村上春樹のレビュー一覧

  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉後編―(新潮文庫)

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    前編は、青豆と天吾がそれぞれの物語で進んでいった。
    後編も同様だが、一つの共通点リトルピープル。
    何か不明だが、それぞれのダークな世界に引き込まれており、次が気になる展開。

    魅力的な2人の主人公。仕事も出来て、人間的にも出来ており、好かれるタイプ。物事ははっきり言うし、自分の世界観を持っている。

    他にもふかえり、あゆみ、老婆など魅力的すぎる登場人物も好きです。

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    2026年04月10日
  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉後編―(新潮文庫)

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    まだ謎は深い。深いが確実に核心に近づいている。
    「さきがけ」のリーダーを殺害した青豆。
    逃亡生活の中で2つの月を見る天吾を目撃する。
    近づくも間に合わずすれ違う2人。
    やはり簡単には出会えない。
    リトルピープルの実在に気づき、危険を感じる天吾。
    危篤の父を見舞うその時、空気さなぎに遭遇する。
    その中には、かつての天吾を揺さぶった10歳の青豆の姿が。
    「僕はかならず君をみつける」その決意を強固なものにした天吾。
    果たして2人は出会うのか、青豆は生きているのか。
    非常にまだまだ謎が深い。しかしページを捲る手が止まらない。

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    2026年04月06日
  • 虚言の国  アメリカ・ファンタスティカ

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    外国文学には慣れていないので、解説を見ながら、読んでみました。
    虚言だらけでも物語は成立するのですね。

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    2026年04月05日
  • 1Q84―BOOK3〈10月-12月〉前編―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    激しい雷の夜を超えて、青豆の受胎が明らかになる一方、青豆を探す牛河編が始まり、糸のほころびを見つけるように青豆・天吾に近づく牛河の不気味さが際立つ。また、3者の元に現れるようになった正体不明のNHK集金人の存在もあり、あと1巻でこの物語に結末をつけられるのか、楽しみにしたい。

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    2026年04月05日
  • 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)(新潮文庫)

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    今の自分をそのまま比喩表現しているきがした。
    私は一通り目にしただけだけど、自分だけが苦しく生きているわけではないと思えたし、相手に深く入り込んでしまう 自分を追い詰めて落胆することが多い自分の人生の中で主人公達のセリフが物凄く印象的に残った。例え大切な人を失ったとしてもそれでも日常は進んでいく。そのように人は生きていくのだから祝福して自分と他人を受け入れて生きていきたいと思えた。全部読むと堅苦しくなるので私はある程度の文を心に収めた。

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    2026年04月04日
  • 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)(新潮文庫)

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    いまだに何のジャンルをよく書く人なのか私はよくわかってない村上春樹なんだけど、やっぱSF面白い
    シャッフリングとそれにまつわる組織とか、物語独自の設定をこんなに論理的に作り上げて、その中で登場人物たちが動かせるのが本当にすごい
    これ読むとビール飲みたくなるよなあ

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    2026年04月03日
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉前編―(新潮文庫)

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    なんだか読み心地が良かった。
    純愛とか、ディスレクシアだけど知的障害では無い周りに勘違いされた小説家とか、最後の家庭環境のせいでいじめられっ子の女の子を救う話とか素敵だった。なんか、自分にあてはめられそうな登場人物っぽくて途中で苦しくなった。

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    2026年04月02日
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉前編―(新潮文庫)

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    天吾と青豆の物語がいつ繋がるんだろうと思いながら読んでいた
    小学校のエピソードの時点で予感はあったが、繋がった瞬間は震えた
    親がNHKの集金人、信仰宗教の信者という絶妙な設定はさすがとしか言いようがない
    この背景があれば物語的に面白い登場人物になるに決まってる

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    2026年04月01日
  • 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上)(新潮文庫)

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    上手く筋の掴めない小説だった。
    物事がまるで、小説に合わせるなら、川の水のように流れていく。
    それは尾根を抜け、林をぬけ、石を転がし、そしてある一辺倒の岬に流れ着き、ある種ゴールのようななにか目的を見つける。
    そして、その度に後ろに向き帰り、分岐に戻り尾根に戻り再び石のように転がっていく。
    そんな小説だった。
    世界の終わりとワンダーランドがどのように結びついて行くか、そんな筋を見つけようと読んでいるが変に物語がリンクしたり、リンクしなかったり、結局は思考がまるでお風呂に溶かす入浴剤のように散り散りに脳に透過していく。
    そんな感覚のどくしょだった。

    改めて話に戻ろう。
    記号使として生きる私と、壁に囲まれた世界でゆめ読みとして生きる僕。2人の平行談で話は進んでいく。
    まずは初め、1Q84のように、ビルのエレベーターを登っていく。
    それは、不思議の国のアリスでいえば原っぱのどこか誰にも見つからないようにある世界の穴のように思える。
    つまりは、ワンダーランドへの入口を通り抜けていくようにエレベーターを上昇(降下かもしれない)していく。
    この物語の入りはとても面白い。
    現代のワンダーランド。
    そう想像させる。しかし、世界の終わりにわたるとそちらがまるでワンダーランドのように思える。
    最初はそう思える。
    人々に役割があり、単純なルールと目に見えた行動指針で人々は動き、謎の獣と暮らしている。
    その世界こそがワンダーランドに思える。

    物語は、奇妙にそれでも村上春樹の文体で
    進んでいく。
    心に正直で前身的な女性。チビとノッポの2人組。ビールに、クリーニング。そしてレコードに映画。
    単純に淡々と物語は進んでいく。

    最初はこのふたつの世界は右脳と左脳のように思えた。ルールが決まった世界が右脳であり、さまよっている記号使の世界が左脳である。
    右脳から情報を取り出して左脳で考察する。そんな感じである。

    しかし、一角獣のくだり。
    第一次世界大戦。見つかった一角獣の場所はソ連と現ウクライナの国土である。
    そして、世界の終わり。
    そこは共産主義国のように思える。
    仕事が与えられ、役割が与えられ、感情を失っていく。
    それが世界の終わりなのだろうか?

    そして、ハードボイルドワンダーランドはいわゆる資本戦争の下りになる。
    記号使と暗号士、そしてのっぽとチビと、そして博士。みなが技術を先どろうとしている。
    それはまさに資本主義である。

    この世界の対比は資本主義と共産主義の対比なのか?
    一角獣とは一体?世界の終わりとは?やみくろとは一体何なのか?
    それらは今後読む下巻に続くのであろう。

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    2026年04月01日
  • 一人称単数

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    ネタバレ

    村上春樹さんの短編小説集「一人称単数」を読みました。う~ん、やっぱり引き込まれます。何なんだろう。どの作品もストーリーとしてとても面白いというのではなく、いろんな形で心に引っかかる作品というのか、とても印象に残る作品。語り口は相変わらず独特で滑らか。このなかにwith the beatlesというのがあって、物語もちょっと奇妙で面白い話(というと少し不謹慎かもしれない。だって昔の彼女が自殺したという結末なので・・・)なのだけど、割と冒頭近くに、自分が歳をとって、自分が歳をとることは自然と受け入れるのだけど、自分の周りにいた美しく溌剌とした女の子たちが、今ではおそらく孫の二人や三人いるであろう年齢になっているという事実だ。・・・自分が少年の時に抱いていた夢のようなものが、既に効力を失ってしまったことを改めて認めなくてはならないからだろうという話が出てくること。これが何だかとても印象深く心に残った。あとは、「謝肉祭」という作品。この作品のお陰で、自分も今はシューマンの「謝肉祭」を聴きながらこの感想を書いている。あと、人間の言葉をしゃべり旅館で働いている猿、品川猿の話。やっぱり面白い。読み始めたら止まらなくて一気に読んでしまいました。

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    2026年03月30日
  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉前編―(新潮文庫)

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    3巻突入。
    どんどん危ない状態になっている。
    青豆さんや天吾さんの周りにも影響が現れて、かなりシリアスな展開に。
    さらに怪しげな人物も現れ始め、リトルピープルに関わる危険性が一気に増してきた。
    そしてその中心となる人物が話すなんとも不可思議な現状。1Q84とは一体なんなのか。

    また謎が増えて、どうしても続きが気になる。
    面白い。

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    2026年03月28日
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉後編―(新潮文庫)

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    第2巻、でもBOOKⅠ後編だから、単行本なら3冊なのかな?

    不穏な空気がだんだんと濃くなってきた。一見、日常的な世界だけど、何か異様な雰囲気を感じる。
    登場人物たちもそれぞれ抱えるものを持っていて、結構重い話になってきたような。

    それにしてもリトルピープルとは何ヤツか。シリアスな展開にますます先が気になる。

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    2026年04月10日
  • ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―(新潮文庫)

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    3部完読!まずは読み切った自分に拍手を送りたい。
    3部作品は、『サラバ』と『カラマーゾフの兄弟』に続き、3作品目となりました。
    大作長編を読みきる自信が少しつきました。

    本作、すごく不思議な話でした。
    村上春樹の奇抜な想像力が存分に発揮されている作品だと思いました。

    序盤から気になっていた本間さんの「水には注意しなさい」
    …そういうことだったか!

    クミコさん…そういう結末か…

    うーん…上手く感想がまとめられない。
    暴力的なシーンがたくさんあり、思わず表情が険しくなりながら読み進めていたと思います。
    そんななかで、笠原メイちゃんの手紙は、なんだか癒しというか、早くメイちゃんの手紙がこないかなと待ちどおしくなっている自分がいました。

    長編でありながら、世界観に一気に惹きこまれる。
    良い読書体験ができました。


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    2026年03月24日
  • ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―(新潮文庫)

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    先がわからず、読み難い場面も多くあったけれど、終わりへ向かっていくにつれこの物語の面白さに夢中になっていった。
    たくさんの視点から、たくさんの物語を感じることができるのも、全て繋がっているのも、深さを感じた。

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    2026年03月23日
  • 回転木馬のデッド・ヒート

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    村上春樹 著『回転木馬のデッド・ヒート』のレビューです。

    短編「レーダーホーゼン」を読むために購入。
    個人的には、自分の折り返し地点を定めた男の話「プールサイド」がなんだか心にぐっときました。

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    2026年03月22日
  • 走ることについて語るときに僕の語ること

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    私は全くランナーではないけれど、それでもとても刺さる本だった。継続して何かをすること、それによって自分なりの哲学を生んでいくのだな。
    そして、人に批判されて傷ついたり、受け入れて欲しい人に受け入れられなかったり、そんな時に人を批判するのではなくて、自分の肉体を追い込んで、肉体をバージョンアップさせることで前向きになること、自分もそんなふうでありたいなと思った。

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    2026年03月21日
  • 遠い太鼓

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    色々な土地での出来事が書いてあり、旅行ってこういうことだよねと思えるエピソードがたくさん書いてある面白い本だった。
    また、村上春樹の生活や趣味について知ることができ、小説家の生態を知ると言う意味でも興味深かった。
    ただ、長い!

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    2026年03月20日
  • 一人称単数

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    村上春樹に手が伸びない人でも読みやすい。

    小説の人間関係がわからなくなったり、わからないまま仕方なく読み進めたり、20ページ読んでも集中できず中断したりする人は自分だけじゃないんだと安心しました。

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    2026年03月19日
  • レキシントンの幽霊

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    何年か前に知って、ずっと読みたかった本。
    なんのかんの言って、この人の文章や表現は、こちらの好みなんだな。これまで長編を何冊か読んでる時にはあまり思わなかったのだけれど、この短編集を読んでたら、そういえばそうだなと気づいた。
    もっとも、一つ一つの話は、結局何がいいたい?もしくは何を感じ取れば良かったのか、そういうことはわからなかった…

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    2026年03月19日
  • ねじまき鳥クロニクル―第2部 予言する鳥編―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    相変わらず惹き込まれる世界観。
    すいすい読めました。

    特に前半。縄梯子23段ぶんの井戸の底での描写。読んでいるこっちまで、自分の心の深淵に潜り込んでいくような感覚。
    また、井戸から出る時に、徐々に草木や土の匂い、気候の暖かさが染み込んでくる感覚。
    まるでそこに自分がいるような。
    ここまで細かい描写で惹き込める文章が本当にすごいと思いました。

    相変わらず色々な謎は抱えたまま。クミコさん、戻ってくるのかな。
    次が最終巻。
    結末が楽しみです。
    まだ、残り600ページもあるけど(笑)

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    2026年03月19日