村上春樹のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
オイラにとっての村上春樹は誠実な仕事をする、ストイックなスポーツマンだ。小説を書くということは、体力がいるのだ。たぶん、サラリーマンも一緒だと思う。現場だろうがデスクワークだろうが。物理的に体力が必要というだけではなく、仕事にはいろいろなトラブル、苦難があるしそれを乗り越えていくには強いメンタルが必要だし、それを維持するためにカラダの臨戦態勢を保つという意味だと思う。「アンダーグラウンド」や「約束された場所で」を読んだときに感じたことだ。インタビューの内容はきっとヘビィなものだったろうし、誰に対しても背筋を伸ばしたしっかりした姿勢ができなければ、加害者と被害者の本当の声は拾えなかったんじゃない
-
Posted by ブクログ
コミカルで示唆に富んだ文章、からす島もメキシコもうどん紀行も中国・ノモンハンも面白かった。
人生というものは果てしない偶然性の山積によってできていて、ある程度生きれば自分の行動や選択のパターンみたいなものもつかめるかもしれないし、その意味みたいなものを「理由」と呼ぶこともできる。それでもやはり、結局私たちは根本的には偶然性によって支配されている。(ー「なぜメキシコを旅行するのか」と聞かれて)
ESの志望動機に悩まされる身としては全力で頷きたくなる。
村上春樹が描く1992年初頭の中国も面白かった。今日ではもうすでに経済発展を成し遂げたけど、当時の「中国的混乱」は今も変わっていないだろうなあ。恐