若い読者のための短編小説案内

若い読者のための短編小説案内

小説・文芸
559円 (税込)

2pt

「小説って、こんな風に面白く読めるんだ!」。村上春樹が小説家としての視点から、自らの創作の秘訣も明かしつつ、吉行淳之介、安岡章太郎、丸谷才一といった戦後の日本を代表する作家六人の短編小説を読み解いた“私的な読書案内”。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    エッセイ・紀行 / エッセイ
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春文庫
  • タイトル
    :
    若い読者のための短編小説案内
  • タイトルID
    :
    345998
  • ページ数
    :
    256ページ
  • 電子版発売日
    :
    2015年11月21日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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若い読者のための短編小説案内 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     第三の新人の作品を題材に、村上春樹氏が米国の大学で講義をした時の話をまとめたもの。
     特徴的なのは著者の立場に立ったらこう思っているはずだという観点からの、文章のプロとしての見方。当たっているかどうかというよりも、その文章への愛や本気さがその説得力を増している理由だ。特に、樹影譚については秀逸。3つのパートに分けた上で、変遷とその意味について深く考察がなされている。この文章を書いたのは、どんな作者の心理状況や理由があるのかに焦点が当たっており、てにをはをどうこうするのではなく、どこにテンションを持ってくるか。解説で敢えて強調しているところなんて、村上春樹の小説を読んでいるような気がするくらいだ。
     文章を書くという行為を大切に、丁寧に練り込むこと。小説家は面白く、大変な仕事だなと改めて感じさせてくれる。読み手も、丁寧に読み込んでいかなくては、そんな気持ちにさせてくれる一冊。

    1
    2016年01月16日

    Posted by ブクログ

    読書の楽しみ方を教えてくれた至高の一冊
    村上春樹の読書・価値観も垣間見できます。

    ここで紹介された短編もほぼ全て
    神保町で発掘しました。

    0
    2024年07月11日

    Posted by ブクログ

    昔、ファミコンのゲームを持ってなくても攻略本を読むだけで楽しめたように、村上春樹の書評は、その作品を読んでなくても書評のみで独立して楽しんでしまえます。誠実に、真摯に作品と対峙する彼の態度には好感が持てますし、精緻かつ豊かなアプローチで小説を解きほぐすさまには大いに感銘を受けました。小説が好きな人におすすめです。小島信夫と庄野潤三は、名前すら知りませんでした。『馬』も『静物』も読んでみようと思います。

    0
    2023年10月28日

    Posted by ブクログ

    若い人向け、また作家の視点でおすすめ短編小説を紹介し、その考察が書かれている。アカデミックな要素があまりなく、文学の初心者でもスラスラと読め、この本を読むだけで、紹介された本の良さを語れるほどよくまとまっている。

    何よりも村上春樹の視点が非常に面白い。この本を読んでいなければ、恐らく気づけなかった点がたくさんあるだろうし、なるほどと思う鋭い推察がたくさんあった。

    特に小島信夫の『馬』は話の内容がシュールすぎて早速買った。サマリーだけでも難しそうだが、それに加え独特の視点からストーリーの魅力を伝えるスキルもプロフェッショナルで感心した。

    0
    2021年02月21日

    Posted by ブクログ

    作者がどういうように小説を読みとっているかの解説本
    横文字使うところは多いものの相当にわかりやすい
    すくなくとも作者の小説を読むよりは
    「僕らはその小説を書き上げ、「これは現実じゃありません。でも現実じゃないという事実によって、それはより現実的であり、より切実なのです」と言うことができます。そしてそのような工程を通して初めて、それを受け取る側も(つまり読者も)、自分の抱えている現実の証言をそのファンタジーに付託することができるわけです。言い換えれば幻想を共有することができるのです。それが要するに物語の力だと僕は思っています。」P101より

    0
    2019年01月12日

    Posted by ブクログ

    村上春樹流短編の読み方。どうも短編が苦手で、それはもちろん、村上春樹の書くものにも当て嵌まる訳で。でもそれは、物語がマズイ訳ではなく、自分の読み方に問題があるせいだという自覚はあって、それを少しでも見直せれば、っていう願いを込めて手に取った本。結局、一番肝要を敢えて書かないとか、そういう非言語的表現手段をもう少し味わえるようにならないと、ってことでしょうか。この中でも触れられていたように、覚えるくらいまで読み込まないと、なかなか見えてこないのでしょうが。目指すべき山頂はまだまだ遠いです。

    0
    2018年04月07日

    Posted by ブクログ

    「若い読者」ではないが、勇気を振り絞って読んでみた。小説にも、ずいぶんと様々な書き方があるのだということがよくわかった。また、小説家の人生を知るのは本当に面白い。

    0
    2014年12月24日

    Posted by ブクログ

    ここで紹介された作家の小説を読みたくなりました。それだけでも、本書の目的は十分に果たしたと言えるでしょう。

    0
    2014年02月23日

    Posted by ブクログ

    著者が「第三の新人」と呼ばれる小説家のなかで、とくに印象的な短編を厳選して、独自の解釈を交えて解説する。また冒頭で、著者の短編に対する見解を述べ、短編に取組むときは短期間で、ある種の実験だと思って執筆する。それが新たな文体や作風を試行錯誤するための訓練となり、たとえ失敗したとしても、今後の長編小説創作に繋がると割り切っている。また長谷川四郎『阿久正の話』で言及するが、強烈な体験をすることは一見すると創作の助けになる思われがちだが、強烈過ぎるがゆえにかえって創作活動の足枷となってしまった例が長谷川四郎だと指摘する。

    0
    2026年05月31日

    Posted by ブクログ

    春樹くんが、日本の作家の好きな小説について、なぜどんなふうに好きなのかを語っているのはとても珍しく、それだけで嬉しい。
    しかもただの感想ではなく、アメリカでの講義がベースになっている本なので、きちんとした分析も学べる。
    初めて聞く作家もいたけど、日本近現代文学史についても理解が深まった。
    大変楽しく有用な本。

    0
    2025年11月24日

若い読者のための短編小説案内 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    エッセイ・紀行 / エッセイ
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春文庫
  • タイトル
    :
    若い読者のための短編小説案内
  • タイトルID
    :
    345998
  • ページ数
    :
    256ページ
  • 電子版発売日
    :
    2015年11月21日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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