村上春樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ここしばらく著者の作品を色々読んできて、どうしても性描写がどのくらい登場するかが気になって仕方ない。
今作の話は結構面白くて好みなのだが(特にナカタさん)、田村カフカの方は相変わらず性処理してもらったり、シャワーを浴びるのに念入りに精器を洗う文章もあって、それさえ無ければ引っかかりもなく面白い本として評価できるのにな、とモヤつく。
家出少年・自称・田村カフカの旅と、
幼少期の事故で頭が悪くなった代わりに猫と話せるようになり、猫探しを生業としている老人・ナカタ、という2人の話が交互に展開される。
ナカタを乗せてくれた運転手が言っているように、ウナギも親子丼もめぐり巡って共通したものであるという -
Posted by ブクログ
「夏帆 The Tale of KAHO」(村上春樹)を読んだ。
やっぱり上手だなぁと思わざるを得ない選びぬいた言葉によって紡がれる文章のその佇まいを。
村上春樹作品は三年とちょっと前に「街とその不確かな壁」を読んで以来だ。
(その三年の間に村上春樹翻訳の海外作品を四冊読んでいるけど)
何だろうね、この引き込まれ感はさ。
とにかく村上春樹に夢中だった二十代三十代の頃に形成された何かの器官が体内にあって、ちょっとでも村上春樹成分を感知したら摂取に夢中になってしまうらしい。
あまり後を引かないサッパリめの物語。
(それなりに驚かされはする) -
Posted by ブクログ
村上春樹がはじめて女の子が主人公の作品を書いたと知って、そそられて読み始めました!
あと、タイトルの表紙のタイポグラフィーが良くて。
村上春樹は高校生の時に手に取ってみて、どろどろとした湿った男の子の面倒くさい作品笑、というイメージで苦手意識があったのですが、、
びっくりするほどスラスラ読めました!村上春樹の作品の印象が変わるくらい。私の偏見が強かったのかもしれませんが!笑
"女の子"が主人公といいつつ、限りなく性別を感じることのない、フラットな作品だった様な気がします。それがたまらなくイマドキで、良かった。
なんとも言えない母親との距離感を抱えながら、とりわけ -
Posted by ブクログ
ネタバレ大好きな村上春樹の新作を高校生の息子が先に買ってきてくれました。私は高校生の時は村上春樹を読めず大学生になってからでしたが息子はちゃんと読めているんでしょうか。
それはいいとして夏帆はまさに主人公夏帆をめぐるファンタジーと現実が入り混じった物語。
若い女性が一貫して主人公って村上作品では珍しいですが海外文学の下りやクラシック音楽の細かいウンチクなど随所に(気にならない程度の)村上節が溢れてて良いですね。
そしてバイクをあえてモーターサイクルというのもこだわりが強そうで好きです。
ありくいやらジャガーやらシロアリの女王なんかが出てくるファンタジーな要素は夏帆が描く絵本とも絡めて良い味出してま -
Posted by ブクログ
ネタバレ実際的な部分とメタファーの部分がある。
佐伯さんは実際的な世界を受け入れられず、メタファーの世界にとどまることになった。
主人公は役割的な世界から逃げようとしていたが、結局その世界へ足を踏み入れることになった。
佐伯さんの言葉もあり、役割的な自分に訣別し、実際的な世界で生きていく決意をしたのが最後。
父は実際的な世界に疲れてメタファーの世界を求めていた。おそらく佐伯さんに逃げられたことで生きる意味を見失ってしまった。そのため、鍵となるカフカと猫の笛を作り、ナカタさんを利用することでそこに入ることを画策した。
それぞれの人物がそれぞれに現実世界