村上春樹のレビュー一覧

  • 心は孤独な狩人(新潮文庫)

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    1930年代後半、アメリカ南部の小さな町。

    貧困、差別、不公正、信仰、信念、理想、孤独。
    色褪せてざらついた重苦しい世界。

    登場人物全員が極端な考えや生き方で、極端ゆえに哀れで痛々しい。滑稽にさえ見える。

    人種差別と戦う黒人医師、資本主義を正そうと戦うアナーキスト、カフェの主人、夢を持つ少女、そして彼らを惹きつける唖のシンガーさん。
    シンガーさんに向かって溢れる言葉を吐き出す。
    静と動。無と有。対比。

    最終盤の展開に意表を突かれた。

    出口のない心のモヤモヤの表現が素晴らしい。若干23才の女性が初めて書いたとは信じられない。
    訳者が村上春樹氏だから良いのかも知れない。

    作中に、反ファ

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    2026年09月01日
  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(下)―(新潮文庫)

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    面白くてスラスラ呼んだはずなのに、「どんな話なの?」と聞かれたら答えるのがとても難しい本!
    すごく賢い人の夢の話を聞いているような、リアリティと不思議世界の曖昧さはまさに村上ワールドでした。
    「物事の白黒を敢えてハッキリ付けないことでバランスを保つ」というワードが気に入った。確かに世の中そういうことあるし、村上春樹作品自体もそう言えると思う。

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    2026年09月01日
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉後編―(新潮文庫)

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    だんだん二つの話の接点がふえてきて
    ますます続きが気になる
    読み進めるにあたってどんどん引き込まれていく感覚です

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    2026年08月31日
  • 風の歌を聴け

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    すごい青春だなあ… 恋愛の一言では片付けられないような、彼女との一夏の思い出。お互いに惹かれてるはずなのに、一向にわからないし知ろうとしない彼女のバックボーン。そのくせして結婚してからも僕は彼女のことを時折思い出すんだろうな。ハヌマーンのハイカラさんが通るを聴きながら読みたいストーリーだった。 (鼠と彼女との関係を想像してしまうが考えすぎ?)

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    2026年08月30日
  • 虚言の国  アメリカ・ファンタスティカ

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    虚言の世界で限界を迎えた主人公に干渉するアンジーがつよつよすぎ、こんな心強い人間、早々おらんわい。暴力的で愚かしい人間たちが右往左往している中、主人公と元嫁が抱える愛ゆえの虚言がしっとり通底していて悲哀。老いてもなおティムオブライエン。

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    2026年08月30日
  • 街とその不確かな壁(下)(新潮文庫)

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    難しい。インスタントな感想しか出てこない。
    これまでの村上ワールド同様、交差する世界線や、キーになる耳たぶが出てきた。
    村上作品は、希望を感じられるような終わりと、分かり合えない人の孤独を余韻に残す終わりの二通りあるけど、今回は前者だったのかな。僕はそう思う。
    リアルとフィクションの境目は曖昧。街に残りたいと思った少年も、少女と別れ、現実に戻る選択をした僕の気持ちもどちらも共感する。

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    2026年08月30日
  • 夏帆―The Tale of KAHO―

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    皆さん書いてるようにファンタジー要素が強めですが、いつもの村上ワールド。
    今回のはメタファーが分かりやすいし、完結している話のようにも思う。
    今後も村上春樹の新作が出たら読むのだろうと思う。

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    2026年09月09日
  • 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    なかなか頭を使った。ファンタジー要素が強くて、途中で辞めそうになったが後半は進みが良くて結構すぐ読み終えることができた。世界の終わりの世界線と、ハードボイルドワンダーランドがどう交わるのかすごく気になる。交わらない場合もあると思うが、一角獣のことを考えると世界の終わり側が昔で、ハードボイルド側が今世なのかなとか思った。

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    2026年08月29日
  • 心は孤独な狩人(新潮文庫)

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     愛する人の喪失を、人は乗り越えられるのか。いや、乗り越えて生きていかなければならない。
     そもそも、「愛する人」って? 恋人、夫婦、親友、呼び名はなんだっていいけれど、どんな関係でも、相手の気持ちなんて永遠にわからない。言葉にすればある程度わかるのかもしれないけど、それでも、完璧にはぜったいにわからない。相手が自分をどう思っているか、わかってくれているか、そんなことは、きっとどうでもいいこと。だってわからないから。自分が相手を信じているなら、それでじゅうぶんで、それ以上は望めないのかもしれない。
     シンガーは、友人の二度目の喪失には耐えられなかった。一度目の喪失にはうまく対処できていたように

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    2026年08月29日
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉後編―(新潮文庫)

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    前作から引き続きサクサク読めた。
    2人の主人公の話の中で少しずつ共通点が出てきて、今後の重なりが楽しみになってくる。
    この先も長いけど最終的にはどんな結末が待っているんだろう…

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    2026年08月29日
  • 海辺のカフカ(上)(新潮文庫)

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    村上春樹さんの小説を初めて読んだ。
    でも読み進めていくうちに初めてではない事に気づいた。青年期に読んでいるはずだ。
    刺し殺すシーンと魚が降ってくるシーン、幽霊に会うシーンが子供時代の心響き、そのシーンを読んだ瞬間に読んだ記憶が呼び戻された。
    最後になってすっと一つ一つがリンクしていく。
    それにしてもカタカナが多い どこかの会社の会議のようだ

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    2026年08月28日
  • 風の歌を聴け

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    【村上春樹の出発点】
    当時村上春樹が住んでいた街と同じ街に住んでいることでこの本を知った。
    なんというか、ずっとアメリカの西海岸の風景を浮かべながら読み進めた。
    どこか日本ぽくない、海外の風景を想像しながら読み進めたのはなんでなのか。

    主人公と鼠、彼女との掛け合いは、村上春樹自身の自然体のやりとりなのかな。

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    2026年08月27日
  • 1Q84―BOOK3〈10月-12月〉後編―(新潮文庫)

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    牛河!?という感想をまた抱いた。
    良くも悪くも驚かせるよあいつは。
    天吾と青豆。良い最終章の大詰め感。
    青豆がいつのタイミングかで、懸命に生きようとしているのが良い。子を身籠るというのは全くもって価値観を変えるのだ。いや、護るという本能を自覚したのか。

    各人の考え方や行動、判断に対してめちゃくちゃ違和感を感じることも多々あるが、その価値観があるべき判断だというのは1Q84年だからなのかな?と思いつつ、各人が個性的に尽きるとも思いつつ…

    村上春樹作品を読んで、良い意味でもっと楽に読書を楽しんで良いのだと思った。身構えて本を開いたが、なんとなくで読んで全然良いし、読み流したとしても伝わる部分は

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    2026年08月26日
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉後編―(新潮文庫)

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    青豆と天吾の繋がりが分かったけれど、この2人の時系列は同じなのか、居る世界は同じなのか、確証が持てないまま読むことになる。

    一見すると「さきがけ」という宗教団体を渦の中心としたミステリーのようだけど、リトル・ピープルの存在で村上春樹の小説だと実感する。

    村上春樹はひとつのジャンルなんだな。
    平家物語を知っていればもっと面白く読めた。

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    2026年08月25日
  • 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上)(新潮文庫)

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    初めての村上春樹
    風呂敷を広げに広げられたので、下巻の内容が気になる
    下巻もまとめて買っとけばよかった

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    2026年08月25日
  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(下)―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    秋川まりえを無事に見つけた主人公。まりえの話を聞いて、彼女が免色の自宅に侵入して、彼の目から逃れるために、備蓄された非常食で凌いで何日か潜んでいた。そして離婚したはずだったユズと再び生活を送ることを決意して、その後、彼女が産んだ子どもと共に新たな生活を過ごす。

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    2026年08月25日
  • カンガルー日和

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    他の方方々も感想に書いているが、どの話も長編で読みたい。ただ、余韻の長い村上春樹の文章をここでは短くカラッと読める点が逆に気に入った。試食コーナー感覚。

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    2026年08月23日
  • 村上ラヂオ2―おおきなかぶ、むずかしいアボカド―(新潮文庫)

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    少しの下ネタと、クスッとくる笑いのある温かいエッセイでした。ランニングが趣味の自分は、いつかナイキのジョギングコースを走ってみたいと思いました。

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    2026年08月23日
  • 村上春樹、河合隼雄に会いにいく

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    デタッチメントからコミットメントへ
    間接的に読者にコミットメントする村上春樹と
    直接的に患者にコミットメントする河合隼雄の対談は面白い

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    2026年08月23日
  • 走ることについて語るときに僕の語ること

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    ◯ヘミングウェイ、継続のリズムにきをつける、調子がよくなるまで、調子が良いところで終わらす。次の日に繋げる


    ◯「風の歌を聴け」は、読んでないけど
    「1973年のピンボール」はつまらなく、「羊をめぐる冒険」は面白かったから納得。

    ◯小説の話はそんなにいらなかった。ランナーのエッセイとして面白かった。、走りたくなった。

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    2026年08月23日