村上春樹のレビュー一覧

  • スプートニクの恋人

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    もし不完全な人生から全てのむだが消えてしまったら、それは不完全ですら無くなってしまう。
    あまりにもすんなりとすべてを説明する理由なり論理なりには必ず落とし穴がある。
    理解というのものは、つねに誤解の総体に過ぎない。
    大事なのは、他人の頭で考えられた大きなことより、自分の頭で考えた小さなことだ

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    2026年03月08日
  • 女のいない男たち

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    各々が様々な理由で女を失って行く姿を見て、恋愛に対する男性の脳内、或いは異性と接する際の男性の脳内を少し覗けた気がした。全ての登場人物が相手女性との性行為の相性や思い出を語る姿から、恋愛に性行為が着いてくるのは人間の営みとして当たり前(特に男性に)であることを再確認した。
    初の村上春樹さん作品だったが、これでもかって程の比喩を堪能できてくせになりそう。

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    2026年03月08日
  • 女のいない男たち

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    傷つくことから、または傷ついていることから、背を向けるのは男性に多く見られるのかもしれない。
    男性は強い肉体の中に自分でも把握できない脆く弱い部分を持ち合わせ(自覚していないから抱えてるいるとは表現できない)女性はしなやかな肉体の奥に、芯の強さと残酷さを複雑に併せ持つ。
    概ね、そういうふうにできているのだと思わせる。
    善悪で判断できない世界がある。それはもっと人の感情の根深いところに存在している。
    最後の章は難しかった。

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    2026年03月06日
  • 街とその不確かな壁(下)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    一回読むだけだと考えがまとまらないけど、書いておく。もう一回読みたい。

    ぴたりとはまる人?心の底から愛した人?を失った経験が、心の一部を焦げ付かせて、影を分離させて、どこかに行ってしまうのかな。喪失の傷は本当に深いんだな。

    壁の中の街は僕の心の底にあるのかな、そこにM**くんが入ってこられるのはどういうことなんだろう。。
    どこまで意味が込められてるんだろう。

    IQ84, 騎士団長殺し、つくるくんの話、カフカ、読んだけどこの本が一番好きかも。あとなんか読んだかなー

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    2026年03月04日
  • アフターダーク

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    ネタバレ

    深夜0時から夜明けまでの数時間の出来事を切り取った小説。眠り続ける姉・エリと、深夜の街を過ごす妹・マリのそれぞれの視点が描かれる。最後まで謎が明かされない顔のない男、娼婦オーナーの中国人男の脅迫発言、意味が明かされない内容が相変わらず多い。
    ていうのも村上春樹はよく「物語は読者の中で完成するもの」って言ってるらしい。普段から物語の行く末を与えられてるものを見たり読んだりしすぎて、結末とかスッキリさを求める自分がいるけど、自分から物語の先を想像したり作り出したりする力って、情報社会の中で大事なのかなーって思ったり。

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    2026年03月04日
  • 女のいない男たち

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    男は、強がっているくせに女性による抱擁に支配される情けない生き物だ。女性にフラれることは、多くの男性にとって自己存在(「異性にとって魅力的な強い男性である」というプライド)を揺るがされる出来事であるし、だからこそいつまでも過去の女性を引きづってしまう…

    「女性にフラれる(フリまわされる)男性のノスタルジー」をテーマに村上春樹さんらしい世界観で描かれた短編集

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    2026年03月04日
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉前編―(新潮文庫)

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    実在する商品名が出てくる所が人気の秘密なのかな?青豆の駆け引きしない分かりやすい性格とストレートな物言いが面白い。

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    2026年03月03日
  • 1Q84―BOOK3〈10月-12月〉後編―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    面白くて2週間で読み終えた。
    ひとつひとつの物事とか言ったことを頭に入れておかなければと思って勢いで読み続けてた。

    実際フラグ立ってたなってのもあったし、こんなことがここで繋がるのか!ってのもあった。

    すごく感想を述べるのが難しい。面白いし、切ないと感じることもあるし、心が痛くなる場面もたくさんあった。ただ読み終わった後は、じんわりと良い意味であっけなく終わった感じが、より余韻を引き立たされてる。
    とにかく面白かった。群像劇にあたるのかな??やはり後半の盛り上がりがいいね、群像劇は。

    そして、やっぱり村上春樹さんが書く男性の人間像が好きだな。1Q84でいう天吾みたいな。
    多くを求めず、淡

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    2026年03月03日
  • 海辺のカフカ(下)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    読み応えはあるが、読後感が爽やか
    やはりナカタパートは読んでて楽しい
    ホシノもオオシマもオオシマ兄も、幸せになってくれ〜

    ナカタ、違う世界でたくさん読んでほしいな

    初村上春樹、よかった

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    2026年03月02日
  • 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

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    ネタバレ

    多崎つくると4人の友人との決別が勘違いや優しさによるものでよかった。男女の関係を持ち込まないという暗黙の了解があっても、高校生の男女グループで恋愛は生まれるものだよな〜沙羅とはどうなるんだろう?

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    2026年03月01日
  • ロング・グッドバイ

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    とにかくタフな男たちが織りなす、タフなやりとりと駆け引きに惹きつけられる。(少し冗長なきらいはあるが)
    男も女も、この物語のなかではどうしても虚勢を張って生きなければならない人種なのだ。
    そして、どことなくセンチメンタルさを秘めている。そのセンチメンタルな要素こそがこの物語の本当の魅力なのかもしれない。

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    2026年02月28日
  • 女のいない男たち

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    男の人はいつまでも可愛いなと思える表現と
    お祖父ちゃんの青春を語られてるような居心地悪い表現が
    すごく印象的だった。読後感の余韻が長雨のようにしっとりといつまでも消えないのが流石村上春樹なんだろうと思う。

    好きだったのは「木野」。
    “傷つくべきときに十分に傷つかなかったんだ”

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    2026年02月27日
  • 一人称単数

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    これを読んでいて、いつもの難解な(?)違和感を感じる装丁が村上春樹の装丁の正解なんだなと、つくづく思わされた。

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    2026年02月27日
  • 女のいない男たち

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    とりまドライブマイカーを産んでくれてありがとう

    ◼︎自分メモ
    内的な屈折や屈託があまりに乏しいせいで、そのぶん驚くほど技巧的な人生を歩まずにはいられない種類の人間がいる。

    そのような人々はまわりの屈曲した世界に、(言うなれば)まっすぐ自分を合わせて生きていくために、多かれ少なかれそれぞれに調整作業を要求されるわけだが、だいたいにおいて、自分がどれくらい面倒な技巧を用いて日々を送っているか、本人はそのことに気が付いていない。自分はどこまでも自然体で、裏細工もなく素直に生きていると頭から信じきっている。そして彼らが何らかの拍子に、どこから差し込んできた特別な陽光に照らされ、自らの営みの人工性に

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    2026年02月26日
  • 1Q84―BOOK3〈10月-12月〉後編―(新潮文庫)

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    10年以上ずっと積まれていた『1Q84』を、やっと読み終えた。やっとと言っても、2週間しかかからなかったのは、この不思議な世界に引き込まれたからだと思う。ただ、青豆は階段を降りる前からタマルやマダムとはつながっている。次の世界にもタマルとマダムは存在するのか。天吾と青豆をつないだフカエリは、いったい「さきがけ」にとってどのような存在だったのか。そしてリーダーもなくなり任務を果たしたフカエリはどんな存在となったのか。死を望んでいたリーダーはなぜ、どのようにしてリーダーになったのか。「空気さなぎ」「リトル・ピープル」についても、自分の頭の中で想像し考えるしかなく、全て本当のところはわからないし、わ

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    2026年02月25日
  • 海辺のカフカ(下)(新潮文庫)

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    終わりがイマイチだったかな 最後の終わりらへんはイマイチだったけど、ナカタさんとホシノくんのやり取りは楽しくていいテンポで面白かった。

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    2026年03月14日
  • 海辺のカフカ(上)(新潮文庫)

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    英語版を読んだ
    前半はあまり進まなかったが、ナカタの話が進むにつれて読むスピードが上がり下巻が楽しみ

    英語版の方が良くも悪くも読みやすい印象だが、大島の例え話は日本語で読んでみたいな

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    2026年02月25日
  • 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)(新潮文庫)

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    僕と影の関係性が好きだったな。自分自身の消滅が世界の終わりに直結する展開はもろセカイ系でそれを1985年に描いているということに衝撃だった。

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    2026年02月23日
  • 1Q84―BOOK3〈10月-12月〉前編―(新潮文庫)

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    読み進めていくうちに、出来事がからみあい繋がっていることに気づく。でも、肝心なところが結びつかないことにもどかしさを感じながら、5巻が終わってしまった。

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    2026年02月23日
  • もし僕らのことばがウィスキーであったなら(新潮文庫)

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    久しぶりの村上作品だったけど、旅の情景が目に浮かぶやさしいエッセイだった。
    何となく飲んでいたウィスキーをもう少し知って、もう少しだけ深く愉しみたいと思った。
    目的やテーマを持った旅を、改めて大切にしたいと思わせる作品。

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    2026年02月23日