村上春樹のレビュー一覧

  • ポートレイト・イン・ジャズ(新潮文庫)

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    ジャズを聴くと『ポートレイト・イン・ジャズ』が読みたくなるし、『ポートレイト・イン・ジャズ』を読むとジャズを聴きたくなる。そんな本です。

    というのも、久し振りにセロニアス・モンクを聴いていて、またこの本を読み返したからです。

    様々なジャズ・ミュージシャンが、村上春樹の文章によって、和田誠のイラストと共に彩られていく本書ですが、大好きなセロニアス・モンクについての文章をちょっと引用してみます。


    「濃いブラック・コーヒーと、吸いがらでいっぱいになった灰皿と、JBLの大きなスピーカー・ユニット、読みかけの小説(たとえばジョルジュ・バタイユ、ウィリアム・フォークナー)、秋の最初のセーター、そし

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    2009年10月04日
  • 最後の瞬間のすごく大きな変化

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    男は「生きる」が、女は「生活」する。
    だから男のやるバカは笑えるけど、女のやるバカは本気で、ときにイタイ。
    それが主婦だったりすると生活感が圧倒して本気度がいや増ししちゃって。
    この本に出てくる女のひとたちは、みんな必死に生活をしながら、一途に本気のバカをやっている。
    それがなんともかなしくておかしく、書き手の目線の密着度のせいかあはれにまで到達してしまっている。
    意外なことにわたしはそんな女性が好きなんだなあと気付かされてしまった。
    何度も読み返す。泣き笑い笑い泣き。

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    2009年10月04日
  • 村上朝日堂の逆襲(新潮文庫)

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    村上さんの脱力さというか、くだけた感じが、安西さんの挿絵とマッチしてて、何度かにやーっとしてしまった。

    「虫」については、どーしても読めなかった。むりむりむり。

    ジャズに文庫本、猫、映画、そして適度な性欲。

    素敵だなー。
    うん、なんかお洒落。

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    2013年10月24日
  • 日出る国の工場(新潮文庫)

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    社会科見学記。
    ずっと愛読している大好きな本。
    消しゴム工場と結婚式場、アデランス工場の
    話が特におもしろかった。

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    2009年10月04日
  • 東京するめクラブ 地球のはぐれ方

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    おもしろかったー♪
    写真もいっぱいで、おなかすきました。
    ロコモコ丼、さっそく作って 食べました。

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    2009年10月07日
  • ポートレイト・イン・ジャズ(新潮文庫)

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    村上春樹がジャズの入門者のために書いた本。
    和田さんがデザインしてくれて、それぞれのジャズ・アーティストの特徴がわかる。


    ジャズバーで働いていただけの事が伝わってくる、初心者からマニアまでもカバーする一冊だと僕は思う。

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    2009年10月04日
  • ポートレイト・イン・ジャズ(新潮文庫)

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    宮沢賢治を追って、な岩手旅行でお世話になったペンションで出会った一冊。面白い、何より挿絵がジャズメンの特徴をよくとらえてる!

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    2009年10月04日
  • 最後の瞬間のすごく大きな変化

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    現存するアメリカ人作家のなかで、最も敬意を抱かれているグレイス・ペリー。最初はかなりかじりにくい文章で(逆に噛めば噛むほど滲みでてくるのですが)、もちろん物語としての面白さは確実です。

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    2009年10月04日
  • ラオスにいったい何があるというんですか?

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    春樹さんのおしゃれでセンスの良さが、旅やそれを綴った紀行文でも爆発してる。
    コーヒーやビール飲みに行く、ご飯食べるだけでなんでそんなにセンス良い店を選べるんだ。もちろんお金もあって英語も話せるからだろうけど、なんにしても才能あって頭が良いというのは、凡人の私とは生活の中でも差が出るよな。うらやましい!
    やはりラオスの章が良かった。
    何もないところに行き、自分で探して取捨選択する楽しさ。とてもよく理解できる。春樹さんと私の差は歴然だけど旅の醍醐味のそこだけは、同じかもな笑

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    2026年07月13日
  • 海辺のカフカ(下)(新潮文庫)

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    サクサク読み進めることができるかと思いきや、メタファーに次ぐメタファーで頭がパンクしそうになりながら読み、結局理解しきれずに終わってしまった。メタファー、象徴、関係性。

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    2026年07月13日
  • 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

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    過去の人間関係におけるあまりに深い傷のせいで、自分自身がわからなくなり、自己嫌悪に陥る様子がリアルだった。つくるほど壮絶な経験をしたことはないが、自分に色がない、自分には人に与えられる特別なものはないと思ったことがあったため、この本を読んでいると、このような感情をより明確に言語化されているような感覚があった。物語の後半で、つくるに対してエリが言った、「もっと自信と勇気を持つべきだよ」「たとえ君が空っぽの容器だとしても、それでいいじゃない」「もしそうだとしても、君はとても素敵な、心惹かれる容器だよ。」という言葉が印象に残っている。自分では個性がなくつまらないと思っていても、ある関係の中ではとても

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    2026年07月13日
  • 夏帆―The Tale of KAHO―

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    小説とはこういうので良いんだよ、と言っているかのように感じる作品。肩の力が入れられてない軽妙さを伴った不思議な非日常が彩られており、読者を小説の世界へ誘う。これは村上作品全般に言えるかもしれない。
    本作は境界線が曖昧で淡い。主人公は母親と価値観や考え方が大きく異なる。容姿や勉学などに向上心は無く、自分の得意な絵を描くことに重きをおく。しかし、母親はそんな娘を評価せず、嘆きすらする。互いに良い点、悪い点の評価が真逆といっていい。価値観が異なることで親子という関係でも人間関係に歪みが生じる。初めは小さな歪みが、やがては大きな事態へと変貌する。
    これは社会人にも当てはまるだろう。他人の価値観を重んじ

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    2026年07月13日
  • 夏帆―The Tale of KAHO―

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    ネタバレ

    試し読みの時点で興味津々で速攻買ってじっくり読んだ。また好きな作品が増えた、嬉しい。始終夢と現実を行き来している感覚で心地よさがあった。

    心の隙に漬け込んでくる事象は山ほどあるし、それと同時に様々な助言に支えられて生活は続くけれど、最後の判断はせめて自分で行う。
    私はこの本から自分の人生は最後まで自分で責任を取りなさいよ、というメッセージを受け取った。

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    2026年07月12日
  • 夏帆―The Tale of KAHO―

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    誰もが思い描くような空想の世界がより濃密になることで現実が変わるのだろうと思う
    あらゆる人に善き物語とスカーレットヨハンソンを

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    2026年07月12日
  • 夏帆―The Tale of KAHO―

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    ネタバレ

    相変わらずなんなのかよくわからなかったのだが、思っていたより面白かった。

    それと同時に過去の偉大な作品と名翻訳作品の方が好きだなと感じる

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    2026年07月12日
  • 夏帆―The Tale of KAHO―

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    春樹の世界観はわからない人には全くわからないだろうと思う。でもずっとこの世界観(境界線の世界観ともいう感じ)が大好きな読者としては、やっぱり良いとしか言えない。今回もどっぷり浸らせてもらった。
    あゝ、青豆はどうしているかなぁ。

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    2026年07月12日
  • 夏帆―The Tale of KAHO―

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    あっという間に読めてしまった。
    改めてこんな周りくどくてかっこいいセリフをかけるのがすごいなぁと思う。

    母親とのトラウマか、自立をテーマにした物語なのか。

    よく分からないけど、面白かった。
    村上春樹作品の自由業の主人公の働き方に憧れる。。

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    2026年07月12日
  • 遠い太鼓

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    1980年代、ヨーロッパ諸国に長期滞在した著者が、その土地で過ごした出来事を書き綴ったエッセイ本。時系列的に『ノルウェイの森』、『ダンス・ダンス・ダンス』を執筆した頃になるが、本書にもあるように、『ノルウェイの森』が売れたことは本人も予想外のことであったが、皮肉なことに、この作品によって長編小説をしばらくの間書けなくなってしまった。しかも日本国内で散々な目にあったこともあって、この時期は本人にとってはつらい時期であった。このように、本作は単に海外の日常を書き出すのみならず、著者がスランプに陥ったとき、どのような生活を送って、再び長編小説を書くに至ったのかという、復活の軌跡としても読める。

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    2026年07月12日
  • 風の歌を聴け

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    初めての村上春樹。あとがきまで含め160P、2時間程で読み終えた。1970年頃のひと夏の青春小説なのだけれど、海外作品の邦訳のような世界観で、陳腐な表現をするなら"オシャレ"だった。誰しもにあるだろう若い頃の蒼い記憶を切り取ってスクラップしたような、爽やかな読後感だった。

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    2026年07月12日
  • 夏帆―The Tale of KAHO―

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    「ねえ、みんなそうやっていつかはいなくなってしまうのよ」

    私がこの台詞とこの本を通して浮かんできた風景は「風の吹く草むら」である。
    短く刈られた草むらとまばらに生える樹木しか視界に入らない公園(武蔵境近くだと野川公園でしょうか)。風が吹く前と後で目に見える景色は変わらない。
    ただ、自身の身体を風が通り抜けた前と後では、明らかに違うものがある。不可逆な時間の流れの話でも、崩れた前髪の話でもない。
    風に吹かれたという「体験・経験」が自身の中に積み上げられる。

    いつかのインタビューか何かで、彼の目指す小説とは、読む前と後で読者の立ち位置が少しでも変わっているようなものである、みたいな発言があった

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    2026年07月12日