村上春樹のレビュー一覧

  • ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―(新潮文庫)

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    ファンタジーでサスペンスでSFだけど根底は「魂の救済」という純文学。
    「自己主張はなく人の合わせる」主人公トオルが、失踪した妻の謎を追ううちに不思議な人々と出会い覚醒していく。
    人間の体の半分以上が「水」でできている。だから体内の水と、集合意識が眠る「地下水脈」は時間と空間を超え直結する。
    普通はエゴのノイズで受信できないが、トオルは井戸の中で自己を見つめ、さらに事故を凌駕し「完全な空の容器」に至ることで、巨大な水脈へのアクセスを手に入た。
    もう1人の空の容器シナモンPCから水脈にアクセスできるシステム管理者。彼のバックアップでトオルは井戸から壁を抜け仮想空間での死闘は『マトリックス』の世界の

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    2026年08月02日
  • ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―(新潮文庫)

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    この巻で終了。
    主人公が出会ったすべての事象が繋がったのかと言えば,ノーである。
    いったい,何がどうなっているのか,もう一度読まないことには,わたしには理解できない。Audibleで野良仕事をしながら聞いている――そして時折人と会話をしたりして――ということにも,わたしの理解不足はあると思う。それにしても,難解だ。

    第2巻の続き

       ★

    父親が語ったのは、彼が所属していた部隊が、捕虜にした中国兵を処刑したときの生々しい情景である――「中国兵は、自分が殺されるとわかっていても、騒ぎもせず、恐がりもせず、ただじっと目を閉じて静かにそこに座っていた。そして斬首された。実に見上げた態度だった、

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    2026年08月01日
  • ねじまき鳥クロニクル―第1部 泥棒かささぎ編―(新潮文庫)

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    ネットに,
    村上春樹が描く「戦争」の物語...気鋭の哲学者が分析する『ねじまき鳥クロニクル』
    という文章が紹介されていた。工藤顕太という人の文章である(2026/07/29)。

    わたしの備忘録として,ここに紹介して置く。

        ★

    村上春樹は自身の執筆プロセスにおいても、物語の共有が本質的な役割を果たすということを繰り返し語っている。

    小説を書くというのは、村上によれば、自分自身のなかから物語を掘り起こす作業である。その意味では、掘り起こされた物語は村上自身のなかにある個人的物語だ。しかし、もしそれが完全に個人的なもの――「純私小説的なもの」と呼んでもよい――であったら、読者がそれに

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    2026年08月01日
  • 心は孤独な狩人(新潮文庫)

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    聴覚に障害のあるシンガーという男のもとに、街の人々が相談に訪れるというお話。

    シンガーと関わる主な登場人物は、飲食店を営むビフ、シンガーの下宿先の娘ミック、黒人医師のコープランド、そして酒癖の悪い男ジェイク。

    章ごとに異なる人物が主役となる構成で描かれる長篇という形式が面白かった。

    みんなそれぞれに悩みを抱えていて、それをシンガーに話して聞かせるのだけど、シンガーが彼らの話をすべて理解しているわけでも、きちんと返事をするわけでもない。彼らは、否定せず静かに話を聞いてくれる存在に助けられながらも、対話によって考えを変化させることがないため、むしろ自らの思考の檻に囚われていくという感じのお話

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    2026年07月30日
  • 1973年のピンボール

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    私の読解力が乏しいせいで理解が追いつかず。風の歌を聴けよりも難解に感じた。全体的に暗い。読んだ後に解説を読んでに腑に落ちた。鼠と僕、各々のどんよりとした感情が、村上春樹の紡ぐ言葉を通じてしっかり胸に響く。

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    2026年07月30日
  • 1Q84―BOOK3〈10月-12月〉後編―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ドキドキの展開を楽しみながら最後までのめり込んで読んだ。
    特に3巻以降。

    読み終わってもまだよく分からない事だらけなので、これからみんなの感想や解説を読んで謎を解いていきたい。

    謎1 最初のタクシー運転手
    謎2 歳上のガールフレンドの『失われた』の意味。
    謎3 天吾母と歳上のガールフレンドの顔が似ていた。意味。
    謎4 天吾母とアダチクミの前世はどちらも絞殺されている。生まれ変わり?
    謎5 ふかえりはどこに隠れていた?
    反リトルピープルでありながら、リトルピープルと繋がってもいる?善悪は分けられないという事?
    謎6 柳屋敷の番犬を殺したのはリトルピープル?
    謎7 麻布の老婦人に教団の情報を提

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    2026年07月29日
  • ラオスにいったい何があるというんですか?

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    再読。
    やはり村上春樹の紀行文は読みやすくて楽しくて良い。心の栄養になる。
    表題のラオスへの旅は1章分収められており、その他はアメリカからギリシャから熊本に至るまで様々な旅の記録が収録されている。

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    2026年07月29日
  • 風の歌を聴け

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    西洋映画の吹き替え的な言い回しが面白くて好き。
    やっぱり村上春樹はおしゃれな空気感を描くのが本当にうまいから、なんとなく僕や鼠と3人で一緒に座ってる気分になる。

    村上春樹は物語の面白さというより、そのおしゃな空気感を楽しむ作品。

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    2026年07月29日
  • 1Q84―BOOK3〈10月-12月〉後編―(新潮文庫)

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    初村上春樹作品。
    これが村上春樹かという世界観はすごく感じられた。が理解は難しかった、というか理解するものではないのかな?
    登場人物の雰囲気や会話のテンポは好きだった。
    タマル欲しい。

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    2026年07月29日
  • ラオスにいったい何があるというんですか?

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    「全てが上手くいったらそれは旅ではないのです。」

    村上さんみたいなノマド生活にすごい憧れある。
    現地の小情報とかニュアンスとか凄く面白い。
    アメリカの2つのポートタウン、ラオス印象的

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    2026年07月28日
  • 女のいない男たち

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    タイトルの通り"女のいない男たち"の物語。
    いろんな形の女のいない男が登場し、さまざまな深層心理を描いていた。個人的には恋に落ちてしまったプレイボーイの末路"独立器官"がとても面白かった。今までは上手に女性との関係性を気づいていた男が本気で恋に落ち、心を翻弄されていく様は恋愛に伴う恐怖を思い出させてくれた。とても面白かった。

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    2026年07月27日
  • 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)(新潮文庫)

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    判断に迷った作品。読み終えた直後は星3として可でも不可でもないというか好きな部分と嫌いな部分があるという印象だった。序盤から終盤にかけての面白さはあるのだが、最終的な着地はイマイチだったからだ。最後に大きな波が無かったと言ってもいい。
    加えて、「街とその不確かな壁」と本作の「世界の終り」編は同じ舞台で話の大まかな流れは同じだったから、最終的にとる行動は分かっていて特に新鮮では無かったのである。
    ただ、読み終えて少し時間を置いて冷静に振り返ると(村上春樹の作品は間を開けたらなぜか評価が変わりやすい気がする)、道中の続きに対する期待はミステリーと冒険ものに通じるワクワクさがあり、独特な職業がもたら

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    2026年07月27日
  • ランゲルハンス島の午後(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ランゲルハンス島は神秘的なのか。なるほど。不思議な響きだし、習った頃の印象も深いなあ、どの年代もそう感じるのかと思うと懐かしくて分かり合えるような気がする。そらそうだよなあ、学校に戻るなんてできないよな、と思ったよ村上くん
    町をコツコツ歩くことの楽しさ、確かにこれは人に教えられたり本を読んだりして身につくものじゃないかも。自分で見つけて行くこと、自分で地図をつくることの醍醐味ってあるよね。

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    2026年07月26日
  • スプートニクの恋人

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    人工衛星のように周りを回るだけで、本当には重なれない関係性が切ない 沁みる
    人と人の関係における「近いのに届かない」感じがすごく伝わってくる どんなに理解したいと願っても、どうしても埋まらない距離がもどかしい
    現時点村上春樹の中で1番好き

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    2026年07月26日
  • ティファニーで朝食を(新潮文庫)

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    前に読んだカポーティ「遠い声、遠い部屋」より、読みやすいなとかんじたが、訳が村上春樹だったので納得。
    「ティファニーで朝食を」といえばムーンリバーとオードリーヘプバーンだが、映画とは印象が大きく違った。なにか頽廃的な雰囲気を感じて、併載されている他3品の方が好きだった。
    あとがきを村上春樹が書いていたが、この本の4作品に貫かれていた物が、何かがわかってなるほどと感心。それは"イノセント“で、全作品に共通して貫かれていた。

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    2026年07月26日
  • 風の歌を聴け

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    恥ずかしながらダンス・ダンス・ダンスを読んだ後にこの三部作の続編?スピンオフ?と気付きました。表現が難解な部分が多いけど物語としては単純明快。デビュー作とは思えないクオリティ。ただダンス・ダンス・ダンスの軽快さ、面白さ、には一歩及ばずでした

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    2026年07月25日
  • 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上)(新潮文庫)

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    「世界の終り」編と「ハードボイルド・ワンダーランド」編の世界線が交互に展開されている形式となっている。「世界の終り」は幻想世界を、「ハードボイルド・ワンダーランド」はハードボイルドの世界が描かれている。「壁」や「世界の終り」と共通するキーワードが出てきて、果たして二つの世界の主人公は同一なのか、そうでないのか、やがて二つの世界は交わるのか。続きが気になるところ。

    「世界の終り」編は別著「街とその不確かな壁」と舞台は同じである。同一の人物なのかパラレルなのか、そちらも含めて展開が気になる。

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    2026年07月25日
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉後編―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    変な宗教の話好きなので面白い。空気さなぎ読みたい。鹿児島に空気さなぎっていうアパートがあるらしくて住民が羨ましい。

    殺人を肯定する奴、小児性愛?みたいな奴、平気で不倫してる奴とかクズみたいな奴ばっかでどんよりするけどなんか面白い。

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    2026年07月25日
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉前編―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    これから読む人に助言です※以下ネタバレあります





    この本は人を選ぶ要素が結構てんこ盛りです!殺人、自殺、動物殺し、レイプ、近親相姦、ドラッグ、怪しい宗教、エロ、SF、不倫、DV、不正行為などなど。何より単行本で3冊、文庫本で6冊あり長い上に、同じことを何回も何回も書いてきます!それでは1Q84の世界へいってらっしゃい!


    あと、青豆が睾丸を蹴るのが上手いという描写のところ好きすぎる。

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    2026年07月25日
  • 国境の南、太陽の西

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    12歳から始まるがハジメが問題を抱える程の原体験があったように思えない。
    一人っ子で、初恋の相手と疎遠になって、思春期特有の悩みで結果的に人を傷つけた..だけって感じ。
    「あなたは何も尋ねていない」でそれだけでわかるだろ?感もある。
    それはさておき、とにかく読みやすいし先が気になる。島本さんは魅力的。
    色んな困る状況を積み上げて、それで最後に…一応オチもある。面白かった。他の人のレビューが見たくなる小説

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    2026年07月25日