村上春樹のレビュー一覧

  • 1973年のピンボール

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    こちらを読み終わり、すぐに「羊をめぐる冒険」に行こうと思う。

    そう思っちゃうくらい、この世界観がたまらなく好き。

    舞台が日本なんだけど、日本じゃないような雰囲気で、その曖昧さが何とも言えないハルキ特有の感じで良い。

    アメリカとかヨーロッパの雰囲気が漂いながらも急に「熱い日本茶」が出てきたりするから、「日本だ」って安心感が戻ってきて、でもやっぱり日本文学の雰囲気とは違う、海外文学とも違う、独特のこの雰囲気がやっぱり私は好きなんだな〜。

    ずっと静かに進むストーリーの中で、最後の方にはっきりとしたクライマックスが来る。

    ピンボール・マシンが並ぶところ。
    ぞくっとした。

    ハルキの季節や情景

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    2025年08月29日
  • 街とその不確かな壁(下)(新潮文庫)

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    よく分からないけど凄く希望のある話だった。
    自分の闇の部分と一緒に現実を生きましょうよ。現実と壁の中(自分の作り上げた世界なのかな)が入り混じり、闇の部分が現実を生きて、自分だと思っていた部分が壁の世界を生きている。

    なんだかよくわかんなくなってきたぞ

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    2025年08月29日
  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(下)―(新潮文庫)

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    定期的に読みたくなる村上春樹ワールド。表現の仕方が美しいと感じてしまう。「騎士団長はいるよ」と語るところ、自分もそうありたい。

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    2025年08月27日
  • 職業としての小説家(新潮文庫)

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    村上春樹が自身の脳内現象を語っている本。日常的なことに至るまで語られていて、小説家云々よりも人間ってそういう生き方もできるんだと可能性を感じさせてくれた。

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    2025年08月24日
  • 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)(新潮文庫)

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    作品全体を通して物寂しさや寒さを感じるが、だからこそ暖かい瞬間により救われる。個人的に今の自分にぶっ刺さるところがあり、自身のエゴとそれによる孤独感のようなものを「僕」からは感じた。この作品に出会ったことで、孤独感から開放されるような気持ちになれた。

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    2025年08月22日
  • 街とその不確かな壁(上)(新潮文庫)

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    街とその不確かな壁(上)』
    "Tender is the Night"との繋がりを見出せそうだった。中年の男が女性との繋がり次第で生きる意味を見出したり、無気力になったりする。
    下巻はどうなるかな。影と主人公の逃亡は楽しそうだった。


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    2025年08月22日
  • もし僕らのことばがウィスキーであったなら(新潮文庫)

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    情景や空気感についての表現が豊かで素晴らしく、自分も旅行しているような気分になれる。挿絵の写真も素敵です

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    2025年08月22日
  • 海辺のカフカ(上)(新潮文庫)

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    学生の頃読んで、村上春樹にハマるきっかけになった作品。
    最初はあまり説明もなくてよく分からない事が、後半になるにつれて一気に色々と繋がって話が盛り上がっていき、読むペースもどんどん上がっていく所がハマっちゃうんだよなーという感じです。

    久々に読んで、内容忘れてたけどその分、新鮮な気持ちで読めました。
    猫好きな人は、かなりツラい描写があるので要注意!私も家族に猫がいますが、結構読むのしんどい所がありますよー

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    2025年08月21日
  • ロング・グッドバイ

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    村上春樹さん訳のハードボイルド小説。長くて途中やや眠かったですが、最後まで読むと面白かったです。マーロウカッコいい。

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    2025年08月21日
  • 走ることについて語るときに僕の語ること

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    こんなにランナーだったとは。自分自身今年初めてフルマラソンに挑戦するがもっと身体の準備整えないといけないかなと不安に思った。ただ、村上春樹の身体の丈夫さは異常な気もする。

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    2025年08月20日
  • 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

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    僕が読むべき時、それは高校三年の夏、秋ごろだった。まさに間違いのない時期に本作を読めた思い出はいつになっても心にずっしり残る読書体験だった。何度読み直しても、心が正しく刺激される。

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    2025年08月20日
  • 1Q84―BOOK3〈10月-12月〉後編―(新潮文庫)

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    ネタバレ


    ・青豆が人々の前で上手く微笑むことができないということにとても共感した。私も笑うことは笑えるが、ずっと歯並びにコンプレックスがあったお陰でいまだに自分の歯をむき出しにした満面の笑みには自信がないから誰かに無条件で褒めてほしい。

    ・普段冷静な青豆が天吾のことになると我を失って突飛な行動に出る様を見ていると恋愛や誰かを激しく好きになることはいつだって筋の通らないことなのだと思う。それこそが恋愛なのだと。

    ・第27章「この世界だけでは足りないかもしれない」この章が、本当に本当に良すぎた。あまりにも名場面すぎた。あまりにも心揺さぶられた。今まで誰からも本当に愛されたことも抱きしめられたこともなか

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    2025年08月22日
  • 職業としての小説家(新潮文庫)

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    自分が小説家になろう(なれる)と思った理由はよく分からないこと言って誤魔化してるのに、小説を書くためにやっていることは結構具体的に書いているのが、誠実な感じがする。小説家という領分に対してあまり縄張り意識がないらしい。

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    2025年08月20日
  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(下)―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    手を繋いで保育園から自宅まで帰るラストシーンは村上春樹作品には珍しいのでは、と思う。だいたいが、大切な人の何かが損なわれてしまって、読んでいてモヤモヤするものが残るパターンが多いのではないかと…。
    復縁⇒子育て(しかも愛情がたっぷり)のこの図式は歓迎。

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    2025年08月19日
  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(上)―(新潮文庫)

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    騎士団長に感情移入してしまいファンになった。
    登場人物(?)の中で最もコミカルで最もストレートな言葉を持っていると思う。
    ああ、でも不倫相手もそういう意味ではコミカルでストレートかも…。
    本作は会話が特に印象に残っている。秀逸かと。

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    2025年08月19日
  • 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)(新潮文庫)

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    感激感動感涙。
    ハードボイルド・ワンダーランドは世界の肯定、世界の終りは心の物語であろうか。自身が創り出した壁に囲まれた街で、心を失わぬまま、彼女に心を伝える「僕」の選択に感動した。

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    2025年08月19日
  • 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

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    すらすらと物語に引き込まれていった。小説を読むのが久しぶりだったがまったく苦ではなく、早く次の展開を知りたいと思える作品だった。最後は結末を描かない手法、もったいぶらせる展開が村上春樹なのか。他の作品も読みたいと思った。

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    2025年08月19日
  • ロング・グッドバイ

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    ハードボイルドの古典。レイモンド・チャンドラーの探偵フィリップ・マーロウシリーズの最後の作品。ハードボイルドとは、主人公の無骨で筋の通った生き方、行動を慈しみ楽しむものだと思う。そこには浮世の経済合理性や名誉はなく、ただた個人的な「筋を通す」「原理原則を曲げない」それだけがある。そんな非現実的な生き方ができる本当の意味で「タフな」男の物語をたのしむというかなりマニアックなジャンルだと思うが、チャンドラーがそれを確立したと思う。村上春樹がなぜ彼を好きなのかよくわからないが、根底には「原理原則を曲げない」生き方への憧れがあるのだろうか。文体のシンプルなところも好きなのだろう。たまに主人公に「やれや

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    2025年08月18日
  • ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―(新潮文庫)

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    10/10

    “救うためには、救われなきゃならない。”

    想像することが、ここでは命取りになる。
    ナツメグ、シナモン、バット、井戸、サングラス、声帯、心臓、馬、日食、コンピューター。並んだ語群が示すのは、単なるモチーフの羅列ではない。第3部は第1部・第2部と別の世界に移行したかのようであり、むしろ作品全体の集大成として、作者の音楽的なテーマと技術が一気に噴き出す場だった。

    僕が感じたのは、ツイン・ピークスの初期と『ザ・リターンズ』の差異のような段差だ。前段が導入と配置なら、第3部は深淵に沈めるショーケース。静かに、だが確実に読み手を異界へ押し込む。結果として「別格感」が生まれる。これは散らか

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    2025年08月15日
  • 走ることについて語るときに僕の語ること

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    傑作!個人的今年No.1を更新꒰*✪௰✪ૢ꒱

    村上氏には及ばないが、日々なけなしの距離を走っているエセランナーとして、氏のランへのスタンスや思いには顎がもげるほど頷きが止まらなかった。巨匠の筆致とはこういうものか!普段ぽやーっと感じてきたことをすべて言語化してくれ、一文一文が気持ちいい。作家の凄みを見せつけられた想いだ。こんなにも軽やかで美しい日本語で言語化してくれて、ただただ感謝。

    このエッセイを読むと、知的でインテリな村上春樹像は崩れ、実は体育会系やや脳筋タイプであることが明らかになる。これがまず面白い。氏は創作活動には集中力と規律が必要と考え、そのために走り始めた。長年続けられている

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    2025年08月15日