村上春樹のレビュー一覧

  • 翻訳夜話

    Posted by ブクログ

    翻訳にそれほど興味はないが、翻訳者の柴田元幸さんには以前から興味があった。相手が村上春樹さんとあれば、なおさらだ。
    翻訳の裏話がたくさん出てくる。
    個人的に好きな部分は挙げきれないので、ここでは割愛。
    1つだけ挙げるなら、村上さんの、翻訳者に必要なのは、偏見のある愛情という話。
    内容に直接関係はないけれど、カーヴァーやフィッツジェラルドを読みたくなった。

    0
    2017年08月03日
  • 高い窓

    Posted by ブクログ

    非常に入り組んだ複雑な話だった。
    マーロウは家出した若妻と
    彼女が持ち出した金貨の行方を
    追っていたはずだが、
    次々と死体が彼の前に現れる。
    誰が、何の意図を持って
    事件を起こしているのか。
    それら混沌とした幾つもの筋が
    まるで本格推理の様に
    最後は一つの解が明らかになる。
    やはり独特の語り口は味があり、
    それだけでもよむ価値がある。
    マーロウの立ち居振る舞いは
    格好良くて痺れた。

    0
    2017年06月17日
  • 村上ラヂオ2―おおきなかぶ、むずかしいアボカド―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    さくさく読めて面白かった。
    何てことないものごとへの記憶の引き出しがものすごく豊富かつ鮮明なのだなあと思いました。
    シーザーズ・サラダが美味しそうだ。

    0
    2017年05月02日
  • 女のいない男たち

    Posted by ブクログ

    しんみりさせられた。俺をしんみりさせられる作家ってそうそういない、村上春樹はなんだかんだ言われるけど好き。『女のいない男たち』を読んでピンとこないって人はたぶん・・・人生に深みが足らない(個人的な感想でした)

    0
    2025年08月23日
  • 村上ラヂオ3―サラダ好きのライオン―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    結局最新刊まで怒涛の勢いで読んでしまった村上春樹エッセイ。
    自由で軽やかで、大袈裟でなく本当に心が楽になりますわ。
    ”今週の村上”とかいうエッセイの最後に添えられてる一文、しょうもなくてすっとぼけで愛おしすぎる…。
    ほんのわずか恐妻家?と思わせる文があったりするのもくすっと笑わせてくれます。

    そしてなんといっても「私が死んだときには」がもうめちゃめちゃ良かった。
    私も外国の墓石に刻んである墓碑銘を読んでまわりたい。
    墓碑銘って、美して潔くてきっと不思議な魅力がある。
    「何ひとつ思うな。ただ風を思え」って私も刻みたい。
    カポーティ読もう。

    0
    2017年04月28日
  • 大いなる眠り

    Posted by ブクログ

    老いた富豪の元に届いた借用書。
    この強請りを解決するよう依頼された
    フィリップ・マーロウが
    複雑に絡み合った事件に挑む。


    噂には聞いていたが、
    ミステリとして特別インパクトが
    ある訳ではなかった。
    むしろ粗が目立つ程。
    だがとにかく文章が魅力的。
    マーロウの台詞、スタイルが
    格好良くて痺れる。
    情景描写、比喩の表現が多彩で
    これを村上春樹が訳す事で
    翻訳のロスを最小限に止め、
    本来の魅力を最大限に引き出して
    いるように感じられた。

    0
    2017年03月25日
  • 村上ラヂオ3―サラダ好きのライオン―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    大きい版と中身は変わらんです。
    レビューみたい方はそちらを。


    文庫本専用あとがきもありません。

    0
    2017年03月09日
  • 翻訳夜話

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     海外文学を読み始めてまだ日が浅いけれど、このお二人がとてつもない量の仕事をしていることは嫌でもわかる(各々5人くらいいるんではないかと疑ってる)。それほどまでに英米文学の棚には彼らの名が連なっている。柴田氏の訳文は海外文学初心者の私でもスーッと脳に染み込むようで心地よく、みんなにオススメしたい。

     しかし、100%自由に書ける小説と違い、翻訳というのは原作の上に成り立つ。そこにストレスはないのだろうか?翻訳者でもあり、世界中さまざまな言語に翻訳される著書を多数持つ村上春樹氏の翻訳に対する見解は意外なものだったー“多少誤訳があっても、多少事実関係が違ってても、べつにいいじゃない、とまでは言わ

    0
    2017年10月01日
  • 神の子どもたちはみな踊る(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    2016.12 本棚整理のため再読。☆3.5くらい

    収録作の中では◎蜂蜜パイ、○UFOが釧路に降りる。いずれも村上春樹得意のモチーフ。

    2025.12 MUFGパーク内まちライブラリーで◎のみ再読

    0
    2025年12月18日
  • リトル・シスター

    Posted by ブクログ

     マーロウのもとを訪れた娘は、行方不明の兄を探してほしいと依頼した。

     チャンドラーの「可愛い女」の村上春樹訳です。
     最後の解説に「結局何があったか人に説明しろといわれると上手くいえない」ってあったけど、まさにその通り。
     一応兄の行方不明から始まって、殺人事件がいくつも起こるのだけど、じゃ犯人は動機は、ってなるとよくわからない。つか、印象にのこらない。
     マーロウが、妹や女優やそのとりまき(?)らの周りをぐるぐるしてるって感じ。

     ま、その辺がクールを気取っていても、そうなりきれないマーロウの可愛さなんだろう。

     …当時の風俗を愛で、よくわからんままに振り回されるのがこの

    0
    2016年10月17日
  • 村上春樹 雑文集(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    感銘を受ける文章がいくつもありますが、もし今、ひとつ選ぶとしたら『自己とは何か(あるいはおいしい牡蠣フライの食べ方)』です。

    「自分自身について原稿用紙四枚以内で説明しなさい」
    面接などで問われがちだけれど、満足に答えられたことがない。
    村上春樹ならどんな素敵な回答をするのだろうと期待するのだけれど、いきなり「牡蠣フライについて語ろう」と話をすり替えられてしまう。
    好きなものを語ると、それとの距離感や捉え方などから、自然と自分が表現されるということらしい。
    言われてみると「なるほど」と納得してしまう。

    問いに対してまっすぐに太刀打ちできない場合に、これほど大きくアプローチを変え、まっすぐよ

    0
    2016年08月25日
  • 象工場のハッピーエンド(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    このお二人のつくられる世界が好きだ。

    読んで、眺めて、幸せな時間が
    この本の中にある。

    少し不思議な物語もあったりしたけれど、
    「あとがきにかえて」を読んで、
    それもこれも、全部、
    A DAY in THE LIFE

    あたたかく、幸福な気持ちになった。

    0
    2016年07月15日
  • さよなら、愛しい人

    Posted by ブクログ

    チャンドラー作品、二作目(村上春樹訳)。訳者自身がかなり影響を受けているためか、“ハルキっぽさ”というのは“チャンドラーっぽさ”と同一のものなんだなぁ、と読んでてずっと思いました。これは内容を愉しむものではなく雰囲気、またはマーロウという人物の言動、行動、仕草などを愉しむもののようだ。この点もハルキ作品と同じである。

    0
    2016年07月14日
  • 翻訳夜話

    Posted by ブクログ

    村上春樹さんが、「趣味で訳す」という趣旨の話をしていて、柴田元幸さんが「読み手がいないならしない」と言われてたけど、私はまちがいなく前者。読む人が自分以外にいなくても、訳したい。好きなお話や、歌や、詩を、思う存分訳したい。読んでくれる人がいれば尚いいし、いつか小説の訳をしてそれが本になったりしたら、さぞ素敵だろうとも思うけど。

    0
    2016年07月08日
  • 東京するめクラブ 地球のはぐれ方

    Posted by ブクログ

    遥かに過去の話題なったようなところや場所を探して、旅をしていくも次第に帰り道が解んなくなってしまうようなビミョーな旅行記。

    0
    2016年06月15日
  • 人生のちょっとした煩い

    Posted by ブクログ

     “生きている物語と、生きている言葉―”

     アメリカ文学のカリスマにして伝説の女性作家、グレイス・ペイリーの第一短編作品集。平凡な日常を描いたようで、でも一筋縄では噛み砕けない難解な文体。誰にも真似できない特徴的なストーリーテリングは、どれも読み込むほどに色彩を帯びていく。


     ・さよなら、グッドラック

     自らの在りし日の恋愛談を語る叔母。劇団俳優との盲目的な恋は、白昼夢と悪夢の積み重ねの日々。そんな半生を生きた二人が迎える現在の姿とは。永く永く、時に激しい音を立てる、柔らかい水面のようなお話。

     ・変更することのできない直径

     仕事で訪れた家で出逢った少女と恋仲になってしまったエア

    0
    2016年05月17日
  • 村上朝日堂 はいほー!(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    エッセイは、電車に乗り移動の時、短時間でかるく読めるのがうれしい。
    「『スペースシップ』号の光と影」
    「貧乏はどこに行ったのか?」
    年月が過ぎ、社会も自分も変わって、昔は感じたことが感じられなくなる、ノスタルジックな雰囲気が気に入りました。

    0
    2016年05月25日
  • 小澤征爾さんと、音楽について話をする(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    小澤征爾という人は人を惹きつける不思議な魅力を持っているな。何を語るにも全く鼻に付くところが無い。
    もっと多くの言葉を後世に伝えてほしい。
    村上春樹のツウぶりには辟易するところもあるけど、彼の感性とそれを表現する力は認めざるを得ない。

    0
    2016年01月28日
  • 小澤征爾さんと、音楽について話をする(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    読みながら音楽を聴ける環境推奨。セットで音つきで高くなってもほしい。小澤さんが砂糖だよねと確認したものはどんなものだったのか見たい。

    0
    2015年11月27日
  • ロング・グッドバイ

    Posted by ブクログ

    1953年に発表された本であることにびっくり、第二次世界大戦中の空襲やナチによる残酷な扱いを受けた心の傷は重要な意味をもってはいるものの、翻訳が新しいせいもあるのだろうが、古さを感じない。緻密な凝ったストーリーに魅了された。

    0
    2025年07月27日