世界で最後の花 絵のついた寓話

世界で最後の花 絵のついた寓話

小説・文芸
1,760円 (税込)

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日本国際児童図書評議会「おすすめ!日本と世界の子どもの本 2025」選定図書

第十二次世界大戦が起きた世界。文明は破壊され、町も都市も、森も林も消え去った。残された人間たちは、ただそのへんに座りこむだけの存在になりはてた。ある日、ひとりの若い娘がたまたま世界に残った最後の花を見つけます。その花をひとりの若い男と一緒に育てはじめます。すると……。なぜ人間は戦争を繰り返すのか? 第二次世界大戦開戦の直前に描かれた、平和への切実な願い。世界的ロングセラーを村上春樹の新訳で復刊。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外文学
  • 出版社
    :
    ポプラ社
  • タイトル
    :
    世界で最後の花
  • タイトルID
    :
    1372350
  • ページ数
    :
    111ページ
  • 電子版発売日
    :
    2023年06月21日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    11MB

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世界で最後の花 絵のついた寓話 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    戦争が何故起こるのか、平和な世界を願う寓話ですが、今も何処かで戦争が繰り返されて、現実的に感じてしまう、悲しい世の中ですね。
    簡潔だけど、とても深い、、教科書に載せてほしい話です!

    0
    2026年01月13日

    Posted by ブクログ

    冒頭に作者が娘に対して書く。
    「君の住む世界が、私の住む世界よりもっと善き場所に、なっていることを祈って」
    しかし出版した年に、ナチスがポーランドに侵攻。
    本作では愛すら失った人類が、一輪の花を大切にすることで、ハチドリがやってきて、森が生まれ、人類は再び愛を知る。
    エミリ・ディキンスンの詩に 草原に必要なのはクローバーひとつとミツバチ とあるが、そんな美しさがある。
    だが結局人類は争いを起こすのだが…

    シンプルな話だけど、感動した。

    ほぼ全盲の作家が描いた本作。作家は自分の絵がうっすらとしか見えていなかったらしい。

    0
    2025年10月18日

    Posted by ブクログ

    兵隊たちが行進し、突撃する絵が不気味です。戦争は今やそれで儲けたい人がさせているものだと思っていますが、始めさせるには多くの妬みや憎しみの種をまかなければならないのでしょう。やってみればきっと人を殺すことはとてもイヤな感じがするものだろうに、続けてしまうのは感覚が麻痺してしまうから?戦争は下手をしたら人類という種の絶滅さえ招きかねないのに、そういうことが出来る人間というのは不完全な生き物なのだな、と思いました。

    0
    2024年04月04日

    Posted by ブクログ

    この本は。
    人類へのギフトてす。

    度重なる戦争で、幾度美しい地球を台無しにしても懲りることなく破壊を繰り返す愚かな人類へのギフト。
    どうか人類に、このギフトの意味を受け止める度量がありますように…。

    この本が創刊されたのは第二次世界大戦が勃発したばかりの頃なのです。
    そして、なんと。
    この本の始まりは人類が第十二次世界大戦を起こした時の話。

    戦争により世界が丸ごと破壊され、人々が愛や希望を失った時。
    1輪の花が1人の心を救いました。
    花は人の心に愛をもう一度灯し、やり直す勇気をくれたのです。
    たった1輪の花が。
    絶望からのやり直しはとても大変なことなのに、人々は愛と知力で復活させました。
    それなのにどういうことでしょう。
    文明からは再び邪悪な心や妬みが産まれ、またしても戦争に…。

    いまだまさにそのループのただ中にいる私たち。
    一輪の花も残らないほどに地球を痛めつけてしまう前に気づいてほしいと願わずにいられません。
    人類はただの地球のいちメンバーにしか過ぎないことを。

    訳者である村上春樹さんのあとがきにギュッと心がしめつけられます。

    0
    2024年01月31日

    Posted by ブクログ

    今の時代を反映したものなのか?と思ったら第二次世界大戦のころのものだそうです。
    戦争は愚かです。
    そして人類も愚かです。
    小さな花が日々の小さな幸せを意味しているようでした。

    0
    2023年10月12日

    Posted by ブクログ

    人間って、愚かだ!
    愛を知り、文明を作ることができるのに、それ故戦わずにはいられない‥

    6人の男たちにちょっと似てる本。

    0
    2023年10月06日

    Posted by ブクログ

    翻訳が村上春樹さん。絵のタッチは黒だけなのになめらかで柔らかで素晴らしく、ことばは1ページごとにどんどんと惹き込まれてしまう。1939年という第二次世界大戦の最中、ナチスドイツの頃に出されたというのに驚く。 今多くの人に読んでもらいたいし、手元に置いておきたい。原書も見てみたい。

    0
    2023年09月30日

    Posted by ブクログ

    ⁡
    『世界で最後の花 絵のついた寓話』
    ジェームズ・サーバー 作・絵
    村上春樹 訳
    ポプラ社刊
    ⁡
    1939年、第二次世界大戦開戦時に描かれた世界的ロングセラーだそうです。
    ⁡
    分かりやすく、シンプルで
    伝えたいということがドーンと真ん中軸に伝わる絵本です。
    ⁡
    ⁡
    訳された村上春樹さんの言葉として帯に書かれているのは、
    『戦争に関する作品のなかで、最もシリアスで、最も皮肉とユーモアを感じる一冊である』
    ⁡
    その通り、まるで風刺画のようなイラストに
    一言添えてあるような文章で進められる絵本。
    ⁡
    ⁡
    絵本の始まりは、第十二次世界大戦が終わるところから。
    戦争が終わった世界と、その後の世界と時間の流れ、復興を描きます。
    ⁡
    キーポイントは『世界で最後の花』
    ⁡
    ⁡
    今現在も世界には戦争が続き、
    私が第二次世界大戦を知った小学生の時、
    金大中と金正日が握手を交わした歴史的な日を記憶する中学生の時、
    そこから20年も経過して、
    また新しい戦争が始まり、内戦があり、摩擦も燻り続け、
    「何にも変わらないなあ」
    「歴史は繰り返すなぁ」
    と読んで思いました。
    ⁡
    ⁡
    直接的に感じることがなく、遠いところから見通す生活をしている私たちは、
    きっとこの本が伝えるところのことを、
    「その通り」と思うことだと思います。
    ⁡
    その通り、なんだけど
    その通り、だけではなかなか世界は立ち行かないのだろうね。
    だから歴史は繰り返すし、戦争が0になる世の中はないって言われるんだろう。
    すごくシンプルなことなのにね。
    ⁡
    ⁡
    微かな希望と、ずーんと重たい気持ちと、
    そんなものがないまぜになって大人の私は心が灰色になるような重たさの残る読書後でしたが、
    読み聞かせた6歳の次男はその中でも“希望”の分量を大きく受け取ったようでした。
    ⁡
    みんなに読んでほしい。そして考えてほしい。
    ※ただし決して考えすぎて、伝えたいこと以外まで深読みはして欲しくない。
    直接的に実感すること・体感することでなくても、考えることや、自分にとっての最後の花を守り愛することはできるからね。
    ⁡
    ⁡
    ⁡
    簡単な漢字ばかりなので小学校中学年以上は読めると思います。
    私は次男にも今から何度も読んで欲しくて、ふりがなを振っておきました。
    ⁡
    幼稚園の子も、読めさえすれば感じることがあると思う。
    ⁡
    ⁡
    ⁡
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    0
    2023年07月04日

    Posted by ブクログ

    43冊目『世界で最後の花 絵のついた寓話』(ジェームズ・サーバー 作、村上春樹 訳、2023年6月、ポプラ社)
    第十二次世界大戦後の世界を寓話的に描いた絵本。原本は1939年11月、第二次世界大戦勃発から2ヶ月に刊行された。
    過ちを繰り返す人間への失望と、それでも人間の良心を信じたい作者の葛藤が垣間見れる。
    簡潔な文章と素朴なイラストで綴られた作品だが今なおそのメッセージ性が弱まる事はない。この本を古く感じる時代が訪れる事を願う。

    〈ただ、ひとりの男性と ひとりの女性と そして一本の花だけはべつにして〉

    0
    2025年05月16日

    Posted by ブクログ

    この本が初めて刊行されたのは1939年。ナチス・ドイツがポーランドに侵攻し第二次世界大戦が勃発した直後。それから80余年。村上春樹の新訳として再発行されたのが2023年。ロシアによるウクライナ侵攻の直後。この本に描かれる戦争を繰り返す愚かな人類は寓話なんかじゃない。

    0
    2025年03月12日

世界で最後の花 絵のついた寓話 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外文学
  • 出版社
    :
    ポプラ社
  • タイトル
    :
    世界で最後の花
  • タイトルID
    :
    1372350
  • ページ数
    :
    111ページ
  • 電子版発売日
    :
    2023年06月21日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    11MB

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