村上春樹のレビュー一覧
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◎記録
下では、カフカくんとナカタさんの物語が交わり、人間関係も絡み合っていく。
理解力が乏しいため、AIによると本作は「過酷な運命や圧倒的な喪失に直面しても、人はそれに静かに耐え、現実を受け入れて生きていくしかない」ということを伝えたいのだと言う。
田村カフカくんの境遇はギリシャ悲劇の「オイディプス王」をモチーフにしており、どれだけ抗おうととしても避けられない運命があること、そしてそれを引き受けて乗り越える過程を象徴しているという。
✔️「僕が求めているのは、僕が求めている強さというのは、勝ったり負けたりする強さじゃないんです。外からの力をはねつけるための壁がほしいわけでもない。僕が -
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◎記録
20代の時に一度読んだが、記憶が薄れたので再読。
30代になった今、20代に読んだ時とどう変わったのか比較しながら記録。
村上春樹さんの作品は数作しか読んだことないが、この作品は「メタファー」が多く登場する。
上では、15歳の少年:カフカと60代の老人:ナカタさん目線の話が交互に展開し、この2つの物語の関係は何か分からないまま進んでいく。
✔️「君はこれから世界でいちばんタフな15歳の少年になる」
これは本作では何度も登場する言葉だ。20代の頃は、15歳という若さで家出をするためには何事にもタフでいないとやっていけないよな、くらいに感じていたが、再読するとそれだけではない -
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不思議な読み心地の短編集でした。三宅香帆さんが村上春樹入門としておすすめと話していたので読みました!
文章が読みやすく、流れるようにきれいでした。終始心地よかったです。じんとくるラストも多く、心が温まりました
偶然の旅人
ハナレイ・ベイ
どこであれそれが見つかりそうな場所で
日々移動する腎臓のかたちをした石
品川猿
偶然の旅人と品川猿がお気に入り!
「偶然の一致というのは、ひょっとして実はありふれた現象なんじゃないだろうかって。つまりそういう類のものごとは僕らのまわりで、しょっちゅう日常的に起こっているんです。(中略)しかし、僕らの方に強く求める気持ちがあれば、それはたぶん僕らの視界の中 -
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面白かった。それは間違いない。
内容、概要については多くの人がシェアしてくれているだろうから特に書かない。
いつも通り、大量の象徴と大量のメタファー。しかも今回は主人公の夏帆が絵本作家ということで、さらにメタ的な視点が加わる。
もちろんそれでも読みやすいのが村上春樹。ちょっと読みやすすぎるかもという印象もある。3時間くらいで読めてしまった。
人間というのは、年を重ね、出会いや学びを経て成長していく。村上春樹だって例外ではない。
もともと十分に優秀な方ではあるが、何十年もの作家生活の中で技術はもちろん、持っている知識もアップデートしていく。
そしてそれはもちろん、作品に現れてくる。
本作を -
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遅れて読んだ名作。
村上春樹訳が
ジワジワと染みわたる。
冒頭はこうだ。
「テリー・レノックスとの最初の出会いは、
〈ダンサーズ〉のテラスの外だった。
ロールズロイズ・シルバー・レイスの車中で、
彼は酔いつぶれていた。」
「人々に湯水のごとく金を使わせることを
唯一の目的として作られた」高級クラブ
での出来事だった。
男は女に車外に放り出され、
アスファルトに尻もちをついた。
そして、私は彼を助け起こした。
主人公のフィリップ・マーロウと
テリー・レノックスは
こうして出会った。
レノックスは衝撃的なことに
そのとき、投げ出された
大金持ちの娘と再婚していた。
レノックスとマーロ -
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ネタバレ「ヤクルト・スワローズ詩集」にはスポーツ観戦、いや応援しているチームが負けることへの心得が書かれていた、気がする
「言い換えれば「今日もまた負けた」という世界のあり方に、自分の身体を徐々に慣らしていったわけだ。潜水夫が時間をかけて注意深く、水圧に身体を慣らしていくみたいに。そう、人生は勝つことより、負けることの方が数多いのだ。そして人生の本当の知恵は「どのように相手に勝つか」よりはむしろ、「どのようにうまく負けるか」というところから育っていく。」
「もちろん負けるよりは勝っていた方がずっといい。当たり前の話だ。でも試合の勝ち負けによって、時間の価値や重みが違ってくるわけではない。時間はあく