村上春樹のレビュー一覧

  • 小澤征爾さんと、音楽について話をする(新潮文庫)

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    こんなマニアックそうな対談、私に読めるかしらとずっと積読状態だったのですが…
    もっと早く読めば良かった

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    2021年01月19日
  • リトル・シスター

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    「誰かの夢が失われたようだね」そして身を屈め彼女の目を閉じてやった。好きだった割にはうろ覚えのチャンドラーを村上春樹版で読み直す。兄を探して欲しいという生真面目な小娘オーファメイの依頼を受け、兄の住んでいたアパートで見つけたアイスピックで首を刺された死体。そこに映画女優やギャング、裏通りの人たちが絡んでいく。チャンドラーが自作の中で最も嫌いと言明するリトルシスターは意外とファンが多い。モノクロ映画のようなゆったりとしたドキドキ感がある。フィリップマーロウの印象が他作品と少し違う。他の作品より登場人物が危険なくらい魅力的なのだ。村上春樹は女性の書き方が生き生きしてて他作と違うと言ってるがまあ、そ

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    2020年11月23日
  • 村上朝日堂の逆襲(新潮文庫)

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    村上春樹さんと安西水丸さんのコンビは理屈抜きにいい。入院中に病室で読むために用意したのですが、ピッタリでした。あと、難しい本に挑戦している合間の息抜きにも。

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    2020年11月07日
  • みみずくは黄昏に飛びたつ―川上未映子 訊く/村上春樹 語る―(新潮文庫)

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    文庫化されたので実に3年ぶりに再読。
    どんなこと書いたっけなぁと思ってレビューを読み返そうとしたら何も書いてなかった。そうだそうだ、あまりに濃密で果敢で超絶怒涛のインタビューに圧倒されて言葉が出てこなかったんだ、と思い出した。

    インタビュアーとしての川上未映子さんの資質には、ほんとうに驚くべきものがある。
    この本をまだ読んでいなかった2016年頃、NHKのSWITCHという番組で「君の名は。」の公開間近だった新海誠監督にインタビューをしている未映子さんを見たことがあって、彼らはイノセンスについての話をしていたのだけど、未映子さんはそのとき新海誠監督が話すイノセンスに「季節は?」ってさらに突っ

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    2021年07月30日
  • ランゲルハンス島の午後(新潮文庫)

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    文章のリズムがやっぱりどうにもすきだとおもう。長編小説も中編も短編もおもしろいのにエッセイまでおもしろくて、いったいどうなっているんだ…?「小確幸」、わたしも使っていきたい。

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    2020年10月04日
  • リトル・シスター

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    リトル・シスター
    (和書)2011年02月02日 20:38
    レイモンド チャンドラー 早川書房 2010年12月


    村上春樹さんの翻訳しか読んでいないけどフィリップ・マーロウ作品で今まで一番良かった。

    読み易く、内容も比較的分かり易い。

    登場人物の描写も魅力的で、村上作品への影響も伺えると思う。

    本人が翻訳して種明かししているようにも見えて、そういう部分で誠実さも感じる。

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    2020年09月27日
  • 風の歌を聴け

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    タイトルに惹かれて

    タイトルに惹かれて読んでみました。
    最後に伏線が回収されていたり、所々で(様々なことにおいての)正解のない問いがあるので、考えさせられるような気がした。
    一気に一通り読み終えたが、もう一度読み返したいと思いました。
    区分けされているので、描写が変わりがわりに描かれていてそれもまた読みやすかったです

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    2020年09月06日
  • 翻訳夜話

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    翻訳本が苦手に感じるのは、
    作品が面白ければ面白いほど、
    ひとつずつの言葉の表現に直接触れてみたくなるから。
    つまり、原著で読めるのならば原著のままで読みたいのだ。

    物語の本質はひとつずつの言葉ではないところにあっても、
    翻訳者の中を通ったものは、
    すでに純正ではなく(劣化するという意味ではない)、
    二重性が大前提になってしまう。
    そこに、さらに読者としての私の解釈も入り込むと、
    誰の、何に影響されたものなのか難しくなってくる気がするので、
    だから翻訳本を苦手だと感じていた。

    とはいえ、ポール・オースターが大好きで、
    『オーギー・レーンのクリスマス・ストーリー』が読みたくて、
    村上春樹と柴

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    2020年08月10日
  • 村上朝日堂超短篇小説 夜のくもざる(新潮文庫)

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    2020.02.22 熊本の早川倉庫で開催されたするめクラブのトークショーで、村上さんがこの本の中から2作、"馬が切符を売っている世界"と"夜中の汽笛について、あるいは物語の効用について"を朗読された。
    感動したけど、馬の方は非常に難解。何回読んでもよく分からない(笑)
    夜中の汽笛の方は表現がとても素敵で大好きです。

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    2020年08月06日
  • 風の歌を聴け

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    何度でも

    神戸の高校生が18でこの三部作を読んで、人生が変わった様に思います。この小説は何度も買い直して読んでます。ATGの映画も見たいです。小林薫、巻上公一、真行寺君江と震災前のあの町を撮ってくださった、大森一樹監督に哀悼の意を示します。

    #深い #癒やされる

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    2022年11月27日
  • 村上朝日堂(新潮文庫)

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    村上春樹が苦手な人にこそオススメ!
    2014年に亡くなった安西水丸のイラストもマッチしている。
    近年では言えないのでは、というような毒舌があったりで、小説からは随分と異なる村上春樹が見えてくる。
    何度読み返しても面白い。

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    2020年06月24日
  • 小澤征爾さんと、音楽について話をする(新潮文庫)

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    この本が素晴らしいのは、実のある夢のコラボレーション。小澤征爾さんは世界的な指揮者ですが、彼の音楽家としての実力は、われわれはいつもは、演奏される音からしか、うかがい知ることができません。
    村上春樹さんは、素敵な小説家ですが、ノンフィクションライターとしての実力も、アンダーグラウンドなどで実証済み。この本でわかったことは、春樹さんは、それに加えて、小澤さんが活躍されるクラシック音楽についても、永く深く聴き込んでいたということ。ちょっと他にいなさそうな稀有なリスナーをインタビュアーに配して、さまざまな演奏を共に聴きながら発せられる質問や感想に刺激され、小澤さんは古い記憶もよみがえり、語り、それを

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    2020年05月25日
  • ポートレイト・イン・ジャズ(新潮文庫)

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    この本はジャズメンやアルバムに関する解説書ではない。タイトル通り、ポートレイトであり、また物語である。少なくとも自分はそう感じた。

    それにしても、ジャズに対する村上春樹氏の造形の深さを改めて感じる。単にジャズをたくさん聴いているだけでは、このような文章は書けないだろう。

    和田誠氏のジャズメンの肖像も見事である。

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    2020年05月10日
  • 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    『俺たちはこれまで二人一緒に結構うまくやってきたじゃないか?どうして俺を捨てたりしたんだい?』

    好きなところ。
    自分から切り離された影と相対して、影から非難されるシーン。
    村上春樹の小説は、非現実的な要素が、シームレスに克つ不自然な点を感じさせず、ありふれた日常の一つのようにそっと手渡してくる。

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    2025年10月11日
  • 高い窓

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    妙な一家の妙な依頼。細かいパーツが組み合わされ、最期に明らかになる事実。ヒロインが珍しく悲惨な目に遭わないので良い。

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    2020年04月10日
  • 村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」

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    《漫画を描きはじめた当初、森泉岳土はそもそも「目鼻口を描きたくなかった」という。何とも合点が行く話である。》

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    2019年12月30日
  • 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

    匿名

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     リストのピアノ曲「巡礼の年」。IQ84の「シンフォ二エッタ」と同様に小説を通して常に流れている象徴的な曲である。ピアノ演奏をネットからダウンロードして聴いた。リストはあまり聞いたことがなかったけど、その特徴的な旋律に感銘を受けた。
     村上春樹は多崎つくるを通して何を表現しようとしたのか?彼は村上春樹の長編小説の主人公の性格を踏襲している。
     主人公は三人の高校時代の元友人を訪ねるが、クロの場面が最も印象深く描かれている。

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    2019年11月27日
  • 村上ラヂオ3―サラダ好きのライオン―(新潮文庫)

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    村上春樹のパーソナルな部分が好きだったら、間違いなく好きな本。移動中の電車とかで読むのが吉。
    後悔に関するエッセイで、「あのとき、やろうと思えばやれたんだよな」は可能性の貯金であり、寒々しい人生にあとからジワジワ温もりを与えてくれるから後悔すべきではないって考え方に変な納得感があった。匂いとか声とかシチュエーションで、好きだったけど告白しなかった人を思い出すときのあの感じと似てる

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    2019年10月14日
  • 村上朝日堂はいかにして鍛えられたか(新潮文庫)

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    1999年文庫化。
    たぶんこれも、文庫化してすぐ買ったっぽいけど、1999年て仕事してた頃だからきっと、上っ面だけ一回読んだだけだったんだろう………(ダンボールから発掘)
    ぜんっぜん「面白!」って思った記憶ないし
    まぁそりゃ20年も経てば、読んで響く部分も変わってきますよね。ていうかほんとに何を読んでいたんだろう。20年前。

    全体的に軽めで馬鹿馬鹿しい(褒)んだけど、時々めっちゃ重いテーマをさらっと書いてて、そういうところも凄くよかった。割合的に。"本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ"ってコレよ。

    言葉遣いが好きだーー本当。アンチ・クライマックスなのにカッコつ

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    2019年10月02日
  • 村上春樹 雑文集(新潮文庫)

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    短い未発表のエッセイや受賞時のスピーチ原稿、他国で翻訳された自作品の前書き等、ひと味違った村上文章が読める本。
    本当に多岐にわたる文章なので飽きがこないです。軽くつまめる酒の肴的な。
    小説よりもよりドライに、しかし書く対象に優しく寄り添う文章は村上春樹さんならではですね。
    ラストの安西水丸さんと和田誠さんの対談読んでちょっとほろりとしました。こんなに村上春樹さんのことを楽しく褒めてる人がもういないのは寂しいです。

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    2019年09月25日