村上春樹のレビュー一覧

  • 街とその不確かな壁(上)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    前半は、現実?と言って良いのか分からないが、その世界と、壁に囲まれた世界の話が交互に進む。一見読みにくいように始めは感じるかもしれないが、読み進めるにつれ、ふたつの世界が共鳴し始める。

    後半になると新たな登場人物、子易さんが登場し、また世界観が変わったように思えるかもしれない。しかし、これも読み進めるにつれ、、世界観が何か一致して行きそうな予感や期待感が、読者を引き込む。

    0
    2026年08月22日
  • 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    二つの世界が交互に描かれている。どちらも、続きが気になって仕方がない。どこかSF小説(私は読んだことがない)を読んでいるような気持ちになる。
    これまで読んだ作品とは一風変わっているため、新鮮な気持ちでページを捲ることができた。

    0
    2026年08月22日
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉前編―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    最初は「青豆」という主人公の名前や、性癖から村上春樹の洗礼を受けた。

    読み進めていくなかで「ふかえり」の過去に至る話からグッと引き込まれて、ただの村上春樹の性癖本では無いことを感じた。
    「青豆」と「天吾」の世界は交わるのか、『空気さなぎ』はどこまでが実話なのか、気になる点が増えるのも好き。

    追いかけよう。最終巻まで。

    0
    2026年08月21日
  • 遠い太鼓

    Posted by ブクログ

    この本は、村上春樹さんの3年に渡るヨーロッパの旅行記です。
    なかなか体験出来ない生活なので、このような生活に憧れますねー!
    本を読んでると、その世界観に入れて、よかったです。

    0
    2026年08月20日
  • スプートニクの恋人

    Posted by ブクログ

    ある瞬間を境に全く別の自分になる。表面的には何も変わらない、誰も気づかない、けれど明確に今までの自分は存在しない。そういうことが多々あります。

    残された側の人間が希望を持てるような物語の締め方が好きでした。

    0
    2026年08月20日
  • 女のいない男たち

    Posted by ブクログ

    隣にいたはずの女が、いなくなった男たちのアナザートークを聞かせてもらってる感覚だった。
    いろいろな事情で女のいない男になってしまった男たちは、何を考えて何を思い出してどこに向かっていくのだろう。
    独立した器官を使って嘘をつく女と、独立した器官を用いて恋をした男。言い得て妙だと思う。

    0
    2026年08月19日
  • 東京奇譚集(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    奇譚=不思議な
    村上春樹氏の"ささやかな"体験を記した短編集。

    ただの奇譚な物語、かと思いきや
    一つ一つの作品には彼自身の"思い"みたいなものが記されており、短い内容にも関わらず読み手を唸らせる部分が多かった印象です。
    彼の体験記を元に書かれているからこそ
    惹き込まれるんでしょうね。

    ハートウォーミングな読後感に包まれました。

    0
    2026年08月19日
  • 1973年のピンボール

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「私には何もないわ。」
    「失くさずにすむ。」

    自分に響く言葉が多かった
    双子は羊男のクリスマスに出てくる子たちかな
    直子はノルウェイの直子…?

    0
    2026年08月18日
  • 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

    Posted by ブクログ

    眠る前の読書は、飲酒しながらが多い。大抵ビールか日本酒だが、この本はウイスキーが似合う本だと思った。
    本著書は、読書仲間の知人に勧められて読むことになった。
    「濃く焼いたトースト」とは、どのようなトーストなのか。お話を楽しむというより、文章中の言葉遊びや主人公の内面の隠喩?表現を楽しむ本なのかなと感じた。時代背景は、インスタやスマホが出てくるため現代だと思うが、主人公の生活があまりにも現代の30代っぽくないため、ファンタジーとして受け取る方がしっくりするようにも思った。

    0
    2026年08月16日
  • 夏帆―The Tale of KAHO―

    Posted by ブクログ

    村上春樹さんの作品はこれまで多くが「男性」主人公だったように思う。女性の主人公「夏帆」が、母親にたいして抱いていた感情に共感できる。
    「我々が人生において体験する深刻な混乱の大半は、原因と結果の間に等価性が見いだせないことによって生じるということだ」まさにその通り。だから、人間は宗教を作ったんだと思う。

    0
    2026年09月08日
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉前編―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    昔、話題になった1Q84を今になって初読み。
    村上春樹作品も初。

    不思議な物語で、この先の続編の中で登場人物がどのように絡んでいくのかが気になるところ。
    先は長そうだからじっくり読み進めていきたい。

    0
    2026年08月14日
  • ラオスにいったい何があるというんですか?

    Posted by ブクログ

    7月頭頃にラオス旅行に行くことを決めた際に、旅先で読もうと安直に思い、ネットで購入。

    ラオス以外にも、村上春樹氏が様々な土地に訪れた際の紀行文集である本著。

    ラオス旅行最終日の朝、チェックアウト前のホテル自室の屋根付きのバルコニー席で、ラオスビールを飲みながら読み終えた。

    旅の内容をなんとなく振り返りながら、約10年ほど前に訪れた著者の旅路も思い巡らせ、次の旅先を何処にしようか等と、旅先で既に次の旅先のことを考え耽る。そして雨季の雨音に耳を傾けつつ、浸る。

    とりあえず、日本に帰ったら先ずは、銭湯に行くと決めている。

    0
    2026年08月14日
  • 女のいない男たち

    Posted by ブクログ

    はじめの短編「ドライブ・マイ・カー」(のちに映画化され、アカデミー賞を獲得した)で扱っているテーマは、人の心理をよく考えたり臨床心理的な本を読んだりしている人にとってはとても響くと思った。そうじゃなくても、人の心理の機微というものに興味をいだくきっかけとなりうる作品ではないだろうか、と思った。

    続いて「イエスタデイ」。若者たちが抱える個人的な(かつ普遍的でもある)問題と彼らは真剣に向き合っている。でも深刻さとは距離を置いている。おそらく意識的に。真剣さに溺れて深刻にならないよう、ときに発せられるユーモアが弛緩を生んでいて、それが読者にとっては意識下で希求していた心理的解決と感じられるだろうと

    0
    2026年08月14日
  • 風の歌を聴け

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ひと夏の出来事の切り取りだけれども、なんだか重くて気怠くてぬめぬめした感じ。
    だけど、読み進めててさっぱりした感じなのは、舞台が夏の神戸?辺りだからかな。
    主人公たちの後ろ向きな暗さと裏腹に、神戸辺りにある港町の爽やかな夏が対比的だった。

    あとは個人メモへ

    0
    2026年08月14日
  • ランゲルハンス島の午後(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    「ランゲルハンス島」というのは、その言葉を知ったら、ただ言ってみたくなるもののひとつかもしれない。
    しかし、エッセイのタイトルになるようなものではないと思い、地理上にもそういう名前の島がもしかしたらあるのかも、と思って検索してみたが、見つからなかった。
    この本は、1984年6月から2年の間、『CLASSY』に連載されていたものをまとめた、ということである。
    安西水丸さんのシンプルなイラストがおしゃれである。
    バブル期だ。私も若く、とても良い時代だった思い出。
    そこに思いをはせながら、私もそっと手を伸ばしてランゲルハンス島の岸辺に触れようか。
    (膵臓って、奥の方にあるから、実際には難しいよね)

    0
    2026年08月14日
  • 遠い声、遠い部屋(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    物語がよく分からないまま進んでいく。とりあえず読み進めるしかない。
    全ては終末に向かっていく。奇妙なことに、この退廃は、時代背景の異なる現在にも似通ったものがある。登場人物は変な人たちばかりなのだが、もしかしたら間違っているのは背景で、彼らはまともな感性の持ち主なのかもしれないと思い始める。
    理解という範疇を越えて、とりあえず読んでおくべき本かもしれない。

    0
    2026年08月13日
  • 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

    Posted by ブクログ

    一心同体のように感じていた5人組の中からある日突然排除された多崎つくる。自らの無感動さや、これといった取り柄がなく他人に差し出せるものがない、といった悩みは、小説の主人公としては地味に感じるところもありつつも、自分自身とは重なる部分もあったりして少しドキッとした。長編と言っても短めなので、ストーリーとしては少し消化不良ではあったが、かなり自分の中では印象に残る作品となった。

    0
    2026年08月12日
  • 海辺のカフカ(下)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    面白かったー 途中長ーって思ったけど 星野くんいい味出してる

    ことばで説明しても正しく伝わらないものは、まったく説明しないのがいちばんいい
    たとえ自分に対してもだ
    自分に対しても、たぶんなにも説明しないほうがいい

    0
    2026年08月11日
  • 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

    Posted by ブクログ

    ◯アカの爪を剥ぐ話はどういうことなのか何回考えてもわからない。

    ◯泳いでる時の灰田の足の裏だとわかったって、どういうこと??足の裏??


    ◯面白かった。

    ◯クロと話して日本帰ってきてからの話は
    なんの中身のない話をずっとダラダラ続けてて必要?と思った。クロを最後にサクッと終わらせればよかったのに。

    0
    2026年08月11日
  • 海辺のカフカ(上)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    名前からは想像が付かないほど突拍子もない展開で面白い。家出する少年の話と、猫と喋る老人の話が、一体どうやって交錯していくのか気になって仕方がない。とにかくナカタさんの章が面白い。後編でどのように終息していくか必見である。

    0
    2026年08月11日