村上春樹のレビュー一覧

  • パン屋再襲撃

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    表題作の『パン屋再襲撃』は本の一番最初に収録されている短編だ。
    深夜に目を覚ました主人公夫妻は空腹に耐えかねていたのだが、主人公はふと学生時代にパン屋を襲撃したことがあることや、その顛末の釈然としない気持ちを「呪い」と称してを妻に溢す。するとそれを聞いた妻は、呪いを解くために今からパン屋を再襲撃しようと提案する。
    なんともまあ、初っ端から村上春樹ワールド全開である。
    しかも余計に愉快なのが、なんの計画性もなく話が進行していくこと。東京といえども深夜二時半に開店しているパン屋は見つからず、最終的に妥協してマクドナルドを襲撃することになる。
    無論、標的をマクドナルドに変更したのは妻で、主人公は「マ

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    2024年12月26日
  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉後編―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    リーダーとふかえりの関係やっぱりそうだった
    空気さなぎの話の内容、ベストセラーにはならないだろと思った。
    パシヴァとレシヴァ。
    マザとドウタ。
    なんとなくしかわからない、今後詳細説明あるのか。
    公園のくだりはちょっと読むスピード上がった。
    青豆は死んだのか。
    天吾と会えるのか。

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    2024年12月25日
  • 遠い太鼓

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     ヨーロッパに3年間滞在していた時の旅行記なのだが、ノルウェーの森とダンスダンスダンスはこの旅行中に書いたものだというのだからすごく充実した時代の旅行だ。長期間の旅行は、人生をやり直すようなものだ。そんな旅行をしてみたいと思う。

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    2024年12月25日
  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(下)―(新潮文庫)

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     行方不明になっている秋川まりえを探したいと願う主人公だったが、「明日の午前中にかかってくる電話で、誰かが…何かを誘う。それを断ってはならない」との騎士団長のアドバイスに従い、彼は友人雨田政彦と共に、彼の父具彦が入院している療養所に面会に行くことにする。そして雨田政彦が用事で部屋を外した留守に、主人公の前に騎士団長が現れ、「秋川まりえを取り戻したいのであれば、諸君をある場所に送り出す必要がある、そのためには少なからざる犠牲と、厳しい試練とが伴うことになる、具体的には自分を殺せばよい」と言った。(つまり「騎士団長殺し」の画面を再現するということなのか。)
     そこから主人公は試練の道を進んでいく、

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    2024年12月21日
  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(上)―(新潮文庫)

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     いよいよ第二部へ。
     主人公の画家の周りには何枚かの絵がある。依頼を受けた白髪の紳士免白の絵は寛政し既に依頼主の手元に渡ったが、現在は秋川まりえをモデルにした絵を描いており、また東f北のある町でほんの少し出会っただけなのに妙に印象に残った白いスバル・フォレスターの男を途中まで描いた油絵、そして「騎士団長殺し」。 

     「騎士団長殺し」を描いた雨田具彦とその弟に関する過去の闇も少しずつ明らかになってくる。それは村上春彦の作品で良く取り上げられる戦争に関連する悲惨な出来事であり、本作でも「騎士団長殺し」を巡る重要なモチーフであることが推測される。
     そんなとき、秋川まりえの行方が分からなくなって

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    2024年12月21日
  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(下)―(新潮文庫)

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     主人公は白髪の紳士・免色の”肖像画”を完成させたが、それは依頼主の免色もかなり満足の出来栄えだった。

     そんなある夜、主人公は家の中で鈴の音が鳴っていることに気付く。意を決してスタジオに行った彼が見たものは『騎士団長殺し』の絵の中の人物、60センチばかりの騎士団長の姿だった。騎士団長は、自分は騎士団長の形体を借りた「イデア」であり、石室に閉じ込められていたが、あの穴から自由になったのだと言う。
     また主人公は、ある事情から美しい少女秋川まりえをモデルに肖像画を描くことになる。

     「騎士団長殺し」を描いた雨田具彦に起きた戦前のウィーンにおける出来事を巡る事実が徐々に明らかになったり、不思議

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    2024年12月21日
  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(上)―(新潮文庫)

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    「肖像を描いてもらいにきたのだ」、「おまえはそのことをわたしに約束した」と<顔のない男>は言った。何もないものをいったいどのように造形すればいいのだろう?と何もできないうちに、その男の姿は消えてしまう。このように謎めいたプロローグで本作は始まる。

     「とても悪いと思うけど、あなたと一緒に暮らすことはこれ以上できそうにない」と、主人公はある日突然妻から切り出される。妻には付き合っている男がいるようだが、特に諍いもなく二、三言のやり取りで離婚を承諾する。(この辺りの淡々としているところは、正に春樹の登場人物)
     妻と別れることにした彼は家を出ることにし、愛車の赤いプジョー205に乗って、仕事も放

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    2024年12月21日
  • 哀しいカフェのバラード

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    3.7 奇妙な設定の話だが、不思議と惹きつけられた。人が惹き合うのに理由はいらない。惹き合う関係はあっけなく終わってしまう。人生は悲しみに満ちている。

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    2024年12月14日
  • 螢・納屋を焼く・その他の短編(新潮文庫)

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    村上春樹さんの小説にハマってしまいました♡



    消せない過去とか
    満たされない想いとか
    生きていく上で運命的に抱えてしまった傷跡に
    向き合う彼らたち…

    その時に与えられる 極上の孤独感や喪失感など
    どれもその時にしか感じられない感情ばかり…



    自分と向き合うことって
    幾つになっても
    苦しくて辛くて少し重い…

    言葉にできない想いを
    いつも求めていた言葉として表現してくれている
    読み終えた時は 不思議と満たされた想いになる…



    特に短編の中で
    『蛍』の小説がお気に入り♡♡

    『ノルウェイの森』の原型に
    なっている小説ようで
    遠い日の記憶や 夢を辿っていく柔らかい空気感が
    小説の

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    2024年12月12日
  • TVピープル

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    加納クレタやTVピープルが出てくるということで読んでみた。
    中々に分かりづらい物が多かった。加納クレタや眠りは特に

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    2024年12月09日
  • もし僕らのことばがウィスキーであったなら(新潮文庫)

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    SEKAI NO OWARIのSaoriが書かれた「読書間奏文」で紹介されていたので読んでみた。

    村上春樹っぽい文体そのままにウヰスキーについて書かれたエッセイ。一つ一つの比喩表現が高尚というか生活からかけ離れたものばかりで、これを理解できる人になりたいもんだと思わされた。きっと理解できるほどの学を身につけたなら、星5の本になるのかもしれない。あとウヰスキーを嗜めるほど酒に強くなれたら。

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    2024年12月01日
  • 哀しいカフェのバラード

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    ネタバレ

    哀しいカフェのバラード

    著者:カーソン・マッカラーズ
    訳者:村上春樹
    銅版画:山本容子
    発行:2024年9月25日
    新潮社


    村上春樹が翻訳をして、山本容子が銅版画を描いている。まあ、これだけでも売れそう。1951年に書かれた名作らしいけど、村上春樹の翻訳ってどうなんだろう。これまで、レイモンド・チャンドラー以外であまり面白いと感じたものはなかった。今回も、うーん・・・って感じ。

    長身で骨格と筋肉は男性並、腕力も強い女性、ひどい内斜視のアミーリアが主人公。彼女は父親から町のメインストリート(といってもわずか100メートル)にある建物を引き継いだ。元々は飼料や肥料、粉や嗅ぎ煙草などを販売す

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    2024年11月29日
  • ロング・グッドバイ

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    事件起きてから解決編に移るまでが長い!
    そこまで我慢できれば後半は展開が変わりまくりで飽きなく読めた。
    春樹さんぽさが万歳で洋書を読んでる感じは無かった。

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    2024年11月13日
  • 中国行きのスロウ・ボート

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    今年、復刻版の作品。久々の村上春樹氏。久々に読むとやっぱキザと言うかおしゃれと言うか。文章が綺麗です。比喩なのかそのまま鵜呑みにしていいのか、相変わらず迷うけど、そこまた村上春樹氏の良いところ。最後のシドニーグリーンストリートが1番好きかな。

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    2024年11月11日
  • リトル・シスター

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    映画ビジネスという日本であまりきかない題材のせいかわかりにくいところもあった。春樹は気に入っているようだが。

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    2024年11月09日
  • 1Q84―BOOK3〈10月-12月〉前編―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    少しダレてしまってなかなか進まなかった。
    面白いけど一気には読めない感じ。
    青豆と天吾がやっと出会えると思ったらまたすれ違い?
    小松さんが出てきてどんな風に話が進むのか楽しみ。

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    2024年11月08日
  • 村上ラヂオ2―おおきなかぶ、むずかしいアボカド―(新潮文庫)

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    村上春樹の世界観がとても好きだ。
    アメリカの少し古い感じ、ゆったりしている感じ、気ままな感じ。
    忙しくて明日のこと未来のことを考えすぎてる時に読むと、今を丁寧に大切に楽しんで生きようと思える本。

    結局のところ自分の身の丈にあったものしか、見に纏うことができない。合わないものを押し付けられても、そのうちに自然に剥がれ落ちてしまう。だから合わないものを押し付けられるのも、一つの立派な教育と言えるのかもしれない。

    村上さんのなんというか気を張らない流れに身を任せるような考え方がとても好きだ。私に合うものや人は考えてできるものではなくて、自然に身についてくるんだろうなあ。

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    2024年11月07日
  • ティファニーで朝食を(新潮文庫)

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    ネタバレ

    表題作『ティファニーで朝食を』について

    ホリー・ゴライトリーは「ティファニーのような場所」を見つけることができたのだろうか。推測するに、彼女は、飼っていた猫が我が家を見つけて名前を与えられたのとは違う人生を送ってるのではないかと思う。だけど、それが破天荒な彼女の儚さであり美しさであるとも思う。

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    2024年11月01日
  • ロング・グッドバイ

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    ロマンチストで飲んだくれの少し話しただけの友人の濡れ衣を正してくれる正義感の塊の主人公すてきだったなー

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    2024年11月04日
  • 中国行きのスロウ・ボート

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    著者の初期の短編集。自由に書いているなあ。恐れを知らない感じがした。
    それぞれ全く違うタイプの作品で読み応えはあった。

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    2024年10月15日