村上春樹のレビュー一覧

  • 世界で最後の花 絵のついた寓話

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    戦争が何故起こるのか、平和な世界を願う寓話ですが、今も何処かで戦争が繰り返されて、現実的に感じてしまう、悲しい世の中ですね。
    簡潔だけど、とても深い、、教科書に載せてほしい話です!

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    2026年01月13日
  • 神の子どもたちはみな踊る(新潮文庫)

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    大好きな短編集を再読。
    今回は 構成のリズム を意識して読む。
    各短編で異なるリズムを持ちながら、統一感を出す。
    単に 震災 というテーマ以外の統一感、そしてバラバラな作品たち。
    どれも好きだけど、ラストは『蜂蜜パイ』かなぁ。
    ずっと心に残るのは『アイロンのある風景』。

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    2026年01月12日
  • 女のいない男たち

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    個性的で、かつ現実的に思えるような物語になっていて、そういう考え方もあるんだなと思ったし、
    ゾワっとするレベルのドンピシャな比喩表現で惹き込まれた1冊でした。

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    2026年01月12日
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉後編―(新潮文庫)

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    ネタバレ

     前提として、少女への強制性交などの極悪非道な現象が、我々の住む現実世界に存在することを認知しなければならない。そのような認知を現実の新聞等から得ている人以外は、胸糞悪すぎて読めない可能性がある。だが、村上春樹は真剣に「オウム真理教的な宗教」を掛け合わせつつ、物語でしか伝えられないことを伝えようとする。

     村上春樹はこの小説によって一作家としての捨て身の挑戦を行っている。本当の倫理を書くためには、肉が切られることを許すほかない。文学史に名を残す作家が60歳で生涯をかけて語らねばならぬと決意(たぶんしたはず)した作品は常に新しい。これほど女性視点から思考を展開した春樹作品はない。

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    2026年01月11日
  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(上)―(新潮文庫)

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    僕はハルキストではないけれど、ほとんどの村上さんの小説は読んでいる。独特な世界感が好きで、また主人公が穴の中に入ったなと思いつつも読んでしまう。この物語は僕の中で村上さんの作品の中で一番好きかもしれない。絵というアイテムが出てきたことで想像がしやすくなったからなのかな。大好きな作品になりました。

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    2026年01月11日
  • 1Q84―BOOK3〈10月-12月〉後編―(新潮文庫)

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    長かった!
    今まで読んだ本の中で一番長かったけどこの後どうなっていくの?っていう読めない展開、散りばめられた伏線がどう回収されるのかが気になってあっという間に読み終わった

    青豆
    天吾
    ふかえり
    空気さなぎ
    リトルピープル
    二つの月
    NHKの集金人
    新興宗教の2世問題
    高円寺
    246沿いの首都高

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    2026年01月11日
  • 草の竪琴

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     2010年に新潮文庫出読んで以来の再読(村上春樹訳)。最近村上春樹訳の小説がアタリが多く、折角なので読んでみることに。また、昔読むきっかけになったアニメ映画『秒速5センチメートル』(以下、単に『秒速』という。)の実写映画を観たことも、『草の竪琴』を思い出すきっかけになった。

    【表題作】
     初読の頃は主人公たちを脅かす存在に非難の気持ちを抱きながら読んだものだけど、今回はなんというか、もっとフラットな気持ちで、まさにおとぎ話を読むように味わった。

     「あるいは我々の誰にも、居場所なんてものはないのかもしれない。ただし我々は、それがどこかにあることを知っている。それがもし見つかったとしたら、

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    2026年01月10日
  • 走ることについて語るときに僕の語ること

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    この本は、2回目です。
    前回は、紙で普通に読書。
    今回はオーディブルで。
    ついにオーディブルデビューです。

    今年のやりたいことリストのひとつ「オーディブルで聴き読みをする」をクリア。

    ナレーションの人には申し訳ないけれど、1.5倍速で聴きました。この程度だと本来の声を損なわない感じがあり、かつ効率も良いかなと。

    散歩したりランニングしたりしながら読書ができるなんて感動でした。

    前置きは、さておき

    久しぶりの村上春樹氏の本。
    100キロマラソンで、マラソンに遠ざかってしまった話し。トライアスロンの話し。

    走ること
    体にも心にも、創作にも。人間関係にも。
    読んでいると、全てにプラスに作

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    2026年01月11日
  • 1973年のピンボール

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    どことなく寂しさが漂う作品。しかし彼の文章は心の凝りを溶かしていくような温かさがある。鎮痛剤のようなものだと感じる
    毎日寝る前にちまちまと読んでいた。読み進めるごとに不安が薄まっていくような感じ。
    少し寂しい。

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    2026年01月08日
  • 1Q84―BOOK3〈10月-12月〉後編―(新潮文庫)

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    初村上春樹!


    長いけど、あっという間に読んでしまった。
    おそらく学生のころとか若い頃に読んでたら意味わからんすぎて投げ出してたし、
    性描写の多さに辟易して読むの辞めてただろうな。

    しかし壮大なラブストーリー。
    全然伏線回収がない部分も多数だけど
    さすがの村上春樹さんの表現力で名作と認定せざる得ない。

    ストーリー追うと置いてかれるけど、
    音楽みたいに読むと気持ちいい。

    ・てんごは本当にお父さんの子じゃないの?
    ・年上のガールフレンドはどうなさったの?
    ・あの若い看護師の正体は?
    ・リトルピープルってなんやねん

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    2026年01月28日
  • 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

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    タイトルから、すでにストーリーが始まってました。
    多崎つくるって?
    そして、「巡礼の年」を最後にリアルに耳にしたら、身近なクラシック音楽…映像として1週間、主人公になり切って歩き続けた気持ちでした。
    ストーリーの締め方は中途半端との意見がありますが、既に、答えは確信に近い結論が出ていると思います。
    実は、ここ数年の自分と重なって思い入れの作品となりました。

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    2026年01月06日
  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(上)―(新潮文庫)

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    待ってました、村上ワールド。きっと刊行当時はハルキストの皆々がこぞってこの不思議な物語に身を浸し、存分に文体を楽しんだことだろう。時を経てこうしてドップリと浸かっている自分も、ようやくこの魅力に取り憑かれている。
    妻に別れを告げられた男は家に辿り着く。そこで出会う不思議な人々(人じゃない存在もいるが)と不思議な出来事がもう堪らない。
    何のメタファーなのか、何が起きているのか、そこまで広くないのに冒険感あって先が気になって読み進めてしまった。
    物語の結末はどこに連れて行ってくれるのだろうか。

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    2026年01月06日
  • 神の子どもたちはみな踊る(新潮文庫)

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    阪神大震災に間接的にかかわった人たちのストーリー。収録されているすべての作品が面白かった。タイランドは一読しただけでは疑問が解けず、ネットで研究文をみてなるほど理解できました。当時自分はまだ19歳、遠い昔で震災の記憶は朧げです。

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    2026年01月05日
  • ロング・グッドバイ

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     レイモンド・チャンドラーの傑作。それを村上春樹訳で読めると言う贅沢。タフな探偵マーロウが兎に角カッコいい。作中に散りばめられた皮肉の聞いたセリフ。「さよならを言うのは少しだけ死ぬことだ。」という名言。
     そして、「ギムレットを飲むには少し早過ぎるね。」という作中屈指の名言から展開されるラストの謎解き。最高に痺れる今年ラストの一冊でした。

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    2025年12月31日
  • 海辺のカフカ(上)(新潮文庫)

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    官能的でもあって驚いた。一つ一つ事が進み、埋められていくのが面白い。描写がとてもリアルで素晴らしい。猫ちゃんに幸あれ。

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    2025年12月31日
  • 走ることについて語るときに僕の語ること

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    村上春樹さんがランナーということを知らなかった。ふと見つけたので手に取った。

    著者がランニングを通して考えたこと、感じたこと、そしてランニングに対してどのように向かい合っているかが記されている。
    著者にとって、世界や自分を捉えるためには、本業である「書く」ことに加えて、ランニングが眼鏡のような役割をしているなぁと感じた。
    眼鏡をかけることで世界が良く見えるようになるように。

    ランナーの自分も共感できることが非常に多く、楽しみながら読むことができた。
    思っていることをここまできれいな日本語にできたら、生きるのは楽しいだろうなぁ。

    自分も、思っていることを文字にする、というか文字にすることを

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    2025年12月30日
  • 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

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    ネタバレ

    終始つくるが不憫で可哀想だと感じてしまいました。とはいえ、学生時代に一方的に縁を切られた友人たちとの16年ぶりの再会は、つくるにとっても新しい一歩を進むために必要な行程であったとも思います。特にエリ(クロ)との再会は、淡くて切ない過去の二人の関係性が魅力的で、恋愛ではない、お互いの絆のようなもので満たされました。最後、恋人の沙羅はつくるを選んだのかどうかはっきり明言されなかったが、つくるにも報われてほしいと思わされます。

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    2025年12月30日
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉後編―(新潮文庫)

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    青豆の生きる世界はもしかしてそういうこと,,,?
    と疑問を残して終わった2巻。
    天吾のふかえりに対して感じる気持ちが変わってきて、ここからどうなっていくのかさらに気になる。

    「世界とはひとつの記憶とその反対側の記憶との果てしない闘い」あゆみ
    「チベットにある煩悩の車輪と同じ。車輪が回転すると、外側にある価値や感情は上がったり下がったりする。輝いたり、暗闇に沈んだりする。でも本当の愛は車軸に取りつけられたまま動かない」青豆

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    2025年12月29日
  • 女のいない男たち

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    村上春樹の小説は読後感がとてもいい。さっぱりした気分になれる。
    木野も良かったが、シェエラザードが1番良かった。男にとって女とは、女なんて、やっぱり女。

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    2025年12月25日
  • 1Q84―BOOK3〈10月-12月〉後編―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    (青豆)(天吾)
    すべり台にて再会を果たす
    首都高の非常階段を登ると、元の一つの月の世界に
    そのままホテルにて念願の行為を果たす

    戻ったのは本当に元の世界なのか?
    どんな世界であろうと、青豆と天吾で様々な困難を乗り越えることを決意

    (牛河)
    月が二つあることに気づく
    知りすぎたためにタマルに殺される
    空気さなぎとなる

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    2025年12月21日