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Posted by ブクログ 2021年10月31日
チャンドラー3冊目。
どんでん返しに次ぐどんでん返しでハラハラドキドキさせられ、特にキーとなる登場人物の一人が全然関係ないと思われた事件とつながった場面では、本当に声をあげそうになった。
結末はちょっと強引なような感じがしたが、まあ納得のいく終わり方だった。
訳者あとがきに書かれていたが、この本はチ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月02日
村上春樹の翻訳順ではなく、シリーズの時系列順で読んでいる。ここに来て、ミステリ色が強くなった。今までで一番、謎解き要素があった。
なんというか…女に翻弄される男たちの話なのかな、と思った。水底の女だけでなく、今までの話も。
犯人の肩を持つとか、そういうことじゃないんだけど、女に騙されていたとか利用...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年08月10日
レイモンド・チャンドラー新訳シリーズ、最終作。もうマーロウに出会えないのかと思うとやはり寂しい気持ちが...。後書きを読み終え、感慨深い気持ちになっている。
行く先々で様々なことに巻き込まれるマーロウ。「1日1殺人」は言い得て妙だなと思い、少し笑った。しかしそれも私立探偵が欲している答えの一部であ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年06月28日
レイモンド・チャンドラー長編の村上春樹訳としては最終となります。名残惜しいというか、余韻に浸るように読んでいきました。他のチャンドラー長編とは大分違った印象のある本作。少し期待を裏切られながらも、本作には光る魅力もありという内容でした。その場その場に読者を引っ張り込む、魅力的な文章の力は、他作品より...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月17日
読むのにかなり時間がかかってしまった。面白くないわけではないのだが、どうも先に花しっを進めていくエネルギーが弱い感じがした。次々の新しい展開が開けてくる感じは悪くないのだが、何事にも感情移入がしづらく、そういう意味では淡々と事件を追いかけている感じは悪くないのだが、ちょっと淡々としすぎている気がする...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年04月03日
四作目にしてミステリー要素を全面に押し出してきたものの、前作「高い窓」以上の偶発性と力業に頼ったプロットは流石に粗目立ちする。今作の登場人物ではパットンのキャラクターがとりわけ魅力的だが、私は依頼人キングズリーの人間味が妙に愛おしく思えた。物語の舞台となる湖畔の情景描写も秀逸だが、如何にもミステリー...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月20日
レイモンド・チャンドラー屈指の作品だと思います。
『長いお別れ』『大いなる眠り』などの作品の影に隠れていますが…。
ストーリー、魅力あるキャラなどは『長いお別れ』に匹敵すると思います。
70年近く前に書かれたミステリとは思えぬ完成度、表現力、文体です。
罪を重ねる美しい女、愛しい女にこれ以上罪を犯...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年03月30日
水底の女(みなそこのおんな)
著者:レイモンド・チャンドラー
訳者:村上春樹
発行:2020年1月15日(単行本は2017.12)
ハヤカワ・ミステリー文庫
「湖中の女」(清水俊二訳)の邦題で知られてきた本作は、フィリップ・マーロウシリーズ第4作。読んでいるかなと思ったけど、記憶にない。初めて読...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年08月16日
フィリップ・マーロウシリーズの村上春樹翻訳もこれで最後。(マーロウシリーズ7冊の長編のうち4作目だが、村上春樹が翻訳した順番で言えば最後)
マーロウは、実業家ドレイス・キングズリーに失踪した妻クリスタルの捜索を依頼され、キングズリーの別荘を訪れる。そこで雇われている使用人ビルの妻ミュリエルの死体が...続きを読む
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