村上春樹のレビュー一覧

  • 国境の南、太陽の西

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    冷凍された歳月の真っ只中にいる自分にとっては、冷凍された歳月から抜け出せたという事実だけが、ただ羨ましく感じた。

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    2026年05月24日
  • スプートニクの恋人

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    2026.32

    ずっと読んでみたかった作品
    読み始めたら止まらなくなって
    一気に読んだ
    村上春樹の文章読んでると帰ってきた気持ちになる
    これがほしかったんだよねとなる
    寂しくて孤独で悲しくてでもなぜか心地良い
    不思議な感覚
    じめっとしながらもかわいているような感じ
    途中読みながら泣いたのは
    喪失感を一緒に感じていたのだと思う

    読み終わった後
    これを1999年に書いたのかと思った
    村上春樹作品のなかでもかなり好きだった
    死ぬまでに行きたい場所が増えた

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    2026年05月24日
  • みみずくは黄昏に飛びたつ―川上未映子 訊く/村上春樹 語る―(新潮文庫)

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    村上春樹ファンである小説家川上未映子が、村上春樹本人と対談したものを収録。熱狂的なファンのため、川上は細かい内容まで質問して、村上は質問に答える。なかでも『国境の南、太陽の西』、『アフターダーク』のような長編と短編に中間に位置する作品は、世間的にはあまり評価されていないと対談で言及されているが、川上はそのような作品こそ、村上作品の核なるものが詰まっていると指摘した点が印象的。また女性ファンの立場として、村上春樹の女性描写に若干の不満を募らせており、それに対して、村上が答えに窮してなんとか答えるところも、ある種の緊張感があって興味深かった。

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    2026年05月23日
  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(上)―(新潮文庫)

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    ◯秋川 まりえ、文章じゃなくて単語でしゃべるから、『1Q84』の女子高生にだんだん見えてくる。
    ◯分野じゃない人がなんでこんなに、世界大戦に詳しいんだよ。
    ◯続きが気になる。どうなるんだ。

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    2026年05月23日
  • 風の歌を聴け

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    久しぶりに読んだ。

    これを読んで村上春樹はおもしろいと思ってハマった記憶があるけれど、今長編を何個か読んだ後だと若干物足りなさも感じた。
    が、逆にこの短い小説の中に村上春樹の作品のおもしろさのすべてが詰まっていると言えるとも思った。

    特に前書き部分のようなチャプター1の語りが好き。
    それからジェイズバーに行ってビールを飲みたくなる。
    日本語で語られていてきっと日本のどこかの話なのに外国のような雰囲気で物語が進む感じ(村上春樹作品の特徴だけれど)に衝撃を受けてこれはおもしろいと思ったことを思い出した。

    あと、ハートフィールドが墓碑に刻んだというニーチェの言葉も印象深かった。闇を知っている人

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    2026年05月21日
  • 海辺のカフカ(下)(新潮文庫)

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    大島さんとカフカの会話がとても良かった。カフカの問いに対して大島さんがくれる答えがいつも味わい深く心に刺さって好きだった。 

    特に下巻は、今の自分の精神状態と相まって心に残ったフレーズが多くあった。
    綴られている言葉と自分とを繋げてどこまでも考えたり感じたりできる物語だと思った。

    「君の外にあるものは、君の内にあるものの投影であり、君の内にあるものは、君の外にあるものの投影だ。だからしばしば君は、君の外にある迷宮に足を踏み入れることによって、君自身の内にセットされた迷宮に足を踏み入れることになる。」

    「そうだな、君がやらなくちゃならないのは、たぶん君の中にある恐怖と怒りを乗り越えていくこ

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    2026年05月21日
  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉前編―(新潮文庫)

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    終盤の青豆とリーダーの対面は息を呑むやりとりが続き一気に読んだ。
    徐々に明かされていく1Q84の世界...
    後半3冊も楽しみだ。

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    2026年05月20日
  • ラオスにいったい何があるというんですか?

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    作家・村上春樹氏の紀行文集。ラオスに行きたいと思っていたので、タイトルにひかれて読んでみた。何というか、すべてにおいて余裕を感じさせる旅。時間かお金、あるいはその両方に余裕がないと、旅は楽しくない、という意味のことを言った人がいたけれど、この人は両方に余裕があるタイプだと思う。目的のない旅に出られるのは、そういう人じゃないかな。でも、文章は読みやすく、特に興味のなかった托鉢体験も、やってみてもいいかなという気になった。

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    2026年05月20日
  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉後編―(新潮文庫)

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    青豆さんと天吾くんの想い、すべてを超えて繋がってほしい!!!

    サスペンスを多く読みますが、殺人後の犯人の心持ちに親近感を覚える本は少ないだろうと思います。
    青豆さんの気持ちを細かに具体的に書き表している訳ではないけれど、快楽でも憎しみでもひどい罪悪感などでもなく、大きな精神的疲労であって、発散のようなものが必要、とのこと。

    人を殺したことはないけれど、私は仕事上人が亡くなる場面には出くわします。何度あっても慣れないし、まさに精神的疲労、発散したくなるのはとてもわかる(私は酒と食欲w)。
    ほんの一瞬で、こちらの世界からあちらの世界に逝く境界線って何だろうって。

    青豆さん、本当にすごい女性だ

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    2026年05月19日
  • ねじまき鳥クロニクル―第1部 泥棒かささぎ編―(新潮文庫)

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    村上春樹の小説には、すぐそこにある異世界との行き来が出てくる。
    そして今回は井戸の中。
    もちろん私自身井戸の中に入ったことは無いけれど、どこか不気味に何かに繋がっているような闇は想像出来る。
    それはパラレルワールドの入り口。

    長編で読み応えもあり、村上ワールドどっぷりと浸ることが出来た。

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    2026年05月19日
  • 走ることについて語るときに僕の語ること

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    朝ジョギングをするようになってから読みました。きっと、自分で走ろうと思いたって走り始める前に読んでいたら高尚な人だなくらいで終わったと思います。誰にお願いされるわけでもなく、純粋に走りたい気持ちから走る。その気持ちを理解してからこの本と出会えて良かったです

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    2026年05月19日
  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(下)―(新潮文庫)

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    ◯庭を掘り起こすときは先が気になってワクワクした。
    ◯騎士団長之イメージが、「街と、その不確かな壁」のほうを、先に読んでたから館長ってイメージしかなかったけど(笑) 
    出方も消え方も館長じゃん。
    ◯13歳の女の子がこんな話する??

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    2026年05月19日
  • 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

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    初の村上春樹作品。巷で言われるほどの独特な感じは抱かなかったが、登場人物が概ねシティ派で、あまり感情移入はできなかった。完全な調和とか、死の淵にいるとか、観念的表現が多い。

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    2026年05月17日
  • 1973年のピンボール

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    本書は、村上春樹の青春三部作の一つです。
    異世界と現実の曖昧な世界観に浸れる一冊で、なんとなく寂しさの残る読後感でしたー

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    2026年05月17日
  • スプートニクの恋人

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    これまで読んた(読んだと言っても数冊たが)村上春樹の巧みなメタファーにカッコよさと深みを感じていたが、この作品については少々くどさを感じた。理由は分からない。だが、村上作品の深い霧のかかった森の中に吸い込まれ、幻想の中にいるような世界観は健在。読みやすく一気に読んでしまった。

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    2026年05月17日
  • 海辺のカフカ(上)(新潮文庫)

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    僕がうんざりさせられるのは、想像力を欠いた人々だ。T.Sエリオットのいう〈うつろな人間たち〉だ。その想像力の欠如した部分を、無感覚な藁くずで埋めて塞いでいるくせに、自分ではそのことに気づかないで表を歩きまわっている人間だ。そしてその無感覚さを、空疎な言葉を並べて、他人に無理に押しつけようとする人間だ。

    障害者だろうが、健常者だろうが、貧乏だろうが、金持ちだろうが、悪人だろうが、善人だろうが、そんなことはべつにどうだっていい。僕はまったくかまいはしない。僕が我慢できないのはそういう〈うつろな連中〉なんだ。

    ★ トランスジェンダーの子と、その兄のサーファーの子が、なんか好き。

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    2026年05月18日
  • 東京奇譚集(新潮文庫)

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    どの短編も素晴らしかった。言葉が相変わらずさらりとしていて読みやすい。昔話や絵本児童文学を読んでるような、少し含みがあり、こちらに教訓を感じ取るように仕向けてるような、でもあんまそれを強要してないようなさらりと飲みやすい、読みやすい感じだった。ハワイの話が1番くらった。親子とは面白いものですな

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    2026年05月16日
  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉後編―(新潮文庫)

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    ついに物語は終盤へ。
    青豆と天吾が、お互いの存在をはっきりと求め合い自覚していく姿に、読んでいて熱いものが込み上げました。
    二人の距離がぐっと近づき、もう先が気になりすぎて止まりません。
    早く続きを読みます!

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    2026年05月15日
  • 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)(新潮文庫)

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    最初は「世界の終り」の方がなんとも淡白無味で味気ないように思えてなかなか読むのが億劫だった。
    一方の「ハードボイルド・ワンダーランド」は引き込まれるようにどんどんページをめくってしまった。

    だが最後まで読んでその2つの書き口の違いがある理由が分かったような気がした。
    「世界の終り」は意識の世界で、「ハードボイルド・ワンダーランド」は現実だからだ。
    文章のかんじからその2つの違いを表していたのは見事だと思った。

    現実で主人公がもうすぐ死ぬことが分かりながら残りの時間を過ごす部分の描写が好きだった。

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    2026年05月13日
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉後編―(新潮文庫)

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    二つの月、リトルピープル...
    book1後編も謎が深まる展開だ。

    性的描写が多いのが意外だが、不快な感じがしないのは不思議だ。

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    2026年05月11日