村上春樹のレビュー一覧

  • ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―(新潮文庫)

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    難しい内容の小説でした。
    虚構と現実、夢と現実、、の世界を巡る、というストーリー展開で、なかなか掴みづらい感じでした。
    でも村上春樹らしい哲学的な文章で引き込まれました。
    村上春樹さんはやっぱり、好きな作家さんです。

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    2025年12月28日
  • ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―(新潮文庫)

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    物語の紡ぎ方が非常に上手。小さな欠点は吹き飛んでしまう。他作品でも出てくる「穴の中」は、井戸とホテルの廊下が示している。久々の再読ですが、暴力的な場面が多いのには新たな驚きがあった。細かい部分は全然覚えていないので、新鮮に楽しめました。
    日中戦争がこんなに深く描写されていたことに、驚きがありました。

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    2025年12月27日
  • ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―(新潮文庫)

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    第1部の最初の一行で、主人公は台所でスパゲティをゆでていました。「泥棒かささぎ」の序曲を口笛で吹きながら。
    第3部を読み終えるまでは、これほど壮大なスケールの物語だとは予想していませんでした。主人公の岡田トオルはこれといった特徴もなく、国境を超えないし、戦地に赴くこともないし、物理的な移動距離はさほどないのですが、夢と現実、生と死の世界をさまよいます。クロニクル(年代記)とタイトルにあるように、過去の時代についても描かれ、戦争の残酷さ、理不尽さは読むのが辛くなりました。
    戦時下、中国大陸にいた獣医は、思います。「世界というのは、回転扉みたいにただそこをくるくるとまわるだけのものではないのだろうか」と。
    大きな喪失を体感した時は、すべての世界が閉じ、回転扉の別の仕切りの中に移動させられたような、まったく別の世界に放り出されたような気持ちになるのかもしれません。
    でも、連続性がないはずの世界は、後の世代の岡田トオルに結び付き、輪のようにつながっているのです。
    岡田トオルは、枯れ井戸の底の暗闇の中で、精神の深層世界を探ります。生死の境界へとさまよう旅は、痛く、苦しく、恐ろしくもありましたが、読書でなければ知ることのできない(現実にはしたくない)体験でした。

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    2025年12月25日
  • 1Q84―BOOK3〈10月-12月〉前編―(新潮文庫)

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    青豆は生きる理由を得ました。神を憎むのもやめられます。リーダーとの出会いと殺害がもたらしたもの…。
    天吾は父との再会・くうきさなぎとの出会いで、青豆を強く求めるようになります。
    牛河は、自分のできることを着実にすすめます。
    いよいよ次巻、最終巻が楽しみです!

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    2025年12月24日
  • ねじまき鳥クロニクル―第2部 予言する鳥編―(新潮文庫)

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    第1部の中盤で描かれていた加納クレタの過去。
    娼婦として生きていた過去を吐露する場面だったが、第2部ではより深く彼女の心理描写に迫っていた。 
    非現実と現実が絡み合った世界で話は進んでいく。
    突然いなくなった妻のクミコ、政界に進出するクミコの兄綿谷昇、クレタ島に行く加納クレタ、そして、水の涸れた井戸の中に3日間入っていたトオル。
    物語はどこに向かうのか、どういう結末なのか、3部に続きます。

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    2025年12月24日
  • 村上T 僕の愛したTシャツたち

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    ふらっと入った本屋で目に入り、購入。
    村上春樹氏の所有するTシャツについて紹介しながら、そのシャツにまつわるエピソードや買い物時の心境などが綴られる。
    著者の海外生活を垣間見れるし、古着屋での服の選び方など興味深い。
    村上春樹を読んだことがある方以外にとって、どう読めばいいのか難しい本だと思う。
    面白かった。

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    2025年12月23日
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉後編―(新潮文庫)

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    物語にどんどん引き込まれてしまいました。さきがけとは、一体何をしているのか?天吾と青豆は再会できるのか?ふかえりは?

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    2025年12月22日
  • カンガルー日和

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    春樹再読の為、短編集を!
    どれも良かったな〜〜〜。
    高校生の時にハマってたけど、今読むとまた感じ方が違う。「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」、「バート・パカラックはお好き?」、「スパゲティーの年に」が特に好き!

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    2025年12月21日
  • 職業としての小説家(新潮文庫)

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    読み応えがありました。小説家という職業の、苦しみと喜びがよく伝わってきました。フィジカル的にも精神的にもタフさが求められる仕事なのだと思いました。また、日々の生活の中で素材となるものを観察しストックしておく、様々な技法にチャレンジするなど。熱心な読者の存在に感謝していることと同時に、業界の自分自身に対する批判、批評にはかなり卑屈さを感じられているところも窺えて、面白かったです。村上春樹さんの作品が海外でも愛されている理由も分かり、もっと彼の作品を読んでみたいと思いました。

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    2025年12月21日
  • 村上朝日堂(新潮文庫)

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    ネタバレ

    面白かったな~(笑)この人のエッセイはいい感じですね(笑)しかし途中で安西さんに嫌がらせするためにエッセイのネタを決めてみたりして(笑)結構昔とは言え僕の実家の近くに村上春樹が住んでいたのかも知れないな~って思うと嬉しいな(笑)

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    2025年12月21日
  • 村上朝日堂 はいほー!(新潮文庫)

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    ネタバレ

    相変わらずエッセイ面白いな~(笑)なんか読んでいてうらやましくなってしまうような話が多いですね(笑)小説から受ける印象とはだいぶ違うな~(笑)

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    2025年12月21日
  • ねじまき鳥クロニクル―第2部 予言する鳥編―(新潮文庫)

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    村上春樹さんの作品は、現実と非現実、意識と無意識の空間を描くものが多いように感じました。
    哲学的で、難解で、でもとても引き込まれる作品でしたー❗️

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    2025年12月20日
  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(下)―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    悪が、純度100%の悪としては描かれず、
    主人公に宿る悪(=スバルフォレスターの男)
    免色に宿る悪(=スズメバチ、クローゼットの前に立っていた男)として、「普通の(免色に至っては普通以上の)善良な人間」にも宿る普遍的な悪(闇とも言い換えられる)を描いていたのが村上作品の中で新しいと思った。

    ねじまき鳥クロニクルでは、
    皮剥ぎボリスや綿谷ノボルなど、読者にとことん嫌悪感を抱かせる純度100%の悪が描かれていたが、
    この作品の免色渉は、とにかく自制的でスマート。

    私はすごく好感を持てるキャラクターだったな。
    そんな人間でも、悪を抱えている(キリスト教でいう原罪)ということなのだろうな…

    悪は外在して善と対立して存在するものではなく、
    内在して善と混ざり合っているもの….ということか。

    免色渉は、ダンスダンスダンスの五反田君に少し似ている。隙のない感じとか。
    五反田君の方が若くて繊細で傷つきやすく脆く危うかったけど。死ななかった世界線の五反田くん。

    あとあんまり関係ないけど、これ上下巻2冊でよくないか…???
    4冊に分解する必要あった?

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    2025年12月19日
  • TVピープル

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    村上春樹さん 文藝春秋1993年5月発行

    短編6つ
    ・TVピープル
    ・飛行機
    ・我らの時代のフォークロア
    ・加納クレタ
    違う小説にも出てくるクレタさん
    ・ゾンビ
    ・眠り
    絵本のときは、「ねむり」で改稿されてるけど
    私はこちらの作品が好きです
    短編の場合、不思議な作品が多い気がします

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    2025年12月15日
  • 神の子どもたちはみな踊る(新潮文庫)

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    ネタバレ

    短編一つ一つの内容は必ずしも好みと言うわけではないが読んでいるととても心地が良い気分になる(笑)短編は読みやすくていいな〜(笑)『蜂蜜パイ』が好みですね(笑)

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    2025年12月15日
  • 辺境・近境

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    旅先でどんなに壮絶な体験をしても、めげずに最後まで旅を続けるところがすごい。このタフな体験によって、小説の深みとか面白さが一層増していると思った。ねじまき鳥を再読したい。

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    2025年12月14日
  • 街とその不確かな壁(上)(新潮文庫)

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    村上春樹を読んでいると、
    必ず入り込みにくい中弛みを体験するのだが、
    それは後の世界観に繋がっていくと信じているので、
    今回も想定内。

    ずっと、ずーっと世界が狭い主人公だが、
    観念と無意識の領域が広大過ぎるために、
    現実世界でバランスを取るためには必要悪というところか。

    子易さんの登場から一気に加速する。
    後編が楽しみ。

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    2025年12月13日
  • 哀しいカフェのバラード

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    村上春樹さん訳 山本容子さん絵画

    初カーソン・マッカラーズさん
    中編小説で、挿画が作品とぴったり
    奇妙な人間関係で、3人はそれぞれにコンプレックスがあるけど、幸せになろうとする
    不器用だけど愛を感じる
    愛が憎しみに変わった残酷さが哀しい物語

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    2025年12月05日
  • ねじまき鳥クロニクル―第2部 予言する鳥編―(新潮文庫)

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    複雑に絡み合ってる謎を主人公がどう解決していくのか、自分の目で見ることができるのか次回3部の展開が楽しみです。

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    2025年12月03日
  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(上)―(新潮文庫)

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    相変わらず独特の世界観を持った話。
    彼の小説はいつも時間の流れがゆっくりに感じる。
    今回もひたすら車で旅をしたり、庭から聞こえてくる音の招待を突き止めたり、書くとそれほど大したことない内容をハードカバー1冊の分量を使って紹介している。
    その分詳細に丁寧に描かれていると感じた。
    また、騎士団長殺しなどといかにもヨーロッパや西洋の話になるであろう期待をあっさりと裏切り、だからこそ面白い
    ゆっくりと物語が動き出し先がどうなるのかが気になる小説。
    下巻が楽しみになる話だった。

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    2025年12月02日