村上春樹のレビュー一覧

  • 若い読者のための短編小説案内

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    「若い読者」ではないが、勇気を振り絞って読んでみた。小説にも、ずいぶんと様々な書き方があるのだということがよくわかった。また、小説家の人生を知るのは本当に面白い。

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    2014年12月24日
  • 村上朝日堂はいかにして鍛えられたか(新潮文庫)

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    村上春樹さんの小説は好きだが、村上春樹さん自体がより好きだ。生き方とか考え方、過ごし方、謙虚さなど。
    だから村上春樹さんのエッセイ集が好きなのかもしれない。

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    2014年11月21日
  • 象工場のハッピーエンド(新潮文庫)

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    少し前に安西さんがお亡くなりになったことを聞きました。村上さんの短いお話と安西さんのイラストの切っても切れないセットのような作品ですから、これは手元に置いておかないとと思い、あらためて買い求めました。
    パラパラと捲っただけでも気分が良くなる本ですね。

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    2014年11月09日
  • 翻訳夜話

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    翻訳物を多く読む訳でなく、著者に思い入れがある訳でもなく、なのに何故か気になり手にとり気になり読み始めてみると面白い。グイグイ引き込まれながら読みました。
    翻訳とはどういうことかを、まずは大学のワークショップの学生の前で、次に翻訳家を目指す若者の前で、そして同じ短編小説をそれぞれが翻訳した作品を挟んで若き翻訳家の前で質問に答える形で示していく。
    それぞれの立場も違えば取り組み方も変わる。しかし翻訳という行為そのものを楽しんでいる様子はふたりから溢れています。そこに強く大きく引き込まれたのでしょう。

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    2014年09月05日
  • 村上朝日堂はいかにして鍛えられたか(新潮文庫)

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    普段本を読むのが遅くて、読み終わるまでに何日かかかることが多いが、すらすらと読めて一日で読み終わった。村上さんの作品は小説しか読んでいなかったので、くだらなくて思わずふっと笑ってしまうようなことが多いこの本を読んで、さらに彼の他の作品に興味がわいた。

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    2014年08月20日
  • 翻訳夜話2 サリンジャー戦記

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     読んだばかりのJ.D.Salinger の「Catcher in the Rye」について、訳者である村上春樹と、それを教材に東大で講義をしている柴田元幸が徹底的に語り合っている。

     この小説は「社会に反抗する無垢な少年の物語」という評価が通り相場らしいが、村上も柴田もそれに関してはとても否定的である。以前は、若者はこの小説を読まないことには話が始まらないというところがあったそうだ。ところが二人の対談を読んでいると、とてもそんな単純な物語ではないことに気付かされた。

     二人は「トム・ソーヤー」や「ハックルベリー・フィン」を引用しながら、ヨーロッパにある成長物語はアメリカにはない。反成長物

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    2014年06月06日
  • 村上朝日堂ジャーナル うずまき猫のみつけかた(新潮文庫)

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    "「うずまき猫」はうまくみつかりましたでしょうか?”
    あとがきの最後の一文を読んだとき、それまでおもしろいおもしろいと読んでいたのが一気にはっとさせられた。夢中になって読みふけっていたその時は、うずまき猫はうまく見えなかった。
    少したって考えると、日頃の出来事や思い考えていることの「うずまき」のなかで「小確幸」を探しみつけることなのかなと思った。それがこの話を一層おもしろくしているのだなぁ。

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    2014年04月05日
  • 若い読者のための短編小説案内

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    ここで紹介された作家の小説を読みたくなりました。それだけでも、本書の目的は十分に果たしたと言えるでしょう。

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    2014年02月23日
  • 翻訳夜話2 サリンジャー戦記

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    この本を読んだあとに村上訳「キャッチャー・イン・ザ・ライ」も読みました。作者との契約で村上春樹訳の「キャッチャー・イン・ザ・ライ」に翻訳者のあとがきを載せることができないために、こちらに掲載されたとのこと。学生時代に野崎訳で「ライ麦畑…」を読んで以来の再読なので、予習のつもりで、こちらを先に読みました。
    翻訳者のレベルの細かい話がたくさんあって、翻訳された日本語をぼーっと読むだけの読者の私としては、新鮮でなかなかおもしろかったです。

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    2013年10月01日
  • 村上朝日堂はいかにして鍛えられたか(新潮文庫)

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    読んでいてとても面白いエッセイでした。今まで読んだエッセイの中でも最も面白かった部類に入るかもしれない。出過ぎず、引っ込み過ぎず、本当に文章のうまい人だなあと思う。

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    2013年08月23日
  • ポートレイト・イン・ジャズ(新潮文庫)

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    ジャズの深い味わいがしみじみと聞こえてくるような、珠玉のアーチスト紹介です。ジャック・ティーガーデンという名前は知りませんでしたが、ぜひ一度聴いてみたくなるような美しい文章での紹介でした。寛いだ暖かい響きのトロンボーンによるバラードだそうです。!バリトンのジェリー・マリガンが麻薬に溺れていたなど、不幸な生活を背負っていた人たちが多いことを改めて痛感します。和田氏の26人の絵(ポートレイト)が本当に楽しく、村上氏が書いているように音楽の雰囲気を語っています。

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    2013年08月16日
  • 意味がなければスイングはない

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    スガシカオ論は卓越した日本文化批判になっている。Jポップの歌詞とマスメディアの使う文体を同一に並べ、それらは内輪だけで通用する制度言語であり、互いに馴れ合い、もたれあっている、という洞察は、日頃からメディアの紋切り型論調にイライラさせられてきた者にとって、まさに我が意を得たりである。その一方で、こんな優しい眼差しで音楽と向かい合う姿も見せる。「思うのだけれど、クラシック音楽を聴く喜びのひとつは、自分なりのいくつかの名曲を持ち、自分なりの何人かの名演奏家を持つことにあるのではないだろうか。」小澤征爾との対談も素晴らしかったが、これも音楽評論として秀逸である。偏見と感情論、ただの印象に終始する大家

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    2013年08月21日
  • 意味がなければスイングはない

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    お世話になった人が一時期コーヒーマスターをしていたカフェ。そこのカウンターでこれを薦められた記憶がある。人に勧められた思い出は、その本の内容といっしょになって、残っていくことになる。そういうことを、大事にしたいと思う。

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    2013年05月25日
  • 村上朝日堂はいかにして鍛えられたか(新潮文庫)

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    面白おかしい話の中にも、時折彼の小説の萌芽となったと思われるようなエピソードもあり、ものすごくよかった。

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    2013年03月26日
  • 村上朝日堂ジャーナル うずまき猫のみつけかた(新潮文庫)

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    海外旅行の移動中やホテルで、読んだ。
    我ながらいい本えらんだなぁ。
    1993-95年のケンブリッジ滞在記。
    写真のピントのあわせかたがステキだ。
    中華料理アレルギー、草食、猫が喜ぶビデオについてのレポート、学生時代飼っていたピーターのこと、スカムバッグ、ドラッグ、車が盗まれたことについてなど。
    奥さんといい関係なんだなあ。
    そしてすぐに下ネタ想像する。ふん。
    村上春樹って意外とふつうの人なんだねって思える。そんないっさつ。
    息抜きにどうぞ。

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    2013年03月10日
  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉前編―(新潮文庫)

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    夜空に浮かぶ怪しく光る二つ目の月、猫の町、謎の空気さなぎとリトルピープル。物語のそこここで一見メルヘンチックな表現を綴りながら、薄暗い場所から何かとてつもない気味の悪い怪物が這い出して来そうな薄気味悪さ。
    巧みな展開に一抹の不安と緊張感を余儀無くさせられます。
    三巻目に入り、ようやく登場人物の青豆と天吾の接点や因縁めいた関係が明らかになるが、果たして二人は再会を遂げるのか?
    哀しき暗殺者の行く末は?
    続く…となるのです。
    早く第四巻が読みたい…すっかり1Q84中毒に冒されてしまった私( ̄◇ ̄;)
    この小説はヤバイです。中毒性ありすぎです(笑)

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    2025年11月09日
  • 日出る国の工場(新潮文庫)

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    数十年昔の工場見学なのですが、村上さんの視点が楽しくて気になりません。小岩井農場行きたい。人体模型工場行きたい。アデランス本社行きたい。剛毛多毛だけどカツラ作っちゃうかもしれない。

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    2012年12月10日
  • 若い読者のための短編小説案内

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    村上春樹がこんな本を出してたなんて今までどうして気がつかなかったのか、もっと早く読んでりゃ良かったってくらい大変ためになりました。

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    2012年12月04日
  • リトル・シスター

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    村上春樹訳のマーロウシリーズ
    訳者もあとがきで書いていますが(「結局誰が誰を殺したのかと訊かれると、急には答えられない」)、とにかく話の筋が分からない。難解。つじつまが合わない。その支離滅裂さ(それでも芯は押さえられている)は病的なものを感じます。
     それでも引き込まれる。後半の主人公が適地に乗り込むシーンあたりの描写には、そこから姿勢を正して読んでいただけると感動します。そこだけを読んでも良い。
     何が何だか分からない状態のまま読み進めるのは苦痛ですが(そして最後まで分からない)シーンごとの描写は秀逸ですので、良い文章を読みたい方には、他には無い悦楽を味わっていただけるのではないかと思います

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    2012年11月06日
  • 日出る国の工場(新潮文庫)

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    ××はいったいどういう工場でどんな風に作られているのか?
    この好奇心から村上春樹と安西水丸が7つの工場を訪れ、イラストとエッセイで綴る体験記。

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    2012年11月03日