村上春樹のレビュー一覧

  • 国境の南、太陽の西

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    村上春樹ブームで数冊おきに読んでいる。
    彼の作品に登場する主人公(男性)は2人以上の女性で心が揺れ動き、平穏な日常を壊すほどの大胆な選択をすることがある。
    それは彼の周りの女性が魅力的すぎることが問題であると最近気づいた。
    主人公を取り巻く女性たちはみんな儚い美しさを持っており、どんな環境であっても軸が揺らぐことはなく、どこかミステリアスで強い印象を持つ。
    もはや主人公のキャパシティを超えるほど、大切にしたい魅力的な人物として存在するのだから、不倫云々が致し方のないことなのかと錯覚してしまうほどだ。

    今回の作品に登場する小児麻痺で左脚が不自由な島本さん。クラスでも一目置かれるほどの素敵な女の

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    2025年08月18日
  • 街とその不確かな壁(上)(新潮文庫)

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    途中まで世界の終わりとハードボイルドワンダーランドの焼き直しなのかなと思いながら読んだけど、途中から枝分かれしてきたので、これからどうなるのかが楽しみ。

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    2025年08月18日
  • 1Q84―BOOK3〈10月-12月〉前編―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ・首都高でヘックラー&コッホによる自殺を図ろうとした青豆を呼び止めたのは、青豆に聴こえた遠くから自身の名前を呼ぶあの声は空気さなぎの中の10歳の青豆に名前を呼ぶ天吾の声だったのかと気づいたとき、本当に素敵だと思った。これ以上ない伏線回収でかつこれ以上美しい愛がそこにはあると思った。登場人物である2人が気づいていないだけで、そこには既に愛はあるのだと思う。

    ・天吾が猫の町に行く前、天吾も青豆も高円寺の街でお互いを想い続けるシーンは、個人的にミスチルの「君が好き」を挿入歌にしたいと思った。この小説の主題歌がヤナーチェックのシンフォニエッタだとしたら挿入歌は君が好きで間違いないと思う。

    ・青豆っ

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    2025年08月17日
  • スプートニクの恋人

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    私の中にはきっとこれからもすみれがいて僕がいてミュウさんが存在してくれる気がする
    ラストも個人的に好きで
    読んで良かったと思える一冊

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    2025年08月17日
  • 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

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    初めての村上春樹作品だった。
    すごく言葉の量(?)が多く独特な文体なのに読みやすくて引き込まれた。
    どの人物とも、白とも黒ともつかない結果だったけれど、読み終わったときなんとなく穏やかな気持ちになれる。
    こういう物語こそ、より本物の人生に近いのかなと感じた。

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    2025年08月16日
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉前編―(新潮文庫)

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    二つの並行世界の琴線を辿るように読んだ
    状況がどんどんきな臭くなってくる流れと青豆というキャラクターにどんどんとのめり込んでいく本作
    ハゲの形が好き,セックスは肌を重ねて描く本質的な、肉体的ではない精神的な欲求であるとする流れがとても良い
    どうやら映画のような雰囲気で足取りも進んでいくがとても読みやすく,それでいて話の本筋を掴みにくい
    現代においてはスパイファミリーのガーデンように思えるかもしれないが,それはフェミニストの楽園でもなく,ただの個人宗教である
    2人の話がいつ交わるのか,本作はどこに歩いているのかいまだに手も足も掴めないままだ

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    2025年08月15日
  • 女のいない男たち

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    村上春樹はあまり読んだことがなかった。ファンが多いから独特で難解な表現ばかりなのかと敬遠していたが、読んでみると分かりやすくさくさくと読めた。かと言って簡素なわけでなく、言葉にしづらい気持ちや事象を私たちの心にすんなり落としていくような表現で伝えてくれる文章だ。様々な女に去られた男たちの余韻が不思議な魅力として染みてくる一冊。

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    2025年08月15日
  • ねじまき鳥クロニクル―第2部 予言する鳥編―(新潮文庫)

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    あくまでここまで読んだ自分なりの解釈です。

    この物語は、"僕(=トオル)が恩寵の光を得るための修行記録"の物語なのでは無いか。
    つまりは、間宮中尉がノモンハンの井戸で獲得出来なかったものの総称としての恩寵です。

    僕らは力を手にすると途端に居丈高になったり強権的になったりしてしまう。ではそうならない方法は何か?それはつまり"やれやれ"でやり過ごす事だ。卵の側に立つ事だ。でも、敢えてデタッチメントからコミットメント(バットを持って戦う)に向かわなければいけない時があるのだ。

    その時に我々に恩寵の光が差し出されるのだ。

    加納クレタをシャーマンのように扱

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    2025年08月15日
  • 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上)(新潮文庫)

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    2つのパラレルな話の同時並行が面白い。所々交わりを感じさせる描写があり、その度に反応してしまう。下巻も買って、物語の行く末を見たいと思う。

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    2025年08月14日
  • ねじまき鳥クロニクル―第2部 予言する鳥編―(新潮文庫)

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    8.9/10

    次第にあちらの世界へと呑まれてゆく。第3部では、猫もクミコもノボルも加納姉妹も、謎が尽きない。ラストの18章はあまりに美しく、まるでデヴィッド・リンチの世界を彷彿とさせた。「かまわない」と岡田が発した瞬間、思わず鳥肌が立った。

    やってやれ。何かを、それを、暗闇の中であろうと、井戸の底であろうと、夢の中であろうと、抱きしめてやれ。

    僕の最も好きなシーンは、カルタが暴力的に犯されたシーン。あれはやばい

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    2025年08月13日
  • ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―(新潮文庫)

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    村上春樹初心者ですが、騎士団長殺しと同じような転生と再生をテーマにしているような気がします。利得と代償の等価交換的な世界観なんだろうか。雑な感想ですんません。

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    2025年08月13日
  • 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

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    無印の古本でたまたま目について購入。
    村上春樹の本は初めて読んだ。
    村上春樹の特徴など知らずに読んだので新鮮だった。

    冒頭の暗さに引きつつも読み進めた。
    多崎つくるという男の人生が少しずつ前に進んでいく巡礼の物語。

    色彩がキャラクターの立ち位置を表現している点や自分から見た自分と他者から見た自分の印象の差を物語を通じて理解していくのが面白かった。

    私自身がつくるのように問題を抱えていたタイミングでこの本に出会い、読んでいるうちに少し心が救われたような気がした。

    村上春樹の細かい面白さまで分析できなかったかも知れないけど、つくるの人生が少しずつ変化していく様は読んでいて共に心が晴れていっ

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    2025年08月14日
  • パン屋再襲撃

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    笠原メイ、ある歯科医の受付女性は五反田君と過ごした後に失われてしまったメイなのか。名作長編『ねじ巻き鳥クロニクル』へと続く前日譚を収めた、読者に畳み掛ける短編集。山羊を飼う少女、ワタナベノボル、ある場合においては繋がり合う世界観。ひと差し指で軽くこめかみを押さえると、かっこうと鳴く声が聞こえる。

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    2025年08月15日
  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉後編―(新潮文庫)

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    この巻で話がかなり壮大になったと思う。今までの4作中、際立って良かったポイントは思いつけないものの、青豆と天吾の再会に身を焦がれ続け、ページを繰る手が止まらなくなるような面白い一編だった。またすぐに5を買いに出向こうと思う。

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    2025年08月12日
  • ねじまき鳥クロニクル―第1部 泥棒かささぎ編―(新潮文庫)

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    8/10

    完璧な序章。
    文章が完膚なきまでに完璧で、惹き込まれてしまう。終盤の間宮中尉の話は止まらない、あれほどにグロテスクで場面が頭の中で自動再生されたのは初めてだな。やはり、村上春樹はトリアー+リンチ+濱口竜介って感じだ。幻想的且つ暴力とエロスに満ちた世界を、無機質な文体が染める。まるで脂ギッシュな鶏胸肉みたいだな。

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    2025年08月12日
  • 海辺のカフカ(上)(新潮文庫)

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    村上春樹作品は今までいくつか読んできましたが、どれもなんか読んでしまうけどよくわからない…
    と思っていたところ、「村上作品を最初に読むなら「海辺のカフカ」がいいよ」とTVで誰かが言っていたのを聞いて読んでみました。
    確かに、今まで読んだ中で1番とっつきやすい。
    カフカ少年の世界とナカタさんの世界と戦時中の不思議な出来事がどのように絡んでくるのか…?
    下巻を早く読まなければ…

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    2025年08月17日
  • スプートニクの恋人

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    ネタバレ

    ・スプートニクとは?と気になって。村上春樹の作品を読んだことがなかったから読んでみた
    ・「どんなことでもそうだけど、結局いちばん役に立つのは、自分の体を動かし、自分のお金を払って覚えたことね。本から得たできあいの知識じゃなくて。」
    ・最後のすみれは本当に戻ってきた?僕の夢?
    ・記号と象徴

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    2025年08月11日
  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉前編―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ・予想。リーダーはリトル・ピープルに促され豹変した深田保で、最初に犯された10歳の少女はふかえり?

    ・あゆみは「いかにも開けっぴろげな見かけの部分は演技的なもので、根本は柔らかく傷付きやすい感受性を持っている」タイプらしいが、青豆の「私はもっとあの子を受け入れてあげるべきだった。あの子の気持ちを受け止め、しっかりと抱きしめてやるべきだった。それこそがあの子の求めているものだった。」「無条件に受け入れられ、抱きしめてもらうこと。とにかく安心させてもらうこと。」という後悔は本当に的を射ていて、私もあゆみと似たような性格だからこそ本当にそれが必要なのだと共感できた。

    私もそれが喉から手が出るほど

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    2025年08月10日
  • 国境の南、太陽の西

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    村上春樹の「小説」としては、初めて読む本。

    いやーまさかのタイミングで読むことになった本だった。色々とドンピシャすぎ。
    文学ってのは、然るべきタイミングで出会うようにてきてるんだなぁ…

    個人的なそうしたバックグラウンドは置いといて、本の内容としては、恋愛小説。
    小学生のころに、一人っ子(当時は珍しかった)という共通点で強烈に惹かれ合った女子との思い出がある主人公。紆余曲折ありながらも、別の女性と結婚し、バーを営みながら幸せに生きている時に、その女の子がお店にやってくる…
    というあらすじ。

    シンプルなあらすじなのだけども、村上春樹のシャレたセンスの文章でグイグイ読ませる。
    主人公も、女の子

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    2025年08月10日
  • 1973年のピンボール

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    村上春樹、再読。

    レビューを読むとわたしと同じように「再読」と書かれている方がちょいちょいいて、ニヤニヤ。
    読み返して確認してみたくなる作家さんなのかな。

    二作目もたいしたことは起こらず。
    けれど主人公たちの語られてはいない内面は深く暗い。
    語られてはいないんだけど、過去に何かがかならずあっただろうと思わせる描き方で、
    想像できないのにずしんと来る。

    村上春樹の小説で好きなところはそういった部分と
    あとは比喩が豊富なところ。
    とてもユニークで、その場面やその時のにおいまでもが感じられるようなたとえが良い。
    全体的に暗いストーリーの中、そこだけちょっと空気がほんわかして、明るい気分になれる

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    2025年08月10日