村上春樹のレビュー一覧

  • 海辺のカフカ(上)(新潮文庫)

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    カフカの章の現在形の文章にちょっと違和感がある
    どちらかと言うとナカタさんの章の方が好き。報告書とか手紙もサスペンスみがあって面白い
    でも大島さんがしっかり出てきたくらいからはカフカの章も面白く読めた

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    2026年01月19日
  • 女のいない男たち

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    題名のとおり、女のいない男たちに関する短編小説。読み終わり、なぜか昔の彼女を思い出した。ドライブ・マイ・カーが切なくもスッキリする不思議な感情になった。

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    2026年01月18日
  • 神の子どもたちはみな踊る(新潮文庫)

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    その間の恋愛感情の有無とかは少しずつ異なっているが、「蜂蜜パイ」の淳平は少しだけボクだと思った。この地面のすぐ裏はきっとぽっかり空洞になっていて、そこには〈みみずくん〉に等しい闇が棲み付いていると僕は思う。彼を怒らせてはいけない。でもそれは迎合ではない。あくまで共生であるべきだ。私たちは慎ましく生きねばならない。さもないと僕たちは食べられてしまう。ぱくっと、丸呑みだ。戦争と地震は近しいのだろうか?

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    2026年01月18日
  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(下)―(新潮文庫)

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    絵画が持っている力とは
    とてつもなく、大きいのかも
    しれない。
    それは、人の長い人生や
    感情をも巻き込んで
    不思議な現象を起こさせるのかもしれない。
    さらに、時間や空間を
    変える力もあるのかもしれない。

    そう思わせる作品だった。

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    2026年01月25日
  • 神の子どもたちはみな踊る(新潮文庫)

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    現実では起こりえない話だが、起こっているように感じる不思議な話。何かしらのメタファーだと思いながら読むのが楽しい。しかし、決してその答えがわからない。それもまた楽しい。いつもの村上春樹作品のように、豊かな表現力に引き込まれた。

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    2026年01月18日
  • 1973年のピンボール

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    他の人の感想にあった、鼠のところに現れた双子は、鼠の分身なのではないかという見解。
    双子の女の子が、自分の両脇にいるというファンタジーにほぼ近いような状況
    解離性障害とも読み取れるような彼
    最後は双子とさようならをするのは、自分の中の幻想と一度さよならをして自分を取り戻しに違う街に出るのか。 
    ピンボールの描写も直子も、ジェイも不思議だった
    鼠は僕とイコールなのか

    高校生の自分が読んだらつまらないと思うかもしれない作品、22の自分は楽しめた。

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    2026年01月17日
  • アフターダーク

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    視点からの話が印象的だった。エリの部屋に満ちている空気、場の乱れ、静けさなどが肌で感じられるくらいリアリティをもっていた。
    タカハシとマリの会話に癒されつつ、白川との温度差を感じた。
    アフターダークは人の無意識の世界を書いているという河合隼雄さんの紹介を読み、「白川」もひとりの人間の中に存在しており、誰しも部分的には逃げられないものを抱えているのだろうかと思った。
    人の心のやるせなさを現実味をもって書きつつも、マリとエリの心の交流が、書かれていないストーリーの裏でしっかりと感じられ、最後のシーンはあたたかい気持ちになった。
    村上春樹さんの長編にしては珍しく落ち着いた気持ちで読めた。笑

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    2026年01月17日
  • 風の歌を聴け

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    久しぶりに読み返したけど、わからん。
    もしかしたら、1番読み返した小説かもしれないけど、わからん。
    また、読み返そうと、思う。

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    2026年01月16日
  • 国境の南、太陽の西

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    ネタバレ

    なかなかに酷いことをする主人公だった。終盤、それが彼自身の欠落というパーソナリティであることが自身の口から述べられるのだけれども、周囲の人物からしたら本当にたまったもんじゃない。彼のいう吸引力をお互いに感じているであろう有紀子は彼の過ちとその欠落を踏まえても許すことができたけれどもイズミはそうではなかった。彼女は主人公のことを好きだったかもしれないけれど吸引力は感じていなかったのかもしれない。そしてその後は、傷をいやすような出来事や人物に出会えず、死を内包して生きているのだろう。島本さんですら、ボーリング場の廃墟では死を瞳にのぞかせていた。
    死について述べる場面は村上春樹の筆力?を強く感じた。

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    2026年01月16日
  • 螢・納屋を焼く・その他の短編(新潮文庫)

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    納屋を焼くがとても面白かった。
    納屋を焼くという本当の意味についてわかった瞬間鳥肌が立った。なんとなく読み始めた話で最初はよく分からない話だったが分かった時とても面白かった。
    短い短編集で読みやすい。

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    2026年01月16日
  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉前編―(新潮文庫)

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     主人公が相互に入れ替わることで、二人の相対性が浮かび上がる。青豆と天吾は、互いに偶然による全容解明を求めている。
     青豆は男性を殺すことで自己を取り巻く世界の不思議と向き合い、天吾は人の小説を世間に黙って書き直すという作業から、自らの世界に向き合う。
     どちらも近代的自我の禁忌を犯すところにこの小説の面白さがある。この作家はやはり、近代を物語で乗り越えようとする。
     どうでもいいことですが、BOOK1の文庫前編は18,000に以上登録あるのに、最後まで読む人は1万人くらいなんすね。ちょっと切ない。

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    2026年01月14日
  • 1973年のピンボール

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    何年か振りの再読。

    かつての私は突然出てきた双子の存在に戸惑いながらも、現実と空想の入り混じったその世界観に憧れていた。日常の隙間に顔を出すファンタジー。そんな捉え方をしていた。
    そして、こんな世界に住んでみたいな、とさえ思っていた。

    今回、双子が僕の元から去っていく場面を読んで、双子は「僕」の幻覚なのではないかと唐突に思った。

    【幻覚】げん-かく
    実際に感覚的刺激や対象がないのに、あるように知覚すること。幻視・幻聴など。


    これは、ファンタジーや空想の世界などではなく、僕が実際に体験している幻覚だとしたら。
    物語りの捉え方は一変する。

     そういった違和感を僕はしばしば感じる。断片が

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    2026年01月15日
  • 職業としての小説家(新潮文庫)

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    文学賞について書いている章で、芥川賞を取ることがすごいことと思い込んでいる人が多いから、村上さん賞を取れなくて残念でしたねとか来年はきっと取れますよ!とか言われるけど、村上春樹がそもそもその前提を同じくしてないので面倒くさかった、というボヤきにクスッとした

    今、毎年ノーベル賞候補とか言われてるから、またボヤいてるかもww

    In the chapter about literary awards, he writes about many people assume winning the Akutagawa Prize is an incredible achievement, so he

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    2026年01月12日
  • 海辺のカフカ(下)(新潮文庫)

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    二つの視点から描かれていた物語が、やがて一つに重なっていくところが面白い

    田村カフカくんとナカタさんどちらも移動が多くアクション的な観点からも楽しむことができた。ファンタジーな要素が混ざり合い、夢現な感覚を味わうことができた。
    いろいろな可能性の有無について、田村カフカくんの父の言葉がどのようにして現実に起こっていくのか楽しみにしながら読み進めた。
    四国に行きたくなった

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    2026年01月11日
  • スプートニクの恋人

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    年末年始のバカンスのお供として、10年ぶりくらいに再読。書き出しの文章があまりに美しく、読み進めるのが勿体なく感じた。
    ギリシャパートまでは熱中して読み進めたけれど、すみれの文章以降、話が象徴的でうまく咀嚼できなかった。
    前半の、キラキラしてエネルギッシュな感じが好きだったな〜。

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    2026年01月11日
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉前編―(新潮文庫)

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    人生で初めて読んだ村上春樹作品。
    全く知らない状態で読んだら、予想外の読みやすさに驚いて気づいたら読み終わってた。

    概念的な話とか抽象的な話とか、難しいけど分かった気になるのがおもしろかったなー

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    2026年01月11日
  • アフターダーク

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    春樹史上最も謎を残したまま完結した。気がする。
    たった一晩の話。深夜のようにゆっくりと流れる一冊だった。
    出会ってから距離がグッと縮まる高橋と浅井マリ、暴力から逃げる人々、資本主義に組み込まれていく社会。
    後半の深夜の都会の描写が素敵。

    p250.人間は記憶を燃料にしながら生きていくんやないかな

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    2026年01月11日
  • 海辺のカフカ(上)(新潮文庫)

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    不思議な感覚に陥る。全て繋がっているんだなあ。哲学的でありファンタジーでありながら実際的だと思う。村上春樹の描く自然風景の描写がとても好き。

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    2026年01月10日
  • スプートニクの恋人

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    20年以上前に読んだものだからか、記憶がほとんど残っていない。ただ、一箇所だけ時の流れを越えて覚えていた。『ワイルドバンチ』の記者会見を引用した台詞だ。瞬間、そうだ。確かに自分はこれを読んだのだ、という確信が蘇ってきた。
    タイトルに恋人、とあるが甘さなどない。どこかビターで相変わらずよくわからない。その曖昧さ、不可思議さ、人間というものの、あるいはこの世界の不可思議さこそ人生じゃないか? とでもいうような達観した態度で、凛としているのに意地悪な雰囲気がなんだかいい。大都会の真ん中で夜中に奇妙な景色を見たかのように。

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    2026年01月09日
  • 風の歌を聴け

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    短くてあっという間に読み終えた。夏の蒸し蒸しした暑さと、憂鬱、青春。
    しっかり詰まっていて面白かった。

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    2026年01月09日