村上春樹のレビュー一覧

  • 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

    Posted by ブクログ

    眠る前の読書は、飲酒しながらが多い。大抵ビールか日本酒だが、この本はウイスキーが似合う本だと思った。
    本著書は、読書仲間の知人に勧められて読むことになった。
    「濃く焼いたトースト」とは、どのようなトーストなのか。お話を楽しむというより、文章中の言葉遊びや主人公の内面の隠喩?表現を楽しむ本なのかなと感じた。時代背景は、インスタやスマホが出てくるため現代だと思うが、主人公の生活があまりにも現代の30代っぽくないため、ファンタジーとして受け取る方がしっくりするようにも思った。

    0
    2026年08月16日
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉前編―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    昔、話題になった1Q84を今になって初読み。
    村上春樹作品も初。

    不思議な物語で、この先の続編の中で登場人物がどのように絡んでいくのかが気になるところ。
    先は長そうだからじっくり読み進めていきたい。

    0
    2026年08月14日
  • ラオスにいったい何があるというんですか?

    Posted by ブクログ

    7月頭頃にラオス旅行に行くことを決めた際に、旅先で読もうと安直に思い、ネットで購入。

    ラオス以外にも、村上春樹氏が様々な土地に訪れた際の紀行文集である本著。

    ラオス旅行最終日の朝、チェックアウト前のホテル自室の屋根付きのバルコニー席で、ラオスビールを飲みながら読み終えた。

    旅の内容をなんとなく振り返りながら、約10年ほど前に訪れた著者の旅路も思い巡らせ、次の旅先を何処にしようか等と、旅先で既に次の旅先のことを考え耽る。そして雨季の雨音に耳を傾けつつ、浸る。

    とりあえず、日本に帰ったら先ずは、銭湯に行くと決めている。

    0
    2026年08月14日
  • 女のいない男たち

    Posted by ブクログ

    はじめの短編「ドライブ・マイ・カー」(のちに映画化され、アカデミー賞を獲得した)で扱っているテーマは、人の心理をよく考えたり臨床心理的な本を読んだりしている人にとってはとても響くと思った。そうじゃなくても、人の心理の機微というものに興味をいだくきっかけとなりうる作品ではないだろうか、と思った。

    続いて「イエスタデイ」。若者たちが抱える個人的な(かつ普遍的でもある)問題と彼らは真剣に向き合っている。でも深刻さとは距離を置いている。おそらく意識的に。真剣さに溺れて深刻にならないよう、ときに発せられるユーモアが弛緩を生んでいて、それが読者にとっては意識下で希求していた心理的解決と感じられるだろうと

    0
    2026年08月14日
  • 風の歌を聴け

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ひと夏の出来事の切り取りだけれども、なんだか重くて気怠くてぬめぬめした感じ。
    だけど、読み進めててさっぱりした感じなのは、舞台が夏の神戸?辺りだからかな。
    主人公たちの後ろ向きな暗さと裏腹に、神戸辺りにある港町の爽やかな夏が対比的だった。

    あとは個人メモへ

    0
    2026年08月14日
  • ランゲルハンス島の午後(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    「ランゲルハンス島」というのは、その言葉を知ったら、ただ言ってみたくなるもののひとつかもしれない。
    しかし、エッセイのタイトルになるようなものではないと思い、地理上にもそういう名前の島がもしかしたらあるのかも、と思って検索してみたが、見つからなかった。
    この本は、1984年6月から2年の間、『CLASSY』に連載されていたものをまとめた、ということである。
    安西水丸さんのシンプルなイラストがおしゃれである。
    バブル期だ。私も若く、とても良い時代だった思い出。
    そこに思いをはせながら、私もそっと手を伸ばしてランゲルハンス島の岸辺に触れようか。
    (膵臓って、奥の方にあるから、実際には難しいよね)

    0
    2026年08月14日
  • 遠い声、遠い部屋(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    物語がよく分からないまま進んでいく。とりあえず読み進めるしかない。
    全ては終末に向かっていく。奇妙なことに、この退廃は、時代背景の異なる現在にも似通ったものがある。登場人物は変な人たちばかりなのだが、もしかしたら間違っているのは背景で、彼らはまともな感性の持ち主なのかもしれないと思い始める。
    理解という範疇を越えて、とりあえず読んでおくべき本かもしれない。

    0
    2026年08月13日
  • 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

    Posted by ブクログ

    一心同体のように感じていた5人組の中からある日突然排除された多崎つくる。自らの無感動さや、これといった取り柄がなく他人に差し出せるものがない、といった悩みは、小説の主人公としては地味に感じるところもありつつも、自分自身とは重なる部分もあったりして少しドキッとした。長編と言っても短めなので、ストーリーとしては少し消化不良ではあったが、かなり自分の中では印象に残る作品となった。

    0
    2026年08月12日
  • 海辺のカフカ(下)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    面白かったー 途中長ーって思ったけど 星野くんいい味出してる

    ことばで説明しても正しく伝わらないものは、まったく説明しないのがいちばんいい
    たとえ自分に対してもだ
    自分に対しても、たぶんなにも説明しないほうがいい

    0
    2026年08月11日
  • 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

    Posted by ブクログ

    ◯アカの爪を剥ぐ話はどういうことなのか何回考えてもわからない。

    ◯泳いでる時の灰田の足の裏だとわかったって、どういうこと??足の裏??


    ◯面白かった。

    ◯クロと話して日本帰ってきてからの話は
    なんの中身のない話をずっとダラダラ続けてて必要?と思った。クロを最後にサクッと終わらせればよかったのに。

    0
    2026年08月11日
  • 海辺のカフカ(上)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    名前からは想像が付かないほど突拍子もない展開で面白い。家出する少年の話と、猫と喋る老人の話が、一体どうやって交錯していくのか気になって仕方がない。とにかくナカタさんの章が面白い。後編でどのように終息していくか必見である。

    0
    2026年08月11日
  • 風の歌を聴け

    Posted by ブクログ

    作品全体に漂うのは、失われてしまったものへの静かな哀愁です。主人公の「僕」は、過去に自殺した3人のガールフレンドの記憶や、かつて存在していたはずの何かを喪失した感覚を抱えている。登場人物たちは一見、バーでビールを飲みながら軽妙に過ごしているように見えるが、その根底には埋めようのない孤独が横たわっている。

    「僕」は架空の小説家デレク・ハートフィールドの「文章を書くことによって生じる苦痛」について語り、冒頭でも「完璧な文章などといったものは存在しない」と述べる。自分の心の内や真実を他者と共有することの難しさ、言葉が持つ限界や脆さが作品の重要な軸となっている。指が4本しかない女性との交流においても

    0
    2026年08月11日
  • 海辺のカフカ(下)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    なるほどなるほど、村上春樹さんの作品はこう楽しむのかと理解できてきました。これまでに読んできたのは1Q84だけですが、明かされない謎を抱えたまま、わからない事だらけの世界で確かなものを見つけるというのが肝なのですね。なるほどなるほど。
    明かされない謎だらけなのにちぐはぐにならない、その上で世界観を確立させてる村上春樹さんの技量を感じます。

    0
    2026年08月10日
  • 走ることについて語るときに僕の語ること

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    やっぱり村上春樹の文体好きだわ〜
    なんでもないことがこんなに色鮮やかに!
    走りたくなる!走りながらオーディブルで聞くのもいい!
    村上春樹って人間なんだ、としみじみ思った。

    0
    2026年08月08日
  • 海辺のカフカ(上)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    不思議な話なのに引き込まれてしまうのは何故だろう
    田村カフカとナカタサトル、重なることが一切見えなかった2人のストーリーが少しずつ繋がり始めて、最終的にどうなっていくのか下巻が楽しみ

    0
    2026年08月08日
  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉前編―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    自分や他人を殺す方法について
    ドラマや映画、小説で描かれているようなやり方は必ずしも成功するとは限らない。

    やるなら成功しないといけない。失敗はいまより苦しむ状況に陥る可能性がある。

    青豆は強い。

    2026.8.8再読。

    0
    2026年08月08日
  • 街とその不確かな壁(下)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    現実と空想の境目が曖昧になっていくこの感じ。やっぱり、小説の醍醐味って物語だよなぁと再認識出来た。
    物語の内容としては起伏のある激しいものに出来そうなのに、全体を通してひたすらに静かだ。しかし、それ故に洒落た比喩表現や会話劇が際立ち、かえってこの作品をより印象深く、より記憶に残るものにしている。人生において忘れられない出来事って、案外淡々とした日々の中にあったりする。本書も何か大きな事が起こる訳ではないけれど、ずっと覚えている。そんな不思議な魅力を携えた本だと思う。
    初めての村上春樹作品。今後もこの作者の本を読んでいきたいと思う。

    0
    2026年08月08日
  • アフターダーク

    Posted by ブクログ

    それぞれの夜。
    「人間ゆうのは、記憶を燃料にして生きていくものなんやないのかな」
    自分にもそんな経験があるなと思い、心に残りました。

    0
    2026年08月08日
  • 村上朝日堂の逆襲(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった。山口下田丸の話とヤクルトスワローズの話が良かった。球団はそこまで詳しくないが、そんなに強いイメージがないヤクルトをなぜ応援してるんだろう?しかも関西出身なのに?と思っていたが、消去法で「まあ、」みたいな感じで贔屓にしてるのが面白かった。あとはその次の話の健康の話も良かった。座右の銘が第一に健康、第二に才能は確かにな〜と
    思った。やっぱり健康なのが1番だよな〜

    0
    2026年08月07日
  • ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ​3部までなんとか読み終えた…。

    ​戦争の残酷さ、権力や支配の恐ろしさをまざまざと見せつけられて、途中で何度も読む手が止まってしまうほどだった。生命が軽んじられているのは時代のせいなのか、戦争のせいなのか、立場が人を変えてしまうのか…。

    今自分が生きている環境が平和すぎて、言葉が出ない。いや、今の時代でもウクライナやイランの戦争や、核兵器の問題がある。人の死という点においては、最近の大地震やそれに伴う爆発事故などの災害でたくさんの人が亡くなっていて、本当に心が痛む。

    本作は​前情報なしで読み始めてしまったので、まさかこんな重いテーマだとは思わず…読んでいてただただ悲しかった。暴力が辛かっ

    0
    2026年08月07日