村上春樹のレビュー一覧
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ねじまき鳥クロニクルっぽくて私にはかなり好み。
思春期のまりえの性的な部分の描写(胸について語る等)に嫌悪感を抱いたのと、おばさんのファッションにも「ブローチ」などというだいぶ古いセンスが見えたけど、これは村上氏の女性への解像度が“相変わらず”荒いことの顕れだと思う(女性を理解していないということを理解してほしい)(もっと奥さんに聞け)(奥さんだけじゃなく他の女性にもリサーチ必要)(バラの香りのするトイレットペーパー買ってきた時と全然変わってないね)
免色さんは五反田君風にいなくなると思っていたけどそんなことはなかった。
騎士団長がキャラとしてかわいい感じがしたのは私だけだろうか -
Posted by ブクログ
ネタバレページを開いた最初の2行で色々ぶっとばしてくるのは笑いましたw あー、世にダメンズ好きなどというのがいるのがよくわかる。。。
この2行が素晴らしい。夏帆という作品を語る上で避けられないとこだと思う。とか言ってる私はきっと女にモテないだろうなぁ。
そんな序章に始まり、自身の母親と向き合うことになる終章へ。
世間では「親殺し」とか叩いてる人もいるらしいが、夏帆の世界観においてそういう解釈は大きくズレているように思う。
ここで著者が伝えたかったのは「母親は完全な存在などではなく、よくいる普通の女であり不完全な存在でしかない。その事実を大人になった自分は受け止めてあげれるか?」という問いかけだったのかな。そんなふうに感じました。
自分は好きな作品でした!
まぁ村上春樹の代名詞「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」には及びませんが。。。積み上げたものがないと書けない物語だと思います。
余談ですが、作品内の佐原は自分の脳内でハンターハンターのヒソカのイメージで補完しとります。なんかヒソカっぽいんですよねぇ。 -
Posted by ブクログ
下巻ではカフカが旅を終え、一時は自分が辿らなければならない宿命かと思われた強固な因縁を断ち切って自分の人生を歩み始める。絶望や失意の中において、自分の中に何を見い出したいと願えるか、その覚悟によって自分を待ち受ける運命を超えてゆける、そういった希望を伴うメッセージが感じられた。
特に好きだったフレーズ2つを記録する。
カラスと呼ばれる少年
「戦いを終わらせるための戦いというようなものはどこにもないんだよ。戦いは、戦い自体の中で成長していく。…君がやらなくちゃならないのは、たぶん君の中にある恐怖と怒りを乗り越えていくことだ」
星野青年
「これから何かちょっとしたことがあるたびに、ナカタさんならこういうときにどう言うだろう…って、俺はいちいち考えるんじゃねえかってさ。…そういうのは、けっこう大きなことだと思うんだ。つまりある意味ではナカタさんの一部は、俺っちの中でこれからも生きつづけるってことだからね。」 -
Posted by ブクログ
ノルウェイの森が流行った時に読み、「全然意味が分からない」と思って以来、村上春樹=よく分からない本を書く人と思って敬遠していたのだけれど。
あるきっかけがあり、手に取ってみました。
最初は、また訳分からない話を延々と読まされたらどうしよう?と思っていましたが、全然そんなことはなく、むしろ好きな世界観でした。(戦争体験の語り部分はグロテスク過ぎて飛ばしましたが...)
主人公の亨は、自分のことを客観的に物事を見れる人物だと思ってるようですが、読者の私から見ると、単に相手とも自分とも本気で向き合わず、ただ流しているだけの人に見えました。
ここからどう展開していくのか楽しみ -
Posted by ブクログ
特に『ドライブ・マイ・カー』が面白かった。
中年男性は寂しいいきものである。基本は仕事と家庭で完結する日々を送る(ずっと友人とだけつるんでいる中年というのも存在はするが、あまり褒められた存在ではない)。
主人公の家福は亡くなった妻に、“家族“と“友人(戦友?)“の2役を求めていたのではなかろうか。そんな大きな存在を急に失い根無草となってしまう家福、そこにまた同じ女性を拠り所としていた高槻が近づいてくる。
女(と敢えて大きな主語を遣う)を失った2人が近づきグルーミングをしあう。2人の最終の目的は違っているとしても。家福の目線からすると、高槻は物事を深く考えていない浅い人間のように描かれているが、そうした人を見下す攻撃的な視点には、本人の傷ついた本心とそれを守る動物的威嚇が表われているように感じる。
男性同士でケアをしあうような関係があっても良い。そこに仕事・家庭以外の第三の自分の“役”が与えられて、辛い現実から一種逃避できるようになる。