村上春樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ読んでいるときは何の話なのか分からなかったけど、書いて考えてみた。
他人と分かり合えないこと。
それを乗り越えること。
色々な人と関わる中で、分かり合えないことが出てくる。私たちは分かり合えないということを知ることで、他人と本当に生きていくことができる。
ミュウは、強い人間で、一人でうまくやれる力がある。他人を必要とする経験が少なく、人との深い関わりに欠けたのかもしれない。
だからこそ、14年前の体験から、半分自分が持っていかれたまま、今も過ごしている。
すみれは、世間でいう欠陥があるのかもしれない。でも、だからこそ、僕と心で深く繋がっていたし、ミュウに激しく恋におちた。
ミュウヘの -
Posted by ブクログ
上手く筋の掴めない小説だった。
物事がまるで、小説に合わせるなら、川の水のように流れていく。
それは尾根を抜け、林をぬけ、石を転がし、そしてある一辺倒の岬に流れ着き、ある種ゴールのようななにか目的を見つける。
そして、その度に後ろに向き帰り、分岐に戻り尾根に戻り再び石のように転がっていく。
そんな小説だった。
世界の終わりとワンダーランドがどのように結びついて行くか、そんな筋を見つけようと読んでいるが変に物語がリンクしたり、リンクしなかったり、結局は思考がまるでお風呂に溶かす入浴剤のように散り散りに脳に透過していく。
そんな感覚のどくしょだった。
改めて話に戻ろう。
記号使として生きる私と、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ村上春樹さんの短編小説集「一人称単数」を読みました。う~ん、やっぱり引き込まれます。何なんだろう。どの作品もストーリーとしてとても面白いというのではなく、いろんな形で心に引っかかる作品というのか、とても印象に残る作品。語り口は相変わらず独特で滑らか。このなかにwith the beatlesというのがあって、物語もちょっと奇妙で面白い話(というと少し不謹慎かもしれない。だって昔の彼女が自殺したという結末なので・・・)なのだけど、割と冒頭近くに、自分が歳をとって、自分が歳をとることは自然と受け入れるのだけど、自分の周りにいた美しく溌剌とした女の子たちが、今ではおそらく孫の二人や三人いるであろう年
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Posted by ブクログ
3部完読!まずは読み切った自分に拍手を送りたい。
3部作品は、『サラバ』と『カラマーゾフの兄弟』に続き、3作品目となりました。
大作長編を読みきる自信が少しつきました。
本作、すごく不思議な話でした。
村上春樹の奇抜な想像力が存分に発揮されている作品だと思いました。
序盤から気になっていた本間さんの「水には注意しなさい」
…そういうことだったか!
クミコさん…そういう結末か…
うーん…上手く感想がまとめられない。
暴力的なシーンがたくさんあり、思わず表情が険しくなりながら読み進めていたと思います。
そんななかで、笠原メイちゃんの手紙は、なんだか癒しというか、早くメイちゃんの手紙がこない