村上春樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ジャズを聴くと『ポートレイト・イン・ジャズ』が読みたくなるし、『ポートレイト・イン・ジャズ』を読むとジャズを聴きたくなる。そんな本です。
というのも、久し振りにセロニアス・モンクを聴いていて、またこの本を読み返したからです。
様々なジャズ・ミュージシャンが、村上春樹の文章によって、和田誠のイラストと共に彩られていく本書ですが、大好きなセロニアス・モンクについての文章をちょっと引用してみます。
「濃いブラック・コーヒーと、吸いがらでいっぱいになった灰皿と、JBLの大きなスピーカー・ユニット、読みかけの小説(たとえばジョルジュ・バタイユ、ウィリアム・フォークナー)、秋の最初のセーター、そし -
Posted by ブクログ
村上春樹ファンである小説家川上未映子が、村上春樹本人と対談したものを収録。熱狂的なファンのため、川上は細かい内容まで質問して、村上は質問に答える。なかでも『国境の南、太陽の西』、『アフターダーク』のような長編と短編に中間に位置する作品は、世間的にはあまり評価されていないと対談で言及されているが、川上はそのような作品こそ、村上作品の核なるものが詰まっていると指摘した点が印象的。また女性ファンの立場として、村上春樹の女性描写に若干の不満を募らせており、それに対して、村上が答えに窮してなんとか答えるところも、ある種の緊張感があって興味深かった。
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Posted by ブクログ
久しぶりに読んだ。
これを読んで村上春樹はおもしろいと思ってハマった記憶があるけれど、今長編を何個か読んだ後だと若干物足りなさも感じた。
が、逆にこの短い小説の中に村上春樹の作品のおもしろさのすべてが詰まっていると言えるとも思った。
特に前書き部分のようなチャプター1の語りが好き。
それからジェイズバーに行ってビールを飲みたくなる。
日本語で語られていてきっと日本のどこかの話なのに外国のような雰囲気で物語が進む感じ(村上春樹作品の特徴だけれど)に衝撃を受けてこれはおもしろいと思ったことを思い出した。
あと、ハートフィールドが墓碑に刻んだというニーチェの言葉も印象深かった。闇を知っている人 -
Posted by ブクログ
大島さんとカフカの会話がとても良かった。カフカの問いに対して大島さんがくれる答えがいつも味わい深く心に刺さって好きだった。
特に下巻は、今の自分の精神状態と相まって心に残ったフレーズが多くあった。
綴られている言葉と自分とを繋げてどこまでも考えたり感じたりできる物語だと思った。
「君の外にあるものは、君の内にあるものの投影であり、君の内にあるものは、君の外にあるものの投影だ。だからしばしば君は、君の外にある迷宮に足を踏み入れることによって、君自身の内にセットされた迷宮に足を踏み入れることになる。」
「そうだな、君がやらなくちゃならないのは、たぶん君の中にある恐怖と怒りを乗り越えていくこ -
Posted by ブクログ
青豆さんと天吾くんの想い、すべてを超えて繋がってほしい!!!
サスペンスを多く読みますが、殺人後の犯人の心持ちに親近感を覚える本は少ないだろうと思います。
青豆さんの気持ちを細かに具体的に書き表している訳ではないけれど、快楽でも憎しみでもひどい罪悪感などでもなく、大きな精神的疲労であって、発散のようなものが必要、とのこと。
人を殺したことはないけれど、私は仕事上人が亡くなる場面には出くわします。何度あっても慣れないし、まさに精神的疲労、発散したくなるのはとてもわかる(私は酒と食欲w)。
ほんの一瞬で、こちらの世界からあちらの世界に逝く境界線って何だろうって。
青豆さん、本当にすごい女性だ