村上春樹のレビュー一覧
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1995年は阪神大震災と地下鉄サリン事件が起こった年。地震と宗教、共通点があるはずはないのですが、同じ年にこの二つの出来事が起きたということは、この世には人の手の届かない何か大きなものがあるのでは?そしてその大きなものを村上春樹は知っているのでは?などと思わせるような不思議な短編集。
登場人物は、被災者や被害者ではないけれど、この2つの出来事が心に小さな余波を残している人たち。独特な文体を取り混ぜて、言葉を話すカエルや天の光の中でひたすら踊る若者など不思議なキャラクターも登場します。彼らが何を抱えているのか、何をしたいのかはさっぱりわからず、ただ淡々と流れるように物語が進み、結局謎のまま終わ -
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多分、小説家を目指す人達が手に取る本だと思いますが、ネタは脳内キャビネットから取り出したものを使って書くとか、まるでジョンレノンがメロディと歌詞が天から降ってくる…的な天才が語る話だな、と思いました
ちなみに毎日10km走って、5〜6時間机に向かって書く、というようなマッチョ?なのですね
また、昔からの読者は今更なのでしょうけど若い時から洋書を原書で読み漁っていて翻訳の仕事をするなどアメリカの出版界ともその頃から繋がりがあって現在があるようです。そして、書くにあたってどんな企画でどんな内容にするかなども、かなり当初から自由に書かれていたということなので、小説家志望の方達にはあまり参考にならない -
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阪神淡路大震災を受けての短編集。
好きな作品が多かった。
・UFOが釧路に降りる
妻の失踪、釧路に荷物届ける。
何かが起こるわけじゃないのに心がざわっとする。
・アイロンのある風景
家出した順子、放蕩息子の啓太、焚き火が得意な絵描きの三宅さん。
焚き火を見ながらぼんやりと過ごす時間を文章で表現できるの、ほんとすごい。
ラストがとても好き。
・神の子どもたちはみな踊る
1Q84の青豆の設定はここからだろうか。
途中まですごく惹きつけられたが、踊るところからついていけなくなった。
・タイランド
40代の女医のさつきと、タイの観光ガイド兼運転手のニミットとの物語。
ニミットが素敵。空気感が好 -
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「ファミリー・アフェア」
村上春樹を好きになった理由を思い出した。僕は『風の歌を聴け』をきっかけに村上春樹を好きになった訳だけれども、そうだよなぁ、これだよなぁ。クールでスマート、都会的な村上春樹作品の真骨頂。
クスッと笑えて、むず痒くなるくらい格好良い主人公に憧れる。
能天気な冗談を言う、それにしっかり者の女性が呆れながらツッコむ。この構図、すごく好きだなぁ。
最近の重いテーマに果敢に挑戦している村上春樹も好きだけど、初期のこの能天気で飄々としたアーバンな村上春樹もやはり好きだなぁ
初期の頃の村上春樹が好きな人は是非読んでみてほしい。 -
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ネタバレ読む人の人生経験によって受ける印象の変わる本だと思います。
若い頃は感受性が豊かで、その頃の異性との交流というのは、とても心満たされるものでした。特にモテるというわけでもなかった私は、異性と少し話すだけでも心弾むものでした。
そんな時期に、お互いに信頼感を持って交流できた異性は、大人になってからもかけがえのない存在として強く記憶に残っています。そして、細かなやり取りまでは覚えていないにしても、そうした相手へ抱いていた感情も、やはり大人になってからも覚えているものです。
大人になってからも素敵な異性に出会う機会は増えましたが、やはり若い頃にそうした信頼できる異性に抱いた感情の記憶は残ってい -
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ネタバレ村上春樹の小説は初期のものが結構好き。物事がシンプルだし性描写もそこまで多くなくて読みやすい。カンガルー通信は最悪だけど。後半になると性描写細かくなってきて気持ち悪くなる。
午後の最後の芝生が好き。村上春樹の小説において、登場人物は彼らなりの仕事の流儀がある。この主人公も芝刈りになかなかのこだわりがある。タマルとか、世界の終わりの私とか。古い時代ののどかさが感じられた。どこからそれを感じたのかは分からないけど。ビール飲んで車に乗っちゃうところとか、ため口でドライブインの管理人と話すところとかかな。
カンガルー通信は最悪。気持ち悪すぎる。村上春樹の悪いところと言えばこれ、みたいな作品。
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