村上春樹のレビュー一覧

  • 翻訳夜話2 サリンジャー戦記

    Posted by ブクログ

    この本を読んだあとに村上訳「キャッチャー・イン・ザ・ライ」も読みました。作者との契約で村上春樹訳の「キャッチャー・イン・ザ・ライ」に翻訳者のあとがきを載せることができないために、こちらに掲載されたとのこと。学生時代に野崎訳で「ライ麦畑…」を読んで以来の再読なので、予習のつもりで、こちらを先に読みました。
    翻訳者のレベルの細かい話がたくさんあって、翻訳された日本語をぼーっと読むだけの読者の私としては、新鮮でなかなかおもしろかったです。

    0
    2013年10月01日
  • 村上朝日堂はいかにして鍛えられたか(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    読んでいてとても面白いエッセイでした。今まで読んだエッセイの中でも最も面白かった部類に入るかもしれない。出過ぎず、引っ込み過ぎず、本当に文章のうまい人だなあと思う。

    0
    2013年08月23日
  • ポートレイト・イン・ジャズ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ジャズの深い味わいがしみじみと聞こえてくるような、珠玉のアーチスト紹介です。ジャック・ティーガーデンという名前は知りませんでしたが、ぜひ一度聴いてみたくなるような美しい文章での紹介でした。寛いだ暖かい響きのトロンボーンによるバラードだそうです。!バリトンのジェリー・マリガンが麻薬に溺れていたなど、不幸な生活を背負っていた人たちが多いことを改めて痛感します。和田氏の26人の絵(ポートレイト)が本当に楽しく、村上氏が書いているように音楽の雰囲気を語っています。

    0
    2013年08月16日
  • 意味がなければスイングはない

    Posted by ブクログ

    スガシカオ論は卓越した日本文化批判になっている。Jポップの歌詞とマスメディアの使う文体を同一に並べ、それらは内輪だけで通用する制度言語であり、互いに馴れ合い、もたれあっている、という洞察は、日頃からメディアの紋切り型論調にイライラさせられてきた者にとって、まさに我が意を得たりである。その一方で、こんな優しい眼差しで音楽と向かい合う姿も見せる。「思うのだけれど、クラシック音楽を聴く喜びのひとつは、自分なりのいくつかの名曲を持ち、自分なりの何人かの名演奏家を持つことにあるのではないだろうか。」小澤征爾との対談も素晴らしかったが、これも音楽評論として秀逸である。偏見と感情論、ただの印象に終始する大家

    0
    2013年08月21日
  • 意味がなければスイングはない

    Posted by ブクログ

    お世話になった人が一時期コーヒーマスターをしていたカフェ。そこのカウンターでこれを薦められた記憶がある。人に勧められた思い出は、その本の内容といっしょになって、残っていくことになる。そういうことを、大事にしたいと思う。

    0
    2013年05月25日
  • 村上朝日堂はいかにして鍛えられたか(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    面白おかしい話の中にも、時折彼の小説の萌芽となったと思われるようなエピソードもあり、ものすごくよかった。

    0
    2013年03月26日
  • 村上朝日堂ジャーナル うずまき猫のみつけかた(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    海外旅行の移動中やホテルで、読んだ。
    我ながらいい本えらんだなぁ。
    1993-95年のケンブリッジ滞在記。
    写真のピントのあわせかたがステキだ。
    中華料理アレルギー、草食、猫が喜ぶビデオについてのレポート、学生時代飼っていたピーターのこと、スカムバッグ、ドラッグ、車が盗まれたことについてなど。
    奥さんといい関係なんだなあ。
    そしてすぐに下ネタ想像する。ふん。
    村上春樹って意外とふつうの人なんだねって思える。そんないっさつ。
    息抜きにどうぞ。

    0
    2013年03月10日
  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉前編―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    夜空に浮かぶ怪しく光る二つ目の月、猫の町、謎の空気さなぎとリトルピープル。物語のそこここで一見メルヘンチックな表現を綴りながら、薄暗い場所から何かとてつもない気味の悪い怪物が這い出して来そうな薄気味悪さ。
    巧みな展開に一抹の不安と緊張感を余儀無くさせられます。
    三巻目に入り、ようやく登場人物の青豆と天吾の接点や因縁めいた関係が明らかになるが、果たして二人は再会を遂げるのか?
    哀しき暗殺者の行く末は?
    続く…となるのです。
    早く第四巻が読みたい…すっかり1Q84中毒に冒されてしまった私( ̄◇ ̄;)
    この小説はヤバイです。中毒性ありすぎです(笑)

    0
    2025年11月09日
  • 日出る国の工場(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    数十年昔の工場見学なのですが、村上さんの視点が楽しくて気になりません。小岩井農場行きたい。人体模型工場行きたい。アデランス本社行きたい。剛毛多毛だけどカツラ作っちゃうかもしれない。

    0
    2012年12月10日
  • 若い読者のための短編小説案内

    Posted by ブクログ

    村上春樹がこんな本を出してたなんて今までどうして気がつかなかったのか、もっと早く読んでりゃ良かったってくらい大変ためになりました。

    0
    2012年12月04日
  • リトル・シスター

    Posted by ブクログ

    村上春樹訳のマーロウシリーズ
    訳者もあとがきで書いていますが(「結局誰が誰を殺したのかと訊かれると、急には答えられない」)、とにかく話の筋が分からない。難解。つじつまが合わない。その支離滅裂さ(それでも芯は押さえられている)は病的なものを感じます。
     それでも引き込まれる。後半の主人公が適地に乗り込むシーンあたりの描写には、そこから姿勢を正して読んでいただけると感動します。そこだけを読んでも良い。
     何が何だか分からない状態のまま読み進めるのは苦痛ですが(そして最後まで分からない)シーンごとの描写は秀逸ですので、良い文章を読みたい方には、他には無い悦楽を味わっていただけるのではないかと思います

    0
    2012年11月06日
  • 日出る国の工場(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ××はいったいどういう工場でどんな風に作られているのか?
    この好奇心から村上春樹と安西水丸が7つの工場を訪れ、イラストとエッセイで綴る体験記。

    0
    2012年11月03日
  • ポートレイト・イン・ジャズ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    「音楽を書く」とは、こういうことかと実感させられます。
    いろいろと聴きたくなるアルバムが増えて困ります。

    0
    2012年10月12日
  • リトル・シスター

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    フィリップ・マーロウ・シリーズ

    マーロウの元にやってきた依頼人・オーファメイ・クエスト。行方不明の兄オリンの捜索。オリンの住んでいたアパートの捜索。オリンの部屋を物色するヒックスと名乗る男。捜索中に殺害された管理人クローゼン。クローゼンが電話をかけた相手。ホテルに呼び出されたマーロウの前にあらわれたヒックスの遺体と謎の女。女優メイヴィス・ウェルドとオリンの関係。殺害されたギャング・スピンクの秘密。オリンの遺体発見。マーロウの手に入れた写真とネガの秘密。スティールグレイブの秘密と死。依頼人オーファメイの謎とラガーディー医師の秘密。

    0
    2012年09月22日
  • 村上朝日堂ジャーナル うずまき猫のみつけかた(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    結局ケチなんじゃないかと言われそうだけど、決してそういうのではない。生活の中に個人的な「小確幸」(小さいけれども、確かな幸福)を見出すためには、多かれ少なかれ自己規制みたいなものが必要とされる。たとえば我慢して激しく運動した後に飲むきりきりに冷えたビールみたいなもので、「うーん、そうだ、これだ」と一人で目を閉じて思わずつぶやいてしまうような感興、それがなんといっても「小確幸」の醍醐味である。そしてそういった「小確幸」のない人生なんて、かすかすの砂漠のようなものにすぎないと僕は思うのだけれど。

    *・*・*・*・

    福岡からの帰りで読む。村上さんてエッセイほんと面白い!
    こういう海外暮らししてみ

    0
    2012年08月20日
  • 翻訳夜話2 サリンジャー戦記

    Posted by ブクログ

    「キャッチャー・イン・ザ・ライ」が大好きなので。
    すごく良かったです!
    改めてサリンジャーのこの作品が、どれだけ凄いか分かりました。
    そしてそれを見抜かれたお二人も。

    0
    2012年08月13日
  • 村上朝日堂超短篇小説 夜のくもざる(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    海亀の執拗な攻撃から僕らの身を守ってくれた秘密兵器とは?ヒトは死んだらどこにいくのだろう?―読者が参加する小説「ストッキング」から、オール関西弁で書かれた「ことわざ」まで、謎とユーモアに満ちた「超短篇」小説が36本!(さらに替え歌「朝からラーメン」のおまけ付き!)絶好調の村上春樹=安西水丸“nice&easy”コンビが贈る「村上朝日堂」小説特集号。

    0
    2012年08月06日
  • 象工場のハッピーエンド(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    春が来るとジョン・アプダイクを思い出す。ジョン・アプダイクを読むと1968年の春を思い出す。ほんのちょっとしたことなのだけど、我々の人生や世界観はそのような「ほんのちょっとしたこと」で支えられているんじゃないか、という気がする…。都会的なセンチメンタリズムに充ちた13の短編と、カラフルなイラストが奏でる素敵なハーモニー。語り下ろし対談も収録した新編集版。

    0
    2012年05月14日
  • 象工場のハッピーエンド(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    水丸さんのイラストが素敵です。遠近法もなにもめちゃくちゃなのになぜこんなに素敵なんだろう?今回は春樹さんが後ろに控えめという感じですが、でもやはり短文もうまいですね。やはりここにも普遍の登場人物たちが顔を出して楽しい。表題作で「40~50代のおばさん」という言葉に衝撃。確かにそうなんだけど、村上春樹に言われたくない・・・と苦笑してしまった。巻末の対談もまた楽しいですね。2012年2月27日

    2014年12月8日再読

    0
    2014年12月08日
  • 東京するめクラブ 地球のはぐれ方

    Posted by ブクログ

    3人組の紀行文です。それで東京するめクラブ、メンバーは村上春樹さんを隊長として伝説のスタイリストと言われる吉本由美さんとアートデザインの編集の鬼才、都築響一さん。 題名がずっこけているので想像するに難くありませんが、するめクラブの名前の由来は「大したもんじゃないけどくちゃくちゃ噛んでいるうちにそれなりに味が出てくるのでは・・」という趣意です。
    さて彼らの行先は名古屋や熱海、江ノ島、海外なら ハワイやサハリンであるから何故?がつきまといます。 普通の観光名所巡りではなく、彼らなりに面白い変なところを選んで見て歩くのです。 名物の食べ物やお店などの紹介がところどころ写真入りで載っているから行った

    0
    2012年01月08日