村上春樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「村上春樹」の紀行『雨天炎天 ―ギリシャ・トルコ辺境紀行―』を読みました。
「坂本達」の自転車紀行エッセイ『やった。―4年3ヶ月の有給休暇で「自転車世界一周」をした男』に続き、旅の本で現実逃避です。
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「女」と名のつくものはたとえ動物であろうと入れない、ギリシャ正教の聖地アトス。
険しい山道にも、厳しい天候にも、粗食にも負けず、アトスの山中を修道院から修道院へひたすら歩くギリシャ編。
一転、若葉マークの四駆を駆って、ボスフォラス海峡を抜け、兵隊と羊と埃がいっぱいのトルコ一周の旅へ―。
雨に降られ太陽に焙られ埃にまみれつつ、タフでハードな冒険の旅は続く。
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「村上春樹」の紀行は、5年くらい前に読んだ『辺境・近境』以来なので久しぶりですね。
本書はギリシャのアトスへの旅と、トルコへの旅が収録されており、以下の構成となっています。
■ギリシャ編 アトス―神様のリアル・ワールド
・さよならリアル・ワールド
・アトスとはどのような世界であるのか
・ダフニからカリエへ
・カリエからスタヴロニキタ
・イヴィロン修道院
・フィロセウ修道院
・カラカル修道院
・ラヴラ修道院
・プロドロムのスキテまで
・カフソカリヴィア
・アギア・アンナ―さらばアトス
■トルコ編 チャイと兵隊と羊―21日間トルコ一周
・兵隊
・パンとチャイ
・トルコ
・黒海
・ホパ
・ヴァン猫
・ハッカリに向かう
・ハッカリ 2
・マルボロ
・国道24号線の悪夢
・国道24号線に沿って
ギリシャ正教の聖地アトスを巡る旅と、トルコを一周する旅、、、
旅行先として選ぶには躊躇するけど、一度は足を踏み入れてみたい場所… でも、楽な旅じゃないですよねぇ。
俗世界と隔絶されたアトスの不思議な世界観、死の危険と隣り合わせのトルコの辺境… 行ってみたけど、行くとしたら、なかなかディープな旅になりそうですね。
実際には行けそうにない土地だけに、現実逃避にぴったりの作品でした。 -
Posted by ブクログ
えっらい昔の話ですよ、コレ。
作者が35〜6歳の時ですよ。
国電なんて走ってますよ。
切符ですよ。
それでも変わらないものは変わらないし、真理は真理だし、村上春樹も安西水丸も面白いし、つまりいいものはいいって話。
「どんな風に書くかというのは、どんな風に生きるかというのとだいたい同じだ」p.35
「いちばんヤバイのが専門家の話、その次にヤバイのがかっこいいキャッチ・フレーズである。このふたつはまず信用しない方がいい。」p.38
「年をとってから思いかえしてみると自分がすごくはりつめた青春時代を送ってきたような気がするものなのだが、実際にはそんなことはなくて、みんな馬鹿なことを考えながらたらたらと生きてきたのである」p.71
「抜け道の数が多ければ多いほどその社会は良い社会であると僕は思っている」p.80
「世の中には右から左に抜けていくだけの身につかない情報が余りにもあふれすぎてるんじゃないかと思うだけである」p.218
「若い人たちの傲慢さや無神経さって、それだけで独立して機能していて、権力に直接結びついていないから、そのぶんだけ若い人たちを相手にしているとホッとするのである。」p.272 -
Posted by ブクログ
「村上春樹」の旅エッセイ『辺境・近境』を読みました。
久しぶりの「村上春樹」のエッセイ。
もう20年くらい前になりますが『ノルウェイの森』が大ヒットした前後に「村上春樹」という作家と出会い、何作か読んでいるうちに、小説よりもエッセイや紀行文の方が好きになったんですよね。
題名は失念してしまいましたが、、、
イタリアやギリシャに滞在した際のエッセイ(紀行文?)は、今でも断片的ながら覚えていますね。
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久しぶりにリュックを肩にかけた。
「うん、これだよ、この感じなんだ」めざすはモンゴル草原、北米横断、砂埃舞うメキシコの町…。
NY郊外の超豪華コッテージに圧倒され、無人の島・からす島では虫の大群の大襲撃!旅の最後は震災に見舞われた故郷・神戸。
ご存じ、写真の「エイゾー」君と、讃岐のディープなうどん紀行には「安西水丸」画伯も飛び入り、「ムラカミ」の旅は続きます。
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本作には以下の七篇の旅エッセイが収録されています。
■イースト・ハンプトン 作家たちの静かな聖地
■無人島・からす島の秘密
■メキシコ大旅行
■讃岐・超ディープうどん紀行
■ノモンハンの鉄の墓場
■アメリカ大陸を横断しよう
■神戸まで歩く
個人的なイメージもあるんでしょうが、、、
「からす島」、「メキシコ」、「讃岐」、「ノモンハン」は、なかなか魅力的でしたね。
『メキシコ大旅行』での一節…
『自分の目でその場所を見て、自分の鼻と口でその空気を吸い込んで、自分の足でその地面の上に立って、自分の手でそこにあるものを触りたかったのだ。』
なんて説得力のある言葉でしょう。
読んでいると、なんだか旅に出たくなりましたねぇ。
それも、リュックひとつ背負って… みたいな旅をしたくなりました。
『うん、これだよ、この感じなんだよ』って、思えるような旅に出てみたいですねぇ。
(無理かな… 無理だよなぁ… きっと)