村上春樹のレビュー一覧

  • 東京奇譚集(新潮文庫)

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    どれもよかったのだが、特に日々移動する腎臓のかたちをした石がよかったように思う。
    キリエさんの像が他の村上作品の誰かに似ているようで似ていないようで。
    ここまで魅力的に描かれている女性は他に居たかね?

    全体を通じていいことを言うしいい示唆が出る作品だったと思う。

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    2025年10月30日
  • 職業としての小説家(新潮文庫)

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    この人のエッセイは、もともと内省的な作家なのがさらに内省的になりしかもこのような自分のことを説明するエッセイなので、ものすごく内省的である。自分はそれが嫌いではない。とくに疲れているとき静かな気持ちになりたいときにこの本を読むと安らぐ感じがする。なんというか他人のことや世間のことはおいておいて自分の価値観や好みを深く掘り下げて生きていく平和で調和の取れた安定した世界がそこにある。

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    2025年10月29日
  • ティファニーで朝食を(新潮文庫)

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    村上春樹さん訳
    訳者あとがきで、『ティファニーで朝食を』時代のトルーマン・カポーティについて書いてあります。
    あまりにも映画が有名すぎて、そのイメージで読んでしまうと小説の方が違うのでは…と思ってしまう。
    やっぱり先に小説を楽しんだあと、映像化がいいな

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    2025年10月28日
  • TVピープル

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    ネタバレ

    ホラー文学みたいな。
    よく分からない話なのに怖いという作品が多かった。加納クレタの怖さが光ってる。結局TVピープルって何なの…。
    眠りが1番好き。

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    2025年10月28日
  • 一人称単数

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    現実と虚構の狭間に漂うような自分の好きな雰囲気の作品を集めた短編集。
    中でも"クリーム"に登場する謎の問いかけをする老人、"チャーリー・プレイズ・ボサノヴァ"に登場する物語の中にしか存在しないはずのレコード、"品川猿の告白"に登場する人間と話すことの出来る猿が好きだった。
    1番面白かった話は「品川猿の告白」だった。
    人気のない街で泊まった旅館で経験した不思議な話という設定も良かったし、その後猿によって引き起こされたであろう事件まで書いていたのが良かった。
    一人称単数の結末で主人公が見た景色はなんだったのかが気になる。
    海辺のカフカほど

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    2025年10月28日
  • 街とその不確かな壁(上)(新潮文庫)

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     単行本で読んでいましたが、オーディブルで聴けるようになったので聴きました。最初が少し入り辛く壁に囲まれた影のない世界というのが何だか馴染めませんでした。私が村上春樹さんの本でとても好きなのは、一人の女性にこだわるところなのですが、この本でもやはりそういう展開になります。最近の不思議ワールドの中でも不思議度が高いように感じました。下巻の登場はいつになるのだろう。

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    2025年10月28日
  • 街とその不確かな壁(下)(新潮文庫)

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    さまざまに推測をしながら読みましたが、その多くは不明なまま物語が終わりました。
    他では味わえない世界観でやはり最後まで飽きがきません。日常の何からヒントを得て何に感化されてこの作品を書いたんだろう、と気にならずにはいられない。

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    2025年10月25日
  • もし僕らのことばがウィスキーであったなら(新潮文庫)

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    ネタバレ

    村上春樹のエッセイに手を出したら終わりだと思って避けていたけれど思っていたより悪くはなかった。
    やはり文章がうまい。アイルランドでのウヰスキーづくりの情熱を感じたのだろう、それがするりと伝わってくる。
    別のエッセイを買うかと聞かれたら怪しいけれど、これを読んでからは、羊男のクリスマスだとか、絵本系?も買ってもいいかもと思った。

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    2025年10月21日
  • 翻訳夜話

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    2人の翻訳との向き合い方が垣間見えた。

    自分の文章はリズム的、と自覚している村上さんが印象的だった。

    カキフライ理論も興味深い。

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    2025年10月20日
  • パン屋再襲撃

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    ファミリーアフェアは主人公?の独特なユーモアのあるボケがなかなか面白かった。「オブラディオブラダ、人生は続く」困難な場面に直面したらその時考えるっていう気楽さが自分にはない考えで見習いたいとも思った。
    ほかの5個はよく分からん

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    2025年10月19日
  • 神の子どもたちはみな踊る(新潮文庫)

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    2025.11

    ここ数年で映画化されているし
    タイトルが好きで気になっていたけど
    地震がテーマになっていることが
    どうしても私の気を重くさせていた
    でも映画を観たくて
    それならその前に原作を観たくて
    やっと読んだ

    タイトル作の"神の子どもたちはみな踊る"
    が一番分からなくて
    急に性器の話になって笑ってしまった
    村上春樹らしさ全開の短編集だった

    心の奥の柔らかいところを突くような
    ファンタジーたちだった

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    2025年10月19日
  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(下)―(新潮文庫)

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    石の下から見つけた鈴から顕れたのはイデアの小さい騎士団長
    免色は自分の子どもだという子を見るためにが引っ越し、一目見ようと肖像画を依頼する
    免色の子どもが若くして亡くした妹の記憶が蘇る
    離婚してから行く場所を探していた時に出会った白色スバルフォレスターの男についてどうしても忘れることが出来ない
    イデアは何のために顕れ、雨田具彦が戦争により日本画へなった理由、また免色・まりえ・フォレスターの男はこれからどう関わっていくのか⋯

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    2025年10月19日
  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(上)―(新潮文庫)

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    1〜4まとめての感想です。

    細かいことは気にしない。
    感じるままに読み進めて、あるものはある。ないものはない。こういうものだからと受け入れながら読むことに慣れると、不思議な浮遊感のある作品と感じられるようになります。
    音楽とか絵画の楽しみ方に感覚は近いです。

    人にオススメするかと言われればNOですし、あらすじだけ追うと本当に訳わかんない作品なんですけど、読後の浮遊感と、内に潜って整っていく様な感覚はこの作品でしか味わえない……まさに騎士団長殺しだなぁと。

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    2025年10月16日
  • アフターダーク

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    いろいろ未解決なまま話が終わってしまった。エリマリ姉妹の関係、ミュージシャンとマリ、犯人の動機やその後。それらを見つめる、私たちと言われる語り手。

    モヤモヤ感。

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    2025年10月15日
  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(上)―(新潮文庫)

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    妻と別離してから色んなことに彷徨う36歳の肖像画家
    友人の別荘で住むことになり、友人の父が描いた騎士団長殺しを見つける
    洋画のために海外に行った父は戦後日本画しか描かなくなる
    騎士団長殺しも日本画で描かれているが、髭だけの床から出ている人など怪しい部分が多い
    そんなことをしていると近所にすむ白髪の免色から肖像画を依頼を受ける
    依頼を受けてから深夜1時になると鐘の鳴る音が石の下から聞こえてくる
    これからどんな展開になっていくのか?

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    2025年10月14日
  • 虚言の国  アメリカ・ファンタスティカ

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    主人公はジャーナリストから転落した男が銀行強盗をして人質に若い女の子を連れて、自分を窮地に追いやった義父へ対する話。
    物語自体は古臭さがある。その古臭いストーリーを、現代的な意匠をまとって作り上げている。ただ、その現代的なイコンがどこまで有効になっているのかは怪しい。あまり鋭くは思えない。ただ、会話劇が中心なので、読みやすさはある。まわりくどい言い方もたくさんするが。

    翻訳が村上春樹で、「本当に原語でこうなってるのか?」と思えるほど、村上春樹的な言い回しが出てくる。人質の若い女の子がぺらぺらと喋るあたり(そしてその喋りに中年男が圧倒されて振り回されるあたり)も、むかしの村上春樹のなにかの小説

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    2025年10月11日
  • ラオスにいったい何があるというんですか?

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    けっこう前に読んだ。
    なんだかオシャレな旅行してるなと思った。イタリアの行きつけのレストランで頼むワインの話をよく覚えてる。
    村上春樹は村上春樹作品の主人公に似てるなと思った

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    2025年10月10日
  • 街とその不確かな壁(下)(新潮文庫)

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    今回も村上春樹ワールドに引き込まれてしまいました。よく分からないまま身を委ねると不思議な世界にはまり込んで面白かったです。

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    2025年10月09日
  • 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上)(新潮文庫)

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     今のところ何ひとつ理解できていないけれど、それでもページを捲る手が止められない理不尽さが新鮮だった。
     下巻を読んだら私は何を知ることになるのか。楽しみ。

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    2025年10月08日
  • アフターダーク

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    今まで読んだ村上春樹作品で1番分からなかった。
    第三者視点で進んでいくような話は新鮮だった。
    1晩をじっくりと1冊で描いているのもおもしろかった。
    夜という閉鎖された空間の中は、寒くて暗いような感覚になったが、そこでの人との関わりの中に温かみを感じることができる。

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    2025年10月08日