村上春樹のレビュー一覧

  • みみずくは黄昏に飛びたつ―川上未映子 訊く/村上春樹 語る―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    少し前に読んだ「騎士団長殺し」
    に関する対談多め
    意外にシャーマンチックな所が
    ある人なんだな〜と思った
    もしくは煙に巻いているのか?
    普通は小説やエッセイより
    対談の方が読みやすいけど...今回は逆!
    いつもの村上文体と違うので
    なんだかちょっと読みづらかった

    0
    2025年06月14日
  • 1973年のピンボール

    Posted by ブクログ

    恐ろしく孤独に満ちた生活と、浸り続けたビール、促すようなレコード、そしてピンボール。囚われた者らが1種の脱走を図るのだと思った、何故かは彼ら、彼女にしか分からない。そこが居場所では無いのかもしれないし、そこが居場所では無くなったのかもしれないし、新たな居場所が現れたのかもしれない。僕自身も読破した瞬間双子のように手を振りたくなったよ。

    0
    2025年06月14日
  • やがて哀しき外国語

    Posted by ブクログ

    村上春樹がプリンストン大学に身を置いていた時に書いたエッセイ。時期的には、1991年から1993年にかけてのこと。村上春樹は、けっこう真剣に書いているように思えたし、今からだと30年以上前の話ではあるけれども、それでも、相当に面白く読んだ。
    1991年と言えば、日本のバブル経済が崩壊した年であるが、1991年が「崩壊した年」であったとは、後から定義されたことであって、その当時は、バブルの頃ほど、日本経済も調子は良くないけれども、まだまだ世界トップクラスだし、またそのうちに調子を取り戻すと日本人は楽観的に考えていた時期だと思う。それにまつわる話として、輸出攻勢をかける日本人というか、市場を席捲し

    0
    2025年06月14日
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉後編―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    青豆と天吾のつながりが明らかになって、2人の物語も交わりはじめている。2人はいつ再会するのか、リトルピープルとは何か、ふかえりはどうなるのか、続きが気になる。

    0
    2025年06月12日
  • パン屋再襲撃

    Posted by ブクログ

    ねじまき鳥、パン屋再襲撃、象の消滅、 あなたの頭の中のどこかに致命的な死角があると思いわないの?
    確かに、どこか地底の底のような暗闇が、自分を違う自分へと、ねじを巻くようにジリジリと巻いて、ずらしているような気がする

    0
    2025年12月06日
  • ねじまき鳥クロニクル―第1部 泥棒かささぎ編―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    「人が死ぬのって、素敵よね」彼女は僕のすぐ耳もとでしゃべっていたので、その言葉はあたたかい湿った息と一緒に僕の体内にそっともぐりこんできた。「どうして?」と僕は訊いた。娘はまるで封をするように僕の唇の上に指を一本置いた。「質問はしないで」と彼女は言った。「それから目も開けないでね。わかった?」僕は彼女の声と同じくらい小さくうなずいた。

    0
    2025年06月11日
  • 1973年のピンボール

    Posted by ブクログ

    中編にここまで時間をかけたのはいつぶりか
    初めて本を手にしたそんな時のような読書の方法で読んだのは最近の生活が忙しかったからだ

    パン屋再襲撃という短編集で,消えた双子の謎 という短編を読んだが,それはこの1973年のピンボールの続編だったのか

    風の歌を聞けで別れた2人を平行して描く本作.
    何かを求め続けたものと,何かを諦めたもの
    二人の中にある哀愁と,二人の中に秘めた思い出のような煌めきはとても虚しい

    時より語られる2人の話はまるで遠い過去のように聞こえる

    とにかく比喩が多く,全ての表現に村上春樹の哲学が詰まっているように思えた

    ピンボールとの会話.それはピンボールではなくてもいいの

    0
    2025年06月11日
  • パン屋再襲撃

    Posted by ブクログ

    初めて読んだ村上春樹作品

    6つの短編で構成
    中でも"象の消滅"という話が好きだった
    ある日、町で飼育されていた象とその飼育員が、急にいなくなってしまう。形跡も残さず消滅してしまう。その大事件も、日が経つにつれ多くの人の記憶から消えていく。
    その象に愛着を持っていた男が、仕事関係で出会った女性とお酒の場でその話をする。

    結論、選んだ話題としては間違いだった。

    感情や心踊る物で人と繋がるより
    便宜的である方が生きやすく、評価される。

    それだけで物語が成り立つようなストーリーを、伝えたいことの反面教師に使うのが凄いと感心してしまった

    0
    2025年06月10日
  • 1973年のピンボール

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「僕」と「鼠」の話が交互に描かれるが、本作は鼠が逡巡し故郷をあとにする流れが深く残った。僕も含めて街から人がいなくなり、かつ彼自身は金持ちの家にうまれていることから生活上の切迫感もない中で、何かに突き動かされるように鼠は街を出ていく(結局、ジェイにはっきりと別れを告げることもなく)。
    捉えどころのない焦り、無力感、不安等…二十代なりに抱える何かが描写されている

    特に印象に残った箇所は以下
    ・多かれ少なかれ、誰もが自分のシステムに従って生き始めていた。それが僕のと違いすぎると腹が立つし、似すぎていると悲しくなる。それだけのことだ(p.63)
    ・卒論の指導教授がうまいことを言う。文章はいい、論旨

    0
    2025年06月10日
  • 回転木馬のデッド・ヒート

    Posted by ブクログ

    どこかで読んだことがあるような気がする。
    けど似たような話が多いからよくわからんなあ。
    一応実際に起きたこと、として語られる。ほんとにそうなのかもしれないしフィクションなのかもしれないけどそこはあまり重要ではない。

    0
    2025年06月10日
  • ねじまき鳥クロニクル―第1部 泥棒かささぎ編―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    読んでないと思ったけど読んでた。既読感を携えてまた進んでいくと、読んだのがかなり前なのに憶えている内容の数々。それが苦手でどの本もあんまり再読しないけど、それってすごい文章だってことですよね。本文に関係ない感想。

    0
    2025年06月08日
  • 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    美しさとは、形そのものだけではなくて、溌剌としていることだ。溌剌とするには、そうなれる場所を見つけることが必要で、その場所が分からない、そこに行く筋力がないとどんどん生気がなくなっていく。

    頭も体も働かない。何にも心惹かれず、自分が好きなものも分からない。そうすると、かつてあった美しさもなくなり、自分がわからなくなり、人と会っても何を話すことがなく、1人になり、ますます生きる道が分からなくなる。とりあえず生命活動を維持している身体を引き摺っていて歩いている、悪霊に取り憑かれた日々を送っている。このまま、こうして生きているとどんどん死に近づいている感覚がある。このままでいいわけがない。でも、ど

    0
    2025年06月07日
  • TVピープル

    Posted by ブクログ

    Humans cannot escape certain personal tendencies, whether in their thoughts or actions.
    However, I want to live my life breaking free from those tendencies.

    0
    2025年06月06日
  • カンガルー日和

    Posted by ブクログ

    先日、春樹氏と高妍さんのコラボのピクチャーブックを読んで、何十年振りかにこの短編集を読みたくなったので再読。短編23話。中でも好きなのは春樹氏には珍しいと思われるハードボイルド系のサウスベイストラットかな。もちろん、4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて、も好きです。

    0
    2025年06月06日
  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(下)―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ラストにかけてやや冗長な感じもあったが、いまでのどの作品よりもまとまっているように思います。イデアについての知識があると、騎士団長が誰のイデアなのか、何のイデアなのか考えることができたのかなと思う。

    0
    2025年06月06日
  • 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    難しい難しい難しい。。。
    最後はなんか泣きたくなった。

    これは何回か読まないと私には理解できなそう…
    もし僕が目覚めたとしたら、その時は暖かい場所でピンクスーツの太った女の子と沢山話しをして欲しい

    村上春樹の二つの世界が交互に進んでいく書き方、それがだんだん交わっていく感じがすごく好き

    世界の終りの話は、ハードボイルドワンダーランドでの私が意識を失ったあとの世界なんじゃないかと思った。冬は冷凍されたあと??
    だから最後、影をと別れた僕は深層意識から抜け出せてないのかな…

    0
    2025年06月06日
  • デヴィッド・ストーン・マーティンの素晴らしい世界

    Posted by ブクログ

    ジャズ黄金時代に活躍した伝説的なレコードジャケットデザイナー、デヴィッド・ストーン・マーティン(DSM)の手がけたレコードを、写真付きで解説している書籍です。その表紙に掲載されたジャケットが非常に洗練されていて、とてもお洒落で目を引いたため思わず購入しました。私がジャズに興味を持つ大きなキッカケとなった本でもあります。

    本書をパラパラとめくりながら、お洒落なレコードジャケットを眺めるだけでも幸せな気持ちになれますし、自然とジャズを聴きたくなります。村上春樹が所有しているDSMデザインのレコードをすべて見ることができる点も、ファンにとっては嬉しいのではないでしょうか。

    名盤セレクションではな

    0
    2025年06月05日
  • 回転木馬のデッド・ヒート

    Posted by ブクログ

    4.2/5.0

    テンポの良い会話や、簡潔な文章の中に、人間の些細な変化や繊細な部分が鋭く描かれている。
    全編に渡って、なんというか凄くお洒落で、じんわりと温かくなるような不思議な文体。
    物事に対して優れた感受性を持っていないとこういう小説は書けないんだろうな、と感じた。

    0
    2025年06月05日
  • アンダーグラウンド

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    地下鉄サリン事件において、大小さまざまなサリン被害を受けた62人もの人々へのインタビュー記録。
    村上春樹はどうもノルウェイの森のイメージで(ほかに何冊か読んだ気もするんだけど)「元祖やれやれ系」というか、なぜか女にモテるし、なぜか女を抱いてるし、なんかすぐ勃起してるし、みたいなイメージがあったんだけど、このルポ本ではとても真摯にインタビューしている様子が垣間見えて、純粋にすごいなと思った。被害者を傷つけないように……と意識しながらも、結局は自分は「安全地帯」から来た人間で、そのことによって不用意に傷つけてしまったかもしれない、と思った。的なことをあとがきに書いており、そうだよね~~……と思った

    0
    2025年06月05日
  • ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    小さな男と背の高い男 何かを土に埋める 松の木 ギギギという謎の音 数列のヒント ねじまき鳥/フクロウ 物語の時間軸が自由に動く 悪の引き渡し(乗移り)

    メイから手紙。別の場所に住んでる。空き家の雑誌記事について書かれていた。
    雑誌:空き家はいわく付き物件。七人か自殺。そこを赤坂駅のペーパーカンパニーのX氏が買って、今は高い壁の邸になってる。なぜか井戸が掘り返された。
    クミコの両親からは離婚の催促がくるが、「本人に会わないと承諾しない」と言っている。新潟のノボルの叔父が死ぬ(元代議士、ノボルの選挙区)
    土地に詳しい近所の不動産屋を訪ねた。空き家(今は更地)と井戸について聞いた。そして自分はあ

    0
    2025年06月09日