村上春樹のレビュー一覧

  • 高い窓

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    チャンドラー作品の読破2作目。
    希少な硬貨の行方を巡るところから、次々と事件が発生。
    翻訳が村上さんということもあいまって、とても文体が生き生きとしていた。

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    2022年10月03日
  • やがて哀しき外国語

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    p282
    日本語が外国語に比べていかに美しく、また優れた資質を持った言語であるかを言い立てる人は世間に数多いけれど、それは正しいことではないと僕は思う。日本語が素晴らしい言語に見えるのは、それが我々の生活からしぼり出された言語であるからであり、それが我々にとって書くことのできない自明的な一部になっているからであって、日本語という言語の特質そのものが優れているからではない。あらゆる言語は基本的に等価であるという認識がなければ、文化の正当な交換もまた不可能である。

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    2022年10月02日
  • 辺境・近境

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    日本国内のエピソードは行ける可能性があるためか前のめりに読めて、国外は遠くのことに感じました。国外は戦争にまつわる描写などがあるので、私が遠くに感じたかったのかも。

    村上春樹も戦争の痕跡を目の当たりにして言葉を失ったようだけど、体験していないことはなかなか身近に感じにくい。でも遠くの国でも人間の生活の本質ってあまり変わらないんだろうな。
    故郷の神戸を歩く話はリアルな描写で追体験するように読みました。

    うどん県のエピソードも国内のことなのに、知らないことばかりで新鮮に読めました。

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    2022年09月25日
  • 遠い太鼓

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    自粛中の年末年始に一気によんだ。
    村上春樹は小説はすきだけど紀行ものははじめて。
    イタリアの空気がぶわっとかおってくるような紀行文。とてもよい。
    ひとつひとつの都市がそれぞれの顔をもってる。
    たまに笑わせてくる。
    全然ちがう地図の上にキスをしたイラストと、鍵が壊れて、戸棚ごと壊した下り、妻とのちょっとした喧嘩が笑えて心に残ってる。
    午前三時の文かな?死がちかくにやってきた文も心に残っている。

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    2022年09月25日
  • 1973年のピンボール

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    独特の世界観を楽しめた。 非常に描写が多く、情景を想像しきれない部分は多かった気がする。
    それでも風変わりなキャラクターや意味深な掛け合いは、村上春樹の描く独特の世界観に特有のもので、いつのまにか本の世界に引き込まれた。
    他の作家ではなかなか味わえない感覚であり、また著者の本を読みたいなと感じた。

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    2025年12月30日
  • 村上朝日堂(新潮文庫)

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    村上春樹のエッセイが楽しくて次々読んでいます。
    これも楽しかった。
    引越し、電車の切符、豆腐の話。たいしたトピックじゃないのに、村上春樹ワールドが展開されていて面白い。
    豆腐屋さんで豆腐を買った経験がないので、その朝にその日食べる豆腐を買いに行くのぜひやってみたい。美味しそう。
    「ミケーネの小惑星ホテル」が特に好きでした

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    2022年09月13日
  • 村上ラヂオ3―サラダ好きのライオン―(新潮文庫)

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    「草食系男子」というけれど、身近には思いつかない。それこそ「サラダ好きのライオン」くらい矛盾した言葉で、どうせ羊の皮をかぶった狼じゃないの?と思ったりする。
    それはともかく、村上春樹さんにとっては、眠れない夜はサラダ好きライオンくらい珍しいそうです。
    『アンアン』連載エッセイ3巻目。

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    2022年09月07日
  • 村上春樹 雑文集(新潮文庫)

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    ネタバレ

    エッセイ2作目。前回よりも長めの文章が多かったので、中身も面白いものが多かった。ジャンルも様々で興味のない分野もあったが、自分の視野を広げることができるので読む意味はあると思う。「壁と卵」など時間を置いて再読したい文章もあった。またエッセイを読んでみたい。違う作者も違う視点から物事を見られるという意味でアリかもしれない。

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    2022年09月04日
  • 大いなる眠り

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    私立探偵フィリップ・マーロウシリーズの第一作目。訳者村上春樹のあとがきにもあるとおり、シリーズ一作目にしては、こなれた文章であり完成度が高い作品である。それもそのはず。仏誌にて『二十世紀の名著百冊』にも選出されている。危険を顧みず強引に突破する主人公のフィリップ・マーロウにはいつもヒヤヒヤさせられるが、その無謀さこそが彼の魅力の一つである。また、どんなに命の危険が迫っていても、臆することなく冗談をかますユーモアな一面が何より見どころであろう。

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    2022年08月23日
  • 村上ラヂオ(新潮文庫)

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    エッセイ1つひとつが短く、面白いため、あっという間に読み終えました。手軽に読めてまさにラヂオの感覚。

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    2022年08月22日
  • 村上朝日堂の逆襲(新潮文庫)

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    30年以上前のムラカミ青年がやたらと気に入ってしまって、読み終えた今も再読している。

    この気弱で身勝手なセイネンは、今もこうしてみんなに待ち焦がれられていると思っていたでしょうか。
    なんだかんだで、素直なのでしょう。

    安西水丸氏との文章と絵の中でのひっそりとした掛け合いも実に良きであります。

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    2022年08月03日
  • TVピープル

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    村上春樹の短編集の中でもリズミカルな文体で読みやすい。我らの時代のフォークロアー高度資本主義前史ーと眠りがよかった。

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    2022年07月15日
  • 雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行―

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    「村上春樹」の紀行『雨天炎天 ―ギリシャ・トルコ辺境紀行―』を読みました。

    「坂本達」の自転車紀行エッセイ『やった。―4年3ヶ月の有給休暇で「自転車世界一周」をした男』に続き、旅の本で現実逃避です。

    -----story-------------
    「女」と名のつくものはたとえ動物であろうと入れない、ギリシャ正教の聖地アトス。
    険しい山道にも、厳しい天候にも、粗食にも負けず、アトスの山中を修道院から修道院へひたすら歩くギリシャ編。
    一転、若葉マークの四駆を駆って、ボスフォラス海峡を抜け、兵隊と羊と埃がいっぱいのトルコ一周の旅へ―。
    雨に降られ太陽に焙られ埃にまみれつつ、タフでハードな冒険の旅

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    2022年06月27日
  • 村上朝日堂はいかにして鍛えられたか(新潮文庫)

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    相変わらずのエッセイのおもしろさ。
    村上春樹苦手〜って人多いけど、エッセイはまじでしょーもなくて最高だから(褒めてます)、1回読んでみてーーー。
    けど、個人的にはこの本じゃなくてもいい!なぜならこの本はちょっと小言みたいなのが多いから、村上春樹のエッセイ初心者が読むと、またよくない印象を植え付けてしまう気がするので。


    内容に関して、間違った日本語への不信感、めっちゃ同意!

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    2022年06月21日
  • 村上朝日堂超短篇小説 夜のくもざる(新潮文庫)

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    1話あたり3ページくらいの非常に短い話が収められています。癒されたり、不思議な気持ちになったり、笑えたりと、ストーリーによって色々な気持ちになりました。単純なストーリーのようだけど、想像力豊かな作品が多く、よくこんな話を書けるなあと関心しました。イラストにも癒されました!たまにはこんなショートストーリーを読むのもいいなと思いました。

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    2022年06月06日
  • 遠い太鼓

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    以前ギリシャ旅行をした時のお供として、友人の勧めで。
    東京でセカセカと仕事を終わらせて旅立ったギリシャの島。
    嘘みたいに静かで蒼く美しい海をたたえていて、人々はのんびりとしていて、重たいスーツケースもどこからか現れた少年達が隣町まで歩いて運んでくれるような…素朴な雰囲気がヨーロッパとは思えない、世界の裏側感を感じた。

    春樹さんが80年代バブルまっさかりの日本を離れてギリシャを点々としていた事は、彼の中でかなり大きなことになっているのだろうと思った。
    石垣が嵐で倒れても、また倒れるだろうことは予想できるのに、また同じ場所に石垣をみんなで作る
    効率優先、無駄な事と認識されるものが排除されていく現

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    2022年06月04日
  • さよなら、愛しい人

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    〈私立探偵フィリップ・マーロウ〉シリーズ第2段。チャンドラー作品は『ロング・グッドバイ』に続き2作目である。相変わらず正義感が強く、かつハードボイルドな主人公マーロウであった。伊坂幸太郎作品に出てくる屈強な殺し屋のような、個性豊かな人物がたくさん出てくるところも読みどころ。マーロウは私立探偵なので、どんなに苦境に立たされても人を殺めることは絶対にしない。そこが非常に好感が持てる。そして何より、独特のシニカルな口調が個人的にとても癖になる。彼のような才能があれば、世の中を上手く渡れるかもしれない。

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    2022年05月27日
  • 村上朝日堂(新潮文庫)

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    村上春樹のエッセイはまじでくだらなくて(褒めてる)、めっちゃおもしろいし気楽に読めるから、みんな読んだらいいと思う。
    水丸さんのイラストもよき。

    虫が大嫌いな水丸さん。毛虫の話の挿絵を描きたくなさすぎて「村上さん、きもちわるいよ」のメッセージを描いちゃうの、めっちゃジワった。可愛い。
    でも毛虫の話とナメクジの話はまじでキモイから要注意です。

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    2022年05月25日
  • 象工場のハッピーエンド(新潮文庫)

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    安西水丸の画集に村上春樹の雑文が付いてきたという印象。ただおなじみの羊男や双子の女の子が登場したり、巻末対談の読み応えだったり、見逃せない作品。1999年発行の新版には未収録作品とあとがきが追加されているので、そちらも必携である。

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    2022年05月16日
  • 1Q84―BOOK3〈10月-12月〉後編―(新潮文庫)

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    5と6は一気に読めた。
    1Q84は読み終えた後の爽快感は村上春樹の作品の中で一番だった。
    物語が一つになって、突然語り手が不自然に入ってくるのも、それはそれで面白かった。
    読み始めた人は最後まで読んでほしい。
    社会問題に切り込んだ作品ではあるけれども、この本を読んでも作者の考えは多くわからない。
    でも、親子の関係については共通点がある。
    親の思想は子どもに良くも悪くも影響を与えるけども、青豆も天吾もふかえりも、親とは違う人生を歩むことができた。
    村上春樹のどの作品もそうであるように、この作品も音楽を文学に触れながら読むことができる。
    ペーパームーンや、シンフォニッタをこのように物語に組み込むな

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    2025年11月09日