村上春樹のレビュー一覧

  • カンガルー日和

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    久しぶりの村上作品。
    少し気だるい晴れた朝に陽だまりの中で頭カラッポのまま読みたい作品たち。
    少し異世界に迷い込んだかの感覚が心地よいから不思議だ。

    印象に残ったのは
    4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて
    バート・バカラックはお好き?
    かいつぶり

    村上春樹には少し中毒性がある。

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    2025年05月11日
  • 1973年のピンボール

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    「ピンボールって何…?」と、まず思った21世紀生まれ。
    ググッたら出てきた。少女だった頃、ひいおばあちゃんの家で遊んだおもちゃに似ているものが笑

    それでも村上春樹を読みたくなる。「僕」と「鼠」それぞれの道が、女と別れ、大人になっていく2人が気になる。

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    2025年05月09日
  • 東京するめクラブ 地球のはぐれ方

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    「ちょっと変なところに行って、ちょっと変なものを見てまわろうじゃないか」というコンセプトで書かれた、(一応)旅行記。「ちょっと変なところ」として選ばれたのは、名古屋・熱海・ハワイ・江の島・サハリン・清里というラインアップ。なかなかの顔ぶれであり、かつ、書き手が村上春樹を含んでいるということで期待したが(実際、村上春樹がいくつか書いている旅行記は面白いと思う)、思っていたほど、面白くはなかった。
    それは、「ちょっと変なところ」の面白さを伝えることが、かなり難しいことによると思う。例えば清里は、かつては、若い女性が大挙して押しかけた高原の観光地、ペンションなど、オシャレな場所として人気を博していたのであるが、その当時に清里の駅前に建てられたメルヘンチックな建物は、人気(ひとけ)のなくなった今となっては・・・というのが、今の清里の典型的な語られ方であるが、この本に書かれている清里は、それを超えるような内容になっておらず、紋切り型の紹介にとどまっているため、面白くないのである。しかし、現実はその通りで、他に書きようもない。ということは、本書は、少し企画として無理があったということではないだろうか?

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    2025年05月09日
  • 猫を棄てる 父親について語るとき

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    どんな人間も、平凡な親から生まれてきた、平凡な人間である。幼少時代にその親によって育てられたのならば、思いをどんな形でありながらも、受け継いでしまう。それがいいことであれ、悪いことであれ。

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    2025年05月09日
  • 雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行―

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    雨天炎天のトルコ編、チャイと兵隊と羊ー21日間トルコ一周ーを読んだ。
    トルコ人はヨーロッパ人でなく、アジア人だという箇所になるほどとなった。
    来月イスタンブールに行くので自分ではどう感じるかな?イスタンブールはヨーロッパに近いからそうは感じないかも知れないけれど。人懐っこくて、親切(私たちでいう親切ではないかも)なトルコ人と会うのは楽しみだな。

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    2025年05月04日
  • 象工場のハッピーエンド(新潮文庫)

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    安西水丸のイラストは好きだけれども、本書の中で好きな村上春樹の文章は少なかった。好きだったのは、「ジョン・アプダイクを読むための最良の場所」「マイ・ネーム・イズ・アーチャー」の2つくらい。
    前者は、村上春樹が(とは限らないけれども)郷里から大学入学のために東京に出て来た際、郷里から東京のアパート宛に送った荷物がまだ届いておらず、何もない部屋で、煙草を吸いながらジョン・アプダイクを読み、それは悪い経験ではなかった、と回想する話。悪い経験ではなかったと感じた理由を説明することは難しいだろうけれども、確かにそれは悪くないよね、と思わせるのは作家としての力量なのかな。
    後者は、ミステリー作家のロス・マクドナルドが亡くなった時の、村上春樹の私的な追悼文。リュウ・アーチャーというのが、ロス・マクドナルドのシリーズの主人公の探偵の名前で、代表作の一つに「わが名はアーチャー」という作品があるのだ。本書の初版は1986年。私は、1980年代後半から1990年代にかけて、多くのミステリー・探偵小説(あるいは、その中でも、ハード・ボイルドもの)を読み、ロス・マクドナルドのアーチャーシリーズも懐かしいシリーズの1つだ。最近では、自分自身もミステリー、ハード・ボイルド小説を読まなくなったし、書店に行っても、あまりこの手の本は置いていなくなったな、とふと思った。おそらく、今読んでも面白い本が多いと思うのだが、何故だろう?

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    2025年05月04日
  • 国境の南、太陽の西

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    セックスセックスセックスフリンフリンフリン何故か鬱病の女モテる主人公!冷静に考えて、物語を整理すると、支離滅裂な行動だらけだしダメダメな主人公だけど、村上春樹の秀逸な文章のおかげで読んでる最中はなんの違和感もなく楽しめる。会話も文章もずっと楽しくて、読み終わるのが名残惜しくなった。読んでない村上春樹作品がどんどん減る事に悲しくなってくるー。読破したくないよ;;

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    2026年10月03日
  • カンガルー日和

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    憧れの人が村上春樹ファンなので、魅力を私も見出したいという邪な動機でした。

    不思議な世界観と、感性で、寝る前に読むと夢にその情景が出てくるような。

    「君は僕にとって100%の女の子だよ」
    って言われてみたいな〜〜

    不思議で、これが村上春樹かぁと思いつつ、
    まだまだ魅力には気づけなかった。精進します

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    2025年04月29日
  • カンガルー日和

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    いや〜良かったぞ〜。久々に良かったじゃないか。
    いつも彼の作品は少しだけしつこいポイントがあるのだけど、ショートストーリーだからこそそこが薄くなり面白さが際立ってる。
    都会的なオシャレでスタイリッシュな文章って嫌われがちだけど、私は好きです。例えば、スタバでカプチーノ飲みながら窓際の席でこれを読んでいたら、ん?とはなるけどね、古本屋の近くの個人経営店の喫茶店で味薄いアイスコーヒー飲みながら窓際でこれ読んでたら、おぉとなると思う。あるいはそれがおじさんではなく、綺麗な女の子だったら。はたまたその人が他人ではなく、知り合いだったら。
    なんてふうに、つまりは大衆性の問題なんだと思う。実直な作家こそ、表面を掬ったような文章を嫌う。そして村上春樹自身もそれは嫌いだと思う。しかし、我々は人間だからね、カラッと晴れた日に片手で軽率な読めるような文章が心に沁みて気持ち良かったりする。どれもハンバーグじゃ飽きちゃうからね。
    そんで、カンガルー日和ってタイトル普通思いつく?そしてその話がちゃんと面白いし、タイトル回収にもなってて良い。
    星3なのはどこまでもいっても結局はショートストーリーだからってこと。ファストな文章はそれに良さがあるけど飛躍はできない。
    面白かった。100%の女の子は探すというよりも、見つかるものなのね。









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    2025年04月29日
  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(下)―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    自分の生き別れの娘を眺めるために家を買った免色。僕は自分が失った妻に対して同じことをするなら、と想像して拷問のようだと考える。免色は井戸に入った時は主人公が自分を助けないことを考えて死に隣り合う生を実感した。一連の事件を見るに表面的には免色がマゾヒストなのではと見えるが、「白いスバル・フォレスターの男」に主人公が触れることで物語が少しずつ前に進む。主人公にとってこの男は自分の中に眠る「暴力性」の象徴であり、免色自身にその意図があるかは別として、彼との関わりが主人公にとって自分の本性を知るための基盤になっている部分が物語を奥深くしていると感じた。

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    2025年04月26日
  • もし僕らのことばがウィスキーであったなら(新潮文庫)

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    村上春樹さんはあまり読んだことがありませんが、このエッセイは、とても読みやすかったです。
    写真が多く、旅行のガイドブックのような気軽さでした。
    ウィスキーを味わえる大人に憧れます。

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    2025年04月20日
  • 回転木馬のデッド・ヒート

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    2025/04/19
    初めて村上春樹を読んだが、とてもよかった。老いについて触れている話がいくつかあり、自分もアラサーに差し掛かっているため、自分ごととして読むことができた。
    半分エッセイ、半分小説というような立ち位置の読み物。
    なんで今まで読んでこなかったのだろう、、
    少しずつ読んでいこう

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    2025年04月19日
  • レキシントンの幽霊

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    恐怖の中にどこかポップさを
    感じさせるストーリー。

    言葉のリズムものりやすく、
    とても読みやすいので
    村上春樹入門としてもオススメ。

    個人的には
    『氷男』が好み。

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    2025年04月14日
  • 猫を棄てる 父親について語るとき

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    ネタバレ

    村上春樹の父親のことをまとめた自叙伝ならぬ父叙伝?で、戦争の時代を生きた父親のことを、その息子である村上春樹が、あやふやな記憶とたくさんの文献から整理したもの、、という(どちらかというと)村上春樹にしては味気ない印象を受けた。

    個人的には、村上春樹の本に対して自分は、彼の考えたこととか感性に触れる、ということを求めているのだな、と再確認できた。
    ちょっと毛色の違うものを、、と思って手に取ってみたが、いささかばかり事実の整理という側面が強く、途中からは流し読みになってしまった。
    (そのために書いた、と著者自身が言っている本なのだから、それを承知で読み始めた自分が悪いのだけれど)

    いちばん印象に残ったのは、やはり最後の締めのところでの文章だった。

    「...我々は、広大な大地に向けて降る膨大な雨粒の、名もなき一滴に過ぎない。固有ではあるけれど、交換可能な一滴だ。しかしその一滴の雨水には、一滴の雨水なりの思いがある。一滴の雨水の歴史があり、それを受け継いでいくという一滴の雨水の責務がある。我々はそれを忘れてはならないだろう。たとえそれがどこかにあっさりと吸い込まれ、個体としての輪郭を失い、集合的な何かに置き換えられて消えていくのだとしても。いや、むしろこう言うべきなのだろう。それが集合的な何かに置き換えられていくからこそ、と。」
    なんでもない自分が、なんでもない平々凡々な人生を生き切ることの意味を、ここに見出せる気がしている。

    記憶というのはとても曖昧であやふやなもの、、というのを、最近、読んだ本や自分の経験からひしひしと感じていた。
    この本の中でも、そんな場面がいくつかあった。まとまった言葉や文章になっていれば、なんとなく確かなもののように感じるが、実際にはさまざまな文献を辿って、整理して、そこで初めて記憶という形になるものだと読んでみて思った。

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    2025年04月13日
  • ねじまき鳥クロニクル―第2部 予言する鳥編―(新潮文庫)

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    え、むず
    クラゲok

    後半の方でマルタの妹への言葉、『お前』多用してるからなのか、あの空気感が嫌だったのか、はたまた私が生理で不調だったからか、もしくは電車酔いしたからか、読んでて吐きそうになった
    後メイは思考回路が意味不明
    正味最後の章はバチバチに置いてかれた、なぜそうなる…?
    おじさん好き

    三部も読む

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    2025年04月09日
  • 回転木馬のデッド・ヒート

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    何故だか定期的に村上さん家の春樹さんを読みたくなる。

    取り立てて「面白い!」と思ったことは一度もないのだが、読みたくなる。

    これが春樹の実力なのか。

    1Q84をいつ読むか、それが問題だ。

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    2025年04月07日
  • 村上ラヂオ(新潮文庫)

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    読書は苦手、すぐ眠くなる私がサクサク読めました。軽やかで問いかけがあって読書の敷居を下げてもらった感じです。読書のきっかけとして良かったです。

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    2025年04月02日
  • 村上朝日堂ジャーナル うずまき猫のみつけかた(新潮文庫)

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    うずまき猫のみつけかた

    「うずまき猫はみつかりましたか?」
    とあったけど
    えっ
    どこ?
    うずまき猫って?
    結局わからずじまい。
    私だけ?

    ボストンでの生活のエッセイ
    軽く楽しめた。
    村上さんも普通に生活して、
    相手がこんな風に思ってるのかな?とか
    猫がこんな気持ちなのかな?とか
    ささいな事も考えているのね…
    と身近に感じれました。

    「小確幸」とてもいい言葉。
    「クリアアサヒが家で冷えてる心ウキウキワクワク〜♪」
    仕事終わりに電車を待ってる時、私の頭の中ぐるぐるする。
    私はこんな「小さな幸せ」を大切にしたい
    と思っていて、
    村上さんとの共通点が見つかったみたいで
    嬉しくなりました。

    猫のピーターとのお話が好き。
    外に自由に遊びに行く飼い猫。
    飼い主は若くて貧乏で猫が好きで何者になるかもわからない。
    そんな頃の村上さんの日々のエッセイも読んでみたいなぁ。

    favorite sentence

    ・生活の中に個人的な「小確幸」(小さいけれども、確かな幸福)を見出すためには、多かれ少なかれ自己規制みたいなものが必要とされる。たとえば我慢して激しく運動した後に飲むきりきりに冷えたビールみたいなもの。「小確幸」のない人生なんて、かすかすの砂漠のようなものにすぎないと僕は思うのだけれど。

    ・猫は聞こえていながら聞こえない顔をするのがすごくうまい。

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    2025年03月31日
  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(上)―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    こっから一旦、小説はお預け期間
    穴 真っ暗 現実と夢 絵画 肖像画
    白いスバルフォレスターの男 妹 妻 東北旅
    淡々と読めた 劇的な何かがあるわけではないが
    この作者の世界観が好きなら悪くない一冊

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    2025年03月29日
  • 哀しいカフェのバラード

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    初めて読んだ作家。何とも不思議な作品。どこにも救いかない終わり。それでも、不思議と印象に残る作品だった。

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    2025年03月25日