村上春樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
青豆パートは、屋敷のドイツシェパードが意味わからん死に方をして、少女が脱走したところから続きが始まる。
天吾パートは、牛河とかいう、おそらく「さきがけ」に関わりがある人に、妙にうまい話を持ち込まれるところから続きが始まる。
ここに来て青豆側の物語はかなり進んだ気がする。「さきがけ」のリーダーを殺す手前まで来ている。
気味が悪いのは、そのリーダーが、青豆は自分を殺しに来たということがわかった上で受け入れ、殺してもらおうとしていること。そして殺してくれないなら天吾がどうなるか、と脅しに来ていること。
青豆が心の中で大切に保管していた天吾への恋心をこいつは何故知っているのか。
「心から一歩も外に出ないものごとなんて、この世界には存在しない」と意味深に彼は言う。
リトルピープルが関わる、彼の特殊能力がどうにも関係してそうだ。というかしてるね!
一方天吾パート、行方不明のふかえりが家にやってきた。ふかえりはふかえりでリトルピープルを知っていることは明らかだが、その気配までわかるような描写がされているのは彼女だけである。ふかえりの父は「さきがけ」のリーダーということは、青豆が今殺そうとしている男はふかえりの父ということになるのだろうか。
それが、ふかえりの特殊能力に関わるのか。さらに言えば天吾は天吾で、青豆は青豆で何かの特殊能力があるということは示唆されてある。それが本人たちの自覚に関係なく。
リトルピープルが作り出した?「1Q84年」で、キャラクターたちはどのような運命を辿るのか、まだまだ謎だらけです。
読みやすすぎて、ほんとに読みやすすぎて、どんどん読めてしまう。考察も止まらない。
残り3巻、早く続きが読みたいものですが今から韓国旅行に行って参る。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白くて2週間で読み終えた。
ひとつひとつの物事とか言ったことを頭に入れておかなければと思って勢いで読み続けてた。
実際フラグ立ってたなってのもあったし、こんなことがここで繋がるのか!ってのもあった。
すごく感想を述べるのが難しい。面白いし、切ないと感じることもあるし、心が痛くなる場面もたくさんあった。ただ読み終わった後は、じんわりと良い意味であっけなく終わった感じが、より余韻を引き立たされてる。
とにかく面白かった。群像劇にあたるのかな??やはり後半の盛り上がりがいいね、群像劇は。
そして、やっぱり村上春樹さんが書く男性の人間像が好きだな。1Q84でいう天吾みたいな。
多くを求めず、淡白そうな脳みそが好き。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ10年以上ずっと積まれていた『1Q84』を、やっと読み終えた。やっとと言っても、2週間しかかからなかったのは、この不思議な世界に引き込まれたからだと思う。ただ、青豆は階段を降りる前からタマルやマダムとはつながっている。次の世界にもタマルとマダムは存在するのか。天吾と青豆をつないだフカエリは、いったい「さきがけ」にとってどのような存在だったのか。そしてリーダーもなくなり任務を果たしたフカエリはどんな存在となったのか。死を望んでいたリーダーはなぜ、どのようにしてリーダーになったのか。「空気さなぎ」「リトル・ピープル」についても、自分の頭の中で想像し考えるしかなく、全て本当のところはわからないし、わかる必要もないのかもしれない。
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Posted by ブクログ
ホントに楽しい。村上さんの旅行記。
なんでこんなタフな旅行ができるんだろう。
タフで気持ち悪くて「とても無理〜」と思うことも
ユーモラスに書いてくれるから嬉しくなってくる。
メキシコ ララインサールで八歳の美しい女の子から布袋を買った。値段交渉の末、四千ペソに落ち着いたが実際にお金を払おうとすると三千五百ペソしかなかった。「悪いけど三千五百ペソにしてくれないかな、これしかないから」と言ったら女の子はものすごく哀しそうな目で長い間じいいいいっと僕の顔を見ていた。まるでスクルージ爺さんを見るみたいに。
‥スクルージ爺さんって誰?わかんないけど、こういう表現がとてつもなく好き。
旅行記を書くために旅をするときは、むしろ現場では書くことを忘れるようにするんです。記録用のカメラもほとんど使いません。そのかわりしっかりこの目でいろんなものを見て、頭の中に情景や雰囲気や匂いや音なんかを、ありありと刻み込むことに意識を集中するわけです。好奇心の塊になる。とにかくそこにある現実に自分を没入させることがいちばん大事です。肌に染み込ませる。自分自身がその場で録音機になり、カメラになる。経験的に言って、そういうもののほうが、あとになって文章を書くときにずっと役に立つんです。 -
Posted by ブクログ
主人公と友人の会話を引用すると『Blessing in disguise』-偽装した祝福…
でも、世の中には、逆のこともあるはずだ。
肖像画の画家の主人公は、突然の離婚をきっかけに、
迫って来る、偶然のようで、偶然ではない導きによって、想像出来ないサスペンスが始まりました。
その最も重要人物となる銀白色の髪のセレブな1人をこよなく愛する完璧な捉え所のない『免色さん』と、『即身仏と鈴の音』、そして記憶の片隅に存在している『騎士団長殺し…タイトルになっている奇妙な日本画』
これらの点が、どの様な線として繋がっていくのかゾクゾクします。
一見して上手く事が運んでいるように見えるけど、何かしっくり来ない空気を漂わす…どうか、期待を裏切らないストーリーであって欲しいです。