村上春樹のレビュー一覧

  • 女のいない男たち

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    初めての村上春樹。めちゃくちゃ偏見ですが、音楽、猫、文学的性描写…といったイメージがあって、そして概ね間違っていませんでした。
    日本版アメリカンジョークとでも言えばいいのか、例えば、表題作「女のいない男たち」の書き出しのところの「真夜中の電話のベルはいつも荒々しい。~人類の一員として僕はそれをやめさせなくてはならない。」とか。大袈裟で小粋な感じ。
    あと登場人物に漂うやれやれ感。
    村上春樹を浴びたーっていうのはこういうことなんでしょうか。

    「木野」が特に良かった。
    カミタから突如店を閉めろと告げられた場面以降の緊張感が凄くて、ページをめくる速度が上がった。

    分からないけど、男性のほうがやっぱ

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    2025年11月20日
  • 神の子どもたちはみな踊る(新潮文庫)

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    「本読むふたり」という小説での、話のキックオフになった作品。そこから興味を持って読んでみた。また、映画アフターザクエイクが公開されて、気になっていたが、りかいできるかがわからなかったので、チャレンジ。

    ・UFOが釧路
    ・アイロンのある風景
    ・神の子どもたちはみな踊る
    ・タイランド
    ・かえるくん、東京を救う
    ・はちみつパイ

    尻上がりによくなっていった。
    村上春樹苦手意識あったけど、読みやすかった。
    必要なのか、不必要なのか、急にくる性描写や、下ネタがある。

    阪神淡路大震災を受けての短編集。

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    2025年11月17日
  • パン屋再襲撃

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    ⭐️パン屋再襲撃
    何度この本を読んだのだろう。若い頃はふわふわした印象しかなかった。相変わらず感覚で読む村上作品なのだが、妙に懐かしさが込み上げるのは歳を重ねたせいか?今回は表題作より「象の消滅」が印象的だった。世界は統一性、便宜性を求めすぎるためバランスを失っている。年老いた象と年老いた飼育員が幸せそうに見えるのは何故だろう?

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    2025年11月16日
  • 神の子どもたちはみな踊る(新潮文庫)

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    ⭐️神の子どもたちはみな踊る
     阪神・淡路大震災、地下鉄サリン事件をモチーフにしているという。全体的に暗いトーンだが、連作短篇の終わりにいくほど救いがあるように感じる。「アイロンのある風景」「かえるくん、東京を救う」「蜂蜜パイ」
    が好み。焚火に癒され、光と闇の闘いに翻弄され、まさきちととんきちにほっこりする。村上春樹ワールドにハマりそうだ!

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    2025年11月16日
  • 1Q84―BOOK3〈10月-12月〉後編―(新潮文庫)

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    あっけない最後
    でもとても楽しく読むことができたので◎
    幹線道路の非常階段を探す、
    高架下の工事現場のようなところをキョロキョロみてしまう妙な癖がついてしまった

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    2025年11月16日
  • ねじまき鳥クロニクル―第2部 予言する鳥編―(新潮文庫)

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    「僕はふとしたことで家出をしたまま二度と家に戻れなくなってしまった。家に戻るための道を忘れてしまったのだ。僕は何度もそういう夢を見たことがあった。それは少年時代の僕の悪夢だった。行き惑うこと、戻る道を失うこと、もう長い間、そんな夢のことを忘れてしまっていた」
    この文章を読み、ここだけは、わたしも主人公と同じだと思いました。ただ、わたしの場合は、子どもの頃ではなく、大人になってから、行き惑い、戻る道を失う夢を見るようになりました。目が覚めて「夢でよかった」とホッとして、夢のディテールはすぐ忘れます。現実に戻ると、迷いや不安はとりあえず脇に置き、日々、すべきことに追われ、病気や怪我を負えば、痛みと

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    2025年11月15日
  • 東京奇譚集(新潮文庫)

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    ハナレイ・ベイ
    静かで綺麗な小説。死は常に清らかで静か、「清」であり「静」である。コントラストとして描かれる、騒々しい不躾な、でもなぜか憎めない、無邪気な汚らしく埃っぽい若者2人(静かで清らかな死と意図的に対比させている、生を体現するキャラクターだ)。そんな2人に対しての主人公の視線もどこかやさしく温かい。
    それを一つの世界観にまで昇華させるのは村上春樹の小説家としての技術の一つの真骨頂なんだな。
    骨の髄まで、美しい小説。

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    2025年11月13日
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉前編―(新潮文庫)

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    皆さんの感想を読んで興味を持ち
    今さらながら手に取りました
    点と点が微かに繋がり始めた感じ
    今後の展開が楽しみです

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    2025年11月13日
  • 神の子どもたちはみな踊る(新潮文庫)

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    ネタバレ

    やっぱり引き込まれる。
    どの短編も読みやすかったけど
    かえるくん、東京を救うが特に好き。
    これは以前子ども向け?の村上春樹の単行本にあり記憶していた。
    宗教と地震は地下鉄サリン事件と阪神淡路大震災から来てるのかと他の人の感想を読んでなるほどと思った。2世の視点が1Q84にも少し通じるものがある。蜂蜜パイの結末がハッピーエンドでよかった。

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    2025年11月13日
  • アンダーグラウンド

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    村上春樹を刊行順に読むプロジェクトにおいては、「ねじまき鳥クロニクル」の次は「スプートニクの恋人」だったのだが、「村上春樹、河合隼雄に会いに行く」を読んだら、一個飛ばして先にこっちを読みたくて仕方なくなって、手に取った。
    地下鉄サリン事件のことはもちろん知っていたし、子どものとき、クラスでは「しょーこーしょーこーしょこしょこしょーこー♪」の歌をみんなで歌ったりもしていた。でももちろん、自分からは遠いものだった。というか、それに対してなんか分かるそぶりでも見せようものなら自分もこの社会の枠の線の外に追いやられるような感じのもの。それがオウム真理教で、地下鉄サリン事件はその人たちが起こしたものだっ

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    2025年11月12日
  • スプートニクの恋人

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    恋愛小説で第三者からの目線で語られるという構成が斬新で面白かった

    体と精神の分離をドッペルゲンガーや影分身のように物理的?視覚的に表現してしまうところがいかにも春樹って感じでとても良かった

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    2025年11月10日
  • 街とその不確かな壁(上)(新潮文庫)

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    村上春樹の作品は時々挟まってくる自然や風景の描写が本当に美しいと思います。この作品もその例に漏れず、雨の降る風景、雪の降る風景がありありと脳内にイメージされます。
    物語は現実と空想?世界が交互に展開され、やがて現実と空想の狭間があいまいになっていく…村上春樹らしい不思議な世界です。
    秋の夜長にオススメですょ。

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    2025年11月09日
  • ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―(新潮文庫)

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    オーディブルで。3巻は長かった。
    著者らしい性的な話を含んだ抽象的な不思議な話は、
    騎士団長殺しに似ている。
    登場人物は、変な人しか出てこない。
    でも、笠原メイは賢い。

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    2025年11月09日
  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉後編―(新潮文庫)

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    いよいよ、青豆と天吾の世界が重なる展開。

    新興宗教団体のリーダーは、本当の「黒幕」ではなかった。
    彼もまたリトル・ピープルに利用される存在だったということがわかるのだが…
    リトル・ピープルは超自然の存在。
    ヤギの死体から現れたり、人数も自在に変えられたり。
    宗教コミューンの暗部に切り込んでいく社会派小説と思っていたので、突然のファンタジー展開にやや戸惑う。

    青豆がふかえりの「空気さなぎ」を読むことで、不可解なリトル・ピープルや空気さなぎのこと、1Q84という世界のことが少しわかってくる。

    リトル・ピープルは選ばれた少女に空気さなぎを作らせ、そこに彼女とうり二つの「ドウタ」を作らせる。

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    2025年11月09日
  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉前編―(新潮文庫)

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    映画『ドライブ・マイ・カー』が素晴らしくて村上春樹の原作読んだときは断然映画が好きだった
    この前観たアニメ映画『めくらやなぎと眠る女』も良かったので(ねじまき鳥の鳴き声が聞ける!)、その映画の原作ではないけど『1Q84』をなんとなく読み始めた

    半分くらいまで読んでみて、村上春樹の長編を映画化するのは難しいのではないかと思い始めている

    とにかく現実世界と架空世界の情景描写や心理描写が映像が浮かぶくらいに精緻だから、これを映画化した場合、とんでもなく長時間の映画になると思うし、頑張って3時間くらいにまとめたら原作のスーパーダイジェスト版になってしまう(原作者は別だけど映画『国宝』でそれを強く感

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    2025年11月09日
  • 村上ラヂオ2―おおきなかぶ、むずかしいアボカド―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ananに連載していた「村上ラヂオ」のエッセイを1年分まとめたもの。
    一つ一つのお話が短くて読みやすい。
    毎回最後に「今週の村上」という一言メッセージのようなものがついてるのも良い。
    『水洗トイレに「大小」というレバーがあるけど、あれは「強弱」じゃいけないんでしょうか?』
    とか、何気ない一言なのに笑ってしまうし記憶に残る。
    大橋歩さんによる挿絵も味わい深かった。

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    2025年11月08日
  • 神の子どもたちはみな踊る(新潮文庫)

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    映画アフターザクエイクを見て2周目
    蜂蜜パイと釧路〜が最高
    失うことで、失う理由を知ることでしか学べない辛さが印象的。
    蜂蜜パイで、小夜子は淳也と結婚するのでしょうか。教えてください。

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    2025年11月08日
  • 哀しいカフェのバラード

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    以前「心は孤独な狩人」を読んだ時とは大きく異なる印象のマッカラーズ。心は孤独な狩人は現代社会にも通じる閉塞感について考えさせられる一冊であった(らしい。自分の感想を見る限りではある)けれど、この何とも奇妙な物語は何かを静かに考えさせるという雰囲気は、一見、ない。訳者の村上春樹も最初に読んだ時の印象をこう語っている。

    『これはいったいどういう小説なのか? いったいこの小説は何を語ろうとしているのか? この本を読み終え、多くの読者はそのような疑問と戸惑いを抱いたまま、あとに取り残されることになるかもしれない。最初に読み終えたとき、正直言って僕もそんな読者の一人だった』―『訳者あとがき』

    時代が

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    2025年11月07日
  • 街とその不確かな壁(下)(新潮文庫)

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    さすがは村上春樹。訳がわからない。でも一気読み。
    相変わらず変な作風だ。
    1Q84の続きが読みたい!(あれで終わり?ってずーっと思ってます。)

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    2025年11月05日
  • 1Q84―BOOK3〈10月-12月〉後編―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    天吾はその光の中に足を踏み入れ、ほっと一息つくことができた。
    そこにはもう死者の気配はなかった。
    それは生きている人々のための世界だった。
    たとえ、それがどれほど不確実で不完全な代物であれ。

    この一節が、読後もずっと胸の奥に残っている。
    物語の中でふたりがようやくたどり着いたのは、
    1Q84でも1984でもない――おそらく“第3の世界”。
    完全ではないけれど、ふたりが出会うために必要だった場所。

    その世界が良い場所なのかはわからない。
    けれど、たぶん、どちらの世界にも留まっていたら、
    天吾と青豆は巡り会えなかった。

    「不完全で不確実で、それでも光のある、生きている人のための世界」。
    そう

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    2025年11月02日