村上春樹のレビュー一覧

  • 村上春樹 雑文集(新潮文庫)

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    お蔵入りの超短編小説や結婚式のメッセージをはじめ、新人賞受賞の言葉、伝説のエルサレム賞スピーチなど、村上春樹ファンにはたまらない言葉が満載のまさに雑文集。
    一緒な時代に生きていることを幸せに感じる。どんな時でも傲ることなく、現実を真摯に見つめ語る姿勢は、世界に誇る日本人の一人に思う。伝説のスピーチ「壁と卵」は、世界中の国家指導者や政治家に聞かせたい。

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    2016年08月27日
  • ロング・グッドバイ

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    村上春樹が準古典と位置付ける小説である。レイモンド・チャンドラーは推理小説のハードボイルドという分野を代表しているらしい。一方、本格ミステリーではアガサ・クリスティ、エラリー・クイーンが有名である。本格ミスとの違いは簡潔に言葉で表現すると「現実の犯罪捜査に近いかどうか」となる。近いのがハードボイルド小説で(wiki調べ)確かにアガサやエラリーってじゃんじゃん死人がでて、なぜかしら急に手ごろな証拠があらわれるってと・・・現実とのギャップが激しようなきがする。

    日本のハードボイルド作家で有名な方は大沢在昌・北方謙三が二大巨塔かな。なにぶん推理小説ってあまり趣味じゃないんで読みこんでいません、『ロ

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    2025年11月20日
  • 象工場のハッピーエンド(新潮文庫)

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    村上春樹と安西水丸の共著、画集ともエッセイ集ともつかない不思議なバラエティギフトのような一冊です。
    ショートショートのようなものも収録されています。

    今ちひろ美術館で「村上春樹とイラストレーター展」という展覧会が開催されているので、それに行く前に読んでおかねば!ということで。
    安西水丸さんの絵は80年代のアメリカン風で、なんとなく懐かしい気持ちになります。まぁ80年代のアメリカンって自分で言っといてなんなのか私はよく分からないのですが(笑)
    村上春樹との対談が、いかにも仲良さそうで微笑ましくなってしまいました。

    この中だと「マイ・スニーカー・ストーリー」が好きかな。
    オチで思わずおいおい!

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    2016年06月02日
  • 村上ラヂオ3―サラダ好きのライオン―(新潮文庫)

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    ラジオを聞き流すみたいに読めた。ためになるようなものからどうでもいいものまでバラエティの広さ。世界的小説家に少しだけ近づけたような気になる。もし車の中で歯を磨いている人がいたら村上さんだろうな。髭を剃っている人はたまにいるけど、歯を磨いている人は見たことがないもの。

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    2017年03月08日
  • 村上朝日堂ジャーナル うずまき猫のみつけかた(新潮文庫)

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    村上春樹さんの小説はかなりいろいろなところで評価されているが、実際いまいち私には響かなかった。でも、エッセイはとても面白くて、やはり文を書くプロなのだと思った。もう1度小説も読んでみようかな。

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    2016年04月04日
  • 翻訳夜話2 サリンジャー戦記

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    "the Catcher in the Rye" 40年振りの新訳について、訳者 村上春樹と柴田元幸が語り尽くす。

    出版に先立って行なわれた白水社主催の対談、本書出版のために行なわれた文春主催の対談、訳書に(契約上の問題で)未掲載となった幻の訳者解説、柴田元幸のエッセイ風解説の 4編からなる。圧倒的に面白いのは、やはり出版前夜の興奮を湛える白水社の対談。"the Catcher in the Rye" を訳すためには、物語そのものではなく、スタイル(文体)を翻訳する必要があった、そしてこの40年の日本語の変化や、日本文化のアメリカ化が、(1964年の野

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    2016年03月21日
  • 若い読者のための短編小説案内

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    小説の解釈の一つとしても、小説家の小説に対する意思表明の一つとしても誠に興味深く読ませてもらいました。
    その意見には賛否両論あるんだろうけれども、(読んだことも無い作家もいたこともあったこともあるか?)是非取り上げられた小説あるいは他の小説を読んでみたいと思わせる内容ではあるんじゃないかな。
    こういう本は村上春樹がどうだこうだとか言うのではなく、素直に取り上げられた小説の魅力を感じ取れば良いんではないですかねぇ。

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    2016年03月21日
  • ポートレイト・イン・ジャズ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    JAZZ初級者にはありがたい、絵と文章で楽しめる1冊(というか、読んだのは文庫でなく単行本1,2と分かれているほうで)。

    面白いのは、三者三用の感覚を楽しめること。イラストを描く和田誠と、それに文章を寄せる村上春樹、一人のJAZZ Manに対するイメージ、思いが微妙に違っていたりする。勿論、D.エリントンやサッチモなど誰もが思い描くイメージどおりのイラストと文章というプレイヤーもいるが、マイルスを和田が暖色のトーンでシンプルに描いているの対し、村上は”マイルズの演奏は深く痛烈”と、”黒々とした陰鬱なジャケット”とアルバム『Four & MORE』に言及したり。

    そこに読者である自分

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    2016年01月15日
  • さよなら、愛しい人

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    レイモンド・チャンドラーが1940年に発表した第2作目の長編。
    原作は、長く清水俊二訳の『さらば愛しき女よ』(1956年刊行)で親しまれてきたが、本作品は2009年に村上春樹が新訳で発表(単行本。2011年に文庫化)したものである。(邦題は清水訳が優れていると思うが)
    本作品が発表後70年を経ても新たな支持を失わないのは、ストーリーの展開の妙よりも、主人公フィリップ・マーロウの、クールで、ウィットに富んでいて、少しシニカルな語りと、見かけによらないタフガイ振りに魅せられる読者が多いからなのであろう。
    ロングセラー・シリーズ物においては、たいてい魅力ある主人公が登場するものだが、チャンドラーが作

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    2016年01月11日
  • 村上朝日堂超短篇小説 夜のくもざる(新潮文庫)

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    何か無性に村上春樹が読みたい!でも長編読む体力はない!!ってなった時にうってつけの本←そのまんま

    一箱古本市に向かうモノレールの往路と、店番してるほんの少しの時間で読み終えちゃいました。さらりと読めるけど、一滴二滴混じる毒っ気が好き。

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    2015年12月29日
  • 最後の瞬間のすごく大きな変化

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    原典はとても悪文らしく、春樹氏も翻訳に苦労したらしい。ところどころ素敵だな、と思えるところはあっても全体的には確かにとても読みにくい。タイトルのつけ方のセンスがとてもよい。

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    2015年12月21日
  • 村上朝日堂ジャーナル うずまき猫のみつけかた(新潮文庫)

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    村上朝日堂のシリーズで唯一未読だったもの。春樹がアメリカに居住していたときにかかれたものでタイトルどおり猫がたくさん出てくる。水丸さんのゆるいイラストに加え今回は奥さんが撮った写真が多数掲載されている。水丸さんが亡くなってしまったので永遠に村上朝日堂の新作は出ないんだな……と少ししんみりする。

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    2015年12月21日
  • 若い読者のための短編小説案内

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    「我々は…平凡ならざる新鮮な「非日常」を掘り起こしていくことができるんじゃないかと」…クリエイターの仕事はそれぞれの分野で「非日常」を創りだすこと。退屈なリアリズムや手垢のついた日常に、我々はもう飽々している。

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    2015年12月06日
  • 東京するめクラブ 地球のはぐれ方

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    するめクラブでは世間から軽蔑されこそすれ、尊敬されることはまずなさそうな土地ばかりを、わざわざ選んで出かけた。
    名古屋、1度だけ食べてみたい店ばかり、名古屋では結婚したくない。熱海、1度だけ行きたい場所ばかり、熱海秘宝館、MOA美術館、不思議町1丁目。ハワイ、ゆるく過ごす場所、オアフ島神社仏閣巡りいいね。江の島、風呂、岩屋、エスカー、野良猫。サハリン、トド、ガガーリン公園。清里、ポール・ラッシュ。

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    2015年11月08日
  • 日出る国の工場(新潮文庫)

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    当方自身、直接経験がないためあくまで「何となく」ですが、バブル時代の空気で満ちているようなないような、、、根拠は何かと問い詰められても答えを持ち合わせていないので悪しからず。
    でも敢えて言うなら、その明るさというか能天気さでしょうかね。取材側も取材される側もまだ迷っておらず、ゆるい感じが自然に醸し出されている。村上春樹・安西水丸(そして岡みどり)の掛け合い含めてね。
    多分こういう雰囲気は今の日本では出せないんだろうと思う訳です、はい。

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    2015年10月08日
  • 村上朝日堂はいかにして鍛えられたか(新潮文庫)

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    世の中には結構失礼な奴はいるもんだなぁと思わせる内容がちらほら。と言いつつ実は自分自身も多少なりとも無礼千万・無知な言動を取っているのかも知れず。まさに「他人のふり見て我がふり直せ」です、はい。
    やっぱり作者自身が年を取ったせいだろう、最初の朝日堂よりもその内容に味わい深さがあると思うんですけれどどうでしょう?気のせいですかね?

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    2015年09月15日
  • 村上朝日堂の逆襲(新潮文庫)

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    映画、しかも観ている映画が意外にB級ものが多いことにびっくり。この辺にも例えば元東大学長の(偉そうな)某批評家からすると気に食わん遠因がありそう。
    って当方の映画遍歴と結構似通っているところもなくはないので、当方などまさに取るに足らん輩と鼻で笑われそう。まっ、気にはしとりませんがね(まさに負け惜しみ・悔し紛れか)。
    それにしても見事なまでにこの本の内容(も)覚えてませんな、何て経済的な特質でしょうか、感謝感謝??

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    2015年09月13日
  • 村上ラヂオ2―おおきなかぶ、むずかしいアボカド―(新潮文庫)

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    雑誌『アンアン』に連載された村上春樹さんのエッセイ集。
    挿絵は大橋歩さんの銅版画です。

    約10年前に刊行された『村上ラヂオ』は、
    ワケがあるわけでもないのに二冊買ってしまいました。
    つまり、読んだのを忘れて買った。
    それは当時、読書記録をつけていなかったせいかもしれない。
    はたまた、今回のエッセイもそうですが、
    すらすらと書かれた他愛のない(でも、おもしろい)
    一篇3ページ、挿絵をいれて4ページの短い文章なので、
    きっと3ヶ月後くらいには読んだことを忘れてしまいそうなくらいです。
    それほどに、毒っ気のないような清涼なエッセイだと言えるでしょう。

    小説家は、小説を書くのに小ネタのようなものを

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    2025年07月03日
  • 意味がなければスイングはない

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    前回はスプリングスティーンとその他的読み方をしていましたが、今回はjazz、classicも目を凝らして読みました。
    最近読んだ村上春樹の音楽本と比較し、再読のせいもあるのかイマイチだったので★評価は少し辛めかも。
    世界の色んな街での音楽の置かれた環境が垣間見えてなかなかに興味深いですが、当たり前ながら欧米中心。その他の場所ではどんな感じで音楽が暮らしの中にあるんだろう?特に中東辺りが気になる、何故かしら。

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    2015年07月15日
  • 意味がなければスイングはない

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    クラシックからジャズ,ロック,邦ロックまでの各人にフォーカスを当てた作品.著者の好みによる人選なので名前を知ってるのはシューベルト,ブルース・スプリングスティーン,スガシカオぐらい.
    音楽の雑文というより,丹念に調査されたやらかい論文に近いかな.音楽を聴いて楽しむのもいいけど,こんな音楽との関わり方もあるんだなって感じ.
    よかったよ.

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    2015年04月07日