村上春樹のレビュー一覧

  • 遠い太鼓

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    イタリア、ギリシアで執筆していた頃の村上さんの日記的書き物。楽しく昔行った地域のことも思い出せて良い。

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    2025年04月27日
  • ねじまき鳥クロニクル―第2部 予言する鳥編―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    妻クミコの失踪、義兄綿谷ノボルの選挙出馬、また主人公岡田亨の自宅付近の井戸での不思議な体験など、これまでの日常生活が徐々に一変している。井戸の水は相変わらず涸れているが、彼は井戸の中に入り、しばらくの間そこで過ごした。そんな中、岡田は夢と現実の境目が曖昧な時空間に佇む。その後も彼は不思議な出来事に遭遇し、ギリシャへの旅を誘われたが、彼は結局、自宅に留まり、妻の行方を追うという、これまでの村上春樹作品とは少し異なる展開を迎える。

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    2025年04月27日
  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(上)―(新潮文庫)

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    どんどん展開していく 最後もう何ページもないのに心配になるほどに広がり続けるストーリー 天才としか言いようがない気がする

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    2025年04月26日
  • 哀しいカフェのバラード

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    村上春樹氏の訳というので、初めてマッカラン氏の作品を読んでみました。
    なんというか話自体は救いようのないようなものですが、村上春樹氏があとがきで書かれているように、「愛」を真摯に求める心の有り様であり、マッカラーズ自身の孤独な魂の反映なのかなと思うのでした。
    主な登場人物3人の深い欠落と矛盾に苦しみながらも必死でもがいてる姿は、現代でも、世界のどこにいても同じなんだと感じ入ることが出来ました。

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    2025年04月25日
  • プレイバック

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    ▼(本文より)
    常識というのは、決して計算間違いなぞしない、グレーの背広を着たちっぽけな男だ。しかしその男が計算しているのは常に他人の金だ。

    ▼(本文より)
    この街の売りのひとつは、ここで働いている人間にはここに住むような経済的余裕はないということです。

    ▼フィリップ・マーロウ長編を発表順に再読しよう計画の最終章。第1作「大いなる眠り」は作者49歳くらい。最後の「プレイバック」は作者69歳くらい。マーロウの年齢は言及されずにあまり老けていない印象ですが、小説そのものは、より練られて、より枯れてきて、そしてややタガが緩んでいる印象。それはそれで滋味深いのですが、やはり「ロング・グッドバイ」が

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    2025年04月20日
  • アンダーグラウンド

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    今まで名前しか知らなかった地下鉄サリン事件。
    その場に居たかのように感じさせてくれるしっかりとしたインタビュー。本当に恐ろしい事件だし、人間としての心理的反動が浮き彫りになっていて本当に興味深い。

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    2025年04月18日
  • ねじまき鳥クロニクル―第2部 予言する鳥編―(新潮文庫)

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    第1部から謎だった電話や夢に出てきた女の正体がわかって物語が一歩大きく進んだ気がした。

    村上春樹は映像的文章?の表現力(表現が合っているかわからないけど、)が本当に上手だと読んでて感じた。

    夢と現実の区別が曖昧になる場面でも文章を読みながらそれらの場面をありありと連想させることができるのは流石だなぁ、、とこれまでの作品を読んできて改めて思った。

    右頬に突如現れたアザ、色々な登場人物の回想や路地裏の庭にあった井戸。
    様々なキーワードやメタファーが出てきて、まだまだ謎が多い。
    駆け足で第3部まで完読しようと思う。

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    2025年04月14日
  • 遠い太鼓

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    誰かが僕らの絵を描いてくれないかな、と思う。故郷から遠く離れた三十八歳の作家とその妻。テーブルの上のビール。そこそこの人生。そしてときには午後の日だまり。

    この文章がこの本の中で一番好きだった。
    村上春樹ほどの人物でもやはり人間は人間であるから、心が壊れそうになったり、色んなことから逃げ出したくなったり、しがらみも何もかもを捨ててしまいたくなったり、そんな感情になるのかと思うと、何だかほっとする。
    そんな彼の、イタリア時々ギリシャ、時々その他ヨーロッパでの暮らし。
    食や芸術や映画、ランニング、そして執筆、それらと共にある彼の生活は、質素だけれど丁寧で、自分が憧れても憧れても届かないような、だ

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    2025年04月12日
  • 螢・納屋を焼く・その他の短編(新潮文庫)

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    7つのうち、最初の短編の「蛍」で、「僕」は「彼女」と中央線の電車の中で偶然に出会い、四ツ谷駅で降りる。その後、彼女は何も言わずに歩き始め、僕は、そのあとを1メートルほど離れながら歩く。四谷から飯田橋、飯田橋から神保町の交差点を経てお茶の水、さらには本郷に抜けた後で、駒込まで、僕は彼女のあとをついて歩く。そして、彼女は僕に「ここはどこなの?」と聞く。「駒込」と僕が答えると、彼女は「どうしてこんな所に来たの?」と尋ね、僕は「君が来たんだよ。僕はあとをついて来ただけさ」と答える。
    グーグルマップで調べてみると、四ツ谷駅→飯田橋駅(2.1km、徒歩27分)、飯田橋駅→神保町交差点(1.2km、18分)

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    2025年04月12日
  • ラオスにいったい何があるというんですか?

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    ラオスに行きたかったので読み始めたのですが、読後よりメコン川を見に行きたくなりました。
    あとはアイスランドの話も面白かった!なかなか行く機会のない国の話を、上手な文章でまとめていただけると助かります。

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    2025年04月08日
  • 村上春樹、河合隼雄に会いにいく

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    村上:ほくは夢というのもぜんぜん見ないのですが
    河合:それは小説を書いておられるからですよ。谷川俊太郎さんも言っておられました、ほとんど見ないって。そりゃあたりまえだ、あなた詩を書いているもんって、ぼくは言ったんです。
    村上:夢を見ないものなのですか、別の形で出していると。
    河合:やっぱり見にくいでしょうね。とくに「ねじまき鳥クロニクル」のような物語を書かれているときは、もう現実生活と物語を書くことが完全にバラレルにあるのでしょうからね。だから、見る必要がないのだと思います。書いておられるうえにもう無理に夢なんか見たりしていたら大変ですよ。

    創造力が必要な職業の人とは逆に、きつい現実社会にい

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    2025年04月06日
  • さよなら、愛しい人

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    またしてもどこまでもキザなハードボイルド小説。
    私立探偵フィリップ・マーロウのシリーズ。

    刑務所から出所したばかりのムース・マロイが
    かつての恋人ヴェルマを探してロスのバーを訪れる。
    しかしバーは黒人専用店に変わっており、
    情報が得られず逆上したマロイは店主を殺害して逃亡。
    偶然現場に居合わせ、事件に巻き込まれたマーロウは
    警察の依頼でヴェルマの行方を追うことに。
    それと同時に舞い込んでくる翡翠のネックレスを巡る謎の依頼。
    複雑な人間関係と謎が絡み合う、そんなストーリー。

    『ロング・グッドバイ』とはまた違った渋さ。
    だが勿論のこと、そのキャラクター性と物語の内容は
    今回もコッテリと味が濃い

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    2025年08月08日
  • 村上ラヂオ(新潮文庫)

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    村上春樹さんの着眼点や心の声が面白かった!そして知識が増えた!
    本を読むと無駄な知識と教養が増えるとはこの事だなと感じさせてくれる1冊だった。50のエッセイなのでとてもひとつが短くて、なかなか1冊読みきれない人にはおすすめ。

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    2025年04月04日
  • もし僕らのことばがウィスキーであったなら(新潮文庫)

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    ウイスキー好きの自分にとっては凄く魅了される内容でした。
    旅行先で感じたこと、そして人の繋がりを通して感じたことを凄く丁寧に綴られてました。
    しっぽりお酒飲みたくなりますね。

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    2025年03月25日
  • 村上さんのところ コンプリート版 試し読み

    ネタバレ 購入済み

     面白い。読者からの質問に村上さんが答えてる。作家の人物像が知れて興味深い。とても読みやすい文章だった。

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    2025年03月25日
  • リトル・シスター

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    チャンドラーの作品のなかでも、評判が悪く、自身も毛嫌いしていたという。確かに、話しが入り込んでいて、結局誰が殺したんだという事になる。
    ただし、村上春樹氏が解説で書いていたが、オーファメイクエストの人物描写は見事で、魅力的で、生き生きと描かれており、フィリップ・マーローと共に輝きを放っていた。

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    2025年03月24日
  • 大いなる眠り

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    チャンドラー氏の長編処女作、探偵フィリップ・マーロウ・シリーズの第一作。村上春樹氏の翻訳で読むチャンドラー作品は小気味いいおしゃれなハードボイルドに仕上がっている。散りばめられた幾つかの物語が最終的に折り重なって事件の真相を描く。何ものの誘惑にも負けずタフで切れ者のマーロウがカッコよすぎる。

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    2025年03月19日
  • 大いなる眠り

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    オススメ度は⭐︎1かもしれない。
    かなりハードボイルドだった。
    380ページくらい?あるけれど、230ページくらいから面白くなった気がする。
    ただ、だからと言ってこの小説がダメだったかというとそうでもなく、後半はマーロウがかなりかっこよかったし、村上春樹が後書きで書いているように、わけのわからん部分もあるところが古い映画を見ているようで雰囲気があって良かった。もちろんわけがわからんのはこちらの理解不足もあるのだけれど。
    ロンググッドバイも読みたくなってしまった。だから読書は辞められない。。。

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    2025年03月17日
  • 心は孤独な狩人(新潮文庫)

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    第二次世界大戦が始まる直前くらいのアメリカ南部の田舎町を舞台にした群像劇。聾唖で聞き役に徹する男性シンガーと、彼を自分の理解者だと慕う人々。年齢や人種も様々だが、自分の正義、真実、才能、情熱などが周りに理解されないという孤独感を抱えているのが共通している。この作品がすごいなと思うのは、彼らの苦悩を描きつつも、独りよがりな部分も浮き彫りにしていることだと思う。人間ってそういうものなのかな、孤独ってなんだろうと考えさせられる。ババ―やベイビーといった脇役の子供のエピソードも印象に残った。

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    2025年03月16日
  • 国境の南、太陽の西

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    テーマで言うと、恋愛における孤独や、自死、浮気・不倫について深く考えさせられる物語だった。

    思春期特有のむず痒い心情だったり、恋愛に揺れ動く描写が大胆に描かれていた。

    作中では、資本主義社会に対する問いかけのようなものも感じた。

    主人公が結婚して、子宝にも恵まれ、安定した生活を手にする。
    ただ、果たしてその幸福はどこから転がってきたのか。

    主人公はひたすら悩み、もがく。
    自分の目的のためには手段を選ばず、周囲の人間に傲慢な態度を取る。
    そして、過去の自分の行為を振り返って、内省する。

    後半は、足にハンデを持つ元恋人、島本さんに対する過去の恋心に揺さぶられる。

    徐々に離れてしまった彼

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    2025年12月31日