村上春樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ『海辺のカフカ』に続き読んだ村上作品の2作目
なんで今作を選んだんだっけか
序盤から村上節が効いててとても引き込まれた。冗長には感じられず、心地よいテンポ感だと思えた。ただ他の人の感想を読むと、(特にすみれの文章は)村上さんの持ち味を幾分か誇張させたものらしい
海辺のカフカと比較した時、どちらも共通のテーマを扱っているなという感じがして、一部読んでいて展開が想像できた。パラレルワールドや不完全(になってしまったよう)な人間、愛と性欲と孤独とアイデンティティなどなど。
村上さんのギリシャの島や保安室の情景描写がリアルで、二つの全く異なる場所を続けて描くことで、読んでいて夢から覚めたような、まるで -
Posted by ブクログ
ネタバレ本格的に読書をし始めた経歴が浅いのと、ビッグネームのタイトルは生来の天邪鬼根性が邪魔をして手を出してこなかったので村上春樹作品は初めて。さてどんな作品なのか……。
夢と現実の区別がつかないなんとも不思議な作品だ。さながら絵本を読んでいるかのよう。タイトルにもなっている主人公、夏帆の職業も絵本作家を兼ねたイラストレーターのようなのでぴったりの雰囲気。というかそれを狙ってのことなのだろうか?多分そうに違いない。
終始幻想的な雰囲気を醸し出しつつも、物語の終わりはひどく悲しいものだったなぁ。別に何か悲劇的なことが起こったわけではないし、なんなら大団円と言ってもいいとは思うんだけど……。なんという -
Posted by ブクログ
この小説の発売に先立って、朝日新聞で村上春樹のインタビューが掲載されていた。彼はもう77歳だそうだが、いまだに老人を主人公にした小説は書けず、26歳の女性目線でなら書けるらしい。すこしきもちわるい気もするけど、そうらしい。だけど、ほんとうにそうなんだろうか。
本作は村上小説っぽさが存分に振りまかれており、ほとんど自家薬籠中の物としてセルフオマージュのような作品になっているが、過去作品と振り返って明確にちがうのは性的なイメージの位置付けだろう。
村上の小説はかなりマッチョな性質がある。これはむかしにさかのぼればさかのぼるほどそうなるし、批判されがちな点である。本作は村上の長編小説で初の女性主人 -
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ネタバレ穴から出てきているから顔ながきと思ったら騎士団長なんかい。今後顔長になるかなぁ。ワクワクしてどんどん読める。やっと春樹ワールドだ
免色さんはイデアに穴の中であっていたのかな?だからその日から数日は鈴が鳴らなかった。昼間に顕現して疲れてしまっていたから。そしてだから食事会に招くのも突っかからずに受け入れている。ジョークと受け取っているのだろうと私は受け取っているが、免色さんは本当に招いてるのではなかろうか。(←違った)
免色さんの思惑通りに行きすぎてうざいからちょっとミスって欲しい。娘と同じ空気吸って欲しくない。過去にどれほど苦労したのかさえ知ればその気持ちは変わるだろうが。
主人公は穴の -
Posted by ブクログ
きっかけは、あの名セリフ「強くなければ生きていけない、優しくなければ生きる資格がない」。元ネタを知りたくて手に取った一冊。
読んでみたら、目的以上に本編そのものが面白かった。マーロウと登場人物たちの気の利いた掛け合いが最高に小気味いい。真似したくなるけど、日常生活であんなキザなやり取りをする場面はどこにもない(笑)。
村上春樹作品でたまに出てくる、ちょっと変だけど洒落た言い回し——たとえば「赤坂でナッツでもつまもうか」的な、あの独特な日常描写も、たぶんチャンドラーの系譜にあるんだろうな、と勝手に納得。
ミステリーとしてのトリックや動機は正直ちょっと強引で、そこだけ見ると物足りない。でもそ