村上春樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2009年5月初版(単行本)。
村上春樹、最長作品。文庫で6冊。内容も宗教アリ、公募小説がらみアリ、殺人アリ、まあ攻めまくっている。春樹作品の中でもっとも脂ののりきっている作品と言っていい。
春樹が苦手な人はとことんダメだろう笑。それほど流布された春樹的世界が敷き詰められつつ、新たに壁を乗り越えようとしているようにも感じられる。
この一冊、先を急がず、いくつもの興味深い謎をテーブルに並べて置きますねって感じで終わる。45歳で、学生運動をしていた父を持つ私としては、もっとも語ってほしい時代設定である。春樹的世界の深層はまだまだ提示されない。
1980年代生まれにとっては刺さりまくる話だと思う。
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Posted by ブクログ
ネタバレ村上春樹の小説を初めて読み終えたけど、天吾も青豆も別々の建物の303号室に偶然住んでいて、今わたしも303号室に住んでるので、この本をまず手に取って正解だった気が(勝手に)した
リトル・ピープルは謎のままだったけど、天吾と青豆に希望のある結末が訪れて読後感は爽快だった!
ところで、女性の胸の形と大きさの話が最後の最後まで出てくるのは何?
せっかくハルキワールドに浸ってるのにやめてください(;_;)
This was my first time finishing a Haruki Murakami novel, and since both Tengo and Aomame happen -
Posted by ブクログ
青豆が新興宗教団体のリーダーを殺害してからの物語。
これがきっかけとなり、世界の構造が変化する。
青豆はマダムが準備した高円寺のマンションに身を隠す。
かねてよりの予定通り、顔を変え、名前を変え、違う人間になるはずだったのだがー。
さきがけの雇った探偵の牛河(前の巻に出てきた謎の団体の職員を名乗る男)の物語がここで立ち上がる。
彼は、青豆と天吾の身辺を探り、青豆を追い詰めていく。
結果的に青豆と天吾の出会いを作り出すという、「物語を推進する機能」が見え見えの人物だが、この人物の生い立ちやパーソナリティが詳細に書き込まれ、際立った存在感がある。
こういうところが、村上春樹のすごさなのかもしれな