村上春樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
まだ読み終えていないのだが、とても面白い。そして、私は、彼の小説をちゃんと読んだことがない。ハマる人は、ハマるのですよね。なぜだか、数ページ読んで、やめてしまったり。文体なのか、なんなのか、わからないけれど、昔読んだときは、あまり、スーッと物語に入っていけなかった。そう、思い出したが、ノルウェーの森は読んだ。とても話題になったので、ざーっと読んで、映画を見てしまった。ざーっと流し読み、飛ばし読み的に読んだので、読んだと言えないのかも。
この本を読んでから、彼の小説に対する思いがわかって、なるほどと、良い印象を受けた。彼の小説を読んでみようかなと思えた。 -
Posted by ブクログ
様々な角度から「恐怖」を描いた作品。
レキシントンの幽霊は、これに似た話を入試問題で読んだことがある…夫が死んだショックでこんこんと眠り続ける母親と、眠り続ける母親を前に何もできず、孤独に鮭缶だけを食べ続ける子供の話…ケイシーをモデルにしたのかな?
氷男は、旦那の地元に帰った奥さんみたい。
7番目の男が1番怖い。眠れなくなった。恐怖に飲まれずそれを見つめなければならないというメッセージが心に残る。
めくらやなぎと眠る女 は、懐かしい場所に行った時に思い出がフラッシュバックして、色々考えてしまう時の思考が再現されていた。ストーリーの意味は分からないけど、物事を思い出す時の感覚とかはめっちゃわかる! -
Posted by ブクログ
ネタバレ何回読むねん、というくらい何回も読んでる本。
下記文章を読みたいがために何度も何度も読み返す。
「要するに『あなたが善きことをしているときにだけ、あなたに善きことが起こる』ってことなのよ。
いや善きことというより、むしろ正直なことって言うべきかな。規律をしっかり守りましょう、みたいな正直さのことじゃないのよ。
もしそれでとりあえず楽しい気持ちになれると思えば、私は墓だって暴くし、死者の目から二十五セント玉をむしったりもするわよ。
そうじゃなくて、私の言ってるのは、自らの則に従うみたいな正直さなわけ。卑怯者や、猫っかぶりや、精神的なペテン師や、商売女じゃなきゃ、それこそなんだってかまわないの。不正直な心を持つくらいなら、癌を抱え込んだ方がまだましよ。だから信心深いかとか、そういうことじゃないんだ。もっと実際的なもの。
癌はあなたを殺すかもしれないけど、もう一方のやつは間違いなくあなたを殺すのよ。」
自分が自分であるために、自分を生きるために、定期的に読み返すのかもしれない。 -
Posted by ブクログ
ハードボイルドの古典。レイモンド・チャンドラーの探偵フィリップ・マーロウシリーズの最後の作品。ハードボイルドとは、主人公の無骨で筋の通った生き方、行動を慈しみ楽しむものだと思う。そこには浮世の経済合理性や名誉はなく、ただた個人的な「筋を通す」「原理原則を曲げない」それだけがある。そんな非現実的な生き方ができる本当の意味で「タフな」男の物語をたのしむというかなりマニアックなジャンルだと思うが、チャンドラーがそれを確立したと思う。村上春樹がなぜ彼を好きなのかよくわからないが、根底には「原理原則を曲げない」生き方への憧れがあるのだろうか。文体のシンプルなところも好きなのだろう。たまに主人公に「やれやれ」と言わせるがこれはちょっと違う(ハードボイルドではない)感じがする(苦笑)
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Posted by ブクログ
「ハードボイルド」の意味を、ようやくこれを読んで理解できた気がする!!
これがザ・ハードボイルドね!って自信満々に言いたい。
ハードボイルドってそもそも何?ってレベルの私なんだけど、文学で、感情を交えず、始めから終わりまで、客観的な態度・文体で対象を描写しようとする手法らしい。
この小説、マーロウという主人公=語り手の感情が全く出ず、淡々と周りの情景、出来事を描いていくスタイルで、王道なミステリーのプロットがこんな風に純文学になるなんて!!そんなことあるんだ、知らなかった!すごい!
と驚いてる!!
ストーリー自体がすごい斬新な設定とか、そういうことではなく、語られ方が斬新!!
すごい簡潔な文体で、タフな私立探偵マーロウが展開する、全く感情に流されない、冷徹で現実的な描写が、とにかく読み手を惹きつける!!!
皮肉ばっかり言って、「まどろっこしいやつだな」とマーロウのことを思いつつも(笑)、かなりの吸引力で惹きつけられてしまう魅力が彼にはある。(か、かっこいい…)
小説の時代も時代(1953年刊行)なので、こういう言い方を許してくださいっ!
「男らしい…」
おばさんの戯言だと思って聞き流してね!すいません!(笑)
今回読んでる間一度も実現できなかったけど、暗めのバーの間接照明の下でギムレットをちびちび飲みながら読んでみたかった本…いつか再読する時にやりたい…
そしてどうしてロング・グッドバイなのか。
最後まで読んで、この胸がキュンとなる感じを、切なさを、肺の奥まで思いっきり吸い込んで、「はぁ〜〜」と吐き出してほしい!!
さよならには色々あるなぁ!
母のおすすめだったんだけど、母は村上春樹訳ではなく、清水俊ニ訳が良いと思うらしい。(母は村上春樹が苦手なので)
私は村上春樹の文がとても読みやすいと思うので、この訳で読めて良かったのかな。(あとがきの解説も長いっっ!ボリュームタップリで大満足。)
ヘミングウェイや特にフィッツジェラルドの「グレート・ギャッツビー」の影響がかなりあるらしく、ギャッツビーを読むのも尚更楽しみになった。