村上春樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
下巻に移ると性描写がどんどん多くなってきて、おお春樹さんっっっって困惑しちゃう。笑
キャラクターがより濃くなってきて、特に星野さんのチャラっとしてるけど真面目な性格がナカタさんと過ごすことで、猫や石に語りかけてしまうほどナカタ節が根付いてきちゃう星野さんが可愛らしく思えてきたほど。
だんだんとふたつの話が交わっていき、交差した先には不幸なのか幸福なのか。
抽象的表現や幻なのかメタファーなのか、リアルではない作風をどう読み解いていくのが正しいのか。
正直、この物語の全てを理解しきれたのかは自信がないけど、長編映画を見終えたような村上春樹節の効いた読後感でした。
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Posted by ブクログ
ネタバレ読む人の人生経験によって受ける印象の変わる本だと思います。
若い頃は感受性が豊かで、その頃の異性との交流というのは、とても心満たされるものでした。特にモテるというわけでもなかった私は、異性と少し話すだけでも心弾むものでした。
そんな時期に、お互いに信頼感を持って交流できた異性は、大人になってからもかけがえのない存在として強く記憶に残っています。そして、細かなやり取りまでは覚えていないにしても、そうした相手へ抱いていた感情も、やはり大人になってからも覚えているものです。
大人になってからも素敵な異性に出会う機会は増えましたが、やはり若い頃にそうした信頼できる異性に抱いた感情の記憶は残ってい -
Posted by ブクログ
ネタバレ村上春樹の小説は初期のものが結構好き。物事がシンプルだし性描写もそこまで多くなくて読みやすい。カンガルー通信は最悪だけど。後半になると性描写細かくなってきて気持ち悪くなる。
午後の最後の芝生が好き。村上春樹の小説において、登場人物は彼らなりの仕事の流儀がある。この主人公も芝刈りになかなかのこだわりがある。タマルとか、世界の終わりの私とか。古い時代ののどかさが感じられた。どこからそれを感じたのかは分からないけど。ビール飲んで車に乗っちゃうところとか、ため口でドライブインの管理人と話すところとかかな。
カンガルー通信は最悪。気持ち悪すぎる。村上春樹の悪いところと言えばこれ、みたいな作品。
中国行き -
Posted by ブクログ
マーロウ最後の一作。もうこれでマーロウに会えないかとおむと寂しい。リンダが出てくるのが少し驚きである。
村上春樹が7作の翻訳をやっている。改めて、なぜ彼がチャンドラーが好きなのか考えてみた。彼はバイオレンスも銃も私立探偵も好きとは思えないし、ハリウッドの金持ちライフにも興味はないと思う。でもエッセンスで共通点はある。主人公の男は、自分のルールを持ち、他人の価値観や世間体や慣習には関係なく、あくまでも自分のルールに従ってとことん行動する。ここは共通。あとは一つ一つの文章が簡潔で短い。でも主人公の話し方は少しひねくれていて、回りくどいしきどっているし余計な比喩や修飾語がやたらと多い。ここらへんは