村上春樹のレビュー一覧

  • 走ることについて語るときに僕の語ること

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    こんなにランナーだったとは。自分自身今年初めてフルマラソンに挑戦するがもっと身体の準備整えないといけないかなと不安に思った。ただ、村上春樹の身体の丈夫さは異常な気もする。

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    2025年08月20日
  • 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

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    僕が読むべき時、それは高校三年の夏、秋ごろだった。まさに間違いのない時期に本作を読めた思い出はいつになっても心にずっしり残る読書体験だった。何度読み直しても、心が正しく刺激される。

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    2025年08月20日
  • 1Q84―BOOK3〈10月-12月〉後編―(新潮文庫)

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    ネタバレ


    ・青豆が人々の前で上手く微笑むことができないということにとても共感した。私も笑うことは笑えるが、ずっと歯並びにコンプレックスがあったお陰でいまだに自分の歯をむき出しにした満面の笑みには自信がないから誰かに無条件で褒めてほしい。

    ・普段冷静な青豆が天吾のことになると我を失って突飛な行動に出る様を見ていると恋愛や誰かを激しく好きになることはいつだって筋の通らないことなのだと思う。それこそが恋愛なのだと。

    ・第27章「この世界だけでは足りないかもしれない」この章が、本当に本当に良すぎた。あまりにも名場面すぎた。あまりにも心揺さぶられた。今まで誰からも本当に愛されたことも抱きしめられたこともなか

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    2025年08月22日
  • 職業としての小説家(新潮文庫)

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    自分が小説家になろう(なれる)と思った理由はよく分からないこと言って誤魔化してるのに、小説を書くためにやっていることは結構具体的に書いているのが、誠実な感じがする。小説家という領分に対してあまり縄張り意識がないらしい。

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    2025年08月20日
  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(下)―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    手を繋いで保育園から自宅まで帰るラストシーンは村上春樹作品には珍しいのでは、と思う。だいたいが、大切な人の何かが損なわれてしまって、読んでいてモヤモヤするものが残るパターンが多いのではないかと…。
    復縁⇒子育て(しかも愛情がたっぷり)のこの図式は歓迎。

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    2025年08月19日
  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(上)―(新潮文庫)

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    騎士団長に感情移入してしまいファンになった。
    登場人物(?)の中で最もコミカルで最もストレートな言葉を持っていると思う。
    ああ、でも不倫相手もそういう意味ではコミカルでストレートかも…。
    本作は会話が特に印象に残っている。秀逸かと。

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    2025年08月19日
  • 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)(新潮文庫)

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    感激感動感涙。
    ハードボイルド・ワンダーランドは世界の肯定、世界の終りは心の物語であろうか。自身が創り出した壁に囲まれた街で、心を失わぬまま、彼女に心を伝える「僕」の選択に感動した。

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    2025年08月19日
  • 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

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    すらすらと物語に引き込まれていった。小説を読むのが久しぶりだったがまったく苦ではなく、早く次の展開を知りたいと思える作品だった。最後は結末を描かない手法、もったいぶらせる展開が村上春樹なのか。他の作品も読みたいと思った。

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    2025年08月19日
  • ロング・グッドバイ

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    ハードボイルドの古典。レイモンド・チャンドラーの探偵フィリップ・マーロウシリーズの最後の作品。ハードボイルドとは、主人公の無骨で筋の通った生き方、行動を慈しみ楽しむものだと思う。そこには浮世の経済合理性や名誉はなく、ただた個人的な「筋を通す」「原理原則を曲げない」それだけがある。そんな非現実的な生き方ができる本当の意味で「タフな」男の物語をたのしむというかなりマニアックなジャンルだと思うが、チャンドラーがそれを確立したと思う。村上春樹がなぜ彼を好きなのかよくわからないが、根底には「原理原則を曲げない」生き方への憧れがあるのだろうか。文体のシンプルなところも好きなのだろう。たまに主人公に「やれや

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    2025年08月18日
  • ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―(新潮文庫)

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    10/10

    “救うためには、救われなきゃならない。”

    想像することが、ここでは命取りになる。
    ナツメグ、シナモン、バット、井戸、サングラス、声帯、心臓、馬、日食、コンピューター。並んだ語群が示すのは、単なるモチーフの羅列ではない。第3部は第1部・第2部と別の世界に移行したかのようであり、むしろ作品全体の集大成として、作者の音楽的なテーマと技術が一気に噴き出す場だった。

    僕が感じたのは、ツイン・ピークスの初期と『ザ・リターンズ』の差異のような段差だ。前段が導入と配置なら、第3部は深淵に沈めるショーケース。静かに、だが確実に読み手を異界へ押し込む。結果として「別格感」が生まれる。これは散らか

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    2025年08月15日
  • 走ることについて語るときに僕の語ること

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    傑作!個人的今年No.1を更新꒰*✪௰✪ૢ꒱

    村上氏には及ばないが、日々なけなしの距離を走っているエセランナーとして、氏のランへのスタンスや思いには顎がもげるほど頷きが止まらなかった。巨匠の筆致とはこういうものか!普段ぽやーっと感じてきたことをすべて言語化してくれ、一文一文が気持ちいい。作家の凄みを見せつけられた想いだ。こんなにも軽やかで美しい日本語で言語化してくれて、ただただ感謝。

    このエッセイを読むと、知的でインテリな村上春樹像は崩れ、実は体育会系やや脳筋タイプであることが明らかになる。これがまず面白い。氏は創作活動には集中力と規律が必要と考え、そのために走り始めた。長年続けられている

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    2025年08月15日
  • 1Q84―BOOK3〈10月-12月〉後編―(新潮文庫)

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    天吾と青豆がやっと出会った。時代を風刺したような場面もあり、リアルとフィクションの行き来が不思議な雰囲気を作っているのだと思う。表現が合うのか、おもしろく読めた。

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    2025年08月14日
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉前編―(新潮文庫)

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    村上春樹さんの長編小説の中では個人的にベスト3に入る小説です。ストーリーが面白い上に、読んでいること自体が楽しい文体で、現実と虚構が入り混じり独特の世界に連れて行ってくれます。村上ファンなら必読かと。

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    2025年08月12日
  • 街とその不確かな壁(上)(新潮文庫)

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    不思議な世界観。
    君は影なのか、何処に行ってしまったのか、壁に囲まれた世界とは何を意味しているのか、なぜ影と切り離されなければならないのか、私と君は再開できるのか、世界の終りとハードボイルド・ワンダーランドとどのような繋がりがあるのか、子易さんは現実と壁に囲まれた世界とを繋いでいる人なのか、ねじまき鳥以来の村上春樹作品を読んでいる。村上春樹は何を伝えたいのか、自分なりの考えを持ちたいと思う。

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    2025年08月11日
  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(上)―(新潮文庫)

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    村上春樹さんの長編小説の中で1番好きです。読んだ時に主人公の年齢が近かったこともあり共感できました。先の展開がどうなるのかがわからない、日常の中に少し非日常が交じる村上春樹さんでしか味わえない至高の小説だと思います。

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    2025年08月11日
  • 国境の南、太陽の西

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    村上春樹の「小説」としては、初めて読む本。

    いやーまさかのタイミングで読むことになった本だった。色々とドンピシャすぎ。
    文学ってのは、然るべきタイミングで出会うようにてきてるんだなぁ…

    個人的なそうしたバックグラウンドは置いといて、本の内容としては、恋愛小説。
    小学生のころに、一人っ子(当時は珍しかった)という共通点で強烈に惹かれ合った女子との思い出がある主人公。紆余曲折ありながらも、別の女性と結婚し、バーを営みながら幸せに生きている時に、その女の子がお店にやってくる…
    というあらすじ。

    シンプルなあらすじなのだけども、村上春樹のシャレたセンスの文章でグイグイ読ませる。
    主人公も、女の子

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    2025年08月10日
  • 街とその不確かな壁(下)(新潮文庫)

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    2025.08.10〜09.02
    村上ワールドを堪能。
    どれが現実なのか。
    私が今居る世界は、どこなのか。
    もし、この私が影なら。
    もし、この私が本体なら。

    複雑だったし、読むのに時間がかかったけれど、面白かった。

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    2025年09月02日
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉後編―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    面白い。本当に面白い。ストーリー自体がそもそも面白いのに加えて青豆と天吾に感情移入しすぎて、これは私が出会うべくして出会った小説だと思った。私はこの物語に出会うために生まれてきて、この物語と出会わなければいけなかったのだと思った。それくらい私にぴったりとハマる、人生でも1.2を争う小説だった。以下、断片的な感想を述べるとする。

    ・「彼女はひとりぼっちで、情愛に飢えていた。生きていく目的や意味をどこに求めればいいのかわからないまま、つかみどころのない日々を送っていた。」←分かる。分かりすぎる。家庭環境に恵まれないとこういう思考になる。

    ・「環が相手の男に求めていたのは、理解と思いやりのような

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    2025年08月09日
  • ねじまき鳥クロニクル―第1部 泥棒かささぎ編―(新潮文庫)

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    最後の方にグロい描写があって、それのためにここまで読んだみたいな、それほどに引き込まれた文章だった。

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    2025年08月08日
  • 国境の南、太陽の西

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    島本イズミと、主人公のハジメ。出会い、別れ、そして大人になって、再開する。その一連の人生のポイントにおいて、偶然とある種のきっかけが、人生に影響を与えていく。父の仕事でイズミは藤沢の江ノ島に引っ越し、そこから人生を歩んでいく。ハジメは出版社に勤めて、女性を傷つけてしまった。あるとき、後ろ姿にイズミの面影を見つけてついていったが、本当にイズミかどうかわからなかった。そして、経営するバーがうまくいき、ブルータスに載ったことで、イズミが店にやってくる。中間的なものが存在しないところには中間は存在しない。
    あいまいな、たぶん、が存在する世界と、存在しない世界。曖昧な自分自身が体験したはっきりとした現実

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    2025年08月01日