村上春樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
青豆パートは、屋敷のドイツシェパードが意味わからん死に方をして、少女が脱走したところから続きが始まる。
天吾パートは、牛河とかいう、おそらく「さきがけ」に関わりがある人に、妙にうまい話を持ち込まれるところから続きが始まる。
ここに来て青豆側の物語はかなり進んだ気がする。「さきがけ」のリーダーを殺す手前まで来ている。
気味が悪いのは、そのリーダーが、青豆は自分を殺しに来たということがわかった上で受け入れ、殺してもらおうとしていること。そして殺してくれないなら天吾がどうなるか、と脅しに来ていること。
青豆が心の中で大切に保管していた天吾への恋心をこいつは何故知っているのか。
「心から一歩も外に出な -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白くて2週間で読み終えた。
ひとつひとつの物事とか言ったことを頭に入れておかなければと思って勢いで読み続けてた。
実際フラグ立ってたなってのもあったし、こんなことがここで繋がるのか!ってのもあった。
すごく感想を述べるのが難しい。面白いし、切ないと感じることもあるし、心が痛くなる場面もたくさんあった。ただ読み終わった後は、じんわりと良い意味であっけなく終わった感じが、より余韻を引き立たされてる。
とにかく面白かった。群像劇にあたるのかな??やはり後半の盛り上がりがいいね、群像劇は。
そして、やっぱり村上春樹さんが書く男性の人間像が好きだな。1Q84でいう天吾みたいな。
多くを求めず、淡 -
Posted by ブクログ
とりまドライブマイカーを産んでくれてありがとう
◼︎自分メモ
内的な屈折や屈託があまりに乏しいせいで、そのぶん驚くほど技巧的な人生を歩まずにはいられない種類の人間がいる。
そのような人々はまわりの屈曲した世界に、(言うなれば)まっすぐ自分を合わせて生きていくために、多かれ少なかれそれぞれに調整作業を要求されるわけだが、だいたいにおいて、自分がどれくらい面倒な技巧を用いて日々を送っているか、本人はそのことに気が付いていない。自分はどこまでも自然体で、裏細工もなく素直に生きていると頭から信じきっている。そして彼らが何らかの拍子に、どこから差し込んできた特別な陽光に照らされ、自らの営みの人工性に -
Posted by ブクログ
ネタバレ10年以上ずっと積まれていた『1Q84』を、やっと読み終えた。やっとと言っても、2週間しかかからなかったのは、この不思議な世界に引き込まれたからだと思う。ただ、青豆は階段を降りる前からタマルやマダムとはつながっている。次の世界にもタマルとマダムは存在するのか。天吾と青豆をつないだフカエリは、いったい「さきがけ」にとってどのような存在だったのか。そしてリーダーもなくなり任務を果たしたフカエリはどんな存在となったのか。死を望んでいたリーダーはなぜ、どのようにしてリーダーになったのか。「空気さなぎ」「リトル・ピープル」についても、自分の頭の中で想像し考えるしかなく、全て本当のところはわからないし、わ