村上春樹のレビュー一覧

  • 遠い太鼓

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    色々な土地での出来事が書いてあり、旅行ってこういうことだよねと思えるエピソードがたくさん書いてある面白い本だった。
    また、村上春樹の生活や趣味について知ることができ、小説家の生態を知ると言う意味でも興味深かった。
    ただ、長い!

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    2026年03月20日
  • 一人称単数

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    村上春樹に手が伸びない人でも読みやすい。

    小説の人間関係がわからなくなったり、わからないまま仕方なく読み進めたり、20ページ読んでも集中できず中断したりする人は自分だけじゃないんだと安心しました。

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    2026年03月19日
  • レキシントンの幽霊

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    何年か前に知って、ずっと読みたかった本。
    なんのかんの言って、この人の文章や表現は、こちらの好みなんだな。これまで長編を何冊か読んでる時にはあまり思わなかったのだけれど、この短編集を読んでたら、そういえばそうだなと気づいた。
    もっとも、一つ一つの話は、結局何がいいたい?もしくは何を感じ取れば良かったのか、そういうことはわからなかった…

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    2026年03月19日
  • ねじまき鳥クロニクル―第2部 予言する鳥編―(新潮文庫)

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    相変わらず惹き込まれる世界観。
    すいすい読めました。

    特に前半。縄梯子23段ぶんの井戸の底での描写。読んでいるこっちまで、自分の心の深淵に潜り込んでいくような感覚。
    また、井戸から出る時に、徐々に草木や土の匂い、気候の暖かさが染み込んでくる感覚。
    まるでそこに自分がいるような。
    ここまで細かい描写で惹き込める文章が本当にすごいと思いました。

    相変わらず色々な謎は抱えたまま。クミコさん、戻ってくるのかな。
    次が最終巻。
    結末が楽しみです。
    まだ、残り600ページもあるけど(笑)

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    2026年03月19日
  • 1973年のピンボール

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    この村上春樹さんの初期の作品を読んでやっとわかった気がしたんですが、村上春樹さんの作品って、チルミュージックみたい。音楽なんですよね。
    だから定期的に挟まれる「まるで〜のように」でいいリズムとなり、「僕にもわからない」のフレーズで気持ちがシンとなる。
    だから、いつもの、しんじくんみたいな主人公に自主的に性の捌け口として寄り添う自分の生活などない女がここでは2人も!とか思うのやめました。
    すべては感性のため。

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    2026年03月19日
  • 神の子どもたちはみな踊る(新潮文庫)

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    阪神・淡路大震災と地下鉄サリン事件のあいだ、非常に不安定な状況にあった日本が舞台の短編集。

    震災のもたらした深い傷が情景をリアルにしていた。

    一度は読んでおきたい傑作集だと思います。

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    2026年03月18日
  • 猫を棄てる 父親について語るとき

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    村上春樹さんが語る彼の父親とのこと、戦争のこと。

    私の父の父、つまり祖父には会ったことがない。
    夏休みに祖母の家に行くとまず仏壇で手を合わせた記憶があって、写真の祖父は軍服姿だったと思う。
    私の戦争に関する記憶は祖父に関することしかない。

    村上春樹さんが語るこの物語を読めて良かったと思う。

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    2026年03月18日
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉前編―(新潮文庫)

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    村上春樹作品にしては物語性が強くあるような気がして非常に面白い。
    天悟と青豆がこれから関わるのだろうがどのようになるのか全く想像ができない。

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    2026年03月17日
  • 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上)(新潮文庫)

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    冒頭のエレベーターのシーンがかなり好き
    なにか得体の知れないことが始まる予感がする。村上春樹の文章は変態的に美しいなとそういう時に思う

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    2026年03月16日
  • ねじまき鳥クロニクル―第1部 泥棒かささぎ編―(新潮文庫)

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    最初は「うーん…」と思ったが、どのような展開になっていくのかがすごく気になるためか、不思議とスラスラ読めました。むしろ流れが良く、読んでいて心地良かったです。常に、なに?なんなの?と思った状態のまま。

    色々な登場人物の生い立ちがこんなに深く描かれている作品を読むのは久しぶりな気がします。
    なかなか面白いです。

    最後の、間宮中尉の話。
    壮絶過ぎて、常に自分の表情は険しくなっていたと思います。
    落ちた井戸の底から、上にのぞく明かり、太陽の光を浴びた時、どれほどの希望に包まれたことだろうか。

    それにしても、カツラのバイトの話は笑いました。いづれ、僕も松竹梅の「竹」くらいになってしまうのでしょう

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    2026年03月14日
  • 雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行―

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    P128
    旅行というのは本質的には、空気を吸い込むことなんだ。
    おそらく記憶は消えるだろう。絵はがきは色褪せるだろう。でも空気は残る。少なくとも、ある種の空気は残る。

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    2026年03月14日
  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉後編―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    長い期間互いを心の底で思い続け、それでも探すことはしなかった青豆と天吾が、月が2つある世界で近い距離にいることに気づき、その月を見上げている中で、顔を合わせることなく一瞬邂逅する。
    それぞれにこの世界で生きる覚悟を決めた2人が、この後どういった形で再会するのか、しないのか、期待が高まる。

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    2026年03月14日
  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉前編―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    「さきがけ」のリーダーをこの世から消すミッションに向け、準備を整える青豆。父に会い、今まで聞くことのできなかった出生に関する秘密を問う天吾。
    その過程で互いを心の底で思いつつも、後半にそれぞれがその存在をさらに強く意識しあうようになる展開に、中盤の山に差し掛かりつつある感じを受けた。

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    2026年03月14日
  • 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    面白かったとも言えるし、そうでもなかったとも言える。でも下巻は没頭した。
    起こる現実の出来事を俯瞰的に捉え続けてて良かった。俺も7針縫う怪我をしても達観した思想を持ちたい。

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    2026年03月14日
  • ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    『ねじまき鳥クロニクル』を読んでいると、ただ物語を追っているだけのはずなのに、心が勝手にこれまでの人生を整理し始めるような感覚に陥る。村上春樹の小説、とりわけこの作品には、読者の過去や感情を静かに掘り起こしてしまう奇妙な力があるように思う。

    読み進めるうちに、物語の感想を書いているつもりが、いつの間にか自分自身の感情の記録を書いているような状態になっていた。

    物語の始まりは、行方不明になった猫を探すという小さな出来事だった。しかし謎の電話、加納マルタとの出会い、そして笠原メイなど、不思議な人物が現れるにつれて、物語は少しずつ日常から外れていく。その過程で感じたのは、人は一緒に長く過ごしてい

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    2026年03月13日
  • 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    本当に夢見たいな必要もないけど、必要な描写がずっと続いてる。
    想像してたより読みやすい。下巻楽しみ。

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    2026年03月13日
  • 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)(新潮文庫)

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    相変わらず面白いのだが、春樹作品の主人公の性欲の強さには度々呆れるわ。ファンタジーは基本得意ではないが、現実と非現実が交差する作りが巧妙でよかった。

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    2026年03月12日
  • スプートニクの恋人

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    村上春樹の中期作品の一つで、ねじまき鳥の後、カフカの前。主人公ぼくの一人称だが、試験的に(おそらく本当に試験的に書かれたのであろう)三人称文体の章が含まれる(その後「海辺のカフカ」で、彼は長編小説で初めて三人称文体を中心に据えることになる)。美しくも哀しい恋愛小説で、その後も何度もモチーフになる「あちらの世界」、「井戸の底」、「人の部屋をのぞく」、「交わらない性交」などがその萌茅を見せていて興味深い。

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    2026年03月11日
  • ロング・グッドバイ

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    レイモンドチャンドラー初めて読んだけど非常に面白かった。たまたま書店で気になって手に取った本だったけど、チャンドラーの描くフィリップマーロウの世界がよい。
    あくまでマーロウの見ている世界を切り取っているだけで考え方、思考を含めた根本の所は描かれていかないが、その世界を共に読み進めて様々に物語が進んでいくこの感じが非常に面白かった。
    読み終わってこのシリーズ4冊目?ぐらいだと知り最初から読んでみたいし、他の作品も読もうと思った。

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    2026年03月09日
  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉前編―(新潮文庫)

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    青豆パートは、屋敷のドイツシェパードが意味わからん死に方をして、少女が脱走したところから続きが始まる。
    天吾パートは、牛河とかいう、おそらく「さきがけ」に関わりがある人に、妙にうまい話を持ち込まれるところから続きが始まる。
    ここに来て青豆側の物語はかなり進んだ気がする。「さきがけ」のリーダーを殺す手前まで来ている。
    気味が悪いのは、そのリーダーが、青豆は自分を殺しに来たということがわかった上で受け入れ、殺してもらおうとしていること。そして殺してくれないなら天吾がどうなるか、と脅しに来ていること。
    青豆が心の中で大切に保管していた天吾への恋心をこいつは何故知っているのか。
    「心から一歩も外に出な

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    2026年03月09日