村上春樹のレビュー一覧

  • 小澤征爾さんと、音楽について話をする(新潮文庫)

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    47冊目『小澤征爾さんと、音楽について話をする』(小澤征爾/村上春樹 著、2014年7月、新潮社)
    稀代の指揮者と小説家による対談集。クラシック音楽に造詣が深い村上が聞き役に徹し、小澤が波乱に満ちた自身の音楽家人生を語るというインタビュー形式がとられている。
    小澤がスイスで行っている若い奏者のためのセミナーや、ジャズピアニスト大西順子と組んで行われたGigのルポも収録。「良き音楽」が生み出されてゆく過程に迫る。

    〈「良き音楽」は愛と同じように、いくらたくさんあっても、多すぎるということはないのだから〉

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    2025年06月03日
  • 海辺のカフカ(上)(新潮文庫)

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    主人公の田村カフカとナカタさんが下巻でどのように繋がっていくのか気になります。二人が関わる周囲の登場人物たちから発せられる言葉が読者に勇気を与えてくれる作品だと感じました。

    「もし仮にそうだとしても、つまりもし君の選択や努力が徒労に終わることを宿命づけられたとしても、それでもなお君は確固として君であり、君以外のなのものでもない。君は君として間違いなく前に進んでいる。心配しなくていい」

    カッコよすぎる!

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    2025年06月02日
  • 東京奇譚集(新潮文庫)

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    ファンタジー、村上ワールドの短編集、改めてそもそもすべての村上春樹の小説は奇譚だしファンタジーであったことに気づく。

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    2025年06月02日
  • ねじまき鳥クロニクル―第2部 予言する鳥編―(新潮文庫)

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    予言がヒントをくれる 同姓同名の別人(ネコ)妻の服を着たほかの女 幻想の中で「今はまちがった時間です。あなたは今ここにいてはいけないのです」と言われる 幻想では、色々な部屋の入り口がある廊下をうろちょろした。そこにはトレーを持ったボーイがいる 鏡を見ると違うもの(アザ)が映っていた 前の住民その前の住民 クミコとクレタのドッペルゲンガー 憑き物がつきそれが剥がれる コーヒーとドーナツ 強烈な暴力を奮う 「ぼくはここで何をしているんだ? この女は誰なんだ?」馬が象徴するもの

    クミコは居なくなった。また不思議な夢を見る。メイとビールを飲む。マルタから電話でマルタとノボルと三人で会うことを言われる

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    2025年06月03日
  • リトル・シスター

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    村上春樹もあとがきで書いていますが、誰が誰を殺したのかよくわからん。ですが、マーロウと周りの連中との減らず口のたたき合いや、独特なたとえなんかは相変わらずで、とても楽しめました。むしろそちらに集中していた感じで、チャンドラー節をみっちり味わえたまであります。

    チャンドラー自身はあまり気に入っていない作品だったようですが、前に読んだ「高い窓」よりも良かったようにも思いました。最後のどんでん返しなんかは、かなりサービス精神を感じられました。

    オーファメイが事務所を出ていったところで、きれいに終わっている感じがしたので、その後の展開はいらなかったかなぁ、と思う一方、最後のやり取りもなかなかに格好

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    2025年06月01日
  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(上)―(新潮文庫)

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    終盤にかけて話が一気に進んでいく。登場人物の個性と少し前の事態から続いてくる関係性が興味深く読めます。

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    2025年05月31日
  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(下)―(新潮文庫)

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    イデアが登場し、その存在が何を意味するのかを考えながら読み進める。描写に出てくるものはいちいちオシャレ。

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    2025年05月31日
  • 神の子どもたちはみな踊る(新潮文庫)

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    村上春樹に少し苦手意識があったけど、これはすんなり自分の中に入れられた。違いはなんだ?

    ドラマが放送されるということで読んだ。
    「かえるくん東京、を救う」も「神の子どもたちはみな踊る」もよかった。
    村上春樹の本当に表現したいことが理解できたかは定かではないけど(というか多分できていないけど)、そういう分かりえる感情ばかりではないし、震災がどう誰に影響するのかも分からないし、何をもたらすかはわからないし、分からないことだらけなんだよなと思えた。
    分からないことはなるべく面白い方に考えて、ユーモア溢れて生きたいなと、かえるくんを知って思った。
    「かえるさん」を必ず「かえるくん」と訂正するのが好き

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    2025年05月31日
  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(上)―(新潮文庫)

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    久しぶりに春樹さん。やっぱり面白くて続きが気になる。性描写のくだりや音楽についての表現が、春樹さんだなぁと懐かしくなる。

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    2025年05月29日
  • 村上朝日堂ジャーナル うずまき猫のみつけかた(新潮文庫)

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    村上春樹が、ボストン近郊のケンブリッジという場所に住み、タフツ大学というが医学に所属している時にかかれたエッセイ。94年春から95年秋にかけて、「SINRA」という雑誌に連載されていたものに、加筆・修正を加えて1冊の本としたもの。
    非常に軽い感じのテンポの良さを感じるエッセイ。
    このエッセイが書かれている期間中、村上春樹は長編小説を執筆中だったらしくて、ご本人も書かれているが、ご本人にとっては、ある種の気分転換にもなっていたようだ。
    私は、全体的に言えば、村上春樹は小説よりも、このようなエッセイや旅行記的なものが好きなので、本書も楽しく読んだ。

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    2025年05月29日
  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉前編―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    天吾と青豆の物語が一気に動き始める。
    1Q84の1・2では各章ごとに別々のモノとして描かれていた天吾と青豆が、宗教団体「さきがけ」を軸に、徐々に重なり合っていく。
     老婦人から「さきがけ」のリーダーの暗殺依頼を受け、青豆を取り巻く環境・人々が被害に合いながらも、暗殺手前まで漕ぎつけた青豆。しかし、暗殺手前で「さきがけ」のリーダーからの驚きの提案が。
     一方、「空気さなぎ」の執筆に関わった天吾も、周囲の環境・人々が被害に合い、彼自身もリトル・ピープルに命を狙われる形に。失踪していたふかえりと久々に再開し、2人で協力して立ち向かう事になる。(4話へ続く)

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    2025年05月28日
  • 走ることについて語るときに僕の語ること

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    村上春樹が等身大の自分を"走ること"を通して描いた作品である。
    思いの外、小さく描かれている自己評価に不思議な親近感を抱いた。
    作家としての活動にも触れられており、かつて読んだ作品をどんな気持ちで執筆したか知ることができた。

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    2025年05月28日
  • 翻訳夜話2 サリンジャー戦記

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    村上さんと柴田先生の対話で暴かれていく作家サリンジャーのひととなり、非常に興味深く読めました。物語への考察=サリンジャーの生涯に密に関わっていたんだという発見があり、サリンジャーの生き方をホールデンになぞらせたのではなく、サリンジャーがホールデンの生き方をなぞっていったというのは一種の狂気を感じた。大昔に野崎訳を読んだ後に村上訳を読んで比較したことはあったけど、当時の印象として前者のホールデンはとんがり少年で、後者は引きこもりがちな天邪鬼。この印象の違いは翻訳に取り掛かった時代の背景を訳者がうまく反映させていたからだというから感心しきりだったし、ひとつの文章がこんなに変わるものなのかと文学の多

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    2025年05月28日
  • 回転木馬のデッド・ヒート

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    ネタバレ

    すごいサクサク読める。
    そして裏切らない。

    よく、登場人物の伝聞がストーリーになっている気がするけれど、
    ほんとうに、自分もその人の話を一緒に聞いているようで、
    その親近感か何かがとても落ち着く、というか、
    普段のテンションで、読める、というか、
    ちょっと奇妙な、そんなこともあるんだ、みたいな、
    いつのまにか不思議な世界に引き込まれている感じ。
    本当に正直に伝えるところが、

    やっぱファン・ボルムさんの本にもあったように、
    登場人物は、現実の人間だと隠しているようなことも読者に分かるように伝えられることが特徴的だ。
    なかなか聞けない話、知れない事実、見れない情景、などなど。

    そして村上春樹

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    2025年05月31日
  • 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)(新潮文庫)

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    多少読みづらさはあったけど、上巻よりも二つの世界の繋がりが見えたおかげでスルッと読めた!

    村上春樹さんの本初めて読んだけどすごい文学的で別の作品も読みたくなった。

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    2025年05月27日
  • 職業としての小説家(新潮文庫)

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    2025年45冊目。満足度★★★★☆

    日本が世界に誇る現役の小説家・村上春樹の本書はエッセイ

    自らの創作活動等をテーマにしている

    小説家だから、当たり前なのかもしれないが、様々なことについて多面的な視点で考え、それを豊富な語彙で表現

    流石だと思った

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    2025年05月27日
  • 猫を棄てる 父親について語るとき

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    作者として絶大な人気を誇る村上さんの幼少期はどんなものだったのかが気になり読みました

    誰にでもある幼少期にある一種のエピソード、トラウマ、印象に残ってるなんともないこと。

    主にはご両親のお話。猫の話。

    ぎゅっと幼少期の出来事が詰まっているけど
    どれも村上さんにとって忘れられないエピソードなのだろうなと思った

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    2025年05月26日
  • 1Q84―BOOK3〈10月-12月〉後編―(新潮文庫)

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    初めての村上春樹の作品。中2から読んだから、ほぼ10年かけて読んだ伝説の小説
    村上春樹の小説の読み方が分からず、抽象的な表現が多い本でもあることから、読み終わった時に掴みどころのない感覚を味わった記憶がある。
    もう少し歳をとってから時間をかけて読みたいと思える作品

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    2025年05月26日
  • 回転木馬のデッド・ヒート

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    うまく評価できない。だが、不思議な読後感のある短編集。

    こういう作品が有り得るのがとても面白く思える。

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    2025年05月25日
  • パン屋再襲撃

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    再読。初回いつ読んだかは忘れた。
    おもしろい。全話おもしろいし、ねじまき鳥読んでからだとなおおもしろかった。

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    2025年05月25日