村上春樹のレビュー一覧

  • 風の歌を聴け

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    単調に進んでいき、心を奪われる展開などはないはずなのに、なぜか読みやすい。
    何十回も読めない漢字を調べた。こんなにも読めない漢字が日常の中に潜んでいたのかと思った。
    なんか分からないけどまた読みたくなるんだろうなって思った。

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    2025年10月27日
  • スプートニクの恋人

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    終わり方があまりにも潔い。
    すみれはどこへ行っていたのか、どうやって行ったのか、どう帰ってきたのか等々……謎の答えは何も語られないまま終わってしまい呆然。そこも含めて、「らしさ」があって好きな終わり方でもある。
    私なら問いただすであろう状況に、ただすみれを迎えに行く主人公。この2人故の信頼感が感じられてとても好き。

    登場人物は「すみれ」「ミュウ」「ぼく」の3人。今までの傾向的には、The.大人の女性が好きな私でも、本作ではすみれ派。初恋に必死な女の子が全面に出ていてとても可愛い。設定的には私と同じ22歳であるけども、全体を通してどことなく幼い?少女的?な印象があった。でも(元)ヘビースモーカ

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    2025年10月24日
  • ラオスにいったい何があるというんですか?

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    ラオスへの旅行記だけだと思っていたら、短編集だった。高野秀行さんの本を読んだ後だったから、情報は得られたけど刺激は少なかったという感じ。
    以前からアイスランドには行ってみたいと思っているが、湖のような温泉地はすでにオーバーツーリズム。懸念される。
    近場では熊本に行ってみたい。

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    2025年10月24日
  • 海辺のカフカ(上)(新潮文庫)

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    すごく不思議な感覚の小説であった。

    カフカと中田、2つの視点で進んでいく物語は一方は繊細な思春期の少年を、もう一方ではとても変わった能力を持つ老人が猫探しの依頼を機に事件を巻き込まれていくとても興味深い物語が展開される。

    後編ではまさにこの二人が四国という土地で重なり合うことが予想されるのだが、どのように関わっていくのか、漠然とした足取りで四国に向かった2人がどこにたどり着くのか楽しみ。

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    2025年10月23日
  • スプートニクの恋人

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    冒頭の文章がとても印象的だった。すみれの失踪やミュウの心情など、どういう意図なのかよく分からない部分が多いが、こうした抽象的な世界観にすごく惹かれる。また僕がガールフレンドの子ども(にんじん)が万引きしてスーパーに呼び出されるくだりが面白かった。先生でもある僕が万引きに対して叱る訳でもなく、放任する訳でもない信頼関係みたいなものを感じ取れた。

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    2025年10月21日
  • 街とその不確かな壁(上)(新潮文庫)

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    久しぶりに村上春樹の長編読んだ。短編集も良かったけど、やっぱりわたしは長編が好き。
    でも、どうして私は村上春樹の小節が好きなんだろう。好きを言語化全然できない。ここのシーンが良いってのも特にない。不思議な世界観にいつのまにか入り込んでしまって、ただただ続きが気になって読み進めてしまう感じ。最後まで読んでも、結局わからないことの方が多いんだけど。とりあえず魅了される。本当に不思議。

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    2025年10月21日
  • スプートニクの恋人

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    10年ぶりの再読
    読後感は最高でした。

    これ単体でも十分楽しめるのですが、村上氏のエッセイ「遠い太鼓」を読んでからだとより楽しめるかもしれません。

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    2025年10月21日
  • 街とその不確かな壁(上)(新潮文庫)

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    ハードボイルドワンダーランドを彷彿とさせる壁の内の世界。影のない世界。

    山奥の小さな村。子易さん。

    村上春樹の最新作は、彼の世界観がふんだんに詰め込まれていることだろう。

    下巻が楽しみだ。

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    2025年10月19日
  • 国境の南、太陽の西

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    ネタバレ

    学生の頃から数々の村上春樹作品に挫折してきた私だけど、初めてはっきり理解できる作品だった。かといって共感できる部分はひとつもなかったが…。
    結局のところ私は村上春樹的なバブルの遺物みたいなキャラクターが出てくる小説が結構好きなんだよな、と思う。同じことが江國香織作品に出てくる危なっかしい雰囲気の女性にも言える。

    内容について思ったのは、再会した島本さんってつまり非現実の存在なのでは?ということ。
    主人公が囚われていた希死念慮?のようなもの。満たされなさを抱いて、現実から逃げてしまいたくて幻影を見ていたのかなと。
    何がそんなに不満だったのかは全然納得がいかないけど、島本さんのミューズ感ってやっ

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    2025年11月08日
  • 東京奇譚集(新潮文庫)

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    村上春樹の短編集を初めて読んだ。すごく不思議な感覚に包まれながらも大切なことを学べる思い出せる本だと思った。

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    2025年10月19日
  • ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―(新潮文庫)

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    ☆4.5くらい。

    妻がいなくなるという、村上春樹的なおきまりから物語が動き始める。

    主人公とその周りの再生を描く中で、主人公がちゃんと闘っているのがいい。絶望しすぎていない。

    人との出会いが救いになっているのかもしれない。
    それぞれが抱えている地獄が、すさまじい。

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    2025年10月19日
  • 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

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    高校時代にとても仲良かった人たちから
    急にハブられて、ずっと立ち直れず、
    10数年後にハブられた理由を尋ねに、
    友達に会いに行く話。

    私にもすごい仲良かったのに、だんだん価値観の違いを強く感じるようになり、
    会わなくなった友達や元彼がいる。
    長い時間が経てば、仲良かった時のことや
    すれ違いについて正直に話せるようになるのかな。
    時間が経てば、また会って話したいと思うのかな。時間を経つことで、違いがより鮮明になる気がして、今のところ会いたいと感じられない。

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    2025年10月18日
  • 風の歌を聴け

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    あらすじを問われても答えられない。
    この本からは、なるようになるっということを感じた。タイトルどおり。
    友達とビールを飲んで、女のことで頭を悩ませて、でも女に振り回されずに、自由に生きてく。結果その女性とは2度と会うことはなく、別の女性と結婚した。
    他人のよく分からない夢をのぞいているような小説。
    ————————————
    村上春樹さんの小説は、電子ではなく紙で読むのがおすすめ。

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    2025年10月17日
  • 風の歌を聴け

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    洋画の翻訳のような口調で紡がれる平凡な青春の物語。
    ストーリーを大きく動かす出来事や伏線回収などもない淡々とした青春。
    何か起きそうで、起きない。若者が現実に抱く期待と無気力を混ぜたような作品。

    断章形式で語られているが、それぞれがつながっているようでいないようで、題名どおりに風の歌の様な気まぐれさが良かった。

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    2025年10月16日
  • もし僕らのことばがウィスキーであったなら(新潮文庫)

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    アイルランド、スコットランドのウィスキーを巡る旅。
    羨ましすぎる。私もこの本持ってアイルランドとアイラ島にウィスキーの旅に出たい。

    '年数の多いほどシングル•モルトはうまいと思いがちだ。でもそんなことはない。年月が得るものもあり、年月が失うものもある。...それはただの個性に過ぎない。'

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    2025年10月15日
  • 神の子どもたちはみな踊る(新潮文庫)

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    1995年は阪神大震災と地下鉄サリン事件が起こった年。地震と宗教、共通点があるはずはないのですが、同じ年にこの二つの出来事が起きたということは、この世には人の手の届かない何か大きなものがあるのでは?そしてその大きなものを村上春樹は知っているのでは?などと思わせるような不思議な短編集。
    登場人物は、被災者や被害者ではないけれど、この2つの出来事が心に小さな余波を残している人たち。独特な文体を取り混ぜて、言葉を話すカエルや天の光の中でひたすら踊る若者など不思議なキャラクターも登場します。彼らが何を抱えているのか、何をしたいのかはさっぱりわからず、ただ淡々と流れるように物語が進み、結局謎のまま終わ

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    2025年10月15日
  • 国境の南、太陽の西

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    どんな内容なのかと思っていたが,複雑だが日常でありそうな恋愛話だとは思っていなかった。昔に出会った異性を想うのはよくあることで、悪くないことと思うが、実際に会ってしまうのは良くないんだろう。会いたい気持ちはよく分かるが、会わないから良い。現実にもありそうな話であるように感じた。

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    2025年10月13日
  • 職業としての小説家(新潮文庫)

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    多分、小説家を目指す人達が手に取る本だと思いますが、ネタは脳内キャビネットから取り出したものを使って書くとか、まるでジョンレノンがメロディと歌詞が天から降ってくる…的な天才が語る話だな、と思いました
    ちなみに毎日10km走って、5〜6時間机に向かって書く、というようなマッチョ?なのですね
    また、昔からの読者は今更なのでしょうけど若い時から洋書を原書で読み漁っていて翻訳の仕事をするなどアメリカの出版界ともその頃から繋がりがあって現在があるようです。そして、書くにあたってどんな企画でどんな内容にするかなども、かなり当初から自由に書かれていたということなので、小説家志望の方達にはあまり参考にならない

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    2025年10月13日
  • 海辺のカフカ(上)(新潮文庫)

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    田村カフカくんとナカタさん、2つの物語だけど
    あれこれってと共通する部分が少しずつ出てくるのがわくわくする。海辺のカフカの歌詞と田村カフカの共通点も探りながら下巻へ。
    村上春樹、初めてでこれが俗に言う村上春樹ワールド?描写を想像すると「猫の心臓を食べる」とか特に一旦本から離れたくなる瞬間もある。

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    2025年10月13日
  • 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上)(新潮文庫)

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    イシグロオサムのような未来世紀ブラジルのような。未来的でディストピア的なSFの世界と、内省的な意識の世界が独特の世界観をつくりだしている。これはこれまでの三部作とは全く異なる小説である。それでもやっぱり一人の男が何かを探しながら、自分の価値観を確認しつつ、トラブルに巻き込まれながら前にすすむという意味ではハードボイルドである。

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    2025年10月10日