村上春樹のレビュー一覧

  • ティファニーで朝食を(新潮文庫)

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    ティファニーの社長が、昔テーブルマナー本の宣伝のために書店の人たち向けに会議室を臨時食堂に変えてご馳走した、って後書きの話が1番わくわくしたな。オードリーヘップバーンはいなかったらしいけど。

    「ある晴れた朝、目を覚まし、ティファニーで朝食を食べるようになってもあたし自身というものは失いたくないのね」
    「ら女は口紅をさしてからでないと、こういう手紙は読まないことにしてんのよ」

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    2024年09月21日
  • フィリップ・マーロウの教える生き方

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    123冊目『フィリップ・マーロウの教える生き方』(レイモンド・チャンドラー 著、マーティン・アッシャー 編、村上春樹 訳、2022年2月、早川書房)
    チャンドラーの生み出した傑作探偵小説『フィリップ・マーロウ』シリーズから名言を蒐集し、カテゴリごとに配置した語録。ついつい口に出して言いたくなるカッチョいい名文の数々が並ぶ。
    オタク趣味全開な一冊なのだが、これは村上自らが出版社に持ちかけ翻訳を行ったもの。大作家にも可愛らしいところがあるのね。

    〈時が足音を忍ばせ、唇に指を当てて、しずしずと過ぎていった〉

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    2024年09月21日
  • 辺境・近境

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    寝る前の読書は春樹氏のエッセイみたいな読み物が良いことに気付き、実家に帰った時に、本書も何回も読んだが持って帰ってきてまた読んだ。

    春樹氏が国内外の旅行に行ったときのエッセイ。私が興味を持って読んだものに関してははっきり覚えているのに、興味がないものはほとんど覚えていない事に気付き、脳の面白さを感じる。

    無人島
    →多くの虫に悩まされた事を覚えていた

    讃岐うどん紀行
    →ほとんど全部覚えていて行ってみたいなと思う、お店まだ有るのかなぁ。

    ノモンハン
    →ほとんど覚えていなかった。

    アメリカ大陸横断
    →あまり覚えていなかった。著者自身もあまり楽しい思い出でも無いようなのになんの為にエッセイに

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    2024年09月19日
  • 回転木馬のデッド・ヒート

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    聞いた話を物語(小説)にした短編集。ただ聞いた話をそのまま文章にすればいいわけではなく我慢強さというフィルターをとおして、村上氏自身のなかに溜まっていってこの物語を作ったと序文で言っている。人から聞いた話だからリアリティなのかと言えば、なんかちょっと不思議なこともあったりして、やっぱりそこは村上春樹っぽさ(視点)なのかなあとか。
    個人的には「雨やどり」と「ハンティング・ナイフ」が好きでした。ハンティング・ナイフの最後はどういう意味だったんだろう。

    「野球場」では「小さな灯というのはとてもいいもんです。僕は飛行機の窓から夜の地上を見下ろすたびにそう思います。小さな灯というものはなんて美しくて温

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    2024年09月16日
  • フィッツジェラルド10 傑作選

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    学生時代、村上春樹さんの世界に少しでも触れたくて、繰り返し読んだフィッツジェラルド。世界大恐慌の前後のアメリカに合わせて、当時の「酒と薔薇の日々」のような、主人公たちの繁栄と衰退を描く。

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    2024年09月16日
  • ラオスにいったい何があるというんですか?

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    アイスランド滞在記がお気に入り。
    アイスランドに生息する鳥パフィンの件を読んで、パフィンの愛らしさのとりこになりました。

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    2024年09月12日
  • カンガルー日和

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    今の私には難しすぎるな…っていうのが正直な感想
    でも、「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」は好き過ぎて何回も読み返した

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    2024年09月04日
  • 職業としての小説家(新潮文庫)

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    この本のいくつかの村上氏の私見を理解することで、小説の読み方がより深くなると思う。
    特に、最近読んだセンスと哲学に語られてた部分と重なる点がいくつかあり興味深い。
    以下印象に残ったところ。

    小説を書くというのは鈍臭い作業である。自分のテーマをたとえばを繰り返しメタファーとして記していく極めて非効率な作業。
    人生をできるだけ苦労しろと言うつもりはない。でも、何かしらの苦境にいることできつい思いをしているのなら、今はまあ大変でしょうが、先になって実るかもしれませんのと言いたい。
    小説を書いているとき、文章を書いているというよりは音楽を演奏している感覚があった。その感覚を今でも大事にしており、頭で

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    2024年08月31日
  • 神の子どもたちはみな踊る(新潮文庫)

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    きっとこの短編集は読んだはずなのだが、全く記憶に残っていなかった。タイランド、蜂蜜パイといった日常に近い短編の方が、阪神淡路大震災を意識の淵に置いた作品より読みやすかった。故郷を捨てあの揺れを体験できないまま廃墟を見つめることはとても苦しいことであろう。しかしあの震災を契機に世界は今につながる軋み始めたことをしっかりと思い起こさせる力があった。

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    2025年06月02日
  • 回転木馬のデッド・ヒート

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    日頃短編集というものはあまり好まない私でも、楽しく、軽やかに読むことができた。言わば本書は村上作品を嗜む上でのウォーミングアップといったところだろう。

    いくつか気に入った話があるが、その一つは「タクシーに乗った男」である。この話には非常にロマンがあり、「現実に起こり得ないようで起こり得ることがあるのだ」という人生に対する期待感を持たせてくれる。

    また、「ハンティング・ナイフ」という話に関しても、スプートニクと同様、やはり村上春樹にリゾート地を描写させたらピカイチだと思った。

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    2024年08月29日
  • やがて哀しき外国語

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    村上春樹は小説よりもエッセイの方がおもしろいなーって思ってる笑
    特に遠い太鼓は好き。職業としての小説家も好き。エッセイを読んでこの人面白いってのが俺の村上春樹の入り方だったなぁ。
    このエッセイは何年も前に途中まで読んで、あれ?村上春樹にしてはなんかビミョーかもってなってそのままになってた本。改めて読んでも、やっぱりビミョーではある。でもそれがなぜなのか、何が他のエッセイ本と違うのか、今も昔はよくわからん。
    村上春樹の外国旅行記や、実際に住んでみてのエピソードは興味深いんだけど、どうしてもこの本は普通って感じてしまう。なぜなのか...。

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    2024年08月28日
  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(下)―(新潮文庫)

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    イデアが本質ならメタファーは表象である
    一見して別物だが実のところ一体である
    我々はメタファーによってしか
    具体的なイデアを語ることができない
    そのことを「浮遊するシニフィアン」と呼んだ人もいる
    定義を寄せ付けないその概念に囚われた人々が
    統合の失調に陥ることもしばしばある
    これがいわゆるひとつの
    愛の迷宮ってやつなんだよ(メタファー)

    メタファーにいざなわれる本質世界は
    無機質で不毛な場所だった
    そこを通り抜けた人は、気づかぬうちに
    ある種の諦念を身につけるだろう
    つまり世界の本質は無機質で不毛なものなんだ
    それを多彩に錯覚するのは
    頼りないメタファーで色付けたバイアスの働きにほかならない

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    2024年08月23日
  • ティファニーで朝食を(新潮文庫)

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    村上春樹氏訳の名作。カポーティの冷血は読んだことがあるがまた違った感じだった。
    映画のイメージが強く自分は見たことはないが、村上春樹氏の解説では主人公のキャラクターは違うとのこと。確かに髪の色はブロンドと形容されており、オードリー・ヘップバーンの見た目とは違うことが分かる。
    古典的な作品ということもあり、ストーリーはどこかで見たことある展開だった。それでも引き込まれるのは作品として残り続けている魅力なのだろう。

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    2024年08月22日
  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(上)―(新潮文庫)

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    ファンタジーとハードボイルド、
    アメリカ作家の雰囲気満載の
    ザ・村上春樹といった小説。

    イデアとメタファーが
    キャラクターとして出てきたのには笑った。
    こういう、意味わからんけど可愛くなっちゃうキャラを描かせたらピカイチな気がする。

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    2024年08月17日
  • 東京奇譚集(新潮文庫)

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    どこかがほんの少し奇妙な物語。
    主人公たちは皆、自分を外から見ることができるような感じ。でも、なんでも知っている、理解しているわけじゃなくて、わからないことをわかっている。
    静かに強く、少しずつ進んでいる。そんなお話。

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    2024年08月14日
  • 村上朝日堂(新潮文庫)

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    頭を空っぽにして読める
    村上春樹の下手くそな絵が見られる
    運動しなければ
    ランニング、スイミング
    ビタミンCも摂りたい

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    2024年08月12日
  • 村上T 僕の愛したTシャツたち

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    さすがや。Tシャツのセンスさいこーです。
    写真見てるだけでTシャツ好きとしては幸せになる。
    それぞれのTVシャツにまつわるエッセイも、読みやすく肩の力が大いに抜けていて、純粋に楽しい。
    本と本の休憩時間に、休憩、頭空っぽにしたい時に良い本。いいね。

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    2024年08月10日
  • 猫を棄てる 父親について語るとき

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    [こんな人におすすめ]
    *村上春樹さんの本は難しくてよくわからないと思っている人
     村上春樹さんの作品と思って身構える必要はありません。彼が父親の人生をたどりながら自分自身のルーツを探っていく過程は、私たちが多かれ少なかれ持っている感情と重なる部分があります。村上春樹さんの作品を遠巻きに見ていた人こそ、彼を身近に感じ、親しみを持つ可能性が高いです。

    [こんな人は次の機会に]
    *村上春樹さんの小説が大好きな人
     推しのことをすべて知っておきたい人にはぴったりな本ですが、小説の文体や表現方法が好きな人には物足りない可能性があります。

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    2024年07月31日
  • 1Q84―BOOK3〈10月-12月〉前編―(新潮文庫)

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    この巻の最大の見どころは牛河だと思う。
    綺麗な側を歩いてきてない自分としは牛河を気に入ってしまった。
    いよいよ次でクライマックスだが、全く予想がつかないカオスな展開。
    面白いのかどうかも分からなくなってきた。

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    2024年07月29日
  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉後編―(新潮文庫)

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    感想を書くのも難しいと感じる作品。
    大人子供関係なく性を全面に押し出していく著者。
    そこにどういう意図があるのかまだ分からない。また死の内容も絡んでくる。
    性と死の不思議な世界観。
    スピッツの世界観に近いようか感じがした。

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    2024年07月29日