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エイゾー君が撮った、もうひとつの「辺境・近境」。ハルキさんが中国の動物園で抱いた虎の子も、草原の狼も、打ち捨てられた戦車も、ゴールドラッシュの夢の跡も、エイゾー君が石を投げられたメキシコの村も、みんなここにあります。「裏庭で太い薪をごつごつと割る鉈みたいな」写真が、村上春樹のタフでファンキーな旅の全て、文章とは一味ちがう作家の旅の醍醐味を見せてくれます。※当電子版は、単行本版に新潮文庫版の「補遺」を追加したもので、収録範囲は新潮文庫版と同様です。固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
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Posted by ブクログ
村上春樹著「辺境・近境」の旅に同行したカメラマン松村映三による旅の写真集。
写真週刊誌のカメラマン、いわゆるパパラッチをしていたが、ある日その仕事の内容に耐えられなくなり、退職。
独立して、村上春樹の旅に何度も同行している。
村上が松村の腕を信頼してのことなのだそうだ。
「文章には文章のパーソナリティーがあり、写真には写真のパーソナリティーがある。それぞれに独自の視線があり、独自の文法がある。それにもかかわらず、それらがお互いにははじき合わず、あるいはまたもたれ合いもしないことを、僕としては嬉しく思う。
もちろん相性というものはあるだろう。でもそこでは、映三君の鉈が切り出す薪のまっとうな不揃いさが、大きな効果を発揮しているのかもしれない。そういう気がする」(「写真家との旅」村上春樹によるまえがきより)
Audibleで聞いた村上春樹の世界。
写真になって追体験が出来る。
二人の感性が響き合う。
四半世紀以上前の旅行記に心を奪われる。
Posted by ブクログ
村上春樹と松村映三の辺境・近境 写真篇を読みました。村上春樹のコクのある文章と松村映三の味のある写真で構成された10年以上前の旅行記でした。二人のコンビネーションが他の土地に旅行したときのわくわく感を醸し出していて、面白い読み物になっています。ところで、村上春樹はSF作家である、という意見を聞きました。確かに考えてみると私の気に入っている「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」や「アフターダーク」「海辺のカフカ」などはSFと言っても遜色のない構成になっています。語り口が独特で読みやすいので、純文学系のように錯覚してしまいますが。まあ、面白く読めて、何か考えさせられる小説であれば、どの分野であっても大歓迎な訳ですが。
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小説・文芸
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