村上春樹のレビュー一覧

  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(下)―(新潮文庫)

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    メタファーとイデアの概念が難しくて最後までほんわかしていた。
    随所に出てくる「〜のように」という比喩表現は、このメタファーとイデアに関係するから多様していたのだろうか。しかしその表現から分かりやすく感情が文面から伝わってきた。

    しかし最後まで伏線回収がなかったのはどうなんだろうか。この未完成さがむしろ完成なのかもしれないが、散らかったままで終わってしまったような。
    でもウイスキーやクラシック音楽やファンタジーな感じは悪くない後味というか。
    これが村上春樹ワールドなのだろうか。

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    2025年02月20日
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉前編―(新潮文庫)

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    読み終えて、「村上春樹さんの本だなあ」というのが率直な印象。
    でも、小説の中身の考察まではできない。
    何のために1Q84年に入り込んだのか。
    また再読すれば少しは分かるかもしれないけど、6冊もあるので、読み返しはなかなか…。
    理解は不完全かもしれないけど、1Q84ワールドにはどっぷり浸かれたかな。

    このストーリー展開は村上さんの小説によくある手法で、人物ごとの短いストーリーの組み立てで交互に話が展開して行く。
    読み手は話によって主役がしっかりと決まっているので大変読みやすい。
    視点が定まるからかな。

    そして何より、登場人物皆が魅力的なキャラ。
    この長編で、出てくる人物がみんな個性があってキ

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    2025年02月19日
  • 世界で最後の花 絵のついた寓話

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    戦争を繰り返す人類の揶揄絵本

    以下、公式の説明
    ------------------
    なぜ人間は戦争を繰り返すのか?
    わたしたちは戦争のない未来をつくることができるのか?

    第二次世界大戦開戦直前に描かれた、今を生きるわたしたちに託された平和への切実な願い。世界で読み継がれてきたロングセラーを、村上春樹の新訳で復刊。

    【内容紹介】
    第十二次世界大戦が起きた世界。文明は破壊され、町も都市も、森も林も消え去った。残された人間たちは、ただそのへんに座りこむだけの存在になってしまった。ある日、ひとりの若い娘がたまたま世界に残った最後の花を見つけます。その花をひとりの若い男と一緒に育てはじめます。す

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    2025年02月18日
  • リトル・シスター

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    ▼マーロウもののなかでも、「とにかく美女にもてまくる」要素満載ですね。ただ、チャンドラーさんが素敵なのは、ただたんにモテるというよりは、

    ・好感を持たれるけれど。

    ・基本、利用されまくり、騙されまくり、場合によっては殺されかかる。

    ・なんだけど、マーロウさんはぶつぶつ言いながらも大まか受け入れていく。

    ・それでもって、男女のカラダのコトには実はまったくもって及びません。キスがせいぜい。というか、<会話とキス>にこそロマンがある(笑)。



    ▼原りょうさんを再読したいなと思ったことから、
    <マーロウ全部順番に再読して、原りょうさんも順番に再読しようプロジェクト>
    が、発動。道半ばです。

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    2025年02月16日
  • パン屋再襲撃

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    総評としてやはり、村上春樹の文章は面白い。
    ときどきあまりにも拗すぎる表現や言い回しも見受けられたが、やはりここまで考えを客観的かつ主観性を持って語ることはなかなかできない。
    必用に描かれる男と女の関係が心地よくおしゃれである。
    日常を感じさせる音楽や映画、考えを表現する目線ややり取り。会話のテンポでは、独文と会話文の流れ。さまざまなものが読みやすく流しやすい要因になりうる。
    内容としては、
    パン屋再襲撃では過去の自分自身と今の自分自身によるわがたまりを描いた。
    マックを襲うことが面白いが、主人公のわがたまりをじぶんのわがたまりであると大胆に論理する妻が痛感である。
    物の準備も含め、彼女にもそ

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    2025年02月12日
  • 回転木馬のデッド・ヒート

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    作者が人から語ってもらった話をもとに作られた短編集。「話してもらいたがっている」といわれるそれらの作集にはさまざまな人々の生き方や考え方が描写される。個人的に好きな話はプールサイド。私自身も水泳をやっていた経験があるのもあり、自分の人生の折り返し点を定めるという考え方はとても共感を得た。後5メートルを何回分、そんな気持ちで泳いだこともたくさんある中で、自分の人生を水泳に見立てるととりあえず今の時期を必死にもがくことの大切さや、もがきを繰り返すといつか振り返った時に道が後ろに見える、折り返しを定めることでもう一度奮起したり、終わりに向かってどのように生きるかを計画したり、できそうな気がする。

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    2025年02月11日
  • 螢・納屋を焼く・その他の短編(新潮文庫)

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    「納屋を焼く」の話が印象的だった。スマートな見かけの青年が、どういう理由か周辺の納屋を焼いていく。納屋を焼く人と納屋は焼かない人とに分かれるという。その不思議な世界観にひかれた。村上春樹の素敵な文章に浸れて、幸せな時間を過ごせて良かった。

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    2025年02月11日
  • ねじまき鳥クロニクル―第2部 予言する鳥編―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    この作品だと叔父さんがそれにあたるかなと思うけど、自分でものを考えて主人公と接点を持つキャラクターの言葉がすごく刺さる。

    家出されたり、閉じ込められたり、突き飛ばされたり、殴られたり、澱んだ展開がきつかったけど、最後あたりで少し救われた。必要とされていたんだと思うと勇気出るよね。よかった。

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    2025年02月09日
  • もし僕らのことばがウィスキーであったなら(新潮文庫)

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    まさにこれは言葉がウイスキーでなければ本当のところは伝わらないんだろうなぁ、としみじみ思わせてくれる紀行文。人それぞれ直接感じるそれこそが旅の価値なんだな

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    2025年02月08日
  • 一人称単数

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    のんびりした世界観だが、深く読み込めば面白さが増す作品だと思う。
    数年後にもう一度読みたい。

    ★印象に残ったフレーズ
    とりたてて美人という顔立ちではないものの、そこにはうまく完結した雰囲気のようなものが漂っていた。

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    2025年02月07日
  • 村上朝日堂ジャーナル うずまき猫のみつけかた(新潮文庫)

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    春樹さんが、ボストン近郊のケンブリッジに住んでいた1993年夏からの二年間にわたる滞在期。連載されていたのはほぼ30年前となるけれど、いま読んでもあまり時代を感じさせないのは春樹さんのライフスタイルゆえなのかも。
    安西水丸さんの絵日記風イラストと、奥さま撮影のスナップ写真がいっぱいなのもうれしい。地元の猫ちゃんたちかわいいな〜。
    滞在中は地元ランナーとしてボストン・マラソンに出場したり、家の前の芝生で"ことおよびリス"を発見したり、中華料理アレルギー(!)なのに中国に旅行したり、通信販売にハマって「猫の喜ぶビデオ」を注文したり、年末には車が盗まれて困り果て、遅々としてすすま

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    2025年02月10日
  • 海辺のカフカ(下)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    星野くんが最後まで素敵な青年だった
    ナカタさんは星野くんという入れ物の中でずっと生きていて、何かある度にナカタさんならどうするだろうと考えるようになるのがナカタさんに出会って360度景色が変わったんだなと思った
    カフカは絶対15歳じゃない 子供の部分が全くなかった あとなんで今ここ?ってところで佐伯さんと性行為してびっくり
    全体的に難しい内容だけど読み終わったあとはなぜか面白いと思った作品。
    大公トリオを聴きたくなりました

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    2025年09月09日
  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(下)―(新潮文庫)

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    登場人物の人となりが少しずつわかってきて、騎士団長だけファンタジーだったりと、より不気味さが増し謎が深まってきてどう展開していくのかという面白さがあった。
    免色渉が今後どのように主人公に携わっていくのか?
    きっと大きな展開が待っている気がしてならない。

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    2025年02月05日
  • 1Q84―BOOK3〈10月-12月〉後編―(新潮文庫)

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    青豆と天吾が1Q84年(猫の街)を抜け出せたようで良かった。ふかえりやタマル、老婦人たちのその後が気になる。
    読み始めた時はここまでファンタジーだと思っていなかった。ふわふわした感覚で読み進めるうちに面白くなってきて、最後は結構あっさり終わったなと思った。

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    2025年02月04日
  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(下)―(新潮文庫)

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    騎士団長殺しという絵と、昔の彼女、知り合った気の合う紳士な男性とその家族?に話。少しファンタジーが入っていて、それが不思議な気分にしてくれる。性の描写がそこまで気にならない感じで面白かった。

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    2025年02月02日
  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉前編―(新潮文庫)

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    何かが大きく動き出す前。嵐の前の静けさ、という感じ。

    青豆は身辺整理をして殺しに向かい、天吾は父親との再会で自分の出生を知る。

    それにしてもふかえりは、相当美しい少女なんだろうな

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    2025年01月30日
  • パン屋再襲撃

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    どの短編もおもしろく、クスッと笑える。

    テーマはなにかと問われたら、なかなか難しいけど日常の設定の中に非日常的な出来事が次々と起こるコメディのようでそのアンバランスさがおもしろかった。

    ねじまき鳥クロニクルの元となった短編もあったり、ワタナベノボルが何ヶ所か出てきたり、繋がっっていない短編がどこかで繋がっているのかと考えたり考えなかったり。

    気を抜いて読める村上作品でした。

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    2025年01月26日
  • 世界で最後の花 絵のついた寓話

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    乱雑なくらい素朴な線は、作者さんがほとんど目の見えない方だっただからだそう。

    シンプルなストーリーだけど、だからこそ最後にかけてのインパクトは強烈。「歴史は繰り返す」って、そんなクリシェで終わらせていいのか、考えさせられます。

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    2025年01月25日
  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(下)―(新潮文庫)

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    面白くなってきた!
    ドライブマイカーが良かったので主人公を西島さんのイメージで読んだら、自分の中でめちゃくちゃオシャレな作品になった笑

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    2025年01月25日
  • 遠い太鼓

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    この本を読んで、村上春樹が40歳を前に漠然とした不安を抱えていたことを知り、私自身も同じような不安を感じていると気づきました。

    特に仕事において、40歳までにやりたいことが限られた時間で終わってしまうのではという焦りがありますが、その不安を自覚できたことは良い発見でした。

    また、この本ではイタリアやギリシャなどさまざまな国の様子を垣間見ることができ、視野を広げることの重要性を感じました。

    30年以上前の話ながら、異なる文化や人々を知ることが世界観の拡大につながることを再認識しました。

    雑多な旅行記ですが、本の持つ深い意味を知ることができ、とても面白かったです。

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    2025年01月22日