村上春樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
収録作のドライブ・マイ・カー、映画が気になってまずは本から読んでみて、意外にシンプルなストーリーでした。次に映画を見て、他の村上春樹作品でイメージが大分ふくらませてあるのが分かって、どちらも良かったです。
さて、この本、短編集ですが比較的読みやすいシンプルな話が多く、でも村上春樹らしい雰囲気は感じられて、良かったです。
最後の表題作、女のいない男たち、は、この前に読んだ初期短編「ある晴れた朝に100%の女の子に出会う」とつながっているのかなと思いました。出会いというのは必要なあるとき(女のいない、では、14歳)になされないといけないのだな、と。それはそれでとても良く分かるのですが、でも、そうい -
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Posted by ブクログ
村上春樹と安西水丸による、工場見学記。見学は1986年に行われている。見学先の工場は7つ。
①人体標本工場②結婚式場③消しゴム工場④小岩井農場⑤洋服(コム・デ・ギャルソン)工場⑥CD工場⑦アデランス
残念ながら、工場見学をして、それを村上春樹が文章を書き、安西水丸がイラストを書くという企画は、成功していない。この本を読んで、「面白いな」と感じるには、訪問した工場自体が興味深いものであることが必須だと思うが、7つの工場の選択が、あまり良い選択だったとは思えないのだ。
私個人の感想で言えば、「人体標本工場」「アデランス」は興味深かった。「へぇ~っ」と思うこともたくさんあった。「小岩井農場」は、農場 -
Posted by ブクログ
初めてこれだけ長い長編小説を読み終えました。
村上春樹の小説を初めて読みましたが、表現方法やストーリーが独特で、今までで一番難しかった小説であると同時に、何故か読み進めてしまう魅力がありました。
まずは、リトルピープルに関して明言されていなかったので、解説動画を見た上で個人の解釈でリトルピープルに関して書こうと思います。まずリトルピープルとは、「大衆の悪」だと思いました。自分は表に出ずに他者を使って都合の悪いことを排除していく存在。これは、「匿名の存在でSNSで誹謗中傷を行う」という現代のSNS問題に通ずると思います。そして、これに対して村上春樹は1Q84の中で2つの対抗策を提案しています