村上春樹のレビュー一覧

  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(下)―(新潮文庫)

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    騎士団長殺しという絵と、昔の彼女、知り合った気の合う紳士な男性とその家族?に話。少しファンタジーが入っていて、それが不思議な気分にしてくれる。性の描写がそこまで気にならない感じで面白かった。

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    2025年02月02日
  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉前編―(新潮文庫)

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    何かが大きく動き出す前。嵐の前の静けさ、という感じ。

    青豆は身辺整理をして殺しに向かい、天吾は父親との再会で自分の出生を知る。

    それにしてもふかえりは、相当美しい少女なんだろうな

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    2025年01月30日
  • パン屋再襲撃

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    どの短編もおもしろく、クスッと笑える。

    テーマはなにかと問われたら、なかなか難しいけど日常の設定の中に非日常的な出来事が次々と起こるコメディのようでそのアンバランスさがおもしろかった。

    ねじまき鳥クロニクルの元となった短編もあったり、ワタナベノボルが何ヶ所か出てきたり、繋がっっていない短編がどこかで繋がっているのかと考えたり考えなかったり。

    気を抜いて読める村上作品でした。

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    2025年01月26日
  • 世界で最後の花 絵のついた寓話

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    乱雑なくらい素朴な線は、作者さんがほとんど目の見えない方だっただからだそう。

    シンプルなストーリーだけど、だからこそ最後にかけてのインパクトは強烈。「歴史は繰り返す」って、そんなクリシェで終わらせていいのか、考えさせられます。

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    2025年01月25日
  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(下)―(新潮文庫)

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    面白くなってきた!
    ドライブマイカーが良かったので主人公を西島さんのイメージで読んだら、自分の中でめちゃくちゃオシャレな作品になった笑

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    2025年01月25日
  • 遠い太鼓

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    この本を読んで、村上春樹が40歳を前に漠然とした不安を抱えていたことを知り、私自身も同じような不安を感じていると気づきました。

    特に仕事において、40歳までにやりたいことが限られた時間で終わってしまうのではという焦りがありますが、その不安を自覚できたことは良い発見でした。

    また、この本ではイタリアやギリシャなどさまざまな国の様子を垣間見ることができ、視野を広げることの重要性を感じました。

    30年以上前の話ながら、異なる文化や人々を知ることが世界観の拡大につながることを再認識しました。

    雑多な旅行記ですが、本の持つ深い意味を知ることができ、とても面白かったです。

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    2025年01月22日
  • ロング・グッドバイ

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    チャンドラーの準古典的名作。何処となく『グレートギャツビー』に雰囲気と感じていたら、村上春樹氏も同じことを述べていて嬉しい。ジャンルとしてはハードボイルド・ミステリではあるが、マーロウの視線を実相として重ねて外形的に心情を描く硬質なのに軽快な文体はページが進む。アメリカ文学の名作としても楽しめるし、村上春樹氏訳ということで彼の亜流作品的な雰囲気でも楽しめる。

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    2025年01月20日
  • 村上春樹、河合隼雄に会いにいく

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    本書のオリジナルは平成8年発行のもの。平成8年は、1996年なので、もう30年近く前のことだ。
    今は既に亡くなられている、河合隼雄先生に村上春樹が会いに行き、色々と話をするという建てつけの対談集だ。
    河合隼雄先生の、「人生の達人」感と、村上春樹がふと洩らす、創作の方法論や悩みが興味深い。かなり、「深い」対談だと感じた。読み物としても、面白い。

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    2025年01月16日
  • パン屋再襲撃

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    初めての村上春樹作品。初めて手に取ったのは三年前くらいで、その時は回りくどい独特の表現に疲れてしまって(笑)これが村上春樹なんだ…!と途中で挫折してしまったが、今回は読書習慣ができてからの再開だったのでスラスラ読み進められた。
    絵画でも歌でもその人の作品だとすぐ分かるのが本物の才能だなと思うけど、まさにそれで。村上春樹の世界、明け方に見る夢みたいな、夢心地になってしまう。本作はやれやれな男たちがたくさん出てきたが、描写は十分なくらいされるんだけど、心情や肝心なことはあえて描かれていない感じが想像力を刺激して尽きない。他の作品も読みたいと思う。

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    2025年01月13日
  • レキシントンの幽霊

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    孤独や閉塞感、喪失感といった長編でもお馴染みの重いテーマが扱われており、読み応え充分の短編集。

    以下、各話の感想や記録

    「レキシントンの幽霊」
    不思議な事を自然現象のようにサラリと綴る。村上春樹らしい作品。

    「緑色の獣」
    なんだろう。村上春樹の描く異形のものは何故か怖くない。どこか愛嬌ごあり、そこはかとなく悲しみを漂わせる。それに比べて女性は怖いな。って感想であってますかね?

    「トニー滝谷」
    同名の映画『トニー滝谷』の原作。映画は市川準監督、イッセー尾形、宮沢りえ主演。観たのは10年以上前だったと思う。
    倉庫のような部屋で故人が残した膨大な服に対峙する宮沢りえが印象的だった。
    空調の音

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    2025年01月13日
  • アンダーグラウンド

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    村上春樹、海辺のカフカ以来かな。誰かが勧めてたところに古本見つけて読んでみた。
    地下鉄サリン事件の被害者のインタビュー集、やねんけど、インタビュイーの人となりを紹介する地の文とか、インタビュー内でも事件の話に入る前の仕事や生活について語ってる部分の方がおもしろかったり。
    あと、内容と関係ないねんけど、1999年の文庫初版本が今でも普通に読めるんよね。電子書籍とかサイトなりデバイスの都合で読めへんようになることもあるらしいけど。結局紙の本なのよ。古いんやろうけど。

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    2025年01月11日
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉後編―(新潮文庫)

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    少しづつだが二人の物語が交差してきた。
    天吾と青豆の過去が繋がってきた。
    リトルピープルは形のない存在とふかえりは
    言っていたのだが、その正体を知ることはあるの
    だろうか今後が楽しみです。
    宗教の存在が特に物語に強く反映されています。
    舞台背景も、現実で起こった事件とか団体をモチーフにしている節があります。
    二つの月とリトルピープル、lunaticとinsane、
    さまざまなワードが出てきますね。


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    2025年01月11日
  • 哀しいカフェのバラード

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    詩情溢れるメルヘン。そして残酷なラブ・ストーリー。
    タイトルに“ballad”とあるとおり、人々が口伝えに繰り返し語り継いできたドラマに耳を傾けているかのよう。

    冒頭でいきなり悲劇の結末は明かされる。
    うらぶれた田舎町に住む、吝嗇で癖が強いが一目置かれてもいる人物であるミス・アミーリアに起きた、これまた風変わりな愛の行方と破局の物語だ。

    なにもないいつもの夕方、訪ねてきたよそ者との出会いによってミス・アミーリアが変わり、その熱が生む磁場に引き寄せられるように町の住民も変わっていき、物語には幸福と高揚感が満ちてくる。
    しかしそれと同時に、きっとなにかが起きるに違いないというカタストロフィの予

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    2025年01月11日
  • ねじまき鳥クロニクル―第2部 予言する鳥編―(新潮文庫)

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    話はフィクションですが、思考の混沌とした感じがとてもリアルだと思いました。

    問いへの破壊と再構築。
    夢と現実の行き来。

    誰しもが、何度か経験したことのある深い時間ではないかなと。

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    2025年01月09日
  • 村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」

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    #村上春樹
    #螢
    #オーウェル
    #一九八四年
    #森泉岳土
    #河出書房新社
    オーウェルの作品が読みたくてまずマンガで。語彙が減ると思考が狭まる。ヤバい、エグいに集約されてしまいがちな現代。新聞はわかりにくくくSNSはわかりやすい?わかりやすさを求める風潮に警鐘を鳴らす。考えることを放棄したくない
    しかしマンガにも限界がある。
    原作を読めたら。

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    2025年01月06日
  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(上)―(新潮文庫)

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    言いたいことが上手く纏まらないけど、「私」と同じくらい多くのものをこの小説から受けとったと思う
    「人は見たいものしか現実と認識しない」っていうところは『姑獲鳥の夏』にも通ずるところだと思った
    イデアやメタファーについて割と深い理解も得られた

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    2025年01月03日
  • やがて哀しき外国語

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    外国で生活している中で起こる出来事を、このように柔らかく捉えていくことでさらに毎日が楽しめるのではないかと感じた。

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    2025年01月03日
  • 大いなる眠り

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    チャンドラーのフィリップ•マーローシリーズ第1作、村上春樹訳。
    フィリップ•マーローは、まだ33歳で荒々しい。マーローは、資産家の将軍に呼ばれて、放蕩娘のせいで借金をネタに強請られており、マーローはその解決を約束する。
    マーローは、警察組織や巨大なヤクザ組織に対しても、頑なにその姿勢を変えずに、いけ好かない男として、立ち向かっていく。
    正に、西部劇のカッコ良いガンマンのように。

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    2025年01月01日
  • カンガルー日和

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    なんだかんだと言いながらけっこう村上春樹の小説を読んでる私もそろそろハルキストを名乗っても良いかもしれないとか思うお年頃。
    この人の語り口っていうのはぶっちゃけどうでも良いようなコメントを挟みつつ場を繋ぐというかちょっと面白いというかある種のお笑いではないかというか通じるものがあるような気がするのはM1を見てお笑い脳になっているからかもしれない。突然家に訪問するアシカみたいな意味不明な展開を真面目に語り尽くすのとかやっぱ好きだしやっぱ笑いもあるわ。

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    2024年12月31日
  • 水底【みなそこ】の女

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    ▼フィリップ・マーロウ第4作。まさに太平洋戦争真っ最中に書かれたようです。とはいえアメリカは体力があったので、そんなに日本の戦時下ものみたいなことはなくて、余裕を感じます。

    ▼「警察の仕事は山ほど問題がある。
    政治と似ている。
    それは最良の人間を要請しているのだが、
    そこには最良の人間を惹きつけるものは
    皆無だ。
    だから我々としては
    手に入る人材でやっていくしかない。
    そしてこのような結果が
    もたらされることになる」。

     ・・・名文句。

     <警察の仕事>を、ほかのなんの仕事に置き換えても、使えます。

    ▼大富豪の奔放な妻が行方不明に。マーロウが雇われて調査開始。夫人が滞在した湖の畔の別荘

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    2024年12月31日