村上春樹のレビュー一覧
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ファンタジーでサスペンスでSFだけど根底は「魂の救済」という純文学。
「自己主張はなく人の合わせる」主人公トオルが、失踪した妻の謎を追ううちに不思議な人々と出会い覚醒していく。
人間の体の半分以上が「水」でできている。だから体内の水と、集合意識が眠る「地下水脈」は時間と空間を超え直結する。
普通はエゴのノイズで受信できないが、トオルは井戸の中で自己を見つめ、さらに事故を凌駕し「完全な空の容器」に至ることで、巨大な水脈へのアクセスを手に入た。
もう1人の空の容器シナモンPCから水脈にアクセスできるシステム管理者。彼のバックアップでトオルは井戸から壁を抜け仮想空間での死闘は『マトリックス』の世界の -
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この巻で終了。
主人公が出会ったすべての事象が繋がったのかと言えば,ノーである。
いったい,何がどうなっているのか,もう一度読まないことには,わたしには理解できない。Audibleで野良仕事をしながら聞いている――そして時折人と会話をしたりして――ということにも,わたしの理解不足はあると思う。それにしても,難解だ。
第2巻の続き
★
父親が語ったのは、彼が所属していた部隊が、捕虜にした中国兵を処刑したときの生々しい情景である――「中国兵は、自分が殺されるとわかっていても、騒ぎもせず、恐がりもせず、ただじっと目を閉じて静かにそこに座っていた。そして斬首された。実に見上げた態度だった、 -
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ネットに,
村上春樹が描く「戦争」の物語...気鋭の哲学者が分析する『ねじまき鳥クロニクル』
という文章が紹介されていた。工藤顕太という人の文章である(2026/07/29)。
わたしの備忘録として,ここに紹介して置く。
★
村上春樹は自身の執筆プロセスにおいても、物語の共有が本質的な役割を果たすということを繰り返し語っている。
小説を書くというのは、村上によれば、自分自身のなかから物語を掘り起こす作業である。その意味では、掘り起こされた物語は村上自身のなかにある個人的物語だ。しかし、もしそれが完全に個人的なもの――「純私小説的なもの」と呼んでもよい――であったら、読者がそれに -
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聴覚に障害のあるシンガーという男のもとに、街の人々が相談に訪れるというお話。
シンガーと関わる主な登場人物は、飲食店を営むビフ、シンガーの下宿先の娘ミック、黒人医師のコープランド、そして酒癖の悪い男ジェイク。
章ごとに異なる人物が主役となる構成で描かれる長篇という形式が面白かった。
みんなそれぞれに悩みを抱えていて、それをシンガーに話して聞かせるのだけど、シンガーが彼らの話をすべて理解しているわけでも、きちんと返事をするわけでもない。彼らは、否定せず静かに話を聞いてくれる存在に助けられながらも、対話によって考えを変化させることがないため、むしろ自らの思考の檻に囚われていくという感じのお話 -
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ネタバレドキドキの展開を楽しみながら最後までのめり込んで読んだ。
特に3巻以降。
読み終わってもまだよく分からない事だらけなので、これからみんなの感想や解説を読んで謎を解いていきたい。
謎1 最初のタクシー運転手
謎2 歳上のガールフレンドの『失われた』の意味。
謎3 天吾母と歳上のガールフレンドの顔が似ていた。意味。
謎4 天吾母とアダチクミの前世はどちらも絞殺されている。生まれ変わり?
謎5 ふかえりはどこに隠れていた?
反リトルピープルでありながら、リトルピープルと繋がってもいる?善悪は分けられないという事?
謎6 柳屋敷の番犬を殺したのはリトルピープル?
謎7 麻布の老婦人に教団の情報を提 -
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判断に迷った作品。読み終えた直後は星3として可でも不可でもないというか好きな部分と嫌いな部分があるという印象だった。序盤から終盤にかけての面白さはあるのだが、最終的な着地はイマイチだったからだ。最後に大きな波が無かったと言ってもいい。
加えて、「街とその不確かな壁」と本作の「世界の終り」編は同じ舞台で話の大まかな流れは同じだったから、最終的にとる行動は分かっていて特に新鮮では無かったのである。
ただ、読み終えて少し時間を置いて冷静に振り返ると(村上春樹の作品は間を開けたらなぜか評価が変わりやすい気がする)、道中の続きに対する期待はミステリーと冒険ものに通じるワクワクさがあり、独特な職業がもたら