村上春樹のレビュー一覧

  • レキシントンの幽霊

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    私は村上春樹氏の小説がとても好きだ。文章が好きなので、斜め読みせず、時間をかけて読みたい。そして、読み終わったら、しばらく余韻に浸って、内容について考えていたい。
    この小説で、夏休みの読書感想文が書けるのか?と聞かれたんだけど、私には書けない。というか、夏休みの宿題で、ちゃちゃっと書ける感想文用の小説ではない、ということは、わかった。もちろん、熟考して書けば、良い感想文は書けると思うけども。

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    2025年08月10日
  • 海辺のカフカ(下)(新潮文庫)

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    ベースは日常とした話で所々に非日常なことが入り込んでくる物語が好きなんだと実感した。
    起きたことに対して同時進行向き合うかが大切なんだということを考えさせられた。
    森の奥に続いていた道は死との境目だと考えた。
    ジョニーウォーカーやカーネルサンダースみたいな現実と空想の狭間にいる雰囲気が好きだった。
    白い物体やカラスと呼ばれる少年など謎に包まれた部分が多く、考察を見るのも1つの楽しみだった。

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    2025年08月10日
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉後編―(新潮文庫)

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    1を読んでから数か月か、経つ。
    本を開くと、数か月前の状態が鮮やかによみがえる。

    青豆の物語と、天吾の物語は、まだそれぞれで進行しているような感じ。

    青豆は、彼女に特殊な仕事を依頼してくるマダムの過去を知る。
    マダムが保護した女児は性的な虐待を受けていた。
    青豆が手繰っていくと、あの宗教団体「さきがけ」がいる。

    一方、天吾の方は、ふかえりの小説『空気さなぎ』のリライトを完成させ、編集者小松の目論見通り、ふかえりに新人賞を受賞させる。
    作品はベストセラーになり、世間の注目を集める。
    それは、ふかえりを保護してきた戎野先生の意図にも沿ったことであったらしい。

    この先、「さきがけ」が二つの物

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    2025年08月09日
  • 中国行きのスロウ・ボート

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    中国行きのスロウ・ボート
    2025.08.09

    主人公が出会う3人の中国人。彼らはみな淡々と語り、どこか寂しく感じるようなふるまいをしている。ゆっくり読まないと気付かないようなさりげない空気感で描写していた。物語の最後には居場所のない中国人と自分を重ね合わせ、現状から抜け出して居場所を求めたいという気持ちがうかがえるものの、逃げようというよりは受け入れざるを得ないような仕方のない状況にあることを表現。「スロウ・ボート」によって示し、なんともいえない状況に陥っている様子が感じられる。

    居場所のなさがこんなにも淡々とした虚しい世界を生み出してしまうのかと怖くなった。同じ境遇の中国人たちと自分で

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    2025年08月09日
  • 海辺のカフカ(上)(新潮文庫)

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    カフカの話は家出をした15歳の少年が経験するドキドキやワクワクを味わえる。
    大島さんは落ち着いていてカッコイイなと思っていたら女性だったのは驚いた。
    今後さくらがどう物語に絡んでくるのかが楽しみ。
    ナカタの話はジョニー・ウォーカーの事件や魚やヒルが降る話などどこか非日常な不気味な雰囲気が漂う。
    なぜカフカの父はジョニー・ウォーカーを名乗りあんな残虐なことをしていたのかが気になる。

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    2025年08月06日
  • 1Q84―BOOK3〈10月-12月〉後編―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    1〜6の感想
    とても面白かった!!2人の視点がどこで交わるのか、2人それぞれのリトル・ピープルへの迫り方が予想できないので、ドンドン読み進めたいと思って(ほぼ)一気見してしまった!
    度々出る意味深な物語・セリフは、更に私を物語に惹き込ませる重要な役目を担っていたし、何よりも村上春樹さんの文章がとても好きだった!♡
    これが初★村上春樹作品なので、これからもっとハマりそう)^o^(
    少し心残りなのは、7冊目も出して欲しかったな〜ということ。月が2つある世界からは抜け出せたので、物語は終結となっているが、青豆のお腹にいるのは一体何なのか?2人の周りにいる人達は元の世界(ではない別の世界かもしれない)

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    2025年08月06日
  • 1Q84―BOOK3〈10月-12月〉前編―(新潮文庫)

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    青豆と天吾が出合いそうで出会わない、ちょっとやきもきする展開が続きます。そして牛河がどんどん存在感を際立させてきます。表現のうまさもさることながら、ときどき意味が分からない表現が出て着るのも村上春樹さんの良さなのでしょうね。

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    2025年08月05日
  • ラオスにいったい何があるというんですか?

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    著者村上春樹が訪問した国(日本も含む)で見聞きしたことをつづった紀行文。アメリカ、イタリアと過去に住んでいた国に旅をしたり、フィンランドやアイスランドと初訪問した国で驚いたことを語ったり、さらにはラオスという国名以外何もわからないところにあえて旅行するなど、本書を読むことで、実際に旅をしたような気分になれる。

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    2025年08月04日
  • ねじまき鳥クロニクル―第2部 予言する鳥編―(新潮文庫)

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    第一部の馬の話が印象に残ってて、本作の重要な場面で再登場したのが良かった。無意識中に、記憶に残るような書き方がなされているのだと思った

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    2025年08月04日
  • ねじまき鳥クロニクル―第1部 泥棒かささぎ編―(新潮文庫)

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    時々、悪い夢を見ます。
    どんなに探しても大切なものが見つからないとか、道に迷って目的地にどうしても辿り着かないとかです。このような夢は、心理的に「模索中」「停滞感」「不安感」を抱えている可能性が高いらしいです。この小説は、そんなわたしの心のうちと重なるようなきがしました。でも、重さや暗さは感じませんでした。

    ロッシーニの『泥棒かささぎ』の序曲を主人公の岡田亨(オカダトオル)が口笛で吹きながらスパゲティーをゆでているときに、知らない女の声で電話がかかってくるという書き出しから物語に引き込まれました。そして、ねじでも巻くようにギイイイッと鳴く鳥を、主人公とその妻は「ねじまき鳥」と呼び、ねじまき鳥

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    2025年08月04日
  • 海辺のカフカ(下)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    上下で結構量が多いなと読み始めは感じていたが、あっという間に読み終わってしまった。面白い。
    作中のカフカや佐伯さんの描写を見て、自分が生きる意味について考えさせられた。
    現実では嫌なことがあった時、「もう生きていても意味がない」と人生に意味を見出せなくなることもあるかと思う。しかしその人にとってそもそも生きる意味とはなんだったのか。実際意味なんかないのかもしれないが、海辺のカフカの登場人物を見ていると(読んでいると)1人1人の人生にその人にしか出来ない何か使命のようなものがあるのではないかと思わせられる。なら何かやってみよう、と自分の背中を押してくれる物語だった。

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    2025年08月01日
  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉前編―(新潮文庫)

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    先の展開が気になり、読むスピードが、上がってきます。天悟も青豆もふかえりもふわっとイメージできるだけで、どんなイメージかわからないけど、そこを想像するのがいいんだろうな。

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    2025年07月31日
  • 職業としての小説家(新潮文庫)

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    うん、読んで良かった!
    村上春樹も普通の人間だ。
    ただ才能が溢れるところでちゃんと溢れ、世に還元してくれただけの、私と同じ人間だった。
    自分の気持ちというか、したいことに対して純粋にまっすぐに生きる、その姿勢はとても参考になった。なんだか自分が人生を自ら難しくしているような気がした。それに気づけた。
    この本から何かを得てやるんだという気持ちで読んだわけじゃない。村上春樹の本は何冊か読んだ程度で、小説家が自分が小説家であるというとことについて書いたものを読んだことがなかったから手に取っただけだが、心に留まるような考え方、フワッと心が軽くなる考え方がいくつかあった。こういうときに「ああ、読んでよか

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    2025年07月31日
  • 1973年のピンボール

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    ネタバレ

    養鶏場の冷凍倉庫にずらりと並ぶピンボール台、やたらと印象に残ってる
    諦観というか、諦めみたいな感情の言語化がうますぎる

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    2025年07月30日
  • 走ることについて語るときに僕の語ること

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    マラソンに向けて1日10キロ、月にして310キロを走り、レース前の入念なストレッチング、給水のタイミング、レース展望の想定、出来る準備をしても報われないのがマラソンなんだとランナーは報われないタイムによって知る。

    この本は、マラソンを一度でも走ったことがある人、無い人で評価が分かれるとは思う。
    なんで、こんな辛いことを好き好んでやるのか走ったことが無いからしたら狂気の沙汰としか思わないだろう。

    次のレースに向けて改善ポイントをリストアップし、レースで実践するはずが、上手くいかない。

    こんなはずでは、もっと出来たはず、もっと良いタイムで走れたはず。
    〇〇より上の順位なんてものに興味を示さず

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    2025年07月30日
  • 海辺のカフカ(上)(新潮文庫)

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    同時進行でいろんなことが起きていて不思議だが、引き込まれる。まだ展開はわからないが、下巻も続けて読みたいと思わされた。

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    2025年07月29日
  • スプートニクの恋人

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    主人公が依存している女性とのやり取りを通じて何かが変化すると思いきや、特に何も変わらない話。話の内容で色々思うことはあるのだが、文章の不思議さも印象に残った。

    話の流れはちゃんとあるのだが、磁石についてくる砂鉄みたいな感じで、一つの意味のある言葉にたくさんの別の言葉が付いてくる文章が印象的。慣れてしまうと、だんだん良くなってくる。

    良く言えば想像の余地があり、悪く言えば隙間の多い話なので、あの時の〇×はこういう意味だったのか、すみれはいったいどこに行っていたのかなどと考えてしまうが、なんとなくその辺を何も考えずに、ただ文章の余韻に浸ってふわふわしていたい感じがした。

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    2025年07月29日
  • 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)(新潮文庫)

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    うん、よく分からんかった!
    でもこの作家さんの作品はそういうもんだと思ってるし、それが別に嫌いじゃないから良いのです。

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    2025年07月27日
  • 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

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    大学生になり、急に高校時代からの仲良しグループからハブられた主人公がその理由を求めて昔の友人を訪ねる話。

    高校から大学にあがるとき、いろんな変化があると思い出す。
    特に地方から東京に出てきたひとはなおさらそう感じると思う。
    何気ない生活をしていても、住む場所が違えば、経験も変わる。考えにも影響する。自分では何も変わらないと思っていても。
    新たな環境で、新たな自分を発見するに連れて、他者からは異なる人物に見られる。
    そうして前のままでは居られなくなる。
    読みながらそんなことを感じた。
    気づけば地元には、なんだか居場所がないような気もしてくる。(もう長く地元に住んでないから当たり前かw)

    村上

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    2025年07月27日
  • パン屋再襲撃

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    ピンボールの双子の登場にはテンションが上がった。村上春樹作品は、つながっているようでつながっていないようでつながってる感じがする。個人的にこの短編集では、喪失がテーマだと感じた。我々は失った瞬間悲しむのではなく、気づいた時に悲しむ。

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    2025年07月26日