村上春樹のレビュー一覧

  • もし僕らのことばがウィスキーであったなら(新潮文庫)

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    健康診断の待ち時間に読んだ本
    仕事忙しすぎて精神的な逃げ場としてすごくちょうどよかった
    ウイスキーにもどこかのタイミングで挑戦できるといいなあ


    「人生において、結論を出さずに大言壮語しないとことは非常に重要なことなのでは」
    これが特に響いた

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    2025年06月15日
  • 日出る国の工場(新潮文庫)

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    村上春樹と安西水丸による、工場見学記。見学は1986年に行われている。見学先の工場は7つ。
    ①人体標本工場②結婚式場③消しゴム工場④小岩井農場⑤洋服(コム・デ・ギャルソン)工場⑥CD工場⑦アデランス
    残念ながら、工場見学をして、それを村上春樹が文章を書き、安西水丸がイラストを書くという企画は、成功していない。この本を読んで、「面白いな」と感じるには、訪問した工場自体が興味深いものであることが必須だと思うが、7つの工場の選択が、あまり良い選択だったとは思えないのだ。
    私個人の感想で言えば、「人体標本工場」「アデランス」は興味深かった。「へぇ~っ」と思うこともたくさんあった。「小岩井農場」は、農場

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    2025年06月14日
  • リトル・シスター

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    ハリウッドを舞台にした探偵小説。訳者あとがきでも触れられているが、プロットはかなり入り組んでいて判然としない。初めに登場する不思議な依頼人が怪しいというのは、あまりに古典的だが、むしろこの作品から始まりなのだろうか。

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    2025年06月08日
  • 村上朝日堂の逆襲(新潮文庫)

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    村上春樹のエッセイに、安西水丸がイラストを加えたもの。
    「週刊朝日」に1985年から1986年にかけて連載されたものを、単行本化→文庫本化したものである。内容的には、どういえば良いか、「脱力系」とでも言うと、あてはまっているような気がする。ものすごく面白いという訳ではないけれども、でも、最後まで読んでしまって、しかし、特に後に何も残らないという類のエッセイ集だ。まぁ、肩の力の抜けたエッセイ集というのは、そういうものだと思うけれども。

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    2025年06月09日
  • 東京するめクラブ 地球のはぐれ方

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    「地球のはぐれ方」がいいね
     タイトルは面白さうだが、中味はふつうなので、名古屋の得体の知れぬB級グルメとか、ハハアとなる。
     で、そのうち、こんなん読んでる場合ぢゃないんだけどな……みたいな気持になる。きっと、向こうはしめしめ、とおもってるに違ひない。くだらないからね。それがいいのかも、だけど。

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    2025年06月02日
  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(上)―(新潮文庫)

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    脈絡のない短編集が繋がってできたような不思議な話。読み終わったが、ここから主軸が何の話になっていくのか全く検討がつかない。面白くなくはないけど、すごく面白いかというとそうでもない。
    夜中に突然聞こえてくる鈴の話で終わった。入定(にゅうじょう)した人が鈴を鳴らしているのではないかと疑い祠を掘り返したところ。怪奇現象のような不気味な終わり方だった。

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    2025年06月01日
  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉後編―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ▼あらすじ
     老婦人からの暗殺依頼を受け、”さきがけ”のリーダーとの面会に成功した青豆。しかし、リーダーは既に青豆が自分を暗殺しようとしている事に気づいており、2つの運命を唱えるー「青豆が生き残り、天吾が死ぬ運命」「天吾が生き残り、青豆が死ぬ運命」。彼女は、どちらを選択したのかー。
     一方の”さきがけ”から狙われている天吾は、ふかえりと”オハライ”をする。その中で何故か青豆との体験を思い出す。そして、過去の清算をするために認知症の父親に久々の再会を果たすー。
     迷い込んだ1Q84の世界の中で、青豆と天吾はそれぞれの事を想い、巡り会う事を渇望する。果たして彼らは望み通り巡り合えるのか、物語は続い

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    2025年05月31日
  • 東京奇譚集(新潮文庫)

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    「日々移動する腎臓のかたちをした石」と「偶然の旅人」が特によかった。キリエの職業に関しては自分の予想からは大きく外したけど、それはそれでいいなあと合点がいくものだった。Charles Dickensの荒涼館は読んでみようと思う。

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    2025年05月30日
  • 雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行―

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    ギリシャは、憧れの地。眩しく、カラッとしていた。トルコは、行った事がない。はて、どんな場所やら。計画迄は、立てたが…。

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    2025年05月29日
  • もし僕らのことばがウィスキーであったなら(新潮文庫)

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    うまい酒は旅をしないとよくいうらしい。ほほう。
    これ読んだらウイスキー全然知らないけど、自分も蒸留所とか見てみたくなった!なんだろう、読んでる最中に匂いが香ってくるような感じ。短くて写真もよく(アイラ島かわいい)とっても読みやすかった。

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    2025年05月28日
  • 螢・納屋を焼く・その他の短編(新潮文庫)

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    ネタバレ

    5~6年ぶりに再読。「螢」では自宅近くの情景(和敬塾、椿山荘等)が記されており、特に親近感を持って読むことができた。また、「納屋を焼く」や「踊る小人」は率直にどのようにそのような世界観を着想する/提示することができるのか...と感じさせられた。久々に著者の初期作品の文体に触れ、なんとも言えない読後感を体験。以下の通り、印象に残ったフレーズはありつつも、やはり自分は著者の長編作品を好むのだと再認識した。

    特に印象に残った箇所は以下
    ・しかし僕の友だちが死んでしまったあの夜を境として、僕にはもうそのように単純に死を捉えることはできなくなった。死は生の対極存在ではない。死は既に僕の中にあるのだ。そ

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    2025年05月26日
  • 村上朝日堂超短篇小説 夜のくもざる(新潮文庫)

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    2部構成のエッセイ。パートⅠは、J・プレスの、パートⅡはパーカー万年筆の雑誌広告のために書かれたもの、ということだ。本書の「あとがき」の日付は、1995年の4月のこととなっているので、今から30年前に最初に発行された本であることが分かる。
    J・プレスは、アイビースタイルの洋服屋さん。ブルックス・ブラザーズとともに、アイビーを代表するブランドだった(私はファッションに知見があるわけではないので、私のファッションに関する乏しい知識によれば、という前提)。ファッションにさほど興味のなかった私ですら、J・プレスとブルックス・ブラザーズのスーツやブレザーを(数は少ないけれども)持っていた。
    というような

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    2025年05月24日
  • 翻訳夜話

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    ネタバレ

    本作は、作家でありながら、翻訳にも精力的に取り組む村上春樹氏と、東大で長年教鞭をとり現在は名誉教授教授の柴田元幸氏の対談集。
    対談は、一つは東大の生徒を前にしたもの。もう一つは翻訳会社のフォーラムにて。

    更に、同じ文章を村上氏と柴田氏が翻訳したもの2篇、その原文、またこれらを踏まえて他の(当時の)若手翻訳家たちとの座談会を行った様子も、併せて収録されています。

    なお本作は2000年の出版。もう25年も前の話なのですね。

    ・・・
    翻訳の世界。憧れがあります。カッコいいなあって。

    でもgoogleで「翻訳 デビュー どうやって」とか「翻訳 英語 収入」とかで見てみると、余りいい話は出てきま

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    2025年05月22日
  • レキシントンの幽霊

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    読みやすいのに、少し考えさせられる話の詰め合わせ。
    短編集は好みでないけど、村上春樹なら読めるなぁ。
    特に好きな話はなかったけど。

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    2025年05月20日
  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(下)―(新潮文庫)

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    友人に、村上春樹はモテない男の願望ぽいと言われた。
    なんかわかる気もする
    魅力的な女性の細かい表現は好きだな

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    2025年05月17日
  • 1Q84―BOOK3〈10月-12月〉前編―(新潮文庫)

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    牛河視点の物語が交差してくる展開は意外だった。最終巻で革新的なところにまで繋がってくる人物なのだろうか。。?

    青豆が妊娠していることがわかった所からもうなんでも好きにやってくれ感~が、、笑

    これは村上春樹にとっての世界を巻き込んだ壮大すぎる純愛物語なんですかね。

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    2025年05月16日
  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉後編―(新潮文庫)

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    この巻から専門用語が急に増えてきた。ちょっと整理して読まなくてはならないぞ、、

    銃が物語に出てきたらどこかで発砲されなくてはならない だったか、の言葉好き。頭に残る。

    物語も佳境に入ってきてどんどん村上ワールドの混沌とした現実と幻想の境界が曖昧になるような感覚が味わえて、これこれ~となった。

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    2025年05月13日
  • カンガルー日和

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    久しぶりの村上作品。
    少し気だるい晴れた朝に陽だまりの中で頭カラッポのまま読みたい作品たち。
    少し異世界に迷い込んだかの感覚が心地よいから不思議だ。

    印象に残ったのは
    4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて
    バート・バカラックはお好き?
    かいつぶり

    村上春樹には少し中毒性がある。

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    2025年05月11日
  • 1973年のピンボール

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    「ピンボールって何…?」と、まず思った21世紀生まれ。
    ググッたら出てきた。少女だった頃、ひいおばあちゃんの家で遊んだおもちゃに似ているものが笑

    それでも村上春樹を読みたくなる。「僕」と「鼠」それぞれの道が、女と別れ、大人になっていく2人が気になる。

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    2025年05月09日
  • 東京するめクラブ 地球のはぐれ方

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    「ちょっと変なところに行って、ちょっと変なものを見てまわろうじゃないか」というコンセプトで書かれた、(一応)旅行記。「ちょっと変なところ」として選ばれたのは、名古屋・熱海・ハワイ・江の島・サハリン・清里というラインアップ。なかなかの顔ぶれであり、かつ、書き手が村上春樹を含んでいるということで期待したが(実際、村上春樹がいくつか書いている旅行記は面白いと思う)、思っていたほど、面白くはなかった。
    それは、「ちょっと変なところ」の面白さを伝えることが、かなり難しいことによると思う。例えば清里は、かつては、若い女性が大挙して押しかけた高原の観光地、ペンションなど、オシャレな場所として人気を博していた

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    2025年05月09日