村上春樹のレビュー一覧

  • 村上朝日堂 はいほー!(新潮文庫)

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     この本に収録されている「チャンドラー方式」は小説を書くコツが一部公開されており、村上春樹の頭の中をのぞくようで面白い。本のタイトルは忘れてしまったがレイモンド・チャンドラーから小説の書き方(それでチャンドラー方式と呼んでいる)を学んでおり、それによると、まずデスクとひとつ定めることからはじまる。次に文章を書くときに必要な道具を、そのデスク上にそろえておく。そして毎日ある時間、それはたとえ文章を書く気分でない日でもデスクの前に座って過ごす。これがチャンドラー方式らしい。

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    2024年06月20日
  • 螢・納屋を焼く・その他の短編(新潮文庫)

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     複数の短編が収録されており、その中の一つ『螢』は、のちの長編小説『ノルウェイの森』につながる作品である。本作では、主人公が住む学生寮にまつわる出来事が描写されるが、これは『ノルウェイの森』の前半部分に似ている。また今年の夏公開のアニメ映画『めくらやなぎと眠る女』も収録されている。

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    2024年06月02日
  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(上)―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    あらない。
    この話し方を英語を含めた多言語でどのように訳すのか気になった。
    鈴の音から始まる肖像画家の自分を探す物語なのか?10代の少女が出てくる、なんだか達観した女性が出てくるいつもの感じ。
    気に入ったフレーズはない。最後の方でイデアの世界に行く場面が雑な気がして。

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    2024年06月01日
  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(下)―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    あらない。
    この話し方を英語を含めた多言語でどのように訳すのか気になった。
    鈴の音から始まる肖像画家の自分を探す物語なのか?10代の少女が出てくる、なんだか達観した女性が出てくるいつもの感じ。
    気に入ったフレーズはない。最後の方でイデアの世界に行く場面が雑な気がして。

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    2024年06月01日
  • みみずくは黄昏に飛びたつ―川上未映子 訊く/村上春樹 語る―(新潮文庫)

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    単行本で読んでいたが、文庫版のためのちょっと長い対談が読みたくて、文庫版で読んだ。村上春樹が文章以外にラジオでの活動、父親のメモワールを書いた経緯などが分かって良かった。

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    2024年05月09日
  • 猫を棄てる 父親について語るとき

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    自分の人生は様々な偶然の産物、何が起きるかわからない。父との思い出を軸に、人生の有り様を考えさせられるエッセイ

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    2024年05月08日
  • 村上朝日堂はいかにして鍛えられたか(新潮文庫)

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    昔読んでいた村上春樹を数十年ぶりに読んでみた。かなり古いが、現代に通じるところもある。ものすごく面白い訳でもないが、なるほどと納得する場面も多い。

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    2024年04月25日
  • 女のいない男たち

    購入済み

    「エレベーター音楽」とは?

    「喪失感」が色濃くなり円熟期をむかえた村上春樹の短編6作品。「女のいない・・・」というわりに努力しなくても女の人とかかわり、時に深く交わってしまう村上ワールド。歌詞が全部知りたくなる、そしてあるあるのイエスタデイ、思春期特有のいけないことをしてしまう話のシェエラザード、ねじまき鳥クロニクルのような夢のような不思議な展開の木野が印象に残った。そして書き下ろしの表題作では、パーシー・フェイス「夏の日の恋」を聴きながら読みました。一角獣は茗荷谷にいます。

    #シュール #ダーク #深い

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    2024年04月25日
  • 回転木馬のデッド・ヒート

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    センテンスも分かりやすく情景がリアルに思い描けた。
    やはり何となくオシャレ。
    どの編も異性との距離感がテーマのようだ。

    日常の些細なことも角度を変えれば物語になるんだな。その辺りがセンスなんだろうと思った。

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    2024年04月20日
  • ラオスにいったい何があるというんですか?

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    下手な写真よりも鮮やか。

    まるで現地に足を運んだかのように
    肌ざわりや土地の息遣いを感じられる。

    距離感を保ちつつ
    カジュアルに語りかけてくれる筆致が心地よい。

    村上ラヂオよりは村上節は強め。

    なーんか肩の力を抜いて、フラットに感じられるこの感性と
    気取らないアウトプット、かっこいいよな~~~

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    2024年04月19日
  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(上)―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    肖像画家の「私」は、近くに住む免色(めんしき)さんの依頼を引き受ける。

    まりえは叔母とやってきて、スタジオで2人きりでデッサンを始める。まりえが気にしていたのは、自分の身体的なことだった。そんなことを口にする少女っていないと思うけど。

    妻のゆずから手紙が届く。離婚届にすぐに捺印をありがとう。妻も何を考えているかわからないわー。

    叔母は免色に興味をもったようだった。車の話で意気投合する。まりえは警戒している。

    まりえのお父さんは、ある宗教団体にのめり込んでいた。妻の死がきっかけ。なんてこと。

    友人の雨田(あまだ)から、有名な日本画家の父の弟の話を聞く。戦地に連れて行かれ、壮絶な体験をして生きて帰ったけれども、自分を死に導いた。遺書にはそのことが克明に記されていたそうだ。

    「かもしれない。」という描写が多いなー

    免色と秋川のおばがつながった!まりえは気づいた。見られていると。

    まりえがいなくなった!穴の絵が出来上がったから消えたのではないかと言う「私」の憶測。

    免色さんとほこらの穴にいく。ペンギンのプラスチックが置いてあった。まりえのものだった。護符のために置いたのかもしれない。

    騎士団長が出てきた。「〜あらない」という言い方が面白い。まりえを救い出すためのヒントは明日の午前中にかかってくる電話に必ず答えること。

    次巻に続く。

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    2024年04月10日
  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(下)―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    肖像画家の「私」は、友人の父で、有名な日本画家の別荘に住むことになる。しかし、夜中になると外のほこらから鈴の音が聞こえるようになる。
    そこで、同じく山の中に住む免色(めんしき)さんと一緒にほこらを開けることになった。
    開けてみると、そこには何もなかった。ただ鈴があるだけだった。

    免色さんの絵。とうとう書き終わった。しかし不思議な声がした。その声のおかげで白髪を加えて書き終えた。緑色で素敵な絵だと思うけど、声が聞こえるなんて怪しい。

    免色さんは石碑の中に入り蓋を閉めてほしいと言う。どうかしている。それを本当にする主人公もどうかしている。

    「私」が放浪していた時。20代の女性と肌を重ねあった。こんな都合の良い人なんかいるもんか。男性の勝手な希望や想像や欲望が書かれているように感じる。

    不思議な声の正体は、騎士団長殺しの団長の姿をした小さな生き物だった。自分は「イデア」だという。時間の感覚もない。自分を免色の食事会に連れて行って欲しいという。

    免色さんの絵の完成を祝い、夕食に招かれる。素晴らしいカクテルや食事。本当に素敵で、私もいただいてみたいと思うほど。

    そこで、新たにお願いごとを受ける。絵画教室のあきかわまりえは私の子供かもしれない。家に呼んで肖像画を描いて欲しい。そこに立ちよりたいという依頼だった。高精度な双眼鏡を持ってのぞいていることも知る。そんなことをされていると知ったら、もうでていくけど!

    次巻に続く。

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    2024年04月10日
  • 村上T 僕の愛したTシャツたち

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    素敵なtシャツを通じて、村上春樹さんの思い出に触れられる本でした。
    いい意味でチープ感のあるtシャツが自分も好きなので、集めてみようかな。

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    2024年04月10日
  • 回転木馬のデッド・ヒート

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    最後のハンティングナイフが印象的だったな
    精神疾患の母と足の悪い息子
    別れる前に打ち明けるだなって
    訳あり親子なんだろうなって想像してたけれど
    精神疾患は自分も一時なったけど、他人に言われたくない気持ちもあるし抵抗感あるかな

    作者が野球好きなん知ってたけど神宮球場周辺の話じゃないんやって思いながら野球の話読んでたなw

    村上春樹作品ほど単語の意味調べる本はないw

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    2024年04月06日
  • 東京するめクラブ 地球のはぐれ方

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    分厚くはあるもののパッと読める

    少し古い本なので、あまり観光地の参考にはならない
    しかし、旅をどう楽しむか、それは一緒に行く人と何を見つけ、何を思うかにより左右されるものなのだと再認識した

    村上春樹作品は、小説よりも紀行文のほうがやはり自分は楽しく読める

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    2024年03月26日
  • 村上朝日堂の逆襲(新潮文庫)

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    村上春樹さん、36歳ぐらいのエッセイとあって、
    自由奔放で楽しい。
    fの鉛筆が、セーラー服を着た鉛筆にみえてきて困ってしまう話や高所恐怖症の話、ヤクルトスワローズの話など肩が凝らなくて面白い。
    アトムズ時代、本当に弱かった。ジャイアンツにかもにされていた時代を思い出した。
    ストの話も懐かしい。車のなかった我が家は、同じ学校に通う同級生の家にたのんで乗せてもらってた。
    村上春樹さんの違う一面が見えますよ!

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    2024年03月18日
  • デヴィッド・ストーン・マーティンの素晴らしい世界

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    ネタバレ

     ほぼ、ジャケ買い。
     というか、現物見る前に、新聞書評欄(毎日新聞だったか?)で見かけて、あ、欲しいな、と。

     DSMの業績をまとめたものとして後世に残る?

    「デヴィッド・ストーン・マーティン(DSM)のデザインしたレコード・ジャケットを手にとって眺めているだけで、なんだか人生で少しばかり得をしたような気がしてくるのだ。(…)本書はあくまで、DSMのデザインしたジャケットをひとつの柱として、僕がジャズへの想いを自由に語る本、という風に考えていただけると嬉しい」(まえがきより)

     ということだけど、まだ拾い読み程度だけど(今後もそういう読み方をすると思う)、ジャズへの想いというか、脱線が少なく、比較的その作品、その作品のDSMのデザインについての言及が多い印象。

     もう少し手元にDSMがジャケデザインした作品あるかと思ったが、そんなになかった。
     でも、それだけ印象が強いアーティストなんだろう ・・・ ということが分かっただけでも、良かった。

     本書の解説を読みながらJAZZを聴くのが楽しみだ。

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    2024年03月12日
  • 村上朝日堂(新潮文庫)

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    ネタバレ

    日刊アルバイトニュースに連載されたコラム集。
    三十代の若き春樹さんのエッセイ。相変わらず自由でのびのび。安西水丸さんのイラストでさらに脱力感。

    お気に入りは、
    タクシードライバーがわけわからない民族音楽をかけて、「どこのくにの音楽かわかる?」と質問されるエピソード。スーダンの○○地方の音楽を当てるお客がいたなんて本当かな?

    早稲田の映画演劇科卒業だったのか。映画を年間200本以上観ていたことにビックリ!お金がない時は、演劇博物館でシナリオをかたはしから読んだという。自分の頭の中だけの映画を作り出せるから。
    知らない土地に行くと映画が観たくなるというのも面白い。
    パートナーとの馴れ初めまで書いてあって若き日の素顔が垣間見えた。

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    2024年03月10日
  • デヴィッド・ストーン・マーティンの素晴らしい世界

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    村上春樹⇒スタン・ゲッツ⇒ヴァーヴ⇒デヴィッド・ストーン・マーティン、実に判りやすいリンケージではある。

    いつも通りのズーズー弁で、
     ジョニー・ホッジズ
     ウィズ・ストリングズ
    ときて、でも、
     フリップ・フィリップス
    なんですねぇ、そこは濁っちゃいかん、と。

    しかし、
     ボブ・エネヴォルドセン
    はどうなのかなぁ、現地ではそう発音するの?

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    2024年03月02日
  • カンガルー日和

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    高校生のとき、現代文の教科書に村上春樹の「鏡」という文章が載っていた。小説なのかエッセイなのか分からない語り口で、授業中にこっそり最後まで読み、「これはおもしろいぞ」と思っていた。大学生になり、つい最近、『カンガルー日和』を手にとって読んだら「鏡」が入っていて、ああ、出会い直すことができたぞ、とうれしくなった。

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    2024年02月26日