村上春樹のレビュー一覧

  • 職業としての小説家(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    村上春樹の小説を書く事に対する考えや読者のついて小説家になったきっかけなど面白いな~。やっぱり面白い人だな。こういう本を読んでいると村上春樹が好きになる。この人の本の話を読んでいると本を読みたくなるし食べ物の話は食べたくなる、

    0
    2026年01月05日
  • カンガルー日和

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    村上春樹の短編集の中ではかなり好き。この短編集には初期の村上作品特有ののどかさが感じられる。
    特にチーズ・ケーキのような形をした僕の貧乏。タクシーに乗った吸血鬼も。
    鏡は村上作品には珍しい?ちょっとしたホラーだしオチもいい。鏡なしでヒゲを剃るのに慣れるには時間がかかる。
    サウスベイ・ストラットは緊迫感もある。刑事物は新鮮。大した筋のあるお話ではないけれど、銃撃戦はなかなか他の作品にはない気がするなあ。緊迫感の中にものんびりしたところがあるのが村上春樹的。打率(命中率)のことをダラダラ喋っているところ。

    0
    2026年01月05日
  • 東京奇譚集(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前口上で著者自身が出てくるなんて初、だな。すべて実話らしい…ホントかな。エッセイを読んでいる限りだとちょっと信じられないな。笑。
    では一篇ずつ感想的なものを…。

    ①「偶然の旅人」…話の内容は関係なくて、語り口がその著者を表しているんだ。文体ってやつだね、これが。とても村上春樹らしい作品に仕上がってた。
    ②「ハナレイ・ベイ」…主人公は鮫に片足を喰いちぎられ溺死してしまった息子の母親だ。その喪失感を拭うため(?)、彼の命日前後に亡くなった土地に赴き——。ある人物たちに出会うことにより、少しでも心穏やかに過ごせるようになったのかなぁ…。
    ③「どこであれ〜」…マンション内から忽然と姿を消した夫を探し

    0
    2026年01月04日
  • TVピープル

    Posted by ブクログ

    三宅香帆さんが紹介してて読んだ。短編集で、珍しく女性が主役な作品が多く、この時代なのにフェミニズムについて書かれているとのこと。

    え、これで終わり?という作品もあったが、「我らの時代のフォークロア」が考えさせられた。優等生の同級生カップル。男性は結婚したいと思っている。女性は彼のことは好きだが高校生の時点で結婚までは処女を貫き通し、将来は歳上と結婚すると決めている。実力があるのに東大でなく女子大に行く。それが女性としての生き方だと。

    0
    2026年01月04日
  • 風の歌を聴け

    Posted by ブクログ

    他人に伝える何かがある限り、僕は確実に存在する。1970年代という社会構造が過去から未来へ移り行く中、村上春樹自身のこのような想いがあったからこそ、ジャズ喫茶を営む傍ら執筆に向かわせ、本作が生まれたのかもしれません。

    「羊をめぐる冒険」だけでは分かりませんでしたが、鼠と落ち合い語らうジェイズバーは、主人公(=筆者)の故郷である港町にあるとすれば、モチーフは神戸某所なのかもしれません。北野坂を歩くのが楽しくなる一冊です。

    また界隈では有名なホットケーキのコーラがけが登場するのも本作品。忠実に上から注ぐのが良いのか、生地に混ぜ合わせて焼いてしまった方が良いのかは分かりませんが、つい試して作品の

    0
    2026年01月04日
  • 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    1月末に舞台を観に行くので10年ぶりに再読
    内容はほぼ覚えてなかった

    ねじまき鳥より展開があり読みやすい
    登場人物の独白少なめで春樹の思想は弱め

    大男が部屋をめちゃくちゃにするのを眺めながら小男とコーラを飲んで話しすシーンはかなり良い

    0
    2026年01月03日
  • 回転木馬のデッド・ヒート

    Posted by ブクログ

    村上春樹全作品踏破中!

    好きだったのは、「プールサイド」(こんな奥さんいるのだろうか、そしてクラシックコンサートの隣の席の男と寝る若い女の子なんているのだろうか)、「野球場」。

    特に「野球場」は、最近の盗撮ニュースを見るにつけ、「一体全体なぜこんなに男は盗撮が好きなんだろう」という疑問について、何かしらのヒントをくれるようだ。

    村上春樹さんの細部を読みたいから、読んでいるということを発見。
    細部が好きで好きで仕方がない・・・

    0
    2026年01月03日
  • 風の歌を聴け

    Posted by ブクログ

    村上春樹の作品は初めて読んだ。「村上春樹の文体」と言われるほど独自性のある文章と物語展開だということはなんとなく知っていたが、本当に独特の世界観があっておしゃれだと思った。「あなたか来るまでレコードは1枚も売れなかったんだよ」という代わりに「あなたのおかげで昼までにレコードが3枚売れたわ」という女や小銭を貸すとき「おかげでずいぶん体が軽くなった」という男たちが非常に魅力的だった。こういった些細な言い回しが好きだなと感じた。

    0
    2026年01月02日
  • 象工場のハッピーエンド(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    FUN FUN FUNが良すぎる。
    曲も含めて。

    そんなただのことばの響きの中に氷を入れて飲むとおいしいよ
    面白すぎる。どうやら深いことを語ってそうだぞ、実体と存在について、言葉とは記号であり…みたいな端をしているかと思ったら最後の一文で急に気が抜けたことを書いている。
    なんだか村上春樹のステレオタイプなイメージとは全く違う。ゆるいユーモア。

    鏡の中の夕焼けもいいな。これは詩ではなく結構しっかり短編小説。犬の喋り方が好き。

    安西水丸のイラストはポップで線画太くてビビッドな色使い。精緻でも写実的でもないが思い切りとインパクトが魅力的な絵。一見して雑であるように感じられるが根底には深い観察が

    0
    2026年01月02日
  • 村上春樹、河合隼雄に会いにいく

    Posted by ブクログ



    ファミリーからのデタッチ

    小説はまだ力を失っていない
    いわゆる現実を盲信することはない
    世の中には偶然がたくさんある
    源氏物語でいう怨霊はあくまで装置ではなく現実

    まさに、
    潜水について書いた時、ジャック・マイヨールの名前を出したが、この本の中でも河合先生から彼の名前が登場した

    言語化しづらい物語が持つ作用を、言語化するためにではなく、ただ語っている
    個人の問題(≒0人称と二人称の問題)、創造と精神の問題

    ---
    メモ
    韓国のファミリー・エゴ
    日本のフィールド・アイデンティティー

    人間はある意味では全員病人であるといるし、またいわゆる病んでいる人であっても、それを表現でするだ

    0
    2025年12月29日
  • ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    圧巻のラストでした。
    トオルとクミコは再会することができるのか、夢の中で繰り広げられる物語が刻々と暗闇をより深い闇に誘われる。
    最後は少し難しい展開かなと実感しました。
    新キャラクターの赤坂ナツメグ、シナモン親子も
    キャラが際立って、とても印象に残りました。

    0
    2025年12月29日
  • ロング・グッドバイ

    Posted by ブクログ

    昔読んだ気もしていたが、多分読んでいなかったんだと思う。感情の機微をところどころに感じ、人間の根本というのはあまり変わらんのだなと思う一方、戦争がもたらす変化や、タバコ、酒などの使われ方の変化に時代を感じました。村上春樹ではないですが、また読み返すのではと思います。

    0
    2025年12月29日
  • レキシントンの幽霊

    Posted by ブクログ

    学生時代に国語の模試で、レキシントンの幽霊を読んで以来気になっていた。よくわからない話もあったけど、退屈な話はなかった。7番目の男がお気に入り。

    0
    2025年12月28日
  • ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    難しい内容の小説でした。
    虚構と現実、夢と現実、、の世界を巡る、というストーリー展開で、なかなか掴みづらい感じでした。
    でも村上春樹らしい哲学的な文章で引き込まれました。
    村上春樹さんはやっぱり、好きな作家さんです。

    0
    2025年12月28日
  • ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    物語の紡ぎ方が非常に上手。小さな欠点は吹き飛んでしまう。他作品でも出てくる「穴の中」は、井戸とホテルの廊下が示している。久々の再読ですが、暴力的な場面が多いのには新たな驚きがあった。細かい部分は全然覚えていないので、新鮮に楽しめました。
    日中戦争がこんなに深く描写されていたことに、驚きがありました。

    0
    2025年12月27日
  • スプートニクの恋人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    美しかった。
    たくさんのことを語っているようで、実はなにも語っていないようで、でもやっぱり大切なことを語っている小説だと感じた。
    物語としてなのか文章としてなのかはわからないけれど、心に残って離れないシーンがいくつもある。

    305 本当のことを言えば、ぼくがそのときに考えていたのは、いろんな人ではなく、すみれのことだけだった。そこに存在した彼らではなく、我々でもなく、不在するすみれのことだけだった。

    313 ぼくらはこうきてそれぞれに今も生き続けているのだと思った。どれだけ深く致命的に失われていても、どれほど大事なものをこの手から簒奪されていても、あるいは外側の一枚の皮膚だけを残してまった

    0
    2025年12月26日
  • ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    第1部の最初の一行で、主人公は台所でスパゲティをゆでていました。「泥棒かささぎ」の序曲を口笛で吹きながら。
    第3部を読み終えるまでは、これほど壮大なスケールの物語だとは予想していませんでした。主人公の岡田トオルはこれといった特徴もなく、国境を超えないし、戦地に赴くこともないし、物理的な移動距離はさほどないのですが、夢と現実、生と死の世界をさまよいます。クロニクル(年代記)とタイトルにあるように、過去の時代についても描かれ、戦争の残酷さ、理不尽さは読むのが辛くなりました。
    戦時下、中国大陸にいた獣医は、思います。「世界というのは、回転扉みたいにただそこをくるくるとまわるだけのものではないのだろう

    0
    2025年12月25日
  • 国境の南、太陽の西

    Posted by ブクログ

    ハジメは変わろうとしつつあったけど、どこまでも中途半端。仕事も、家族も。
    中途半端に関わった結果、全ての女性を深く傷つけた。
    でもそれを非難できるほど、人間ができてるひとはいるのかな。
    自分も「そのきっかけ」がないだけで、本質的なところはハジメと変わらないんじゃないか。

    0
    2025年12月25日
  • 風の歌を聴け

    Posted by ブクログ

    この作品は彼のデビュー作だそうで、「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」と合わせて青春三部作と呼ばれているそうです。実は「羊をめぐる冒険」の上を読み終えたところでそれを知り、急いで本屋に向かったのでした。笑
    正直かなりふわふわしていて、小説というより詩に近い印象を受けました。とりあえず、村上さんがある作家から強く影響を受けていることは理解しました。今とはかなり作風が違うような気がします。

    0
    2025年12月25日
  • 村上朝日堂はいかにして鍛えられたか(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    村上春樹が書く無意味で本当に面白いエッセイ
    朝井リョウの『時をかけるゆとり』や、さくらももこの『さくら日和』に並ぶ傑作だと思う
    クレームがあるときは巻末の手紙を参考にして、辞書を読もう

    0
    2025年12月24日