村上春樹のレビュー一覧

  • 村上T 僕の愛したTシャツたち

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    村上春樹がこれまでに蒐集したTシャツたちを、写真とそのストーリー付きで紹介していくだけの本。
    それでも、物に附帯するストーリーひとつひとつが面白くて(トニー滝谷は特に良かった)、物に魂が宿るというのをすごく感じさせられた。

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    2023年09月30日
  • 村上春樹、河合隼雄に会いにいく

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    心理学者の方は、確固とした強い心を持っているのではないかと思っていたけれども、映画の登場人物に感情移入して批評なんてできない、と言っていたのが印象的だった。
    二人とも全ての事象の本質を決めつけずに、様々な角度からものを考えていくスタイルが似ており、村上春樹の鋭い提案?を、河合隼雄が優しく包み込み、すーっと滑らかに結論づけていくようなイメージだった。

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    2023年09月23日
  • パン屋再襲撃

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    パン屋らしいパン屋が開いてなくて「妥協も必要〜」という台詞には特に笑ってしまった。
    他、うちの冷凍庫は小さい上に冷凍食品で詰まってるのにアイスクリームを持ってくるとは、ステーキは昨日食べたしコロッケがいい、等、日常あるあるなネタがちりばめられており、時折笑ってしまう。


    「妥協というものもある場合には必要なのよ」p28

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    2025年03月15日
  • ポートレイト・イン・ジャズ(新潮文庫)

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    ジャズという音楽に浸りたいと、寄る年並みのせいか(?)思うようになった時に、この本を手にした。丁度、村上春樹作品を読み耽っていたタイミングと符合した。Apple musicのプレイリストに本にあった人らの曲を放り込んで、マイリストを作り終えた。音楽を聴きながら、もう一度読み返したいと思えた一冊。

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    2023年09月12日
  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(下)―(新潮文庫)

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    騎士団長はじめ、登場人物の背景が徐々に明らかになります。「肖像画を描いて欲しい」から始まった免色氏の企ては一体どこへ向かうのか、離婚が決まった元妻ユズとの関係はどう進むのか、次巻の展開に期待です。

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    2023年09月12日
  • 遠い声、遠い部屋

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    村上春樹の新訳によるトルーマン・カポーティのデビュー作。カポーティについては学生時代に主要な作品を読んだ気がしていたのだが、本書は未読だったために、新鮮な気持ちで読むことができた。

    本書は親に見捨てられて親戚に育てられた少年が、父親からの連絡によってその元へと戻るシーンからスタートする。このように、複雑な背景を持つ少年の姿というのは、あまり幸福な少年時代を送れなかったカポーティ自身の一種の投影にも近しい側面があるのだと思う。それもあってか、カポーティの作品における少年や子供が主人公の作品での、あまりの心理描写のリアルさには本当に驚愕させられる。

    本書でいえば、自分自身が過去に忘れてしまった

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    2023年09月09日
  • 遠い声、遠い部屋

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    ネタバレ

     久しぶりの圧倒的な読書体験。アメリカ文学に浸れる至福の時間。独特の比喩を用いた言い回し、個性豊かな奇妙な登場人物たち。古きアメリカのディープサウスの描写が素晴らしい。翻訳者を忘れて村上春樹の新作〜それも中期の頃の特別に面白い長編〜を読んでいるようだった。
     すらすら読めないので何度も読み返したり、戻ったり、以前の河野一郎訳はどうだったかと比較したり。読書の真髄を思い出させてくれる究極の一冊。じっくりと向き合って味わいたい小説です。
     新訳は春樹節が出過ぎてる箇所もある。言葉も前訳の方が分かりやすい部分もあるし、もちろん新訳の方が馴染みやすい単語になっている所もある。前訳で再読してみるのもいい

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    2023年09月07日
  • 神の子どもたちはみな踊る(新潮文庫)

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    それぞれの

    お話しに、現長編作品のワードが出てきて
    影だったり、突然のダンスだったり、
    箱の闇への入り口だったり、

    相変わらずの性の描写もあり
    消化不良の未回収放置もあり、

    発刊当時に読んでいたら
    また違う感じ方をしていたかも知れなかったかな?

    #エモい

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    2023年09月06日
  • TVピープル

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    奇妙なお話の短編。
    やっぱり村上春樹は読みやすい。
    スーッと入ってくる。
    奇妙でも。

    「眠り」が一番記憶に残る。
    話の持っていき方が面白いし、世界観の広げ方が共感できる流れで好きだった。
    眠りと死について。
    その関係性について興味を持った。
    村上春樹にしてはファンタジー過ぎない。

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    2023年08月31日
  • 世界で最後の花 絵のついた寓話

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    かなさんのレビュー拝見して手に取った本。
    荒廃した世界に最後の希望を見つけて復興が進む
    より良い世界を求め飽和状態になると
    弾けてしまい希望は絶望に
    想像と破壊が繰り返される
    一体何度繰り返せば学習するのだろう
    みんな忘れてしまう
    世界で最後の花に
    どう向き合うのがいいんだろう

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    2023年08月29日
  • 世界で最後の花 絵のついた寓話

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     今だからこそ読みたい、読んでおくべき作品だと感じました!そして、読んでよかったと思いました。作はジェームズ・サーバーさん作、訳を村上春樹さんが手がけられています。

     ストーリーは、第十二次正解大戦後の何もない世界からはじまります。何もない世界では、生きている人間も何も感じない無の世界…。そんな中、1人の女性が世界に残った最後の花を見つけ、その花を1人の男性と一緒に育てることになるのだが…。

     過ちを繰り返すのが人間…でも、繰り返さないようにできるのも人間なのではないでしょうか…。先の大戦も、今まさに起きているウクライナ侵攻も、何のためなんでしょう?そこにあるのは大きな犠牲だけ…みんなわか

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    2023年08月28日
  • 遠い太鼓

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    手にしたのは1990年版のぶあっつい単行本。時間のある時、ペラペラ頁を捲り易かった。
    1980年代どん詰まりの時間、ハルキ氏は翻訳、エッセー、そして創作と7面六臂の多面的活躍を実行していた時間。

    日本を離れて、ギリシア・ローマ滞在の四方山話がでるわでるわ。
    ちらちら、フィンランド、オーストリア、英国、一時帰国の日本も入ってくる。
    食べ物、宿泊先とそこの親父と妻、たまに猫も、車、風景。。まさにこれもてんこ盛り。
    いつもながら比喩の宝庫の扉が開けっ放し。
    よくも、まぁ、こんな表現を持ってくるもんだと苦笑したり、仰天したり、くすっときたり。

    イタリア人とギリシャ人の人類学的比較~生物学的に・芸術

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    2023年08月26日
  • 国境の南、太陽の西

    購入済み

    現在の

    長編お伽噺とは違う現実的でちょっとだけ
    お伽噺も含まれる小説でした。

    そんな中でも、素敵でエッチな春樹節が
    随所に散りばめられて相変わらずの雰囲気。

    残り香程度のモヤモヤ感と、きちんと伏線回収
    されて読みやすかったです。

    ホントの禿げたかと禿げわしの違いを検索して
    スッキリしました。

    #エモい #シュール

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    2023年08月25日
  • パン屋再襲撃

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    これが村上春樹氏の作品なのですね! 初、村上春樹氏の作品に触れましたが、なんとも言葉選びが面白く、一話終わるごとに余韻に浸り、村上ワールドにのめり込みました。

    ファンの方にとったら、別作品とシンクロしたり、思わずクスりとしたりする演出が散りばめられているようなので、もっと深く知っていきたいと思いました。

    (私的な部分ですが、誕生日に配信されたということ、柳楽さんがナレーターであること、そして村上 春樹氏であることといくつものきっかけを生み、手に取らさせて頂きました。感謝です。)

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    2025年12月07日
  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉前編―(新潮文庫)

    購入済み

    村上春樹と向き合う

     若い頃から、今まで村上春樹が苦手でした。
    私には、さっぱり意味がわからなかったからです。これから、縁のない作家だと思っていました。
     最近、オウディブルで、音声で聴く機会がありました。音声なら、言葉が自分に入ってくる、
    不思議な感覚でした。
     それからは、次が気になって、電子書籍を買い、読み進めています。まだ、途中ですが、かなり前に書かれた話なのに、新しいというか、現代の私達が読むべき物語だと思ってます。
     60歳を過ぎて、村上春樹と出会えました。生涯をかけで、読んでいこうと思っています。

    #切ない #深い #ドキドキハラハラ

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    2023年08月20日
  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉後編―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    「1Q84」シリーズの中間部として、謎めいた世界観やキャラクターたちの物語がさらに進展します。また、物語の要素がより一層複雑化しています。登場人物たちの過去やつながりが解明される一方で、新たな謎や出来事が続々と浮かび上がります。天吾と青豆は、お互いの秘密を共有し、共に成長していきます。
    Book3では、これらの謎がどう収束していくのか楽しみです。

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    2023年08月17日
  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉前編―(新潮文庫)

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    「1Q84」シリーズの中間部として、謎めいた世界観やキャラクターたちの物語がさらに進展します。また、物語の要素がより一層複雑化しています。登場人物たちの過去やつながりが解明される一方で、新たな謎や出来事が続々と浮かび上がります。天吾と青豆は、お互いの秘密を共有し、共に成長していきます。
    Book3では、これらの謎がどう収束していくのか楽しみです。

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    2023年08月17日
  • 世界で最後の花 絵のついた寓話

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    村上春樹にハマっているので、翻訳本にも手を出して読んでみた。
    この本には人々の不満や不足の感情がもたらす最悪な滅びの姿と、一握りの希望がもたらす繁栄とが大変わかりやすく描かれている。
    この本一冊でいろんなことが考えられると思う。

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    2023年08月12日
  • 遠い太鼓

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    小説以外の村上作品を読んだのはこれが初めて。旅行記ということであまり期待していなかったが、面白かった。むしょうにまたヨーロッパに行きたくなった。

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    2023年08月08日
  • 世界で最後の花 絵のついた寓話

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    ネタバレ

    物語は、第12次世界大戦後の荒廃した文明、そして原始的な生活に回帰した人間たちの姿に始まる。 残されたただ1つの花を愛で、平和に暮らし始めた男女が家族を作り、さらに人口が増えて文明化した途端、また戦争を始める人間が現れ…

    絵は全体的にとぼけたタッチのラフな線描だが、兵隊が列を成して現れる場面は5ページにも渡り、破滅を予感させる不気味さが際立っている。

    「なぜ人間は戦争を繰り返すのか?」をテーマにしたこの絵本は、ナチスドイツがポーランドに侵攻した1939年に刊行されたという。
    日本では1983年に『そして、一輪の花のほかは…』という邦題で出版され、その後絶版となっていたものが、最近 村上春樹

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    2023年08月06日