村上春樹のレビュー一覧

  • カンガルー日和

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    高校生のとき、現代文の教科書に村上春樹の「鏡」という文章が載っていた。小説なのかエッセイなのか分からない語り口で、授業中にこっそり最後まで読み、「これはおもしろいぞ」と思っていた。大学生になり、つい最近、『カンガルー日和』を手にとって読んだら「鏡」が入っていて、ああ、出会い直すことができたぞ、とうれしくなった。

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    2024年02月26日
  • 猫を棄てる 父親について語るとき

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    猫のはなしは最初の入り口で、疎遠になったお父さんのことに思いを馳せるエッセイ。
    村上春樹ほどの小説家でも、お父さんとの会話は少なく、何年も疎遠になるのが意外で、なんとなく親近感があった。

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    2024年02月26日
  • ラオスにいったい何があるというんですか?

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    村上作品はこれまで幾度となく挑戦し、最後まで読んでもあまり面白さはわからなかった。
    旅行記なら面白いと聞いて読んでみたが、小説よりは確実に楽しめた。

    「ラオスに一体何があるというんですか?」
    確かに、それがわからないからこそ旅行に行くのであって、それを見つけることが旅行の醍醐味。
    写真ではわからない、写真では残せないものを感じて脳に焼き付けたい。

    ワインに詳しくなりたいと思った。

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    2024年02月26日
  • フィリップ・マーロウの教える生き方

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    おおっ!これは! というのは意外に少なかった。残念。
    でも、こうして気の利いたラインばかりをまとめて読むと、チャンドラーは村上春樹氏の原点なんだなぁ、というのがよくわかりますね。かなりそのまんまというか、春樹氏はコピーと言ってもいいんじゃないかと思うくらいに似ているというか。

    そうか、村上春樹氏も自分だけの力でハルキ・ムラカミになったのではないのだな、と思った。

    しかし、
    「こっちはくたくたなんだ。君が差し出してくれたものについては感謝している。私なんかがいただくには立派過ぎるものだ」
    なーんて好意を持っている男から言われた日には・・・
    普通に「すいません、疲れ過ぎていて、お役には立てませ

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    2024年02月24日
  • カンガルー日和

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    予想外に手こずってしまった。短編集は嫌いではないのだけれど。そうか。村上春樹だからだ。
    物語の最後の一行が、どれもちょっとキザだなあ、と思った。

    僕の読書習慣の一端を。仕事の日は夕食後に本を読む。読みたくてページを開くのに、5秒を待たずに欠伸をしてしまう。まったく悪気はないのだけれど、いくらなんでも活字を見た瞬間の欠伸は、本に対して失礼だろう。毎夜のご無礼を申し訳なく思います。今夜は暖かだったので炬燵から出てソファの上で読んでみた。昨日読み始めた
    『カンガルー日和/村上春樹』
    の続きを。
    毎度のこと、予備知識を入れずにページをめくる…
    めくる…めくって…いるよな…?

    笑い声で目が覚めた。目

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    2024年02月20日
  • 村上ラヂオ(新潮文庫)

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    村上春樹の50のエッセイ集。
    小説もいいけど、エッセイだと人となりが分かってきて面白い。円周率で文明の進み具合を判別する話は知らなかった。

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    2024年02月19日
  • プレイバック

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    19冊目『プレイバック』(レイモンド・チャンドラー 著、村上春樹 訳、2018年9月、早川書房)
    私立探偵フィリップ・マーロウを主人公とする長編小説としては7作目であり、チャンドラーの遺作でもある。村上春樹が翻訳するマーロウシリーズとしてはこれが6作目。
    「優しくなければ…」のセリフで有名な作品ではあるが、内容そのものの評価は芳しくないらしい。
    なぜそこで?と首を傾げたくなるベッドシーンがあるのだが、その理由は翻訳者のあとがきを読む事で理解する事が出来た。

    〈優しくなれないようなら、生きるに値しない〉

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    2024年02月19日
  • 水底【みなそこ】の女

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    読むのにかなり時間がかかってしまった。面白くないわけではないのだが、どうも先に花しっを進めていくエネルギーが弱い感じがした。次々の新しい展開が開けてくる感じは悪くないのだが、何事にも感情移入がしづらく、そういう意味では淡々と事件を追いかけている感じは悪くないのだが、ちょっと淡々としすぎている気がする。
    前半は特に登場人物や風景が魅力的で、そのあたりはとても気持ちよく読めた。ただ、小説のメインプロットがありふれたもので、落ちが何となく読めてしまうし、そんなプロットをさも意外なように扱っている謎解き部分が、なんだか一番しらけて感じた。ただそんな中にも魅力的な登場人物は顕在で、犯人が正体を現してから

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    2024年02月17日
  • 村上ラヂオ3―サラダ好きのライオン―(新潮文庫)

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    村上春樹は、初期の頃、すごく読んでたけど、人気が海外まで広がった頃から全く読まなくなって、もう20年以上ぶりにエッセイを読んだ。やはり、読みやすい。すっと頭に入る文体で、いまの話なのに、昔読んだ小説を思い出して、ちょっと懐かしかった。また、村上春樹を読んでみようかな。

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    2024年02月09日
  • 猫を棄てる 父親について語るとき

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    自分の人生って、長い歴史の中の、ほんの短い時間なんだって実感する。
    私も自分の親の親や、その親(戦争の時代を生きた人)に起きたことを知りたいなと思っているけど、なかなか難しいだろうな。

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    2024年02月07日
  • 村上T 僕の愛したTシャツたち

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    ハルキスT

    ってな事で、村上春樹の『村上T 僕の愛したTシャツたち』

    村上さんはこよなくTシャツを愛してコレクションしとるが、掲載された約半分は恥ずかしいとか、これは違うとかで着とらんし

    好きなTシャツのジャンル、拘り、買い方の条件等々。

    これを読めばあなたも本物のハルキスT じゃね

    2021年47冊目

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    2024年02月04日
  • TVピープル

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    ネタバレ

    不気味な話が多かったなと言うのが最初の感想だった。
    初めはファンタジーちっくな話ばかり!と思っていたけど、どの主人公もちょっとおかしな点が多いことに気づいて少し怖くなった。
    「加納クレタ」は本当に意味がわからなかったし、怖かった。クレタがなぜ殺されなければいけなかったのか、クレタが成功したのを狙っていたかのように襲った大きな男は、クレタたちと関係があったのかとても気になる。
    「眠り」も主人公は何かしらの病気を抱えてるのかな〜と思った。自分では魅力的に映っているのかもしれないが、側から見ると17日も眠らず、毎日プールで1時間も泳いでいるのは結構異常だ。最後の男から窓を叩かれるのも眠っていないこと

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    2024年02月02日
  • 猫を棄てる 父親について語るとき

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    ネタバレ

    村上春樹の父親についての話。どうも現実の話ように思えなかったが、後書を読んで本当なのだと実感した。
    「降りることは、上がることよりずっとむずかしい」この言葉は人生そのものを表していると思う。
    一度足を滑らすと、止まることなく駆け落ちていくのは登ることとは全く怖さが違ってくる。
    戦争が人々の生き方を大きく変えたと言うことは、当時を生きた人間全てに言えることだ。私の曽祖父も同じ時代に戦死している。家系の面影が残る遺影は、喋ったこともないし会ったこともないのになぜか親近感が湧く。
    曽祖父が戦死していなければ私は生まれなかったのかもしれないと思うととても不思議な気持ちになる。

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    2024年01月30日
  • 村上朝日堂はいかにして鍛えられたか(新潮文庫)

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    村上春樹のエッセイは本当に読みやすい。肌に合う。スイスイとあっという間に読み終えてしまった。内容は20年前の古いものなので、いささか全時代的なテーマが多いから、最近村上が書いたエッセイがあれば読んでみたい。

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    2024年01月28日
  • 辺境・近境

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    初めて旅行記なるものを読んだ。旅行の体験を綴るにしても、文章力のあるプロの作家が書くと、やはり臨場感もあり、面白い。旅行中に読むのに適しているかと言われると必ずしもそうではなく、むしろ旅行に行きたいけど行けない時に読むと、非日常を追体験できて、より楽しめるのかもしれないなと思った。今回、旅人としての村上春樹の顔を知ることができて、やはりこの作家には魅力があるなと感じた。また別の旅行記を読んでみたい。

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    2024年01月27日
  • 村上ラヂオ(新潮文庫)

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    サクサク読めるし、時折クスッとなる表現や多彩なジョークなど、村上春樹のような文章力のある人がふざけるとこうなるのかというプロの遊びみたいなものが感じられてよかった。

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    2024年01月27日
  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉前編―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    リトルピープルは、空想の存在ではなく、(IQ84の世界の中だけかもしれないが)実在する神様のような存在であることが明かされた。
    リトルピープルが持っているとても長い手とはなんなのか?ふかえりの父親の天啓とは?さきがけでは何が行われているのか?謎がなぞを呼ぶ展開である。

    この本で一番お気に入りなのは、天悟が自分の出生について知ろうとする時、その途中で小説『猫の町』が出てきて、天悟が向かっている場所をそれとなく示唆している部分。

    この本の最後になるに従って出てくるふかえりと天悟の最強のふたり感が良い。

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    2024年01月22日
  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(上)―(新潮文庫)

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    第一部で起きた様々な出来事が少しずつゆっくり進んでいくという内容だった。
    疾走した秋川まりえはどこに行ってしまったのか。免色の思惑は何なのか。
    次で(第二部(下))果たしてこれらの謎めいたいものは収束するのだろうか。
    それにしても秋川まりえは1Q84の「ふかえり」と似ているような気がする。

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    2024年01月20日
  • ランゲルハンス島の午後(新潮文庫)

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    本当に小さいエッセイが取り上げられている。何となく読めて何か残るわけでもないが読みやすくて挿絵も趣がある。

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    2024年01月16日
  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(下)―(新潮文庫)

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    第1部完結。2冊目は急展開を迎えることなく過ぎた気がしたこでこの評価にした。それでも第2部が楽しみになる面白さ。

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    2024年01月04日