村上春樹のレビュー一覧

  • 女のいない男たち

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     村上春樹の短編は久し振りに読んだ。面白くはあったけれど、長編小説を読むほどの充実感はなかった。
     
     「さあ、これからどうなるんだろう」と思うところで、つまり、導入があり、展開があり、さあこれからと思うところで終わる感じがしてならなかった。そして、転結を省略する代わりに、一種まとめ的なパートがあり、そのあたりも説明的であまり好きになれなかった。書き下ろしの「女のいない男たち」に至っては、全体がそういった説明的なまとめに過ぎないような印象さえ会った(文章は印象的であったが)。どの作品も、「これで物語が語られ尽くした」という気持ちで読み終えることができなかったのは、作者の狙いかもしれないが、個人

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    2025年08月12日
  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(下)―(新潮文庫)

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    村上春樹あんまり読んで無かったけど、ファンタジー要素が多いな
    でも不思議とサラサラ読めて引き込まれる世界観ではあった

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    2025年08月11日
  • 女のいない男たち

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    言葉の美しさとオシャレな雰囲気を纏った作品ですが、総じて暗く、繊細で深い傷を負ってしまった男性たちの話。これ、逆に「男のいない女たち」ってことだったら、結構爽快な明るい話になったりして・・と思ってしまった。一番面白かったのはシェラザードかな。

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    2025年08月11日
  • ランゲルハンス島の午後(新潮文庫)

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    ネタバレ

    特に印象に残った箇所は以下の通り
    ・僕は高校時代にこのモームの文章を読んで「うーむ、人生とはそういうものか」となり素直に関心してしまった。それで大人になってバーのカウンターで働いていたあいだも、「どんなオン・ザ・ロックにも哲学はあるのだ」と思いながら八年間毎日オン・ザ・ロックを作っていた(p.67)
    ・「ウォークマン」は果たしてそこまで進歩する必要があったのだろうかという疑問を僕は抱いてしまう。そりゃひとつの機械が安くて小さくて便利になること自体にまったく異論はないけれど、引退した初代ウォークマンをじっと見ていると、「べつにこのまま進歩なんかしなくったってとりたてて不便はなかったんじゃないか」

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    2025年08月11日
  • 海辺のカフカ(上)(新潮文庫)

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    最初に読んだ村上春樹さんがこの本でしたが、難解で何度も途中で挫折しそうになりました。最初は他の長編から読まれるのをおすすめします。

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    2025年08月11日
  • 心は孤独な狩人(新潮文庫)

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    村上春樹さんの読みやすい訳で楽しく読めましたが、自分自身の、物語の時代背景への理解が乏しいのが残念でした。

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    2025年08月11日
  • 中国行きのスロウ・ボート

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    村上氏初期の短編集。タッチがとても軽くて、1日で読んでしまった。
    もちろん、ところどころに村上氏でなくては書けない描写は健在であるが、それほど村上くさくはない。彼の小説にありがちだが、ここの短編はすべて日本人の青年の一人称で語られる。
    最後のシドニーの作品が良かった。設定がばかげているのだけれど、妙にリアルで楽しかった。

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    2025年08月10日
  • 国境の南、太陽の西

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    村上春樹の本を読んでいると、主人公がまるで彼自身かのように感じられてくる。寡黙で自分自身の欠落に悩んでいる主人公が多い気がする。そして音楽と読書をこよなく愛している。

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    2025年08月08日
  • 海辺のカフカ(下)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    感想を書こうにもどこから書いていいか分からず迷子状態。そして解決に向かうにつれてなぜが読む手が重くなる不思議な本だった(普段は下巻のほうがサクサク読めるのに)。

    一滴の水でも落ちたら止まることなく波及し続ける。登場人物たちにとって、田村くんの家出(カラスが求めたと言っても過言じゃないと思うが)が一滴の水だったのかなぁと思う。

    田村くんと大島さんの掛け合いがディープだったので、ナカタさんとホシノくんの関係値にかなり癒された。特にホシノくんの目の前の出来事を淡々と受け入れて、消化して、身につけていく姿に若い頃の柔軟性は偉大だなと感じたり。

    理解できたかと言われれば何も理解できていない気もする

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    2025年08月06日
  • 海辺のカフカ(上)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    まとめて下巻に記載

    「ためしに40年後の自分を想像してみる。でもそれは宇宙の果てを想像するようなものだ。」
    「こんな世の中で普通の顔をして、まともに生きていけるようなやつは、かえって信用できねえもんな。」

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    2025年08月06日
  • 街とその不確かな壁(上)(新潮文庫)

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    村上春樹先生の世界観がこの本には詰まってます。幻想的ですが描写が細かく仮想世界と現実の境目が無い世界。現実逃避してしまいます。

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    2025年08月05日
  • ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―(新潮文庫)

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    色々なことがはっきりせぬまま、繋がらぬまま終わってしまった感が拭えない。
    第一部ではよく登場した加納マルタ、クレタ姉妹が一切出てこないこと。ナツメグとシナモンが去っていくこと。間宮中尉の話が再び登場したけど、繋がりは?
    はっきりさせぬまま終わるところが村上春樹さんらしいといえばらしい。

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    2025年08月04日
  • アフターダーク

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    不思議な内容で特に盛り上がりがあるわけでもなく淡々と話が進むけど読む手は止まらなかった。
    デニーズでの場面から始まりある1日の夜が描かれているがマリの孤独感みたいなのが夜と相待って印象的だった。
    白川はこの後マフィアに捕まってしまうのか、それともコオロギのように逃げ回るのか気になる。
    エリの話は結局どういうことなのか、さっぱり。

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    2025年08月04日
  • 海辺のカフカ(上)(新潮文庫)

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    国内での文学賞の受賞はなかったけれど
    2006年世界幻想文学大賞 長編部門
    日本人初受賞作品

    2002年新潮社にての書き下ろし
    持っている本は2002年の第4刷
    村上春樹氏50代の代表作となるらしい

    発売当時を含めて3回目の「カフカ」
    そして もちろんすっかりいろいろ忘れていたのですが、どうもラストが馳星周さんの「雨降る森の犬」あたりと混じってしまっていたかもしれない

    15歳の少年カフカ(自称)誕生日に家を出る
    父親からの「父を殺し、母と交わる」という予言からの逃避も兼ねて
    (オディプス王からなのですが、淳水堂さんが偶然にも最近レビューをされていました。苦手分野で
    大変参考にさせていただ

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    2025年08月02日
  • 海辺のカフカ(下)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    私たちは大人になる時に、多かれ少なかれ何かを乗り越えていくのかもしれないな。カフカ少年は母親に捨てられたという思いや父親の存在を乗り越えるためには、家出をするしかなかった。佐伯さんや大島さんが少年と関わってくるのは、それぞれ抱えているものかあるから分かる気がするんだけど、ナカタさんだけは、よく分からないな。ナカタさんが子どもの頃から、あの得体の知れないものに取り憑かれてしまっていたからなのか(あれとジョニー•ウォーカーが反応した?)。因みに、佐伯さんはカフカの母親ではないと思います(当然ですよね)

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    2025年08月01日
  • 神の子どもたちはみな踊る(新潮文庫)

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    (感想を書くのはこの本で丁度1000冊目)

    1995年の阪神淡路大震災をモチーフとした地震にまつわる短篇集。連載は1999年7の月(ノストラダムスの大予言でお馴染みの恐怖の大王が降ってくる月)の翌月から12月まで、プラス書き下ろし一篇。

    村上春樹らしいといえばらしいような。
    ラストの「蜂蜜パイ」と「アイロンのある風景」がよかった。沙羅(友人の子)と淳平の間で語られる、熊のくまきちととんきち(淳平本人も途中で間違えるが「とんちき」ではない)の話がとてもよい。

    表題作になっている「神の子どもたちはみな踊る」が小説的には一番凝っているのだと思うけれど、「蜂蜜パイ」中の言葉を借りれば、「小説的展

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    2025年07月31日
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉前編―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    青豆と天吾の章が交互に繰り返される。今後二人に接点はあるのか?

    青豆
    女性虐待する男の暗殺者。老婦人の元に仕えている。山梨の武闘グループの警察襲撃とそれに伴う警察の銃、制服刷新など1984年の一部記憶がない。ハゲが好き

    天吾
    予備校講師で小説を書く。編集者小松の提案で『空気さなぎ』の作者ふかえりの文章を書き換える。

    ふかえりこと深田絵里は家族でコミューン「さきがけ」に暮らし、家族で一人だけ抜け戎野先生のところへ来た。さきがけは父がリーダーで、武闘派の「あけぼの」(山梨の襲撃事件を起こす)が独立、ふかえりが出た後は宗教法人になった。両親は見つかっていない。

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    2025年07月28日
  • 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

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    村上春樹作品初めてで、割と読みやすかった。
    読んでる途中から、これはそうかなかばミステリーな感じの作品なのか、と勝手に思ったので最後色々?のままになってしまってるとこもあり、自分の中でどう着地すればいいのかわからない。
    面白かったかと聞かれたらそうではあるんだけど、あと性描写がなんかすごく生々しいと感じたのは私だけ?

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    2025年07月27日
  • 街とその不確かな壁(下)(新潮文庫)

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    続きが気になる時もあれば、なかなか読み進められない時もあった。
    後半につれて登場人物が交差していくように感じるのが難しかった。でもきっと私の読解力が足りないせいで分からずモヤモヤ、スッキリせずに読み終えたのが残念。

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    2025年07月24日
  • 海辺のカフカ(上)(新潮文庫)

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    他の本より官能小説っぽく感じた。
    面白いしファンタジーみは強いけど、若干他より苦手かも。

    他の主人公より少し思い込みが強すぎる気がしたからかな。他の本だとまだ共感できたけど、かなり独りよがりな印象がまた、15歳っぽくもあったけど、、

    いやーこれは別に村上春樹初心者向けではない気がする。むしろ耐性ないとかなりきついのでは。

    個人的にはカフカくんより、ナカタさんの回が好きだったなー

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    2025年07月18日