村上春樹のレビュー一覧

  • 一人称単数

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    初めての村上春樹作品。
    帯に人生にあるいくつかの大事な分岐点。そして私は今ここにいる。8作からなる短編小説集、とあるけど、実際に村上春樹として文章にも出てくる場面もあるので、小説と言うよりエッセイ?私小説のようにも感じた。

    私は音楽にあまり詳しくないから、音楽の説明や音に対する描写がつぶさに見える文章に少し困惑した作品も多かった。

    ヤクルト・スワローズ詩集と品川猿の告白、最後の一人称単数はあーなるほどそうなんだー、と納得しながらクスッとして読んだ。

    まあでも文章は独特の雰囲気だと全体を通して感じた。コレが村上春樹作品?まだ全貌はわからないので、他作品も読んでみますか。

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    2025年08月19日
  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(上)―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    雑木林の中の穴の不気味さがうまく描かれている。私や免色より前に穴の存在を知っていたまりえが姿を消したのが何故なのかわくわくする内容。私が穴を描き切った事実、白いスバルフォレスターの男は描き切らなかったし、白スバルと違って穴は写実的に描いたところも違う。穴が第一部で明るみに出て、第二部の前半で作品として完成してしまったことが悪しきものを引き寄せているのではないかと落ち着かない気持ちにさせる。免色が穴に受け入れてもらえなかった理由もまだ分からない。謎がたっぷり残っていて次を読みたい気持ちにさせる内容だった。

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    2025年08月18日
  • 村上朝日堂超短篇小説 夜のくもざる(新潮文庫)

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    「村上ファンになりたいのに、今迄しっくりくる作品に出会ってない」という話をしたところ、この本をオススメされました。

    が、これまた、どうも何と表現したら良いのか分からないのだけど、自分には合わないなぁ〜って感じでした。


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    2025年08月17日
  • 街とその不確かな壁(下)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    結局現実世界の私が影なのか本体なのかという点が難解。たぶん影を残して本体が壁の内側へ→壁の外側に脱出(本体)→本体が川を登って少年時代に戻って壁を抜けた時に内側の影と入れ替わり(たぶん「イエローサブマリンの少年」の記憶も無くなった)→本体外側の世界で影と一つになるの流れだと思う。
    あと今一つテーマが分かりづらい。恐らく「生と死」「死への希求としての青春時代への懐古(少女への想い)」みたいのが個人的に読み取ったもの。少女と別れて「内(→死)」に入る。最後に「外(→生)」の世界で影と一つになる、の流れなのでたぶん「後ろを振り返らず新しい人生を生きていこう」みたいな感じかと思われる。

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    2025年08月17日
  • アフターダーク

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    特に特徴的なシーンや盛り上がりがある訳でもなく、ただ淡々と物語が進んでいく。村上春樹の小説にしては単調で、少しつまらなかった。

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    2025年08月16日
  • 走ることについて語るときに僕の語ること

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    村上春樹さんの作品を初めて読みました。自分自身も走っているけど自分がなぜ苦しくて辛いフルマラソンやらトレランにハマっているのがなぜか分かったような気がしました。

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    2025年08月12日
  • 女のいない男たち

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     村上春樹の短編は久し振りに読んだ。面白くはあったけれど、長編小説を読むほどの充実感はなかった。
     
     「さあ、これからどうなるんだろう」と思うところで、つまり、導入があり、展開があり、さあこれからと思うところで終わる感じがしてならなかった。そして、転結を省略する代わりに、一種まとめ的なパートがあり、そのあたりも説明的であまり好きになれなかった。書き下ろしの「女のいない男たち」に至っては、全体がそういった説明的なまとめに過ぎないような印象さえ会った(文章は印象的であったが)。どの作品も、「これで物語が語られ尽くした」という気持ちで読み終えることができなかったのは、作者の狙いかもしれないが、個人

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    2025年08月12日
  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(下)―(新潮文庫)

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    村上春樹あんまり読んで無かったけど、ファンタジー要素が多いな
    でも不思議とサラサラ読めて引き込まれる世界観ではあった

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    2025年08月11日
  • 女のいない男たち

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    言葉の美しさとオシャレな雰囲気を纏った作品ですが、総じて暗く、繊細で深い傷を負ってしまった男性たちの話。これ、逆に「男のいない女たち」ってことだったら、結構爽快な明るい話になったりして・・と思ってしまった。一番面白かったのはシェラザードかな。

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    2025年08月11日
  • ランゲルハンス島の午後(新潮文庫)

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    ネタバレ

    特に印象に残った箇所は以下の通り
    ・僕は高校時代にこのモームの文章を読んで「うーむ、人生とはそういうものか」となり素直に関心してしまった。それで大人になってバーのカウンターで働いていたあいだも、「どんなオン・ザ・ロックにも哲学はあるのだ」と思いながら八年間毎日オン・ザ・ロックを作っていた(p.67)
    ・「ウォークマン」は果たしてそこまで進歩する必要があったのだろうかという疑問を僕は抱いてしまう。そりゃひとつの機械が安くて小さくて便利になること自体にまったく異論はないけれど、引退した初代ウォークマンをじっと見ていると、「べつにこのまま進歩なんかしなくったってとりたてて不便はなかったんじゃないか」

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    2025年08月11日
  • 海辺のカフカ(上)(新潮文庫)

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    最初に読んだ村上春樹さんがこの本でしたが、難解で何度も途中で挫折しそうになりました。最初は他の長編から読まれるのをおすすめします。

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    2025年08月11日
  • 心は孤独な狩人(新潮文庫)

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    村上春樹さんの読みやすい訳で楽しく読めましたが、自分自身の、物語の時代背景への理解が乏しいのが残念でした。

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    2025年08月11日
  • 中国行きのスロウ・ボート

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    村上氏初期の短編集。タッチがとても軽くて、1日で読んでしまった。
    もちろん、ところどころに村上氏でなくては書けない描写は健在であるが、それほど村上くさくはない。彼の小説にありがちだが、ここの短編はすべて日本人の青年の一人称で語られる。
    最後のシドニーの作品が良かった。設定がばかげているのだけれど、妙にリアルで楽しかった。

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    2025年08月10日
  • 国境の南、太陽の西

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    村上春樹の本を読んでいると、主人公がまるで彼自身かのように感じられてくる。寡黙で自分自身の欠落に悩んでいる主人公が多い気がする。そして音楽と読書をこよなく愛している。

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    2025年08月08日
  • 海辺のカフカ(上)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    まとめて下巻に記載

    「ためしに40年後の自分を想像してみる。でもそれは宇宙の果てを想像するようなものだ。」
    「こんな世の中で普通の顔をして、まともに生きていけるようなやつは、かえって信用できねえもんな。」

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    2025年08月06日
  • 街とその不確かな壁(上)(新潮文庫)

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    村上春樹先生の世界観がこの本には詰まってます。幻想的ですが描写が細かく仮想世界と現実の境目が無い世界。現実逃避してしまいます。

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    2025年08月05日
  • ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―(新潮文庫)

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    色々なことがはっきりせぬまま、繋がらぬまま終わってしまった感が拭えない。
    第一部ではよく登場した加納マルタ、クレタ姉妹が一切出てこないこと。ナツメグとシナモンが去っていくこと。間宮中尉の話が再び登場したけど、繋がりは?
    はっきりさせぬまま終わるところが村上春樹さんらしいといえばらしい。

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    2025年08月04日
  • アフターダーク

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    不思議な内容で特に盛り上がりがあるわけでもなく淡々と話が進むけど読む手は止まらなかった。
    デニーズでの場面から始まりある1日の夜が描かれているがマリの孤独感みたいなのが夜と相待って印象的だった。
    白川はこの後マフィアに捕まってしまうのか、それともコオロギのように逃げ回るのか気になる。
    エリの話は結局どういうことなのか、さっぱり。

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    2025年08月04日
  • 神の子どもたちはみな踊る(新潮文庫)

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    (感想を書くのはこの本で丁度1000冊目)

    1995年の阪神淡路大震災をモチーフとした地震にまつわる短篇集。連載は1999年7の月(ノストラダムスの大予言でお馴染みの恐怖の大王が降ってくる月)の翌月から12月まで、プラス書き下ろし一篇。

    村上春樹らしいといえばらしいような。
    ラストの「蜂蜜パイ」と「アイロンのある風景」がよかった。沙羅(友人の子)と淳平の間で語られる、熊のくまきちととんきち(淳平本人も途中で間違えるが「とんちき」ではない)の話がとてもよい。

    表題作になっている「神の子どもたちはみな踊る」が小説的には一番凝っているのだと思うけれど、「蜂蜜パイ」中の言葉を借りれば、「小説的展

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    2025年07月31日
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉前編―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    青豆と天吾の章が交互に繰り返される。今後二人に接点はあるのか?

    青豆
    女性虐待する男の暗殺者。老婦人の元に仕えている。山梨の武闘グループの警察襲撃とそれに伴う警察の銃、制服刷新など1984年の一部記憶がない。ハゲが好き

    天吾
    予備校講師で小説を書く。編集者小松の提案で『空気さなぎ』の作者ふかえりの文章を書き換える。

    ふかえりこと深田絵里は家族でコミューン「さきがけ」に暮らし、家族で一人だけ抜け戎野先生のところへ来た。さきがけは父がリーダーで、武闘派の「あけぼの」(山梨の襲撃事件を起こす)が独立、ふかえりが出た後は宗教法人になった。両親は見つかっていない。

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    2025年07月28日