村上春樹のレビュー一覧
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「エレベーター音楽」とは?
「喪失感」が色濃くなり円熟期をむかえた村上春樹の短編6作品。「女のいない・・・」というわりに努力しなくても女の人とかかわり、時に深く交わってしまう村上ワールド。歌詞が全部知りたくなる、そしてあるあるのイエスタデイ、思春期特有のいけないことをしてしまう話のシェエラザード、ねじまき鳥クロニクルのような夢のような不思議な展開の木野が印象に残った。そして書き下ろしの表題作では、パーシー・フェイス「夏の日の恋」を聴きながら読みました。一角獣は茗荷谷にいます。
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ネタバレ肖像画家の「私」は、近くに住む免色(めんしき)さんの依頼を引き受ける。
まりえは叔母とやってきて、スタジオで2人きりでデッサンを始める。まりえが気にしていたのは、自分の身体的なことだった。そんなことを口にする少女っていないと思うけど。
妻のゆずから手紙が届く。離婚届にすぐに捺印をありがとう。妻も何を考えているかわからないわー。
叔母は免色に興味をもったようだった。車の話で意気投合する。まりえは警戒している。
まりえのお父さんは、ある宗教団体にのめり込んでいた。妻の死がきっかけ。なんてこと。
友人の雨田(あまだ)から、有名な日本画家の父の弟の話を聞く。戦地に連れて行かれ、壮絶な体験をして生きて帰ったけれども、自分を死に導いた。遺書にはそのことが克明に記されていたそうだ。
「かもしれない。」という描写が多いなー
免色と秋川のおばがつながった!まりえは気づいた。見られていると。
まりえがいなくなった!穴の絵が出来上がったから消えたのではないかと言う「私」の憶測。
免色さんとほこらの穴にいく。ペンギンのプラスチックが置いてあった。まりえのものだった。護符のために置いたのかもしれない。
騎士団長が出てきた。「〜あらない」という言い方が面白い。まりえを救い出すためのヒントは明日の午前中にかかってくる電話に必ず答えること。
次巻に続く。
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Posted by ブクログ
ネタバレ肖像画家の「私」は、友人の父で、有名な日本画家の別荘に住むことになる。しかし、夜中になると外のほこらから鈴の音が聞こえるようになる。
そこで、同じく山の中に住む免色(めんしき)さんと一緒にほこらを開けることになった。
開けてみると、そこには何もなかった。ただ鈴があるだけだった。
免色さんの絵。とうとう書き終わった。しかし不思議な声がした。その声のおかげで白髪を加えて書き終えた。緑色で素敵な絵だと思うけど、声が聞こえるなんて怪しい。
免色さんは石碑の中に入り蓋を閉めてほしいと言う。どうかしている。それを本当にする主人公もどうかしている。
「私」が放浪していた時。20代の女性と肌を重ねあった。こんな都合の良い人なんかいるもんか。男性の勝手な希望や想像や欲望が書かれているように感じる。
不思議な声の正体は、騎士団長殺しの団長の姿をした小さな生き物だった。自分は「イデア」だという。時間の感覚もない。自分を免色の食事会に連れて行って欲しいという。
免色さんの絵の完成を祝い、夕食に招かれる。素晴らしいカクテルや食事。本当に素敵で、私もいただいてみたいと思うほど。
そこで、新たにお願いごとを受ける。絵画教室のあきかわまりえは私の子供かもしれない。家に呼んで肖像画を描いて欲しい。そこに立ちよりたいという依頼だった。高精度な双眼鏡を持ってのぞいていることも知る。そんなことをされていると知ったら、もうでていくけど!
次巻に続く。 -
Posted by ブクログ
ネタバレほぼ、ジャケ買い。
というか、現物見る前に、新聞書評欄(毎日新聞だったか?)で見かけて、あ、欲しいな、と。
DSMの業績をまとめたものとして後世に残る?
「デヴィッド・ストーン・マーティン(DSM)のデザインしたレコード・ジャケットを手にとって眺めているだけで、なんだか人生で少しばかり得をしたような気がしてくるのだ。(…)本書はあくまで、DSMのデザインしたジャケットをひとつの柱として、僕がジャズへの想いを自由に語る本、という風に考えていただけると嬉しい」(まえがきより)
ということだけど、まだ拾い読み程度だけど(今後もそういう読み方をすると思う)、ジャズへの想いというか、脱線が少なく、比較的その作品、その作品のDSMのデザインについての言及が多い印象。
もう少し手元にDSMがジャケデザインした作品あるかと思ったが、そんなになかった。
でも、それだけ印象が強いアーティストなんだろう ・・・ ということが分かっただけでも、良かった。
本書の解説を読みながらJAZZを聴くのが楽しみだ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ日刊アルバイトニュースに連載されたコラム集。
三十代の若き春樹さんのエッセイ。相変わらず自由でのびのび。安西水丸さんのイラストでさらに脱力感。
お気に入りは、
タクシードライバーがわけわからない民族音楽をかけて、「どこのくにの音楽かわかる?」と質問されるエピソード。スーダンの○○地方の音楽を当てるお客がいたなんて本当かな?
早稲田の映画演劇科卒業だったのか。映画を年間200本以上観ていたことにビックリ!お金がない時は、演劇博物館でシナリオをかたはしから読んだという。自分の頭の中だけの映画を作り出せるから。
知らない土地に行くと映画が観たくなるというのも面白い。
パートナーとの馴れ初めまで書いてあって若き日の素顔が垣間見えた。