村上春樹のレビュー一覧

  • 夏帆―The Tale of KAHO―

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    イラストや挿絵を描く仕事をしている夏帆は母にとっては満足でない娘だったのかもしれない 二人の間にはよそよそしい感情がある 知人から紹介された佐原は第一印象から二度と会いたくない男だったが…夏帆を取り巻く世界がこの時から別次元の世界へと蠢いていく

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    2026年07月25日
  • 夏帆―The Tale of KAHO―

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    物語が物語を暗示しているのはとても面白かった
    現実(?)に似ている世界があり、どちらがそうなのか本人にも誰にも証明できるようでできない、でもちゃんとした世界に戻らなくてはならないその話は読むにつれわくわくさせられた

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    2026年07月25日
  • 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)(新潮文庫)

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    ラストが少し期待違いだったけどいい作品

    重くなったり苦しくなったりすることはあるけど、音楽を美しいと思ったり人を愛することができるのは心があるから、だから無くしてはいけない、という台詞がとても印象的。

    世界の終わりが来ることはあらかじめ決まっていたのかもね 選択肢があったとしても

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    2026年07月24日
  • 走ることについて語るときに僕の語ること

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    私は村上春樹作品を一冊しか読んだことがない!1973年のピンボールのみ。
    なのでランナーであることも知らず、だだ、偉大な作家であるにも関わらず無様な走りをすることがあってもめげずに走り続け、レースになると苦手になってしまう水泳の克服に取り組み、英語でスピーチをする機会があれば自分を伝えるために練習を重ねる、という人であることも知らなかった。
    多くのファンがいる作品に興味はあったのでこれを機に読んでみるのもいいかなと思った。

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    2026年07月24日
  • 海辺のカフカ(下)(新潮文庫)

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    ◎記録

    下では、カフカくんとナカタさんの物語が交わり、人間関係も絡み合っていく。

    理解力が乏しいため、AIによると本作は「過酷な運命や圧倒的な喪失に直面しても、人はそれに静かに耐え、現実を受け入れて生きていくしかない」ということを伝えたいのだと言う。

    田村カフカくんの境遇はギリシャ悲劇の「オイディプス王」をモチーフにしており、どれだけ抗おうととしても避けられない運命があること、そしてそれを引き受けて乗り越える過程を象徴しているという。

    ✔️「僕が求めているのは、僕が求めている強さというのは、勝ったり負けたりする強さじゃないんです。外からの力をはねつけるための壁がほしいわけでもない。僕が

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    2026年07月23日
  • 海辺のカフカ(上)(新潮文庫)

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    ◎記録


    20代の時に一度読んだが、記憶が薄れたので再読。
    30代になった今、20代に読んだ時とどう変わったのか比較しながら記録。

    村上春樹さんの作品は数作しか読んだことないが、この作品は「メタファー」が多く登場する。

    上では、15歳の少年:カフカと60代の老人:ナカタさん目線の話が交互に展開し、この2つの物語の関係は何か分からないまま進んでいく。


    ✔️「君はこれから世界でいちばんタフな15歳の少年になる」

    これは本作では何度も登場する言葉だ。20代の頃は、15歳という若さで家出をするためには何事にもタフでいないとやっていけないよな、くらいに感じていたが、再読するとそれだけではない

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    2026年07月23日
  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉後編―(新潮文庫)

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    青豆がさきがけのリーダーを向こうの世界に送ってからの話。20年来会っていない青豆、天吾のそれぞれに対する想いが語られている。

    ドウタ、マナなどスピってる事象がでできて1Q84の世界がどんなパラレルワールドなのかが朧げに描かれていく。

    難しいことを気取った文章で書いているのに何故か分かりやすい。

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    2026年07月22日
  • 海辺のカフカ(上)(新潮文庫)

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    ナカタさん最高!
    猫たちの個性的なキャラも素敵。
    村上春樹の世界は、全てのことが繋がっていて、人生に起こる全てのこと、会う全ての人が意味を持っている、と思わせてくれる。
    とにかく流れに任せて進んでいくしかなくて、毎日ご飯を食べて、寝て、性欲に身を任せたりして過ごしていく中で、多くのものが通り過ぎていってその一つ一つが自分を形成していく大切なものであって。

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    2026年07月21日
  • レキシントンの幽霊

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    一度は読んだことのある短編8作を集めた作品だった。どの作品もそれぞれの味があってとてもよい。「沈黙」はなぜか大沢さんの気持ちが身に染みて理解できて、読んでいてつらかった。

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    2026年07月20日
  • 東京奇譚集(新潮文庫)

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    全部の話がタイトル通り奇怪な話なんだけどなんか心地よく読めた。
    品川猿で猿が急に喋り出したの面白くてニヤニヤしちゃった

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    2026年07月20日
  • 東京奇譚集(新潮文庫)

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    不思議な読み心地の短編集でした。三宅香帆さんが村上春樹入門としておすすめと話していたので読みました!

    文章が読みやすく、流れるようにきれいでした。終始心地よかったです。じんとくるラストも多く、心が温まりました

    偶然の旅人
    ハナレイ・ベイ
    どこであれそれが見つかりそうな場所で
    日々移動する腎臓のかたちをした石
    品川猿

    偶然の旅人と品川猿がお気に入り!
    「偶然の一致というのは、ひょっとして実はありふれた現象なんじゃないだろうかって。つまりそういう類のものごとは僕らのまわりで、しょっちゅう日常的に起こっているんです。(中略)しかし、僕らの方に強く求める気持ちがあれば、それはたぶん僕らの視界の中

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    2026年07月21日
  • 夏帆―The Tale of KAHO―

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    面白かった。それは間違いない。
    内容、概要については多くの人がシェアしてくれているだろうから特に書かない。

    いつも通り、大量の象徴と大量のメタファー。しかも今回は主人公の夏帆が絵本作家ということで、さらにメタ的な視点が加わる。
    もちろんそれでも読みやすいのが村上春樹。ちょっと読みやすすぎるかもという印象もある。3時間くらいで読めてしまった。

    人間というのは、年を重ね、出会いや学びを経て成長していく。村上春樹だって例外ではない。
    もともと十分に優秀な方ではあるが、何十年もの作家生活の中で技術はもちろん、持っている知識もアップデートしていく。
    そしてそれはもちろん、作品に現れてくる。

    本作を

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    2026年07月26日
  • 神の子どもたちはみな踊る(新潮文庫)

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    かえるくんと蜂蜜パイがよかった

    かえるさんと呼ぶたびに「かえるくん」って訂正されるところが気に入った

    蜂蜜パイはまさきちととんきちの話が淳平と高槻の暗喩で、2人はまさきちでもとんきちでもあるような気がした
    動物園でくまのエピソードを話しているシーンが1番好きだった

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    2026年07月20日
  • ロング・グッドバイ

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    遅れて読んだ名作。
    村上春樹訳が
    ジワジワと染みわたる。

    冒頭はこうだ。

    「テリー・レノックスとの最初の出会いは、
    〈ダンサーズ〉のテラスの外だった。
    ロールズロイズ・シルバー・レイスの車中で、
    彼は酔いつぶれていた。」

    「人々に湯水のごとく金を使わせることを
    唯一の目的として作られた」高級クラブ
    での出来事だった。

    男は女に車外に放り出され、
    アスファルトに尻もちをついた。
    そして、私は彼を助け起こした。

    主人公のフィリップ・マーロウと
    テリー・レノックスは
    こうして出会った。

    レノックスは衝撃的なことに
    そのとき、投げ出された
    大金持ちの娘と再婚していた。

    レノックスとマーロ

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    2026年07月20日
  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(下)―(新潮文庫)

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    久しぶりに村上春樹を読んだけど文章が素晴らしいし、読んでいる満足感も相変わらず与えてくれる。ちょっと変態度は増しているようには思う。このボリュームを読ませるのは天才

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    2026年07月20日
  • TVピープル

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    ネタバレ

    本作は不思議な出来事に巻き込まれるものがあれば、現実に則った作品があるように、レパートリーが多い。なかには長編小説に関連する作品もあり、著者のアイデアの幅広さがうかがえる。

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    2026年07月19日
  • 職業としての小説家(新潮文庫)

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    村上春樹さんが小説を書くことについてやオリジナリティについてなど小説家としての考え方から学校についてまで割と幅広く、自由に語ってくれる。オリジナリティにおける時間の役割やランニングを通して学んだフィジカルの重要性、社会からの一次的な逃げ場の必要性など示唆に富んだアイデアが得られた本だった。

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    2026年07月18日
  • 一人称単数

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    ネタバレ

    「ヤクルト・スワローズ詩集」にはスポーツ観戦、いや応援しているチームが負けることへの心得が書かれていた、気がする

    「言い換えれば「今日もまた負けた」という世界のあり方に、自分の身体を徐々に慣らしていったわけだ。潜水夫が時間をかけて注意深く、水圧に身体を慣らしていくみたいに。そう、人生は勝つことより、負けることの方が数多いのだ。そして人生の本当の知恵は「どのように相手に勝つか」よりはむしろ、「どのようにうまく負けるか」というところから育っていく。」

    「もちろん負けるよりは勝っていた方がずっといい。当たり前の話だ。でも試合の勝ち負けによって、時間の価値や重みが違ってくるわけではない。時間はあく

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    2026年07月17日
  • TVピープル

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    再読。6作からなる短編集。収録されているそれぞれの作品が何らかのキーワード(飛行機、涙、ほくろ等々)で繋がっているように感じられて興味深い。「我らの時代のフォークロア」は自分に置き換えて考えてしまうことが多く、今回も心に刺さる。「眠り」の「眠りこそがそのような傾向のかたよりを中和する」という表現が心に残る。

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    2026年07月15日
  • 村上朝日堂ジャーナル うずまき猫のみつけかた(新潮文庫)

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    自分が生まれた時の、村上春樹さんがしていたこと。当然当時のことなんて覚えてないけど、まるで知っているかのように懐かしく感じた。
    またアメリカに行きたいな、もう住むのはしんどいと思うけど。
    まだまだ読みたい。

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    2026年07月14日