村上春樹のレビュー一覧
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ネタバレ村上春樹の小説は学生時代には何冊か呼んだことがあり、どの小説も当時はよくわからなかった。
反面、このエッセイはとてもわかりやすく、共感できるポイントが多くあった。
他人の批評や徹底的な推敲を大切にしているところが意外であった。もっと自己中心的なスタイルで書いているという先入観があったからだ。
どんな文章にも必ず改善の余地はあるという謙虚な姿勢と、フィジカルな営みとして小説を書くという忍耐強さは好感が持てた。
学生時代が終わり10年以上が経った今なら、村上春樹の小説も面白いと思えるかもしれない。『田崎つくる』が興味を引いたので、手に取ってみようかと思う。 -
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「沈黙」
どうしようもなく嫌な相手にされた嫌がらせに苦しめられながらも、相手を哀れみ、同じ土俵に立ちたくないと葛藤し、苦しむ想い。
レベルの低い相手とは戦わないこと。
私が生きていく上で大切に思って来たことでもある。
それでいて、その相手の中にも「その人なりの正義」というものがあるのだということを理解出来るようになりたいと思う。
だから、私は同じような葛藤を抱えていた時に、恨みや憎しみではなく、「哀れみ」の感情だけが心に残っていたのかもしれない。
そして、その他大勢の傍観者達に対しては、興味すら抱けなかったのかもしれない。
「トニー滝谷」
彼が「孤独」の存在を知ってからの彼の抱える孤独がどう -
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木野や、シェエラザードは流し読みしてしまった
それでも素晴らしい短編集だった。
僕たちはいつも、彼らの横に立ち、彼らの揺蕩う姿を見て自分に重ね、彼らの共感者として夢想する。
そんな小説だった。
特に好きだったのは、イエスタデイ、そして女のいない男たち。
イエスタデイに出てきた女性は強く、そして脆く、危うい存在だった。それでこそ確かにそこに立つ実感を得ようとしている存在に理解を示すことができた。あるいはわかった気になっているだけなのかもしれない。
そして、戻ってきた時には少しズレた場所に立っている、この表現もすごく好みであった。
女のいない男たちではこの本の読み方を享受する。
僕たちはあ -
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ネタバレ前口上で著者自身が出てくるなんて初、だな。すべて実話らしい…ホントかな。エッセイを読んでいる限りだとちょっと信じられないな。笑。
では一篇ずつ感想的なものを…。
①「偶然の旅人」…話の内容は関係なくて、語り口がその著者を表しているんだ。文体ってやつだね、これが。とても村上春樹らしい作品に仕上がってた。
②「ハナレイ・ベイ」…主人公は鮫に片足を喰いちぎられ溺死してしまった息子の母親だ。その喪失感を拭うため(?)、彼の命日前後に亡くなった土地に赴き——。ある人物たちに出会うことにより、少しでも心穏やかに過ごせるようになったのかなぁ…。
③「どこであれ〜」…マンション内から忽然と姿を消した夫を探し -
Posted by ブクログ
他人に伝える何かがある限り、僕は確実に存在する。1970年代という社会構造が過去から未来へ移り行く中、村上春樹自身のこのような想いがあったからこそ、ジャズ喫茶を営む傍ら執筆に向かわせ、本作が生まれたのかもしれません。
「羊をめぐる冒険」だけでは分かりませんでしたが、鼠と落ち合い語らうジェイズバーは、主人公(=筆者)の故郷である港町にあるとすれば、モチーフは神戸某所なのかもしれません。北野坂を歩くのが楽しくなる一冊です。
また界隈では有名なホットケーキのコーラがけが登場するのも本作品。忠実に上から注ぐのが良いのか、生地に混ぜ合わせて焼いてしまった方が良いのかは分かりませんが、つい試して作品の -
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ネタバレFUN FUN FUNが良すぎる。
曲も含めて。
そんなただのことばの響きの中に氷を入れて飲むとおいしいよ
面白すぎる。どうやら深いことを語ってそうだぞ、実体と存在について、言葉とは記号であり…みたいな端をしているかと思ったら最後の一文で急に気が抜けたことを書いている。
なんだか村上春樹のステレオタイプなイメージとは全く違う。ゆるいユーモア。
鏡の中の夕焼けもいいな。これは詩ではなく結構しっかり短編小説。犬の喋り方が好き。
安西水丸のイラストはポップで線画太くてビビッドな色使い。精緻でも写実的でもないが思い切りとインパクトが魅力的な絵。一見して雑であるように感じられるが根底には深い観察が -
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ファミリーからのデタッチ
小説はまだ力を失っていない
いわゆる現実を盲信することはない
世の中には偶然がたくさんある
源氏物語でいう怨霊はあくまで装置ではなく現実
まさに、
潜水について書いた時、ジャック・マイヨールの名前を出したが、この本の中でも河合先生から彼の名前が登場した
言語化しづらい物語が持つ作用を、言語化するためにではなく、ただ語っている
個人の問題(≒0人称と二人称の問題)、創造と精神の問題
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メモ
韓国のファミリー・エゴ
日本のフィールド・アイデンティティー
人間はある意味では全員病人であるといるし、またいわゆる病んでいる人であっても、それを表現でするだ