村上春樹のレビュー一覧

  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉前編―(新潮文庫)

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    まだ作品としては6分の1の段階だが、読者を引き込むのに1番大切な序章の部分。
    村上春樹の緻密な描写が、SFのはずの物語を妙にリアルに描いている。
    闇深く物騒で、読んでいて少ししんどいところもあるけれど…青豆と天吾がどう絡んで、この闇にどこまで踏み込んでいくのかが気になる。

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    2025年09月01日
  • 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上)(新潮文庫)

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    『要するに彼女と寝ることになるかもしれないということだ。(p25)』
    唐突すぎて、なるかーいと突っ込みかけたけど、村上春樹ワールドか…と納得

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    2025年09月01日
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉前編―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    昔の国語の先生が、中学生に進める内容では無いけど、この本が人生を変えた本と言ってて、昔読んだけど多分よく分からなくて、26歳で再読。
    青豆と天吾。今のところ少ししか見えてない重なる部分。今後どう重なるか楽しみ。

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    2025年08月31日
  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(上)―(新潮文庫)

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    一枚の絵が、秘密の扉を開ける……妻と別離し、傷心のまま、海を望む小暗い森の山荘に暮らす孤独な36歳の画家。ある日、緑濃い谷の向こうから謎めいた銀髪の隣人が現れ、主人公に奇妙な事が起き始める。雑木林の古い石室、不思議な鈴、屋根裏に棲むみみずく、そして「騎士団長」――ユーモアとメタファーに満ちた最高の長編小説!

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    2025年08月31日
  • 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)(新潮文庫)

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    NARUTOのオビトが作り出した無限月読の世界のことを考えた。
    中学の時と変わらず今でも彼の望んだ世界を否定することができない。

    自由意志や心のない社会は本当に不幸か、完全に否定できる日は来ないような気もする。

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    2025年08月31日
  • ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―(新潮文庫)

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    3部作を3ヶ月で読もうと思っていたけれど4ヶ月かかって今、読み終えることが出来ました。長かった。よくわからないところがあったけれど私はやはり村上春樹さんの本の世界が嫌いじゃないようです。物語の終わり方の文章が特によかったのでそう思えたのかな。

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    2025年08月31日
  • 女のいない男たち

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    映画「ドライブ・マイ・カー」の原作を含め、6つの短編が入っている。
    最後の、本のタイトル「女のいない男たち」以外は全部面白かった。
    最後の短編は全然意味が分からなかった。

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    2025年08月31日
  • レキシントンの幽霊

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    いずれも「過去」をめぐる話だった。
    過去に囚われた人(沈黙、レキシントンの幽霊)過去とのみ生きると決めた人(氷男)、過去とはなんの関わりも持たないで生きると決めた人(トニー滝谷)などなど。
    この頃彼は過去作の改作にこだわっていたというのも面白い。
    めくらやなぎと眠る女、蛍はどちらも改作をしていて、ノルウェイの森に繋がっている。
    村上春樹にとってノルウェイの森はそんなに思い入れの深い作品だったのだな。

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    2025年08月29日
  • さよなら、愛しい人

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    大鹿マロイのはなし。マーロウは今度はマロイに友情というかシンパシーを感じる。そうして自分を痛めつけながら色々と無理を通す。はなしの構成という意味でよくできている。

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    2025年08月29日
  • ラオスにいったい何があるというんですか?

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    村上春樹さんの好奇心や行動力、交友関係の有り様に惹かれた。世界のいろんな場所で暮らして、鋭い観察眼でいろんな景色やものを見ていて、縁を大切にして、ほんとに豊かな人生を送っているなあとしみじみ思った。
    ユーモアもあって読んでいて楽しかった!
    ラオスと熊本に行ったことがあったので、これらの章は特に親近感を抱いて読むことができました☺︎

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    2025年08月28日
  • 猫を棄てる 父親について語るとき

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    私がこの本で得られたこと、あとがきにあるように、歴史が過去のものではなく、それらが自分の中にあるのだと言うことを感じられたことです。

    父と共に猫を捨てにいったのに、その猫が先回りして家にいた。そんな父と僕との何気ない人生の共通の思い出が、2人の中にあり、その共通のものが、2人を作っていくという感じ。その象徴的な絵のように感じました。

    小さな日々の積み重ねが、やはり自分をつくりあげ、その一つが違えば、また違う道がある。こうしたいくつもの重なりや偶然の上になりたっていることを、村上春樹さんとそのお父さんの一つの歴史の中で感じさせてもらえる本だったと個人的には想います。

    高妍のイラストもこのお

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    2025年08月26日
  • パン屋再襲撃

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    一見は合理性がない物語の中に、合理性を当てはめていく作業。見えない水脈を探し当てるように、ひとつの筋を見つけようとする作業を続けていく。こんな作業を通して、この物語たちは、読んだ人々に溶け込んでいくのだろうかと思う。

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    2025年08月25日
  • 街とその不確かな壁(下)(新潮文庫)

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    村上春樹,読むのは何年ぶりだろうか。
    文庫化が今年の4月,ハードカバーは2023年4月。6年ぶりの長編,ということだったようだ。
    その前の長編は『騎士団長殺し』なのかな。

    死者と生者がふわっと共存している感じが,作中に引用されるマルケスの世界と,たしかに似ているというか,同じ手触りだなと思う。

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    2025年08月23日
  • パン屋再襲撃

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    パン屋を襲撃するという意味がわからない展開。展開自体は意味がわからないけれど、独特の世界観すぎて安定に面白い。比喩が誰にも思いつかないような比喩で彼にしか書けない

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    2025年08月21日
  • 国境の南、太陽の西

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    村上春樹ブームで数冊おきに読んでいる。
    彼の作品に登場する主人公(男性)は2人以上の女性で心が揺れ動き、平穏な日常を壊すほどの大胆な選択をすることがある。
    それは彼の周りの女性が魅力的すぎることが問題であると最近気づいた。
    主人公を取り巻く女性たちはみんな儚い美しさを持っており、どんな環境であっても軸が揺らぐことはなく、どこかミステリアスで強い印象を持つ。
    もはや主人公のキャパシティを超えるほど、大切にしたい魅力的な人物として存在するのだから、不倫云々が致し方のないことなのかと錯覚してしまうほどだ。

    今回の作品に登場する小児麻痺で左脚が不自由な島本さん。クラスでも一目置かれるほどの素敵な女の

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    2025年08月18日
  • 街とその不確かな壁(上)(新潮文庫)

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    途中まで世界の終わりとハードボイルドワンダーランドの焼き直しなのかなと思いながら読んだけど、途中から枝分かれしてきたので、これからどうなるのかが楽しみ。

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    2025年08月18日
  • 1Q84―BOOK3〈10月-12月〉前編―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ・首都高でヘックラー&コッホによる自殺を図ろうとした青豆を呼び止めたのは、青豆に聴こえた遠くから自身の名前を呼ぶあの声は空気さなぎの中の10歳の青豆に名前を呼ぶ天吾の声だったのかと気づいたとき、本当に素敵だと思った。これ以上ない伏線回収でかつこれ以上美しい愛がそこにはあると思った。登場人物である2人が気づいていないだけで、そこには既に愛はあるのだと思う。

    ・天吾が猫の町に行く前、天吾も青豆も高円寺の街でお互いを想い続けるシーンは、個人的にミスチルの「君が好き」を挿入歌にしたいと思った。この小説の主題歌がヤナーチェックのシンフォニエッタだとしたら挿入歌は君が好きで間違いないと思う。

    ・青豆っ

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    2025年08月17日
  • 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

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    初めての村上春樹作品だった。
    すごく言葉の量(?)が多く独特な文体なのに読みやすくて引き込まれた。
    どの人物とも、白とも黒ともつかない結果だったけれど、読み終わったときなんとなく穏やかな気持ちになれる。
    こういう物語こそ、より本物の人生に近いのかなと感じた。

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    2025年08月16日
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉前編―(新潮文庫)

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    二つの並行世界の琴線を辿るように読んだ
    状況がどんどんきな臭くなってくる流れと青豆というキャラクターにどんどんとのめり込んでいく本作
    ハゲの形が好き,セックスは肌を重ねて描く本質的な、肉体的ではない精神的な欲求であるとする流れがとても良い
    どうやら映画のような雰囲気で足取りも進んでいくがとても読みやすく,それでいて話の本筋を掴みにくい
    現代においてはスパイファミリーのガーデンように思えるかもしれないが,それはフェミニストの楽園でもなく,ただの個人宗教である
    2人の話がいつ交わるのか,本作はどこに歩いているのかいまだに手も足も掴めないままだ

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    2025年08月15日
  • 女のいない男たち

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    村上春樹はあまり読んだことがなかった。ファンが多いから独特で難解な表現ばかりなのかと敬遠していたが、読んでみると分かりやすくさくさくと読めた。かと言って簡素なわけでなく、言葉にしづらい気持ちや事象を私たちの心にすんなり落としていくような表現で伝えてくれる文章だ。様々な女に去られた男たちの余韻が不思議な魅力として染みてくる一冊。

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    2025年08月15日