村上春樹のレビュー一覧

  • ラオスにいったい何があるというんですか?

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    下手な写真よりも鮮やか。

    まるで現地に足を運んだかのように
    肌ざわりや土地の息遣いを感じられる。

    距離感を保ちつつ
    カジュアルに語りかけてくれる筆致が心地よい。

    村上ラヂオよりは村上節は強め。

    なーんか肩の力を抜いて、フラットに感じられるこの感性と
    気取らないアウトプット、かっこいいよな~~~

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    2024年04月19日
  • 螢・納屋を焼く・その他の短編(新潮文庫)

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    早稲田の村上春樹ライブラリー(安西水丸展)に行こうと思う。電車の中で読む本がなかったので、これは春樹氏の本を持っておくべきだろうと思い、古本屋に入って本書を購入、表紙も水丸さんのモノだし申し分ない。

    他の作品は結構繰り返し読んでいるのに、これはあまり再読した記憶がないな。ページをめくる。像工場の話は出だしほとんど覚えていなくてびっくりする。
    春樹氏の本に共通する、死、現実みたいな夢(あるいは夢みたいな現実)、友人女性の消失。納屋を焼くは映画化されていたのか、尺的に話を膨らましているだろうから見てみたい気もする。ドライブ・マイ・カーはそんなに面白くなかったけれど。

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    2024年04月11日
  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(上)―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    肖像画家の「私」は、近くに住む免色(めんしき)さんの依頼を引き受ける。

    まりえは叔母とやってきて、スタジオで2人きりでデッサンを始める。まりえが気にしていたのは、自分の身体的なことだった。そんなことを口にする少女っていないと思うけど。

    妻のゆずから手紙が届く。離婚届にすぐに捺印をありがとう。妻も何を考えているかわからないわー。

    叔母は免色に興味をもったようだった。車の話で意気投合する。まりえは警戒している。

    まりえのお父さんは、ある宗教団体にのめり込んでいた。妻の死がきっかけ。なんてこと。

    友人の雨田(あまだ)から、有名な日本画家の父の弟の話を聞く。戦地に連れて行かれ、壮絶な体験をし

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    2024年04月10日
  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(下)―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    肖像画家の「私」は、友人の父で、有名な日本画家の別荘に住むことになる。しかし、夜中になると外のほこらから鈴の音が聞こえるようになる。
    そこで、同じく山の中に住む免色(めんしき)さんと一緒にほこらを開けることになった。
    開けてみると、そこには何もなかった。ただ鈴があるだけだった。

    免色さんの絵。とうとう書き終わった。しかし不思議な声がした。その声のおかげで白髪を加えて書き終えた。緑色で素敵な絵だと思うけど、声が聞こえるなんて怪しい。

    免色さんは石碑の中に入り蓋を閉めてほしいと言う。どうかしている。それを本当にする主人公もどうかしている。

    「私」が放浪していた時。20代の女性と肌を重ねあった

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    2024年04月10日
  • 村上T 僕の愛したTシャツたち

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    素敵なtシャツを通じて、村上春樹さんの思い出に触れられる本でした。
    いい意味でチープ感のあるtシャツが自分も好きなので、集めてみようかな。

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    2024年04月10日
  • 回転木馬のデッド・ヒート

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    最後のハンティングナイフが印象的だったな
    精神疾患の母と足の悪い息子
    別れる前に打ち明けるだなって
    訳あり親子なんだろうなって想像してたけれど
    精神疾患は自分も一時なったけど、他人に言われたくない気持ちもあるし抵抗感あるかな

    作者が野球好きなん知ってたけど神宮球場周辺の話じゃないんやって思いながら野球の話読んでたなw

    村上春樹作品ほど単語の意味調べる本はないw

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    2024年04月06日
  • ラオスにいったい何があるというんですか?

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    かなり脱力した感じで書かれている旅行記。
    旅で感じた色々な匂い、空気、音。それが一体何の役にたつのかは分からない、役に立たずに終わるのかもしれない。しかしそれが旅というもので人生というものだという記述が、この本の全てを物語っている気がする。

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    2024年03月30日
  • 東京するめクラブ 地球のはぐれ方

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    分厚くはあるもののパッと読める

    少し古い本なので、あまり観光地の参考にはならない
    しかし、旅をどう楽しむか、それは一緒に行く人と何を見つけ、何を思うかにより左右されるものなのだと再認識した

    村上春樹作品は、小説よりも紀行文のほうがやはり自分は楽しく読める

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    2024年03月26日
  • 村上朝日堂の逆襲(新潮文庫)

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    村上春樹さん、36歳ぐらいのエッセイとあって、
    自由奔放で楽しい。
    fの鉛筆が、セーラー服を着た鉛筆にみえてきて困ってしまう話や高所恐怖症の話、ヤクルトスワローズの話など肩が凝らなくて面白い。
    アトムズ時代、本当に弱かった。ジャイアンツにかもにされていた時代を思い出した。
    ストの話も懐かしい。車のなかった我が家は、同じ学校に通う同級生の家にたのんで乗せてもらってた。
    村上春樹さんの違う一面が見えますよ!

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    2024年03月18日
  • デヴィッド・ストーン・マーティンの素晴らしい世界

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    ネタバレ

     ほぼ、ジャケ買い。
     というか、現物見る前に、新聞書評欄(毎日新聞だったか?)で見かけて、あ、欲しいな、と。

     DSMの業績をまとめたものとして後世に残る?

    「デヴィッド・ストーン・マーティン(DSM)のデザインしたレコード・ジャケットを手にとって眺めているだけで、なんだか人生で少しばかり得をしたような気がしてくるのだ。(…)本書はあくまで、DSMのデザインしたジャケットをひとつの柱として、僕がジャズへの想いを自由に語る本、という風に考えていただけると嬉しい」(まえがきより)

     ということだけど、まだ拾い読み程度だけど(今後もそういう読み方をすると思う)、ジャズへの想いというか、脱線が

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    2024年03月12日
  • 村上朝日堂(新潮文庫)

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    ネタバレ

    日刊アルバイトニュースに連載されたコラム集。
    三十代の若き春樹さんのエッセイ。相変わらず自由でのびのび。安西水丸さんのイラストでさらに脱力感。

    お気に入りは、
    タクシードライバーがわけわからない民族音楽をかけて、「どこのくにの音楽かわかる?」と質問されるエピソード。スーダンの○○地方の音楽を当てるお客がいたなんて本当かな?

    早稲田の映画演劇科卒業だったのか。映画を年間200本以上観ていたことにビックリ!お金がない時は、演劇博物館でシナリオをかたはしから読んだという。自分の頭の中だけの映画を作り出せるから。
    知らない土地に行くと映画が観たくなるというのも面白い。
    パートナーとの馴れ初めまで書

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    2024年03月10日
  • デヴィッド・ストーン・マーティンの素晴らしい世界

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    村上春樹⇒スタン・ゲッツ⇒ヴァーヴ⇒デヴィッド・ストーン・マーティン、実に判りやすいリンケージではある。

    いつも通りのズーズー弁で、
     ジョニー・ホッジズ
     ウィズ・ストリングズ
    ときて、でも、
     フリップ・フィリップス
    なんですねぇ、そこは濁っちゃいかん、と。

    しかし、
     ボブ・エネヴォルドセン
    はどうなのかなぁ、現地ではそう発音するの?

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    2024年03月02日
  • カンガルー日和

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    高校生のとき、現代文の教科書に村上春樹の「鏡」という文章が載っていた。小説なのかエッセイなのか分からない語り口で、授業中にこっそり最後まで読み、「これはおもしろいぞ」と思っていた。大学生になり、つい最近、『カンガルー日和』を手にとって読んだら「鏡」が入っていて、ああ、出会い直すことができたぞ、とうれしくなった。

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    2024年02月26日
  • 猫を棄てる 父親について語るとき

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    猫のはなしは最初の入り口で、疎遠になったお父さんのことに思いを馳せるエッセイ。
    村上春樹ほどの小説家でも、お父さんとの会話は少なく、何年も疎遠になるのが意外で、なんとなく親近感があった。

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    2024年02月26日
  • フィリップ・マーロウの教える生き方

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    おおっ!これは! というのは意外に少なかった。残念。
    でも、こうして気の利いたラインばかりをまとめて読むと、チャンドラーは村上春樹氏の原点なんだなぁ、というのがよくわかりますね。かなりそのまんまというか、春樹氏はコピーと言ってもいいんじゃないかと思うくらいに似ているというか。

    そうか、村上春樹氏も自分だけの力でハルキ・ムラカミになったのではないのだな、と思った。

    しかし、
    「こっちはくたくたなんだ。君が差し出してくれたものについては感謝している。私なんかがいただくには立派過ぎるものだ」
    なーんて好意を持っている男から言われた日には・・・
    普通に「すいません、疲れ過ぎていて、お役には立てませ

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    2024年02月24日
  • カンガルー日和

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    予想外に手こずってしまった。短編集は嫌いではないのだけれど。そうか。村上春樹だからだ。
    物語の最後の一行が、どれもちょっとキザだなあ、と思った。

    僕の読書習慣の一端を。仕事の日は夕食後に本を読む。読みたくてページを開くのに、5秒を待たずに欠伸をしてしまう。まったく悪気はないのだけれど、いくらなんでも活字を見た瞬間の欠伸は、本に対して失礼だろう。毎夜のご無礼を申し訳なく思います。今夜は暖かだったので炬燵から出てソファの上で読んでみた。昨日読み始めた
    『カンガルー日和/村上春樹』
    の続きを。
    毎度のこと、予備知識を入れずにページをめくる…
    めくる…めくって…いるよな…?

    笑い声で目が覚めた。目

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    2024年02月20日
  • 村上ラヂオ(新潮文庫)

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    村上春樹の50のエッセイ集。
    小説もいいけど、エッセイだと人となりが分かってきて面白い。円周率で文明の進み具合を判別する話は知らなかった。

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    2024年02月19日
  • プレイバック

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    19冊目『プレイバック』(レイモンド・チャンドラー 著、村上春樹 訳、2018年9月、早川書房)
    私立探偵フィリップ・マーロウを主人公とする長編小説としては7作目であり、チャンドラーの遺作でもある。村上春樹が翻訳するマーロウシリーズとしてはこれが6作目。
    「優しくなければ…」のセリフで有名な作品ではあるが、内容そのものの評価は芳しくないらしい。
    なぜそこで?と首を傾げたくなるベッドシーンがあるのだが、その理由は翻訳者のあとがきを読む事で理解する事が出来た。

    〈優しくなれないようなら、生きるに値しない〉

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    2024年02月19日
  • 水底【みなそこ】の女

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    読むのにかなり時間がかかってしまった。面白くないわけではないのだが、どうも先に花しっを進めていくエネルギーが弱い感じがした。次々の新しい展開が開けてくる感じは悪くないのだが、何事にも感情移入がしづらく、そういう意味では淡々と事件を追いかけている感じは悪くないのだが、ちょっと淡々としすぎている気がする。
    前半は特に登場人物や風景が魅力的で、そのあたりはとても気持ちよく読めた。ただ、小説のメインプロットがありふれたもので、落ちが何となく読めてしまうし、そんなプロットをさも意外なように扱っている謎解き部分が、なんだか一番しらけて感じた。ただそんな中にも魅力的な登場人物は顕在で、犯人が正体を現してから

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    2024年02月17日
  • 村上ラヂオ3―サラダ好きのライオン―(新潮文庫)

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    村上春樹は、初期の頃、すごく読んでたけど、人気が海外まで広がった頃から全く読まなくなって、もう20年以上ぶりにエッセイを読んだ。やはり、読みやすい。すっと頭に入る文体で、いまの話なのに、昔読んだ小説を思い出して、ちょっと懐かしかった。また、村上春樹を読んでみようかな。

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    2024年02月09日