい

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    2023年03月05日
  • 遠い太鼓

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    1980年代の終わり、『ノルウェイの森』『ダンスダンスダンス』を書いた30代をしめくくり40歳ごろのヨーロッパを巡る旅。小説家になって10年くらい、物書きとして板につきながらも、さまざまな孤独や苦労や疲労感があり、憂鬱な秋の海や悲惨な嵐の描写から伺える。ヨーロッパの街並みや食べ物などの情報の合間に、何の変哲もないのに癖のあるおじいさんやおばさんとの出会い、夫婦げんかや車の故障などのトラブルにたじろく村上春樹さんがおもしろい。やれやれ。遠い太鼓が聞こえる。

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    2023年03月04日
  • 辺境・近境 写真篇

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    村上春樹さんと松村映さんの日本と世界の旅の写真集。時折春樹さんが被写体になって写っているのがかっこいい。行った場所はアメリカ、カナダ、メキシコ、中国、カラス島、神戸。

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    2023年03月04日
  • 村上T 僕の愛したTシャツたち

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    村上さんがコレクションされてきたTシャツについてのエッセイ。レコードに、本に、Tシャツに。氏のコレクションは幅広いが、その気持ちはわかるし、憧れる。
    ワタシもかなりTシャツを集めていたが、妻の「断捨離」の掛け声に負け、多くを処分してしまった。あぁ。

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    2023年03月01日
  • みみずくは黄昏に飛びたつ―川上未映子 訊く/村上春樹 語る―(新潮文庫)

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    村上春樹の底の底にまで迫ったインタビュー。
    以前読んだ春樹と龍の対談本『ウォーク・ドント・ラン』と比べても、圧倒的に深い。春樹氏のインタビューでこれまでこんなに深く潜ったようなものは読んだことがなかった。村上春樹の地下一階を暴いていると思うし、なんなら地下三階くらいまで行ってそう。

    インタビュアーの川上未映子は春樹の大ファンらしく、村上作品に対する愛着、記憶、理解力どれもすごいのだが、何より感心したのは、え!そこまで突っ込んで聞いていいの?というところまで踏み込んでいく川上さんの勇気というか率直さというか。まさに読者が春樹氏に聞きたかったことを代弁してくれている気がする。村上春樹ファンなら楽

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    2023年02月22日
  • 騎士団長殺し(第1部~第2部)合本版(新潮文庫)

    購入済み

    顔長がメタファー

    には、思わず笑ってしまいましたが私だけでしょうか?
    相変わらず消化不良も少しはありましたが、どなたかがレビューされてみえた通り、このだって雰囲気がいいです。

    次は海辺のカフカに挑戦だ!

    #エモい

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    2023年02月15日
  • 村上T 僕の愛したTシャツたち

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    小説も好きだけど、
    エッセイも大好き!

    ジャズとお酒と、Tシャツにまつわるエピソードが楽しい。

    目立ちたくないという、とてもシャイで控えめな、それでいて自分軸がしっかりと真っ直ぐな人柄が文章に溢れている。

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    2023年02月12日
  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(下)―(新潮文庫)

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    騎士団長殺し第1部下巻。
    裏山にある穴をみつけ、掘り起こしたところから始まる。本書で追求されているのは、イデアという言葉で表現されているけれど、ぼくのことであり本質といってもいいだろう。それが絵を描くということで表現されていて、その人がその人であることを理解するために主人公はデッサンし、時にはクロッキーを使い、チョークで黒板に描き、油絵で描く。絵を描くという行為が何かをそこに止めようとする行為であり、それは動画や写真より時にその人そのものを掴むことができている。ただし、絵とは目にみえたものそのものであって、その背後にあるものであったり、それが意味しているものでもない。それがイデアからのメッセー

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    2023年02月11日
  • 回転木馬のデッド・ヒート

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    着眼点やテーマが独特でおもしろい。
    なぜその話をしようと思ったのか。そして必ず疑問形で村上さんに語りかけてくる登場人物たち。
    人と話そうと思ったって、そんなにすぐに出てこないような話を短編でまとめあげる能力がすごいなと。
    村上さんの独特の言い回しにも落ち着きを感じるようになってきた。
    これが村上ワールドか。

    今年に入ってから本を40冊読む目標を立てたのだが、読み終わることが目的となって、目の前の本とちゃんと向きあえていない気がしていた。本は1冊ずつ読むのではなく少しずつ色んな本を同時に読めばいいのでは、と思い、この本は、1日に1編ずつ、少しずつ読んだ。余韻も楽しんだ。最後は駆け足になってしま

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    2023年01月21日
  • 更に、古くて素敵なクラシック・レコードたち

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    個人的に、クラシック好きで、レコードを買い始めた私にとっては、とてもとても好みな本でした。
    古いレコードって、なんでこんなにグッとくるんですかね…

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    2023年01月09日
  • ロング・グッドバイ

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    私立探偵、フィリップ・マーロウのどこまでも冷静で、どんな事態におちいっても、ユーモアを忘れない、いわば超人的なナイス・ガイさにやられた。

    事件も、網をくぐって、くぐったすえに、複雑な様相を呈している全体像に驚き、終わりも予想外だった。

    会話も面白く、人物、一人一人に魅力があるので、読む者を飽きさせない。

    傑作。

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    2023年01月07日
  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(下)―(新潮文庫)

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    この回はイデアというプラトンからの語源が元に作品が進んでゆきます。 なるほどなという言葉の使い方には言葉の使い方を多く学べた気がします。

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    2023年01月02日
  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉前編―(新潮文庫)

    購入済み

    ありがとうございます

    ハードブック→重いし文庫本まで待つか…
    文庫本→すごい巻数で本棚が大変なことに…日焼けもしてくしなあ…
    電子書籍化→え、村上作品を電子書籍で読めるの? タブレットで!? まじ!? しかもクーポン使えるじゃん

    最高の一言。スマホとタブレットで同期してくれるのも、めっちゃ助かる

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    2023年01月01日
  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(下)―(新潮文庫)

    購入済み

    重みも厚みも関係ない

    ハードブック、文庫本でなく、電子書籍なのがまず嬉しい。
    重さ関係ない、厚み関係ない。気にするのはタブレットの電波と電池残量だけ。
    移動時、スマホやタブレット、時間や場所に関係なく読める幸せ。
    しおり機能もいい。何度も読んでかみしめてしまう本

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    2023年01月01日
  • 1Q84―BOOK3〈10月-12月〉後編―(新潮文庫)

    購入済み

    嬉しい

    村上作品が電子書籍になり、クーポン等で割引で購入できるなんて、なんていい時代なんだ。
    電子書籍を了承してくれた著者と版元に深く感謝。
    いつでもどこでも村上作品が読める。大きなタブレットでじっくり読める。幸せ

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    2023年01月01日
  • 1Q84―BOOK3〈10月-12月〉前編―(新潮文庫)

    購入済み

    難しいけど面白い

    村上さん作品は何度も読んでわかることもあれば、さくっと頭の中に入る物もある
    読んでいる時々の年齢で、「あ、そういうことか」とより深く感じることもある。
    今回も買って良かった。

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    2023年01月01日
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉前編―(新潮文庫)

    購入済み

    長編を文庫で

    文庫本ですらたくさんの場所を要するのに、大型本ではなく、電子書籍で手に入るのが何より嬉しい。
    本棚に埋まってるのも嬉しいが、一度電子書籍になれるともう戻れない。
    そこに村上作品が加わることがなお嬉しい。
    ブックライブと電子書籍文化が今後もいい感じで進化、残りますように

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    2023年01月01日
  • 海辺のカフカ(下)(新潮文庫)

    購入済み

    漂う匂いや空腹

    村上さんの作品は、本筋宇トーリーもそうだが、
    日常を書いた部分でのコーヒーや料理など、読んでるときにないしは読み終わった後に、
    無性に熱いコーヒーを飲みたくなる。ウイスキーやビールが欲しくなる。急に料理したりスパゲティが食べたくなるなど、別の意味でも罪作りな作品。本作も買って良かった

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    2023年01月01日