ランゲルハンス島の午後(新潮文庫)

ランゲルハンス島の午後(新潮文庫)

825円 (税込)

4pt

まるで心がゆるんで溶けてしまいそうなくらい気持のよい、1961年の春の日の午後、川岸の芝生に寝ころんで空を眺めていた。川の底の柔らかな砂地を撫でるように流れていく水音をききながら、僕はそっと手をのばして、あの神秘的なランゲルハンス島の岸辺にふれた――。夢あふれるカラフルなイラストと、その隣に気持よさそうに寄り添うハートウォーミングなエッセイでつづる25編。

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ランゲルハンス島の午後(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年01月14日

    村上主義者の一人です。
    ランゲルハンス島の午後、タイトルのエッセイは、本の最後の一編。これが、癒やされる!時に、回り道や休憩、すこしいつもと違うことをしてみると、幸せの種にきづけるのかもしれない。時折、読み返したくなる、読み返す大切な本です。

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    Posted by ブクログ 2021年03月21日

    エッセイってあまり読まないのだけど、村上春樹ということと、表紙の雰囲気と手に持った軽さで買ってしまった。確か渋谷で。

    ズボンをパンツと呼ぶか、そうしたらパンツの下の下着は…?など、同じことを考えていた。
    最近ボーッとした時間が増えて、感覚がゆるゆるになっていた。
    もう少し一つのことを掘り下げて考え...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年10月04日

    文章のリズムがやっぱりどうにもすきだとおもう。長編小説も中編も短編もおもしろいのにエッセイまでおもしろくて、いったいどうなっているんだ…?「小確幸」、わたしも使っていきたい。

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    Posted by ブクログ 2018年09月09日

    著者のエッセイは既にデイリーワークとなっている。その中でも本書は1ページで纏まっており、後味の良いシンプルな内容がまた深く良かった。

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    Posted by ブクログ 2018年05月13日

    1984年の「CRASSY]の創刊から2年間連載されたエッセイ集だそうです。
    今読んでもちっとも退屈ではない。
    安西水丸さんの絵が加わって、いっそう楽しい。

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    Posted by ブクログ 2018年02月21日

    どのページでもいい。適当にパラパラっと読む。すると、この慌ただしい日常に、ゆったりとした時間が訪れる。ふわふわとした、和みの時間を春樹が水割りを飲みながら語ってくれる。安西水丸氏のシンプルなイラストが文章の挿絵にマッチしていて、パラパラっと見るだけで落ち着く。このエッセイは、コーヒーに合うような本で...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年10月26日

    実家に帰り、なんとなく本棚を眺めていたら目に入った一冊。25年前に買って読んだ本。いつ読んでも村上ワールドは変わらない気がするが、まだ、ウォークマンだったりするとこが1980年代な感じ。今は680円らしいが、当時は480円(消費税3%)。

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    Posted by ブクログ 2020年03月28日

    本から顔をあげると、知らぬ間に身体中に絡まっていたものがほぐれているのに気付く。ゆっくり生きよう、って思えた作品。本を持たないと決めているわたしが所有している、数少ない本。

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    Posted by ブクログ 2024年01月12日

    大学帰りに買って、電車の中で読んだ。

    ランゲルハンス島の午後とニュースと時報が好き。

    Nice boxって性能の良い女性器って意味もあるのね、びっくり。

    小確幸の時間でした。

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    Posted by ブクログ 2023年12月07日

    読み始めて1時間少しで読み切ってしまった。すごく心地いい気持になれた。冬の早朝から音楽を聴きながら文章と絵を楽しむことも小確幸!

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